固定資産税と坪数の関係:計算方法・軽減措置・負担額の目安

著者: Room Match編集部公開日: 2026/1/1

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固定資産税と坪数の関係を知りたいと思ったら

不動産を所有または購入を検討する際、「固定資産税は坪数でどう変わるのか」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。特に土地購入時に、坪数が税額にどう影響するかを知っておくことは、長期的な資金計画を立てる上で重要です。

この記事では、固定資産税と坪数の関係、計算方法、小規模住宅用地の軽減措置、坪数別の負担額の目安を、東京都主税局等の公式情報を元に解説します(2025年時点)。

土地購入や住宅建築を検討されている方が、坪数を意識した税負担の最適化を図れるようになります。

この記事のポイント

  • 土地の固定資産税は60.5坪(200㎡)を境に税額が変わり、200㎡以下は評価額×1/6、200㎡超は評価額×1/3の軽減率が適用される
  • 新築住宅は延床面積84.7坪(280㎡)以下で、50㎡以上280㎡以下の条件を満たせば3~7年間、固定資産税が半額になる軽減措置がある
  • 200㎡を1㎡でも超えると軽減率が1/6から1/3に減少し、実質的に税額が約2倍になるため、土地購入時は坪数を慎重に確認すべき
  • 坪数は課税明細書、固定資産評価証明書、固定資産課税台帳で確認可能

固定資産税の基本と坪数の役割

(1) 固定資産税の計算式(評価額×標準税率1.4%)

固定資産税は、市区町村が所有する土地・建物に課税する地方税です。標準税率は1.4%ですが、自治体によっては異なる場合があります。

基本の計算式:

固定資産税 = 固定資産税評価額 × 標準税率1.4%

ただし、住宅用地には「小規模住宅用地の軽減措置」が適用され、評価額を大幅に減額できます。この軽減措置が坪数(面積)により変動するため、坪数が税額に大きく影響します。

(2) 坪数とは?確認方法(課税明細書・評価証明書・課税台帳)

坪数とは、土地や建物の面積を表す単位です(1坪≒3.3㎡)。

坪数の確認方法は以下の3つです。

  • 課税明細書: 毎年4~6月に市区町村から送付される固定資産税の明細。評価額・坪数が記載されています
  • 固定資産評価証明書: 市区町村の窓口で取得できる公的証明書(有料、1通300~400円)
  • 固定資産課税台帳: 市区町村が管理する台帳。窓口で閲覧可能

(3) 坪数計算(㎡×0.3025)

坪数は以下の計算式で算出されます。

坪数 = ㎡ × 0.3025

例えば、200㎡の土地の場合:

200㎡ × 0.3025 = 60.5坪

小数点第2位以下は切り捨てられます。

坪数による固定資産税の違い|60.5坪・84.7坪が境界線

(1) 土地の境界線:60.5坪(200㎡)で軽減率が1/6→1/3に変化

土地の固定資産税は、**60.5坪(200㎡)**が重要な境界線です。

面積 軽減率 課税標準額
200㎡以下 評価額×1/6 小規模住宅用地
200㎡超 評価額×1/3(超過部分のみ) 一般住宅用地

例えば、評価額1,200万円の土地の場合:

  • 60坪(198㎡)の場合:

    • 課税標準額 = 1,200万円 × 1/6 = 200万円
    • 固定資産税 = 200万円 × 1.4% = 2.8万円
  • 70坪(231㎡)の場合:

    • 200㎡以下の部分: 1,200万円 × (200/231) × 1/6 ≒ 173万円
    • 200㎡超の部分: 1,200万円 × (31/231) × 1/3 ≒ 54万円
    • 課税標準額 = 173万円 + 54万円 = 227万円
    • 固定資産税 = 227万円 × 1.4% = 3.2万円

200㎡を超えると、超過部分の軽減率が1/6から1/3に減少するため、実質的に税額が高くなります。

(2) 新築住宅の境界線:84.7坪(280㎡)以下で軽減措置が適用

新築住宅は、**50㎡以上280㎡以下(約84.7坪以下)**の条件を満たせば、固定資産税の軽減措置が受けられます。

住宅種別 軽減期間 軽減率
一般住宅 3年間 固定資産税が半額
認定長期優良住宅 5年間 固定資産税が半額
マンション 5~7年間 固定資産税が半額

この軽減措置は期限付きで、期限終了後は税額が約2倍に上昇します。長期的な資金計画を立てる際は、軽減期間終了後の税額も考慮してください。

(3) 200㎡を1㎡超えると税額が約2倍になる理由

200㎡(60.5坪)は固定資産税の軽減率が大きく変わる境界線です。1㎡でも超えると、超過部分の軽減率が1/6から1/3に減少し、課税標準額が増加します。

: 評価額1,000万円の土地

  • 200㎡: 課税標準額 167万円(1,000万円 × 1/6)
  • 201㎡: 課税標準額 170万円(200㎡分は1/6、1㎡分は1/3で計算)

わずか1㎡の違いですが、課税標準額が増加するため、土地購入時は200㎡以下に抑えることを推奨します。

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小規模住宅用地の軽減措置と計算方法

(1) 小規模住宅用地(200㎡以下):評価額×1/6

小規模住宅用地とは、200㎡以下の住宅用地のことで、固定資産税評価額が1/6に軽減されます。

計算例: 評価額1,500万円、面積150㎡(約45坪)の土地

課税標準額 = 1,500万円 × 1/6 = 250万円
固定資産税 = 250万円 × 1.4% = 3.5万円

(2) 一般住宅用地(200㎡超):評価額×1/3(超過部分のみ)

一般住宅用地とは、200㎡を超える住宅用地のことで、超過部分のみ評価額が1/3に軽減されます。

計算例: 評価額2,000万円、面積300㎡(約90坪)の土地

200㎡以下の部分: 2,000万円 × (200/300) × 1/6 ≒ 222万円
200㎡超の部分: 2,000万円 × (100/300) × 1/3 ≒ 222万円
課税標準額 = 222万円 + 222万円 = 444万円
固定資産税 = 444万円 × 1.4% = 6.2万円

(3) 新築住宅の軽減措置(3~7年間、固定資産税が半額)

新築住宅(50㎡以上280㎡以下)は、3~7年間、固定資産税が半額になる軽減措置があります(2025年時点で継続中)。

計算例: 評価額1,500万円、延床面積120㎡の一般住宅(軽減期間3年間)

通常の固定資産税 = 1,500万円 × 1.4% = 21万円
軽減期間中(3年間)= 21万円 × 1/2 = 10.5万円
軽減期間終了後 = 21万円

軽減期間終了後は税額が約2倍に上昇するため、長期的な資金計画が必要です。

(4) 計算シミュレーション(60坪・70坪の比較)

評価額1,200万円の土地で、60坪(198㎡)と70坪(231㎡)を比較します。

面積 課税標準額 固定資産税 差額
60坪(198㎡) 200万円 2.8万円 -
70坪(231㎡) 227万円 3.2万円 +0.4万円/年

10坪(約33㎡)の差で、年間約0.4万円(10年で4万円)の差が出ます。

坪数別の固定資産税負担額の目安(都道府県別)

(1) 都道府県別の坪単価データ(東京14,705円/坪、大阪4,909円/坪等)

都道府県別の土地の固定資産税坪単価(2025年時点)は以下の通りです。

都道府県 坪単価(円/坪)
東京都 14,705円
大阪府 4,909円
愛知県 3,910円

地域により坪単価が大きく異なるため、土地購入時は該当地域のデータを確認してください。

(2) 坪数別の年間負担額イメージ(30坪・50坪・70坪)

東京都で評価額が坪あたり50万円の土地を想定した場合の年間負担額イメージです。

坪数 評価額 軽減率 課税標準額 固定資産税
30坪(99㎡) 1,500万円 1/6 250万円 3.5万円
50坪(165㎡) 2,500万円 1/6 417万円 5.8万円
70坪(231㎡) 3,500万円 混合 794万円 11.1万円

70坪は200㎡を超えるため、超過部分は1/3の軽減率となり、税額が大幅に増加します。

(3) 一戸建ての固定資産税平均額(2025年:10~15万円)

2025年時点で、一戸建ての固定資産税平均額は年間10~15万円程度です。ただし、以下の要因により大きく変動します。

  • 地域: 都市部ほど評価額が高く、税額も高い
  • 坪数: 60.5坪を超えると税額が急増
  • 築年数: 新築住宅は軽減措置で半額(3~7年間)

詳細は市区町村の公式サイトで最新情報を確認し、専門家(税理士、宅建士)への相談を推奨します。

まとめ|坪数を意識した土地選びと税負担の最適化

固定資産税と坪数の関係は、土地購入や住宅建築を検討する上で重要なポイントです。土地は60.5坪(200㎡)、新築住宅は84.7坪(280㎡)が税額の境界線となります。

200㎡を1㎡でも超えると軽減率が1/6から1/3に減少し、実質的に税額が約2倍になるため、土地購入時は坪数を慎重に確認してください。新築住宅の軽減措置(3~7年間、固定資産税が半額)も活用できますが、期限終了後は税額が上昇するため、長期的な資金計画が必要です。

固定資産税は自治体により税率が異なる場合があるため、詳細は市区町村の公式サイトで最新情報を確認し、税理士や宅建士への相談をおすすめします。

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よくある質問

Q1固定資産税は何坪から高くなりますか?

A1土地は60.5坪(200㎡)、新築住宅は84.7坪(280㎡)が境界線です。土地が200㎡を超えると軽減率が1/6から1/3に減少し、実質的に税額が約2倍になります。土地購入時は200㎡以下に抑えることを推奨します。

Q2坪数はどこで確認できますか?

A2毎年4~6月に送付される課税明細書、市区町村の窓口で取得できる固定資産評価証明書(有料、1通300~400円)、または固定資産課税台帳で確認可能です。坪数は「㎡×0.3025」で計算されます。

Q3新築住宅の軽減措置はいつまで受けられますか?

A3一般住宅は3年間、認定長期優良住宅は5年間、マンションは5~7年間、固定資産税が半額になります(50㎡以上280㎡以下の条件あり)。期限終了後は税額が約2倍に上昇するため、長期的な資金計画が必要です。

Q4坪数によって固定資産税はどのくらい変わりますか?

A4例えば東京都で、評価額が同じ土地でも60坪(200㎡以下)なら軽減率1/6、70坪(200㎡超)なら超過部分は1/3となり、年間数万円~十数万円の差が出ます。都道府県別の坪単価データを参考に試算してください。

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