中古マンション購入の初期費用:内訳・相場・節約のポイント

著者: Room Match編集部公開日: 2026/1/5

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1. 中古マンション購入時の初期費用とは

中古マンションの購入を検討する際、「物件価格以外にどれくらい費用が必要なのか」と不安に感じる方は少なくありません。

この記事では、中古マンション購入時の初期費用の内訳、物件価格別の相場、費用を抑える方法を、信頼できる不動産メディアと公的機関の情報を元に解説します。

初めて中古マンションを購入する方でも、必要な資金を正確に把握できるようになります。

この記事のポイント

  • 中古マンション購入の初期費用は物件価格の6~8%が目安(新築は3~5%)
  • 3,000万円のマンションで180~240万円程度の初期費用が必要
  • 仲介手数料は物件価格×3%+6万円+消費税(3,000万円で約105.6万円)
  • 契約時・引き渡し時・入居後に分けて支払うタイミングがある
  • 諸費用ローンで頭金ゼロ購入も可能だが、利息負担増加のリスクあり

(1) 初期費用は物件価格の6~8%が目安

中古マンション購入時の初期費用は、物件価格の6~8%が相場です。

初期費用の目安

  • 中古マンション: 物件価格の6~8%
  • 新築マンション: 物件価格の3~5%
  • 差の要因: 仲介手数料の有無

(参考: SUUMO「マンション購入の初期費用や相場はいくら?」

(2) 新築マンションとの違い(仲介手数料の有無)

中古マンションと新築マンションの初期費用の大きな差は、仲介手数料の有無です。

仲介手数料の違い

  • 新築マンション: 仲介手数料なし(売主から直接購入)
  • 中古マンション: 仲介手数料あり(不動産会社を通じて購入)

仲介手数料は物件価格の3%+6万円+消費税が上限で、中古マンション購入時の最も大きな費用項目です。

(3) 契約時・引き渡し時・入居後の支払いタイミング

初期費用は、契約時・引き渡し時・入居後に分けて支払います。

支払いタイミング

  • 契約時: 手付金、印紙税、仲介手数料の一部
  • 引き渡し時: 残代金、登記費用、仲介手数料の残り、火災保険料、固定資産税等清算金
  • 入居後: 不動産取得税(購入後半年~1年後)、引越し費用、家具購入費

2. 初期費用の詳細な内訳と各項目の相場

(1) 仲介手数料(物件価格×3%+6万円+消費税)

仲介手数料は、不動産会社に支払う手数料で、物件価格の3%+6万円+消費税が上限です。

仲介手数料の計算例

  • 3,000万円のマンション: (3,000万円×3%+6万円)×1.1 = 約105.6万円
  • 4,000万円のマンション: (4,000万円×3%+6万円)×1.1 = 約138.6万円

仲介手数料は、契約時と引き渡し時に半額ずつ支払うケースが一般的です。

(参考: HOMES「中古マンションを購入する時の諸費用とは?」

(2) 登記費用(登録免許税+司法書士報酬)

登記費用は、登録免許税と司法書士報酬の合計です。

登記費用の内訳

  • 登録免許税: 固定資産税評価額×税率(所有権移転:2%、抵当権設定:0.4%)
  • 司法書士報酬: 6~10万円程度
  • 合計: 25万円程度(物件により異なる)

登録免許税は引き渡し時に支払います。

(3) 印紙税・火災保険料・ローン関連費用

その他の費用として、印紙税・火災保険料・ローン関連費用があります。

その他の費用

項目 金額 タイミング
印紙税 1万円~3万円 契約時
火災保険料 15~30万円(10年一括) 引き渡し時
ローン事務手数料 3~10万円 引き渡し時
ローン保証料 50~100万円(借入額による) 引き渡し時

印紙税は、売買契約書や住宅ローン契約書に貼付する印紙代です。2027年3月31日まで軽減措置が適用されています。

(参考: 不動産円天「マンション購入にかかる6つの税金とは?」

3. 物件価格別の初期費用シミュレーション

(1) 3,000万円の中古マンション購入時

3,000万円の中古マンションを購入する場合の初期費用シミュレーションです。

3,000万円のマンション購入時の初期費用

項目 金額
仲介手数料 約105.6万円
登記費用 約25万円
印紙税 約1万円
火災保険料 約20万円
ローン関連費用 約50万円
合計 約201.6万円

手付金(物件価格の5~10%)を150~300万円と仮定すると、総額で約350~500万円の現金が必要です。

(2) 4,000万円の中古マンション購入時

4,000万円の中古マンションを購入する場合の初期費用シミュレーションです。

4,000万円のマンション購入時の初期費用

項目 金額
仲介手数料 約138.6万円
登記費用 約30万円
印紙税 約2万円
火災保険料 約25万円
ローン関連費用 約70万円
合計 約265.6万円

手付金(物件価格の5~10%)を200~400万円と仮定すると、総額で約465~665万円の現金が必要です。

(3) 手付金と諸費用の内訳

手付金は、マンション購入契約時に売主に預ける金銭で、物件価格の5~10%程度が相場です。

手付金の特徴

  • 金額: 物件価格の5~10%
  • 支払い方法: 現金払い必須(住宅ローンに含められない)
  • 最終処理: 物件代金に充当される

手付金は現金で用意する必要があるため、事前の資金計画が重要です。

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4. 初期費用を抑える方法と節約のポイント

(1) 仲介手数料のかからない物件の選択

仲介手数料のかからない物件を選ぶことで、初期費用を大幅に削減できます。

仲介手数料を削減する方法

  • 売主直販の物件を選ぶ
  • 仲介手数料無料・半額の不動産会社を利用
  • リノベーション済み物件(売主が不動産会社の場合)

ただし、物件の選択肢が限られる可能性があります。

(2) 複数金融機関の比較とフラット35の活用

複数の金融機関を比較し、ローン手数料・保証料が安い商品を選ぶことが重要です。

ローン費用を抑える方法

  • 複数金融機関で見積もりを取得
  • フラット35の活用(ローン保証料不要)
  • ネット銀行の住宅ローン(手数料が安い場合がある)

フラット35では、ローン保証料がかからないため、初期費用を抑えられます。

(参考: ロゴスホーム「中古マンション購入の初期費用はいくら?」

(3) 火災保険の一括払いと5年契約

火災保険料は、一括払いや5年契約で割引を受けられる場合があります。

火災保険料の節約

  • 10年一括払い: 年払いより割引率が高い
  • 5年契約: バランスが良く、更新時に見直し可能
  • 複数社の見積もり比較

5. 諸費用ローン・頭金ゼロ購入の注意点

(1) 諸費用込みローンのメリットとデメリット

諸費用込みローンを利用することで、手元の現金を減らさずに購入できます。

メリット

  • 手元の現金を残せる
  • 初期費用を用意する負担が軽減

デメリット

  • 利息負担が増加
  • 借入額が大きくなり、審査が厳しくなる可能性

諸費用込みローンは、資金計画を慎重に検討する必要があります。

(参考: ナカジツ「マンション購入の初期費用・諸費用はいくら?」

(2) オーバーローン状態のリスク

頭金ゼロで購入すると、オーバーローン状態(借入額が物件価値を上回る)になるリスクがあります。

オーバーローンのリスク

  • 将来の売却時に損失を抱える可能性
  • 借入額が大きく、返済負担が重い
  • 転勤・転職時の対応が困難

オーバーローンを避けるため、頭金を10~20%用意することが推奨されます。

(3) 利息負担の増加と返済計画

諸費用込みローンや頭金ゼロ購入では、利息負担が増加します。

利息負担の増加例

  • 3,000万円借入(35年、金利1.0%): 総返済額約3,557万円
  • 3,200万円借入(35年、金利1.0%): 総返済額約3,794万円
  • 差額: 約237万円

200万円多く借りると、利息負担が約237万円増加します。返済計画を慎重に検討してください。

6. まとめ:中古マンション購入の資金計画と専門家相談

中古マンション購入時の初期費用は、物件価格の6~8%が相場です。3,000万円のマンションなら180~240万円程度、手付金を含めると350~500万円の現金が必要です。

最も大きな費用は仲介手数料(物件価格×3%+6万円+消費税)で、3,000万円のマンションで約105.6万円かかります。その他、登記費用、印紙税、火災保険料、ローン関連費用が必要です。

初期費用を抑える方法として、仲介手数料のかからない物件を選ぶ、複数金融機関を比較してローン手数料・保証料が安い商品を選ぶ、フラット35でローン保証料をなくす、などが有効です。

諸費用込みローンや頭金ゼロ購入も可能ですが、利息負担が増加し、将来の売却時に損失を抱えるリスクがあります。資金計画を慎重に検討し、信頼できる不動産会社や金融機関に相談しながら、無理のない購入を進めてください。

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よくある質問

Q1中古マンション購入の初期費用は物件価格の何%ですか?

A1物件価格の6~8%が相場です(新築は3~5%)。3,000万円のマンションなら180~240万円程度、手付金を含めると350~500万円の現金が必要です。仲介手数料が新築と中古の大きな差で、中古マンション購入時のみ発生します。

Q2仲介手数料はいくらかかりますか?

A2物件価格×3%+6万円+消費税が上限です。3,000万円のマンションなら(3,000万円×3%+6万円)×1.1で約105.6万円、4,000万円なら約138.6万円となります。契約時と引き渡し時に半額ずつ支払うケースが一般的です。

Q3頭金なしで中古マンションを購入できますか?

A3可能です。諸費用込みローンや頭金ゼロ商品が増えていますが、利息負担が増加し、将来の売却時に損失を抱えるリスクがあります。オーバーローン状態(借入額が物件価値を上回る)になる可能性もあるため、資金計画を慎重に検討してください。頭金を10~20%用意することが推奨されます。

Q4手付金は現金で支払う必要がありますか?

A4はい、手付金は現金払い必須で住宅ローンに含められません。物件価格の5~10%が相場で、3,000万円のマンションなら150~300万円程度です。手付金は最終的に物件代金に充当されます。契約時までに現金で用意する必要があるため、事前の資金計画が重要です。

Q5初期費用を抑える方法はありますか?

A5仲介手数料のかからない物件(売主直販、リノベーション済み物件)を選ぶ、複数金融機関を比較してローン手数料・保証料が安い商品を選ぶ、フラット35でローン保証料をなくす、火災保険の一括払いや5年契約で割引を受ける、などが有効です。ただし、物件の選択肢が限られる可能性があります。

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