固定資産税は2年目からいくらになる?新築特例終了後の税額を徹底解説

著者: Room Match編集部公開日: 2026/1/10

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新築住宅の固定資産税、2年目はいくらかかる?知っておくべき基本

新築住宅を購入して1年目の固定資産税が思ったより安く済み、安心していたら、「2年目以降はいくらになるのか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、新築住宅の固定資産税2年目の税額、軽減措置の仕組み、物件タイプ別のシミュレーション、軽減措置終了後の対策を解説します。税額の変化を理解することで、将来の資金計画に役立てられます。

この記事のポイント

  • 新築2年目の固定資産税は軽減措置期間内のため、建物部分は引き続き半額(1/2)で済む
  • 軽減措置は戸建て3年、マンション5年、長期優良住宅は+2年延長される
  • 4年目(マンションは6年目)から軽減措置が終了し、建物の税額が約2倍になる
  • 評価額3,000万円の戸建てで、2年目の固定資産税は約10.5万円(土地5.6万円+建物4.9万円)
  • 軽減措置終了後は、経年減価で評価額が下がるため、実際の税額は2倍よりやや少なくなる

新築住宅の固定資産税軽減措置とは?適用期間と減額割合

(1) 新築特例の概要(建物税額1/2減額)

新築住宅の固定資産税には、建物部分の税額を1/2に減額する「新築特例」があります。この軽減措置により、新築1年目から一定期間は税額が半額になります。

国土交通省によると、この軽減措置は2026年3月31日まで延長されています。

(2) 戸建ては3年、マンションは5年の適用期間

軽減措置の適用期間は、物件タイプによって異なります。

物件タイプ 軽減期間 軽減措置終了後
一般戸建て 新築後3年間 4年目から税額約2倍
マンション(3階建以上) 新築後5年間 6年目から税額約2倍
長期優良住宅(戸建て) 新築後5年間 6年目から税額約2倍
長期優良住宅(マンション) 新築後7年間 8年目から税額約2倍

2年目は軽減措置期間内のため、建物の固定資産税は引き続き半額です。

(3) 長期優良住宅の場合は+2年延長

長期優良住宅の認定を受けた住宅は、軽減期間が+2年延長されます。戸建ては5年間、マンションは7年間の軽減措置が適用されます。

長期優良住宅とは、耐久性・耐震性・省エネ性等の基準を満たし認定を受けた住宅のことです。

(4) 軽減措置の適用要件(床面積50㎡以上280㎡以下)

新築特例の適用要件は以下の通りです。

  • 床面積: 50㎡以上280㎡以下(一戸建て以外の貸家住宅は40㎡以上280㎡以下)
  • 居住部分の床面積割合: 全体の1/2以上が居住用

これらの要件を満たさない場合、軽減措置は適用されません。

2年目の固定資産税の計算方法とシミュレーション

(1) 固定資産税の基本計算式(評価額×1.4%)

固定資産税の基本計算式は以下の通りです。

固定資産税 = 固定資産税評価額 × 1.4%(標準税率)

固定資産税評価額は、市区町村が3年ごとに評価し直す価格で、土地は時価の約70%、建物は建築費の約50~60%が目安です。

(2) 土地の計算(住宅用地特例1/6適用)

住宅用地には「住宅用地の特例」が適用され、固定資産税評価額が軽減されます。

区分 軽減率
小規模住宅用地(200㎡以下) 評価額の1/6
一般住宅用地(200㎡超) 評価額の1/3

この特例は新築・中古を問わず、住宅が建っている限り継続して適用されます。

(3) 建物の計算(軽減措置1/2適用)

新築住宅の建物部分は、軽減措置により税額が1/2に減額されます。

計算式:

建物の固定資産税 = 建物評価額 × 1.4% × 1/2(軽減措置)

2年目は軽減措置期間内のため、この計算式が適用されます。

(4) 評価額別の税額シミュレーション(3,000万円・4,000万円・5,000万円)

評価額別の2年目の固定資産税をシミュレーションします。

ケース1:評価額3,000万円の戸建て(土地1,500万円、建物1,500万円、土地面積150㎡)

土地の固定資産税

1,500万円 × 1/6(特例) × 1.4% = 3.5万円(35,000円)

建物の固定資産税

1,500万円 × 1.4% × 1/2(軽減措置) = 10.5万円(105,000円)

合計:3.5万円 + 10.5万円 = 約14万円

ケース2:評価額4,000万円の戸建て(土地2,000万円、建物2,000万円、土地面積180㎡)

土地の固定資産税

2,000万円 × 1/6(特例) × 1.4% = 4.7万円(約47,000円)

建物の固定資産税

2,000万円 × 1.4% × 1/2(軽減措置) = 14万円(140,000円)

合計:4.7万円 + 14万円 = 約18.7万円

ケース3:評価額5,000万円のマンション(土地持分1,000万円、建物4,000万円)

土地の固定資産税

1,000万円 × 1/6(特例) × 1.4% = 2.3万円(約23,000円)

建物の固定資産税

4,000万円 × 1.4% × 1/2(軽減措置) = 28万円(280,000円)

合計:2.3万円 + 28万円 = 約30.3万円

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物件タイプ別の税額比較:戸建て・マンション・長期優良住宅

(1) 一般戸建ての税額推移(1-5年目)

評価額3,000万円(土地1,500万円、建物1,500万円)の一般戸建ての税額推移です。

年次 建物評価額 建物の税額 土地の税額 合計
1年目 1,500万円 10.5万円(軽減) 3.5万円 14万円
2年目 1,500万円 10.5万円(軽減) 3.5万円 14万円
3年目 1,500万円 10.5万円(軽減) 3.5万円 14万円
4年目 1,425万円 20万円(軽減終了) 3.5万円 23.5万円
5年目 1,350万円 18.9万円 3.5万円 22.4万円

※建物評価額は経年減価で毎年約5%減少すると仮定

(2) マンションの税額推移(1-7年目)

評価額5,000万円(土地持分1,000万円、建物4,000万円)のマンションの税額推移です。

年次 建物評価額 建物の税額 土地の税額 合計
1年目 4,000万円 28万円(軽減) 2.3万円 30.3万円
2年目 4,000万円 28万円(軽減) 2.3万円 30.3万円
3年目 4,000万円 28万円(軽減) 2.3万円 30.3万円
4年目 3,900万円 54.6万円(軽減) 2.3万円 56.9万円
5年目 3,800万円 53.2万円(軽減) 2.3万円 55.5万円
6年目 3,700万円 51.8万円(軽減終了) 2.3万円 103.8万円
7年目 3,600万円 50.4万円 2.3万円 52.7万円

※マンションの建物評価額は経年減価で毎年約2.5%減少すると仮定 ※6年目は軽減措置終了により税額が約2倍に増加

(3) 長期優良住宅の税額推移(軽減期間延長の効果)

長期優良住宅(戸建て)の場合、軽減期間が5年間に延長されます。

年次 建物評価額 建物の税額 土地の税額 合計
1年目 1,500万円 10.5万円(軽減) 3.5万円 14万円
2年目 1,500万円 10.5万円(軽減) 3.5万円 14万円
3年目 1,500万円 10.5万円(軽減) 3.5万円 14万円
4年目 1,425万円 10万円(軽減) 3.5万円 13.5万円
5年目 1,350万円 9.5万円(軽減) 3.5万円 13万円
6年目 1,280万円 17.9万円(軽減終了) 3.5万円 21.4万円

軽減期間延長により、4~5年目の税負担が軽減されるメリットがあります。

軽減措置終了後(4年目以降)の税額変化と対策

(1) 4年目から税額が約2倍になる仕組み

一般戸建ての場合、3年間の軽減措置が終了する4年目から、建物の固定資産税が約2倍になります。

軽減措置期間中(1~3年目):

建物評価額 × 1.4% × 1/2 = 税額

軽減措置終了後(4年目以降):

建物評価額 × 1.4% = 税額(軽減なし)

これにより、建物部分の税額が約2倍になります。

(2) 経年減価による評価額減少の影響

建物の固定資産税評価額は、経年劣化により毎年減少します。東京都主税局によると、木造住宅は毎年約5~7%、鉄筋コンクリート造は約2~3%ずつ評価額が下がります。

そのため、軽減措置終了後も、評価額の減少により税額の増加は「約2倍」よりやや少なくなる場合が多いです。

(3) 評価替え(3年ごと)の影響

固定資産税評価額は3年ごとに見直されます(評価替え)。次回の評価替えは2027年です。

評価替えにより、地価が上昇している地域では土地の評価額が上がり、固定資産税も上昇する可能性があります。

(4) 資金計画に組み込むべきポイント

新築住宅を購入する際は、以下のポイントを資金計画に組み込んでください。

  • 4年目(マンションは6年目)から税額が約2倍になることを想定
  • 年間の住居費として、固定資産税を別途積み立てておく
  • 評価替えによる税額変動も考慮

HOMESのシミュレーションによると、2,000万円~4,000万円の家で年間約15万円の固定資産税がかかります。軽減措置終了後は年間20~25万円程度を見込んでおくと安心です。

まとめ:固定資産税の年次変化を理解して将来の資金計画を立てる

新築住宅の固定資産税2年目は、軽減措置期間内のため、建物部分は引き続き半額(1/2)で済みます。戸建ては3年間、マンションは5年間、長期優良住宅は+2年延長され、軽減措置が適用されます。

4年目(マンションは6年目)から軽減措置が終了し、建物の税額が約2倍になります。ただし建物の評価額は経年減価で毎年減少するため、実際の税額は2倍よりやや少なくなることが多いです。

評価額3,000万円の戸建てで、2年目の固定資産税は約14万円(土地3.5万円+建物10.5万円)です。軽減措置終了後は年間20~25万円程度を見込み、資金計画に組み込んでおくことをおすすめします。

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よくある質問

Q1新築2年目の固定資産税はいくらかかりますか?

A1軽減措置期間中のため、建物の固定資産税は引き続き半額(1/2)です。土地も住宅用地特例で1/6軽減されるため、1年目と同額程度になります。評価額3,000万円の戸建てで約14万円が目安です。

Q2マンションと戸建てで固定資産税の軽減期間は違いますか?

A2はい、異なります。戸建ては3年間、マンション(3階建以上)は5年間の軽減措置があります。長期優良住宅の場合はそれぞれ+2年延長され、戸建て5年、マンション7年になります。

Q3軽減措置が終了したら固定資産税はいくらになりますか?

A3建物部分の税額が約2倍になります。ただし建物の評価額は経年減価で毎年減少するため、実際の税額は2倍よりやや少なくなることが多いです。評価額3,000万円の戸建てで年間20~25万円程度を見込んでください。

Q4固定資産税の軽減措置は自動適用されますか?

A4新築住宅の場合、多くの自治体では家屋調査の結果に基づき自動適用されます。ただし一部の自治体では申請が必要な場合があるため、管轄自治体に確認することを推奨します。

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