マンション売却の手続きを完全ガイド!流れ・必要書類・期間を徹底解説

著者: Room Match編集部公開日: 2026/1/10

PR

まどりLABO|間取り作成の無料見積もり依頼

マンション売却手続きの全体像と期間

マンションを売却する際、初めての方は「何から始めればいいのか」「どのくらいの期間がかかるのか」と不安を抱えることが多いでしょう。売却手続きは、査定依頼から決済・引き渡しまで複数のステップを踏む必要があります。

この記事では、マンション売却の手続き全体を時系列で網羅的に解説し、各ステップの必要書類と所要期間を具体的に示します。国土交通省の不動産取引ガイドラインや国税庁の税制情報を元に、実務担当者向けの手順と注意点を詳しく説明します。

40-60代のマンション売却検討者の方でも、手続きの流れや必要書類、各ステップにかかる期間を正確に把握し、スムーズに売却を進められるようになります。

この記事のポイント

  • マンション売却は平均3〜6ヶ月、準備から引き渡しまで全体で約6ヶ月を見込む必要がある
  • 売却の流れは8ステップ:査定依頼→媒介契約→販売活動→内覧対応→売買契約→準備→決済・引き渡し→確定申告
  • 複数の不動産会社に査定依頼を行い、査定額だけでなく販売戦略や担当者の対応も比較する
  • 必要書類は登記済証(権利証)、管理規約、修繕積立金証明書、固定資産税納税通知書など多岐にわたる
  • 売却益が出た場合は確定申告が必須で、自宅売却の場合は3,000万円の特別控除が適用できる

(1) 売却の流れ8ステップの概要

マンション売却の全体像は、以下の8ステップで構成されます。

ステップ 内容 期間の目安
1. 査定依頼 複数の不動産会社に査定を依頼 1週間〜10日
2. 媒介契約 不動産会社と媒介契約を締結 1日〜3日
3. 販売活動 物件情報を公開し、買主を探す 1〜3ヶ月
4. 内覧対応 購入希望者に物件を案内 販売活動期間中
5. 売買契約 買主と売買契約を締結、手付金受領 1日
6. 準備期間 決済・引き渡しの準備 1〜2ヶ月
7. 決済・引き渡し 残代金受領、鍵の引き渡し 1日
8. 確定申告 売却の翌年2〜3月に確定申告 1ヶ月

(2) 売却にかかる期間の目安(平均3-6ヶ月)

売却期間は平均3〜6ヶ月です。物件の人気度や市場状況により大きく変動します。

  • 早いケース(2〜3ヶ月): 立地が良く、価格設定が適切な人気物件
  • 標準的なケース(3〜6ヶ月): 一般的な立地・状態の物件
  • 遅いケース(6ヶ月以上): 立地が不利、価格設定が高すぎる、または市場環境が悪い

(3) 仲介と買取の違い

マンション売却には「仲介」と「買取」の2つの方法があります。

項目 仲介 買取
買主 市場で個人の買主を探す 不動産会社が直接買い取る
期間 3〜6ヶ月 1週間〜1ヶ月
価格 市場相場(高値が期待できる) 市場相場の7〜8割程度
向いているケース 高く売りたい、時間に余裕がある 早く現金化したい、築古物件

早く売りたい場合は買取、高く売りたい場合は仲介を選びます。

売却準備:査定依頼から媒介契約まで

(1) 複数社への査定依頼(査定期間1週間程度)

売却の第一歩は、複数の不動産会社に査定を依頼することです。査定方法には、簡易査定(机上査定)と訪問査定の2種類があります。

  • 簡易査定: 物件情報を元に概算価格を算出(1〜3日)
  • 訪問査定: 実際に物件を訪問して詳細に査定(1週間程度)

複数の不動産会社に査定依頼を行い、査定額だけでなく販売戦略や担当者の対応も比較してください。長谷工の仲介によると、3社以上に依頼するのが一般的です。

(2) 媒介契約の種類(専属専任・専任・一般)

不動産会社と結ぶ媒介契約には、以下の3種類があります。

契約の種類 特徴 メリット デメリット
専属専任媒介契約 1社専任、自己発見取引も不可 積極的な販売活動、定期報告義務(1週間に1回以上) 他社に依頼できない
専任媒介契約 1社専任、自己発見取引は可能 積極的な販売活動、定期報告義務(2週間に1回以上) 他社に依頼できない
一般媒介契約 複数社に同時依頼可能 複数社から広く買主を探せる 販売活動が消極的になる可能性

人気物件なら一般媒介契約、売却が難しい物件なら専任媒介契約がおすすめです。

(3) 売り出し価格の決定方法

売り出し価格は、査定額を参考に決定します。価格設定のポイントは以下の通りです。

  • 相場よりやや高め: 交渉の余地を残す(査定額の5-10%程度)
  • 相場と同等: 早期売却を優先
  • 相場より低め: 緊急売却の場合

価格設定が低すぎると損失が出る一方、高すぎると買い手が見つからず売却期間が長期化します。

販売活動と内覧対応のポイント

(1) 販売活動期間の目安(1-3ヶ月)

媒介契約締結後、不動産会社が販売活動を開始します。主な販売活動は以下の通りです。

  • 不動産ポータルサイトへの物件掲載(SUUMO、HOME'S等)
  • レインズ(不動産流通機構の物件情報システム)への登録
  • チラシ配布、新聞広告
  • 自社顧客への紹介

販売活動期間は1〜3ヶ月が一般的です。2〜3月は新生活シーズン前で取引が活発化するため、高値売却の可能性が高まる最適なタイミングです。

(2) 内覧対応のコツと注意点

購入希望者が現れると、内覧(物件見学)が行われます。内覧対応のコツは以下の通りです。

  • 整理整頓: 室内を清潔に保ち、不要な物を片付ける
  • 明るさの確保: カーテンを開け、照明をつけて明るい印象を与える
  • 換気: 事前に換気し、においを取り除く
  • 設備の不具合を開示: 設備表や告知書で適切に開示しないと、契約解除や損害賠償請求のリスクがある

スターマイカによると、設備の不具合を適切に開示しないと、契約解除や損害賠償請求のリスクがあります。

(3) 価格交渉への対応方法

購入希望者から価格交渉の申し出があった場合、以下のポイントを考慮します。

  • 値引きの許容範囲: 事前に最低売却価格を設定しておく
  • 交渉の余地: 売り出し価格に5-10%程度の値引き余地を残しておく
  • 市場状況: 需要が高い時期は強気の交渉、低い時期は柔軟な対応

PR

まどりLABO|間取り作成の無料見積もり依頼

売買契約から決済・引き渡しまで

(1) 売買契約締結時の手続き(手付金受領)

買主が決まったら、売買契約を締結します。契約時の主な手続きは以下の通りです。

  • 重要事項説明: 宅建士による物件の重要事項説明(買主向け)
  • 売買契約書の締結: 売主・買主が契約書に署名・押印
  • 手付金の受領: 売買代金の5-10%程度を手付金として受領
  • 仲介手数料の支払い: 仲介手数料の半額を不動産会社に支払う(残額は決済時)

(2) 契約後の準備期間(1-2ヶ月)

売買契約締結から決済・引き渡しまで、1〜2ヶ月の準備期間があります。この期間に行う主な準備は以下の通りです。

  • 住宅ローンの完済: 住宅ローンが残っている場合は抵当権抹消手続きが必要
  • 引っ越しの準備: 引き渡し日までに退去
  • 公共料金の解約: 電気・ガス・水道等の解約手続き
  • 管理組合への連絡: マンション管理組合に売却を通知

住宅ローンが残っている場合は抵当権抹消手続きが必要で、引き渡しの約1ヶ月前から準備を開始します。

(3) 決済・引き渡し当日の流れ

決済・引き渡しは、通常金融機関の応接室で行われます。当日の流れは以下の通りです。

  1. 書類の確認(登記済証、印鑑証明書等)
  2. 残代金の支払い(買主から売主へ)
  3. 固定資産税の精算(日割り計算)
  4. 仲介手数料の支払い(残額)
  5. 司法書士による登記手続き(所有権移転、抵当権抹消)
  6. 鍵の引き渡し

(4) 固定資産税の精算方法

固定資産税は、毎年1月1日時点の所有者に課される税金です。売却時は引き渡し日を基準に日割り精算するのが一般的です。

計算例:

  • 固定資産税: 年間12万円
  • 引き渡し日: 7月1日
  • 売主負担: 1月1日〜6月30日(181日分)= 59,342円
  • 買主負担: 7月1日〜12月31日(184日分)= 60,658円

必要書類一覧と取得方法

(1) 査定・媒介契約時の必要書類

査定・媒介契約時に必要な書類は以下の通りです。

書類名 用途 取得方法
登記済証(権利証) 所有権の証明 不動産購入時に受領
固定資産税納税通知書 税額の確認 毎年4-6月に市区町村から送付
管理規約・使用細則 マンションのルール確認 購入時に受領、管理組合で再取得可能
図面(間取り図) 物件情報の確認 購入時に受領、管理組合で再取得可能

(2) 売買契約時の必要書類(登記済証、管理規約等)

売買契約時に必要な書類は以下の通りです。

書類名 用途 取得方法
登記済証(権利証) 所有権の証明 不動産購入時に受領
印鑑証明書(3ヶ月以内) 本人確認 市区町村役場で取得(300円程度)
本人確認書類 本人確認 運転免許証、パスポート等
管理規約・使用細則 マンションのルール 購入時に受領、管理組合で再取得可能
修繕積立金証明書 管理費・修繕積立金の滞納有無 管理組合または管理会社で取得
設備表・告知書 設備の状況、不具合の開示 不動産会社が用意(売主が記入)

(3) 決済時の必要書類

決済時に必要な書類は以下の通りです。

書類名 用途 取得方法
登記済証(権利証) 所有権移転登記 不動産購入時に受領
印鑑証明書(3ヶ月以内) 本人確認 市区町村役場で取得(300円程度)
住民票(3ヶ月以内) 住所確認 市区町村役場で取得(300円程度)
固定資産税納税通知書 税額精算 毎年4-6月に市区町村から送付
銀行口座情報 残代金の振込先 通帳またはキャッシュカード
鍵一式 引き渡し -

登記済証は所有権を証明する書類で必須です。紛失した場合は司法書士による本人確認手続きが必要になります。

まとめ:スムーズな売却のための行動指針

マンション売却は平均3〜6ヶ月、準備から引き渡しまで全体で約6ヶ月を見込む必要があります。売却の流れは8ステップで、査定依頼→媒介契約→販売活動→内覧対応→売買契約→準備→決済・引き渡し→確定申告の順に進みます。

複数の不動産会社に査定依頼を行い、査定額だけでなく販売戦略や担当者の対応も比較してください。必要書類は登記済証(権利証)、管理規約、修繕積立金証明書、固定資産税納税通知書など多岐にわたるため、早めに準備しておくことが重要です。

売却益が出た場合は国税庁への確定申告が必須です。自宅売却の場合は3,000万円の特別控除が適用できるため、利益が3,000万円以下なら税金はかかりません。

個別の手続きや税金については、不動産会社の宅建士や税理士などの専門家に相談し、スムーズな売却を目指しましょう。

PR

まどりLABO|間取り作成の無料見積もり依頼

よくある質問

Q1マンション売却の手続きにはどのくらいの期間がかかりますか?

A1平均3〜6ヶ月です。査定依頼から媒介契約まで1週間〜10日、販売活動1〜3ヶ月、売買契約から引き渡しまで1〜2ヶ月が一般的です。物件の人気度や市場状況により大きく変動します。早いケースでは2〜3ヶ月、遅いケースでは6ヶ月以上かかることもあります。

Q2仲介と買取の違いは何ですか?どちらを選ぶべきですか?

A2仲介は市場で買主を探す方法で高値売却が期待できますが3〜6ヶ月かかります。買取は不動産会社が直接買い取るため1週間〜1ヶ月で現金化できますが、価格は市場相場の7〜8割程度です。早く売りたい場合や築古物件の場合は買取、高く売りたい場合や時間に余裕がある場合は仲介を選びます。

Q3売却時の必要書類で最も重要なものは何ですか?

A3登記済証(権利証)、管理規約・使用細則、修繕積立金証明書、固定資産税納税通知書が重要です。特に登記済証は所有権を証明する書類で必須です。紛失した場合は司法書士による本人確認手続きが必要になり、手続きが煩雑になります。早めに書類を確認し、紛失している場合は不動産会社に相談してください。

Q4マンション売却時の税金はどうなりますか?確定申告は必要ですか?

A4売却益が出た場合は譲渡所得税がかかり、確定申告が必要です(売却の翌年2〜3月)。自宅売却の場合は3,000万円の特別控除が適用できるケースが多く、利益が3,000万円以下なら税金はかかりません。所有期間5年超の場合は税率約20%(長期譲渡所得)、5年以下の場合は税率約40%(短期譲渡所得)となります。詳細は国税庁の公式情報を確認してください。

Q5媒介契約の種類(専属専任・専任・一般)はどれを選ぶべきですか?

A5専属専任媒介契約は1社専任で積極的な販売活動が期待できますが、他社に依頼できません。一般媒介契約は複数社に依頼できますが、販売活動が消極的になる可能性があります。人気物件(立地が良く、価格設定が適切)なら一般媒介契約、売却が難しい物件(立地が不利、築年数が古い)なら専任媒介契約がおすすめです。

関連記事