きらぼし銀行の住宅ローンとは
東京都・神奈川県・埼玉県で住宅購入を検討している方、きらぼし銀行の住宅ローンが気になるけれど特徴や金利が分からない方は多いのではないでしょうか。
この記事では、きらぼし銀行の住宅ローンの商品ラインアップ、金利、メリット・デメリット、申込の流れを、金融庁や公式サイトの情報を元に解説します。
首都圏での住宅購入を検討している方が、きらぼし銀行の住宅ローンが自分に合っているかを判断できるようになります。
この記事のポイント
- きらぼし銀行は東京・神奈川・埼玉を中心に展開する地方銀行で、地域密着型の対面サポートが特徴
- 主力商品「選択上手」は融資金額最大2億円、24時間Web申込、繰上返済手数料無料(ネット経由)
- 2025年10月時点の金利は変動金利0.870%、固定金利3年1.025%、10年1.945%
- メリットは対面サポート・融資金額の上限が高いこと、デメリットはネット銀行と比較すると金利がやや高めなこと
- 審査基準は年齢20-70歳、年収250万円以上、勤続3年以上等が目安
きらぼし銀行とは?首都圏で選ばれる地域密着型銀行
きらぼし銀行は、東京都・神奈川県・埼玉県を中心に展開する地方銀行です。
2018年に東京都民銀行・八千代銀行・新銀行東京が合併して誕生しました。地域密着型ならではの対面サポートが特徴で、住宅ローンの相談を店舗窓口で丁寧に受けられる点が強みです。
住宅ローン商品として「選択上手」「3大疾病&5住宅ローン」「Wローン」等を提供しており、首都圏での住宅購入を検討している方に選ばれています。
きらぼし銀行の住宅ローン商品一覧
きらぼし銀行の主要な住宅ローン商品を3つ紹介します。
| 商品名 | 特徴 | 融資金額 | 返済期間 |
|---|---|---|---|
| 住宅ローン「選択上手」 | 24時間Web申込、繰上返済手数料無料(ネット経由) | 最大2億円 | 最長35年 |
| 3大疾病&5住宅ローン | がん・心筋梗塞・脳卒中等の保障が充実した団信付き | 最大2億円 | 最長35年 |
| Wローン | 住宅ローンと同時に諸費用(仲介手数料・登記費用等)を借入可能 | 諸費用ローン最大1,000万円 | 諸費用ローン最長15年 |
(出典: きらぼし銀行公式サイト)
住宅ローン「選択上手」(主力商品)
「選択上手」はきらぼし銀行の主力住宅ローン商品です。
特徴:
- 融資金額最大2億円(一般的な銀行は1億円程度)
- 24時間Web申込対応
- 繰上返済手数料無料(ネット経由、窓口は手数料が発生する場合あり)
- 変動金利・固定金利選択型の両方に対応
高額物件を購入する方や、Web申込で手続きをスムーズに進めたい方に向いています。
3大疾病&5住宅ローン(団信充実プラン)
がん・心筋梗塞・脳卒中の3大疾病、および高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎の5つの重度慢性疾患に対する保障が充実した団信付きの住宅ローンです。
特徴:
- 3大疾病で所定の状態になった場合、住宅ローン残高が0円に
- 5つの重度慢性疾患で就業不能状態が12ヶ月継続した場合、住宅ローン残高が0円に
- 保障が充実している分、金利が上乗せされる(0.2-0.3%程度)
健康リスクに備えたい方に向いています。
Wローン(諸費用対応)
住宅ローンと同時に諸費用(仲介手数料・登記費用・引越費用等)を借入できる商品です。
特徴:
- 諸費用ローン最大1,000万円
- 返済期間最長15年
- 住宅ローンと同時申込で手続きがスムーズ
自己資金が少ない方、諸費用も含めて借入したい方に向いています。
金利一覧と優遇条件(2025年10月時点)
2025年10月時点のきらぼし銀行の住宅ローン金利は以下の通りです。
| 金利タイプ | 適用金利 |
|---|---|
| 変動金利型 | 0.870% |
| 固定金利選択型(3年) | 1.025% |
| 固定金利選択型(5年) | 1.325% |
| 固定金利選択型(10年) | 1.945% |
(出典: きらぼし銀行公式サイト、2025年10月時点)
注意: 金利は変動するため、最新金利は公式サイトで確認してください。
変動金利・固定金利の違い
変動金利型:
- 市場金利(短期プライムレート)に連動して適用金利が変わる
- 半年ごとに金利が見直される
- 金利が低いが、将来の金利上昇リスクがある
固定金利選択型:
- 一定期間(3年、5年、10年等)金利を固定
- 固定期間終了後に変動金利または再度固定金利を選択可能
- 金利が高いが、一定期間は返済額が変わらないため返済計画が立てやすい
金利優遇条件(給与振込・取引実績)
きらぼし銀行では、給与振込・公共料金引き落とし・カードローン契約等の取引実績により、最大年▲1.4%の金利優遇が適用されます。
優遇条件の例:
- 給与振込: ▲0.2%
- 公共料金引き落とし(2種類以上): ▲0.1%
- カードローン契約: ▲0.1%
詳細な優遇条件は公式サイトまたは窓口で確認してください。
きらぼし銀行の住宅ローンのメリット
きらぼし銀行の住宅ローンには以下のメリットがあります。
地域密着型の対面サポート
店舗窓口での相談が可能で、地元企業勤務者向けの優遇プランも提供しています。
ネット銀行は対面サポートがないため、「窓口で相談しながら進めたい」という方にはきらぼし銀行が向いています。
融資金額の上限が高い(最大2億円)
一般的な銀行の融資金額は最大1億円程度ですが、きらぼし銀行は最大2億円まで借入可能です。
高額物件を購入する方に向いています。
24時間Web申込・繰上返済手数料無料
「選択上手」では24時間Web申込に対応しており、忙しい方でも時間を気にせず申込できます。
繰上返済手数料も無料(ネット経由)で、返済計画を柔軟に変更できます。
デメリットと注意点
きらぼし銀行のデメリットも理解しておきましょう。
ネット銀行と比較すると金利がやや高め
ネット銀行の変動金利は0.3-0.5%台が多いのに対し、きらぼし銀行は0.870%です。
金利比較例(2025年10月時点):
| 金融機関 | 変動金利 |
|---|---|
| きらぼし銀行 | 0.870% |
| 主要ネット銀行A | 0.389% |
| 主要ネット銀行B | 0.475% |
金利を最優先する場合は、ネット銀行との比較検討をおすすめします。
手数料・保証料の仕組み
きらぼし銀行の手数料・保証料は以下の通りです。
融資手数料:
- 定額型: 3.3万円+消費税
保証料:
- 一括前払い: 借入額と借入期間で算出(目安: 借入額1,000万円・返済期間35年で約20万円)
- 金利上乗せ: 年0.1-0.4%を金利に上乗せ
保証料は借入額が大きいと数十万円になるため、事前に総コストを確認してください。
審査基準(年収・勤続年数等)
一般的な地方銀行の審査基準は以下の通りです。
- 年齢: 20-70歳
- 年収: 250万円以上
- 勤続年数: 3年以上(自営業は2年以上)
ネット銀行と比較すると対面サポートがあるため柔軟な対応が期待できる可能性がありますが、個別の審査結果は保証できません。
申込から融資実行までの流れ
申込から融資実行までの流れを3ステップで整理します。
仮審査(3-5営業日)
申込方法:
- Webサイトから申込
- 店舗窓口で申込
審査期間: 3-5営業日
審査内容: 年収、勤続年数、信用情報等を確認
本審査(10-15営業日)
仮審査通過後、必要書類を提出して本審査に進みます。
必要書類:
- 本人確認書類(運転免許証・パスポート等)
- 収入証明書(源泉徴収票、確定申告書等)
- 物件資料(売買契約書、登記簿謄本、建築確認済証等)
審査期間: 10-15営業日
契約・融資実行
本審査通過後、金銭消費貸借契約を締結し、物件引き渡しと同日に融資実行されます。
契約手続き:
- 金銭消費貸借契約書への署名・押印
- 抵当権設定登記の手続き
- 団体信用生命保険の加入手続き
審査期間は合計2-3週間程度です。余裕を持った申込をおすすめします。
まとめ:きらぼし銀行の住宅ローンはこんな人におすすめ
きらぼし銀行の住宅ローンは、地域密着型の対面サポートを重視する人、融資金額が大きい(1億円超)人、首都圏(東京・神奈川・埼玉)で住宅購入を検討している人におすすめです。
金利はネット銀行よりやや高めですが、地元での実績と信頼が強みです。
次のアクションとして、公式サイトで最新金利を確認し、他行(ネット銀行等)と比較検討することをおすすめします。地域密着型のサポートを求めるなら、きらぼし銀行の窓口で相談してみましょう。
