土地販売を検討している方へ
土地を売却したいと考えている方の中には、「どうやって売ればいいのか」「いくらで売れるのか」「どんな費用がかかるのか」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、土地販売の基礎知識、売却の流れ、不動産会社の選び方、費用と税金について解説します。成功する土地販売のコツを押さえて、満足のいく売却を目指しましょう。
この記事のポイント
- 土地販売の方法は「仲介売却」と「買取」の2種類
- 売却の流れは7ステップ、期間は3〜6ヶ月が目安
- 売却費用は価格の5〜7%程度(仲介手数料・測量費・登記費用等)
- 境界確定は法的義務ではないが、トラブル防止のため強く推奨
土地販売の基礎知識と販売方法
土地販売の基本的な知識と販売方法を解説します。
(1) 仲介売却と買取の違い
土地の販売方法には「仲介売却」と「買取」の2種類があります。
| 方法 | 特徴 | 価格 | 期間 |
|---|---|---|---|
| 仲介売却 | 不動産会社が買主を探す | 市場価格で売れる | 3〜6ヶ月 |
| 買取 | 不動産会社が直接買い取る | 市場価格の60〜80%程度 | 1〜2週間 |
高く売りたいなら仲介売却、早く売りたいなら買取がおすすめです。
(2) 相場の調べ方(路線価・公示地価)
土地の相場を調べる方法は以下の通りです。
- 路線価: 国税庁が公表、相続税・贈与税の基準(実勢価格の約80%)
- 公示地価: 国土交通省が公表、1月1日時点の標準価格
- 基準地価: 都道府県が公表、7月1日時点の標準価格
- 不動産ポータルサイト: 周辺の売出価格を参考にする
複数の情報源を参考に、相場感をつかみましょう。
(3) 境界確定の重要性
境界確定とは、隣地との境界を明確にする作業です。
- 法的義務: なし(ただし強く推奨)
- 理由: 境界が不明確な土地は隣地トラブルに発展しやすく、買い手がつきにくい
- 費用: 土地の状況により数十万〜数百万円
売却前に境界確定を行うことで、スムーズな取引が可能になります。
土地販売の流れ(7ステップ)
土地販売は一般的に7つのステップで進みます。全体の期間は3〜6ヶ月程度が目安です。
(1) 市場価格調査と査定依頼
ステップ1: 市場価格調査
- 路線価・公示地価・周辺相場を調べる
- 大まかな売却価格の目安をつける
ステップ2: 査定依頼
- 複数の不動産会社に査定を依頼
- 査定価格と対応を比較
(2) 不動産会社選定と媒介契約
ステップ3: 不動産会社選定
- 査定結果と対応力で選ぶ
- 1社に絞らず、複数社を比較
ステップ4: 媒介契約
- 専属専任・専任・一般の3種類から選択
- 契約期間は通常3ヶ月
(3) 売却活動・売買契約・決済・引き渡し
ステップ5: 売却活動
- 不動産会社が広告・案内を実施
- 購入希望者と条件交渉
ステップ6: 売買契約
- 契約書に署名・押印
- 手付金を受領
ステップ7: 決済・引き渡し
- 残代金を受領
- 所有権移転登記
- 物件を引き渡し
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不動産会社選びのポイント
土地販売の成功は、不動産会社選びにかかっています。
(1) 複数社への査定依頼と比較
1社だけでなく、複数の不動産会社に査定を依頼しましょう。
- 査定価格の比較
- 対応の速さ・丁寧さ
- 売却実績・得意エリア
最も高い査定価格が良いとは限りません。根拠のある価格を提示しているかを確認しましょう。
(2) 媒介契約の種類(専属専任・専任・一般)
媒介契約には3種類あります。
| 種類 | 特徴 | 他社への依頼 | 自己発見取引 |
|---|---|---|---|
| 専属専任媒介 | 1社のみに依頼 | 不可 | 不可 |
| 専任媒介 | 1社のみに依頼 | 不可 | 可 |
| 一般媒介 | 複数社に依頼可 | 可 | 可 |
積極的な売却活動を期待するなら専任以上、複数社に競わせたいなら一般がおすすめです。
(3) 担当者の対応力と売却戦略
以下の点を確認しましょう。
- 地域の相場に詳しいか
- 具体的な売却戦略を提案してくれるか
- レスポンスが早く、丁寧に対応してくれるか
担当者との相性も重要です。信頼できる担当者を選びましょう。
土地販売の費用と税金
土地販売にかかる費用と税金を解説します。
(1) 仲介手数料・測量費・登記費用
土地販売にかかる主な費用は以下の通りです。
| 費用項目 | 目安 |
|---|---|
| 仲介手数料 | 価格の3%+6万円+消費税 |
| 測量費 | 数十万〜数百万円 |
| 登記費用 | 1〜5万円程度 |
| 印紙税 | 契約金額により1〜6万円 |
売却価格の5〜7%程度を費用として見込んでおきましょう。
(2) 譲渡所得税の計算方法と税率
土地を売却して利益が出た場合、譲渡所得税が課されます。
計算方法: 譲渡所得 = 売却価格 −(取得費 + 譲渡費用)
税率:
| 所有期間 | 税率(所得税+住民税) |
|---|---|
| 5年以下(短期) | 約39% |
| 5年超(長期) | 約20% |
所有期間は売却した年の1月1日時点で判断します。
(3) 3,000万円特別控除など節税対策
居住用財産を売却した場合、以下の特例が適用できる場合があります。
- 3,000万円特別控除: 居住用財産の売却で最大3,000万円を控除
- 軽減税率の特例: 所有期間10年超の場合、税率が軽減
土地のみの売却でも、条件を満たせば適用できる場合があります。詳細は税理士に確認することをお勧めします。
まとめ:成功する土地販売のコツ
土地販売は、仲介売却なら3〜6ヶ月、買取なら1〜2週間が目安です。高く売りたいなら仲介売却、早く売りたいなら買取を選びましょう。
成功のコツ:
- 複数社に査定依頼: 1社で決めず、比較検討する
- 境界確定を事前に: トラブル防止と売りやすさアップ
- 信頼できる担当者: 対応力と売却戦略で選ぶ
- 費用・税金を把握: 売却価格の5〜7%+譲渡所得税を想定
売却費用は価格の5〜7%程度が目安です。譲渡所得税は所有期間5年超なら約20%、5年以下なら約39%が課されます。
具体的な売却戦略や税金対策については、不動産会社や税理士に相談しながら進めることをお勧めします。
