マンション売却の必要書類|準備リスト・入手方法・タイミングを解説

著者: Room Match編集部公開日: 2026/1/8

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マンション売却で必要な書類は全部で何種類?概要と入手方法

マンション売却では、約15種類の書類が必要になります。これらの書類は、売却のステップごとに必要となるタイミングが異なります。

売却ステップ別の必要書類

査定時に必要な書類

  • 登記済権利証または登記識別情報通知書
  • 購入時の売買契約書・重要事項説明書
  • 管理規約・使用細則
  • 固定資産税納税通知書

媒介契約時に必要な書類

  • 本人確認書類(運転免許証・パスポート等)

売買契約時に必要な書類

  • 実印
  • 印鑑証明書(発行後3ヶ月以内)
  • 住民票(売主の現住所が登記上の住所と異なる場合)

決済・引き渡し時に必要な書類

  • 登記済権利証または登記識別情報通知書
  • 印鑑証明書(発行後3ヶ月以内)
  • 固定資産税納税通知書または固定資産評価証明書
  • 管理費・修繕積立金の清算書
  • 銀行口座情報(売却代金の振込先)

書類の入手難易度と準備期間

多くの書類は手元にあるものや、市区町村役場・法務局で即日〜1週間程度で入手できます。ただし、以下の書類は入手に時間がかかる場合があります。

  • 登記済権利証・登記識別情報通知書:紛失した場合、司法書士による本人確認制度(費用3万円〜5万円程度)が必要
  • 購入時の売買契約書:紛失した場合、不動産会社に写しの発行依頼(保存期間は一般的に10年程度)
  • 管理規約・使用細則:紛失した場合、管理会社に再発行依頼(1週間〜2週間程度)

売却を決めたら、できるだけ早く書類の確認と準備を始めることが推奨されます。

【重要度別】マンション売却の必須書類と任意書類

絶対に必要な書類(必須)

1. 登記済権利証または登記識別情報通知書

役割:マンションの所有権を証明する最重要書類

  • 平成17年以前の取得:登記済権利証(登記済証)
  • 平成17年以降の取得:登記識別情報通知書(12桁の英数字)

紛失した場合の対処法

司法書士による本人確認制度を利用します。費用は3万円〜5万円程度かかりますが、所有権移転登記は可能です。ただし、準備に時間がかかるため、早めに司法書士に相談することが重要です。

2. 印鑑証明書

役割:売買契約書や委任状に押印した実印が本物であることを証明

入手方法

  • 市区町村役場の窓口
  • コンビニ交付サービス(マイナンバーカード所有者)

有効期限:発行後3ヶ月以内(不動産取引における一般的な期限)

注意点:売買契約時と決済時の2回必要になるため、契約日が決まってから取得することが推奨されます。有効期限が切れた場合は再取得が必要です。

3. 実印

役割:売買契約書・委任状等への押印

印鑑登録をしていない場合は、市区町村役場で印鑑登録の手続きが必要です(即日〜数日)。

4. 本人確認書類

認められる書類

  • 運転免許証
  • パスポート
  • マイナンバーカード(顔写真付き)
  • 健康保険証(顔写真なしの場合、他の書類との組み合わせが必要な場合あり)

注意点:有効期限内のもの、現住所が記載されているものが必要です。

5. 固定資産税納税通知書または固定資産評価証明書

役割

  • 登記時の登録免許税の計算
  • 固定資産税・都市計画税の清算(引き渡し日からの日割り計算)

入手方法

  • 固定資産税納税通知書:毎年4月〜6月頃に市区町村から送付される
  • 固定資産評価証明書:市区町村役場で取得(手数料300円〜400円程度)

紛失した場合:固定資産評価証明書を市区町村役場で取得します。

6. 銀行口座情報

役割:売却代金の振込先

通帳またはキャッシュカードのコピーで、口座番号・支店名・口座名義が確認できるものを用意します。

査定・売却活動に必要な書類(重要)

7. 購入時の売買契約書・重要事項説明書

役割

  • 購入時の価格確認(譲渡所得税の計算に必要)
  • 物件の権利関係・制限事項の確認

紛失した場合

購入時の不動産会社に写しの発行を依頼します。ただし、保存期間(一般的に10年程度)を過ぎている場合は入手できない可能性があります。その場合、以下の方法で対応します。

  • 購入時の価格:通帳の記録、住宅ローンの契約書等で証明
  • 権利関係:登記事項証明書で確認

8. 管理規約・使用細則

役割:マンション独自のルール(ペット飼育可否、リフォーム制限等)を買主に説明

入手方法:管理組合または管理会社に依頼(再発行に1週間〜2週間程度)

9. 管理費・修繕積立金の額がわかる書類

役割

  • 買主への重要事項説明
  • 管理費・修繕積立金の清算

入手方法:管理組合または管理会社から毎月送付される請求書・領収書

10. 長期修繕計画書・修繕履歴

役割:マンションの修繕計画と過去の修繕実績を買主に説明

入手方法:管理組合または管理会社に依頼

重要性:修繕計画が適切に実施されているマンションは、買主からの評価が高くなります。

あると有利な書類(任意)

11. 購入時のパンフレット・間取り図

役割:物件の魅力をアピールする資料

購入時の販売図面や設備仕様書があると、買主への説明がスムーズになります。

12. 設備の保証書・取扱説明書

役割:エアコン・給湯器等の設備の保証期間・仕様を説明

残存保証期間があれば、買主にとってプラス要素になります。

13. リフォーム・修繕の領収書

役割

  • リフォーム実施の証明
  • 譲渡所得税の計算(譲渡費用として計上可能)

過去に実施したリフォームの内容・時期・費用がわかる書類があると、買主の安心感につながります。

14. 住宅性能評価書・耐震診断書

役割:建物の性能・安全性を客観的に証明

新築時に住宅性能評価を取得している場合や、耐震診断を実施している場合は、買主への大きなアピール材料になります。

15. 住民票(登記上の住所と現住所が異なる場合のみ)

役割:住所変更登記のため

入手方法:市区町村役場の窓口、コンビニ交付サービス

有効期限:発行後3ヶ月以内

【ステップ別】マンション売却の書類準備タイムライン

ステップ1:査定依頼時(売却開始1〜2ヶ月前)

必要書類

  • 登記済権利証または登記識別情報通知書(コピー可)
  • 購入時の売買契約書・重要事項説明書(コピー可)
  • 管理規約・使用細則(コピー可)
  • 固定資産税納税通知書(コピー可)

準備のポイント

この段階ではコピーでも問題ありません。紛失している書類がある場合は、この時点で再取得の手続きを開始します。

ステップ2:媒介契約締結時(査定後1〜2週間)

必要書類

  • 本人確認書類(運転免許証等)

準備のポイント

媒介契約は専任媒介契約・専属専任媒介契約・一般媒介契約の3種類があります。契約内容をよく理解した上で締結します。

ステップ3:売買契約締結時(買主決定後1〜2週間)

必要書類

  • 実印
  • 印鑑証明書(発行後3ヶ月以内)
  • 本人確認書類
  • 住民票(登記上の住所と現住所が異なる場合)

準備のポイント

売買契約日が決まったら、印鑑証明書を取得します(有効期限3ヶ月以内)。契約締結時には手付金(売買代金の5〜10%程度)を受け取ります。

ステップ4:決済・引き渡し時(売買契約後1〜2ヶ月)

必要書類

  • 登記済権利証または登記識別情報通知書(原本)
  • 実印
  • 印鑑証明書(発行後3ヶ月以内、2通)
  • 固定資産税納税通知書または固定資産評価証明書
  • 管理費・修繕積立金の清算書
  • 銀行口座情報
  • 本人確認書類
  • 住民票(登記上の住所と現住所が異なる場合)

準備のポイント

決済日が決まったら、印鑑証明書を再取得します(売買契約時のものは有効期限が切れている場合があります)。決済当日は、残代金の受領、所有権移転登記、鍵の引き渡しを同時に行います。

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よくあるトラブルと対処法:書類準備で注意すべきポイント

トラブル1:登記済権利証を紛失している

対処法

司法書士による本人確認制度を利用します。司法書士が本人確認を行い、法務局に本人確認情報を提供することで、所有権移転登記が可能になります。

費用:3万円〜5万円程度

準備期間:1〜2週間程度

注意点:早めに司法書士に相談し、本人確認の手続きを進めることが重要です。

トラブル2:購入時の売買契約書を紛失している

対処法

  1. 購入時の不動産会社に写しの発行を依頼(保存期間内の場合)
  2. 住宅ローンの契約書、通帳の記録等で購入価格を証明
  3. 購入価格が不明な場合、譲渡所得税の計算で不利になる可能性があります(取得費を売却価格の5%とみなされる)

注意点:購入価格がわからないと、譲渡所得税が高額になる可能性があります。可能な限り購入価格を証明できる資料を探しましょう。

トラブル3:印鑑証明書の有効期限が切れた

対処法

市区町村役場またはコンビニ交付サービスで再取得します(即日発行可能)。

注意点:売買契約日・決済日が決まってから取得することで、有効期限切れを防げます。

トラブル4:共有名義の場合、共有者全員の書類が必要

対処法

共有名義のマンションを売却する場合、共有者全員の同意と書類が必要です。

必要書類(共有者全員分):

  • 印鑑証明書
  • 実印
  • 本人確認書類

注意点:共有者が遠方に住んでいる場合、書類の準備や決済当日の立ち会いが困難になることがあります。事前に司法書士に相談し、委任状による対応等を検討しましょう。

トラブル5:住所変更登記を忘れていた

対処法

登記上の住所と現住所が異なる場合、所有権移転登記の前に住所変更登記が必要です。

必要書類

  • 住民票(現住所が記載されているもの)
  • 印鑑証明書

費用:登録免許税 不動産1個につき1,000円

注意点:決済日までに住所変更登記を完了させる必要があります。司法書士に依頼すれば、決済当日に同時に手続きすることも可能です。

マンション売却の書類準備で失敗しないための5つのポイント

1. 売却を決めたら、すぐに書類の確認を始める

紛失している書類の再取得には時間がかかるため、売却を決めた時点で手元にある書類を確認し、足りないものは早めに準備を始めましょう。

2. 印鑑証明書は契約日が決まってから取得する

印鑑証明書の有効期限は発行後3ヶ月以内です。売買契約日・決済日が決まってから取得することで、有効期限切れを防げます。

3. コピーと原本を区別して保管する

査定時・媒介契約時にはコピーを提出し、原本は決済時まで大切に保管します。原本を紛失すると、再取得に時間と費用がかかります。

4. 共有名義の場合は早めに共有者と連絡を取る

共有名義のマンションを売却する場合、共有者全員の同意と書類が必要です。共有者が遠方に住んでいる場合は、早めに連絡を取り、書類準備の協力を依頼しましょう。

5. わからないことは不動産会社・司法書士に相談する

マンション売却では専門的な書類が多く、初めての方には難しい部分もあります。不明点は不動産会社や司法書士に相談し、正確に準備を進めることが重要です。

まとめ:計画的な書類準備でスムーズなマンション売却を

マンション売却では約15種類の書類が必要になりますが、多くは手元にあるものや、市区町村役場・法務局で即日〜1週間程度で入手できます。

特に重要な書類

  1. 登記済権利証または登記識別情報通知書(紛失時は司法書士の本人確認制度を利用)
  2. 印鑑証明書(有効期限3ヶ月以内、契約日決定後に取得)
  3. 購入時の売買契約書(紛失時は不動産会社に写しを依頼)

書類準備のタイミング

  • 査定時:コピーで可(登記済権利証、購入時契約書、管理規約等)
  • 契約時:印鑑証明書(発行後3ヶ月以内)
  • 決済時:原本(登記済権利証、印鑑証明書、固定資産税納税通知書等)

売却を決めたら、できるだけ早く書類の確認と準備を始めることで、スムーズな売却手続きが可能になります。不明点は不動産会社や司法書士に相談し、計画的に準備を進めましょう。

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よくある質問

Q1マンション売却で必要な書類は何種類ありますか?

A1マンション売却では約15種類の書類が必要です。主なものは、登記済権利証または登記識別情報通知書、印鑑証明書、実印、本人確認書類、固定資産税納税通知書、購入時の売買契約書、管理規約、管理費・修繕積立金の書類などです。売却のステップ(査定・契約・決済)ごとに必要なタイミングが異なります。

Q2印鑑証明書はいつ取得すればよいですか?

A2印鑑証明書は発行後3ヶ月以内という有効期限があるため、売買契約日が決まってから取得することが推奨されます。売買契約時と決済時の2回必要になるため、有効期限が切れた場合は再取得が必要です。市区町村役場の窓口またはコンビニ交付サービス(マイナンバーカード所有者)で即日発行できます。

Q3登記済権利証を紛失した場合はどうすればよいですか?

A3登記済権利証を紛失した場合、司法書士による本人確認制度を利用します。司法書士が本人確認を行い、法務局に本人確認情報を提供することで、所有権移転登記が可能になります。費用は3万円〜5万円程度、準備期間は1〜2週間程度かかるため、早めに司法書士に相談することが重要です。

Q4購入時の売買契約書を紛失した場合の影響は何ですか?

A4購入時の売買契約書を紛失した場合、譲渡所得税の計算で不利になる可能性があります。購入時の不動産会社に写しの発行を依頼(保存期間は一般的に10年程度)できない場合、住宅ローンの契約書や通帳の記録で購入価格を証明する方法があります。購入価格が不明な場合、取得費を売却価格の5%とみなされ、譲渡所得税が高額になることがあります。

Q5共有名義のマンションを売却する場合、必要な書類は何ですか?

A5共有名義のマンションを売却する場合、共有者全員の同意と書類が必要です。共有者全員分の印鑑証明書、実印、本人確認書類が必要になります。共有者が遠方に住んでいる場合、書類の準備や決済当日の立ち会いが困難になることがあるため、事前に司法書士に相談し、委任状による対応等を検討することが推奨されます。

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