北陸銀行の住宅ローン完全ガイド|金利・審査基準・メリットとデメリット

著者: Room Match編集部公開日: 2025/11/26

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北陸銀行の住宅ローンとは?地方銀行ならではの特徴

住宅購入を検討する際、「どの金融機関の住宅ローンを選ぶべきか」と迷う方は少なくありません。

この記事では、北陸銀行公式サイトの情報を元に、北陸銀行の住宅ローンの金利プラン、審査基準、メリット・デメリット、他行との違いを詳しく解説します。

北陸3県(富山・石川・福井)や対応エリアで住宅購入を検討している方が、最適な住宅ローンを選べるようになります。

この記事のポイント

  • 北陸銀行の住宅ローンは「ほくぎん手数料定率型」「ほくぎん住宅ローン」「フラット35」の3商品
  • 8大疾病団信の金利上乗せ0%、保証料・一部繰上返済手数料0円が最大の特徴
  • 新規借入金利の適用には給与振込口座の設定が条件
  • 地域密着型のため柔軟な審査が期待でき、土日祝日営業のローンプラザで対面相談が可能

(1) 北陸銀行の概要と対応エリア

北陸銀行は富山県・石川県・福井県を中心とした地方銀行です。住宅ローンの対象エリアは、北陸三県に加えて首都圏、大阪、名古屋、新潟、北海道と広範囲をカバーしています。

ほくぎん手数料定率型住宅ローンの対象エリア

対応エリア 詳細
北陸地方 富山県・石川県・福井県
首都圏 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県
その他 大阪府・愛知県・新潟県・北海道

(出典: 北陸銀行公式サイト

(2) 地域密着型の柔軟審査と対面相談

地方銀行の最大の利点は、地域密着型の柔軟な審査と対面での丁寧な相談です。北陸銀行では年収や勤続年数の明確な条件を設けず、「安定的かつ継続的な収入が見込まれる方」を対象としています。

普通預金の長期利用や地元勤務などの背景を考慮した審査が期待できるため、メガバンクやネット銀行で審査が厳しいと感じる方にとっての選択肢となります。

(3) 土日祝日営業のローンプラザと電子契約対応

北陸銀行は土日祝日に営業するローンプラザを設置しており、平日忙しい方でも対面で相談できる体制を整えています。

また、電子契約に対応しているため、印紙代が不要になります。5千万円の借り入れであれば印紙代6万円を節約できる点も見逃せません。

ローンプラザとは、銀行が設置する住宅ローン専門の相談窓口のことです。

(出典: 北陸銀行公式サイト

北陸銀行の住宅ローン商品と金利タイプ

(1) 3つの住宅ローン商品(ほくぎん手数料定率型・ほくぎん住宅ローン・フラット35)

北陸銀行では、以下の3つの住宅ローン商品を取り扱っています。

商品名 特徴
ほくぎん手数料定率型住宅ローン 8大疾病団信の金利上乗せ0%、保証料・一部繰上返済手数料0円
ほくぎん住宅ローン 一般的な住宅ローン商品
フラット35 住宅金融支援機構が提供する全期間固定金利型住宅ローン

(出典: 北陸銀行公式サイト

ほくぎん手数料定率型住宅ローンは、保証料や繰上返済手数料が0円で、8大疾病団信の金利上乗せも0%という非常に優遇された商品です。ただし、選べる金利タイプは3年固定と5年固定のみに限定されます。

8大疾病団信とは、8つの重大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎)をカバーする団体信用生命保険です。

(2) 金利タイプ(変動金利型・固定金利特約型・全期間固定金利型)

北陸銀行の住宅ローンでは、以下の3つの金利タイプから選択できます。

金利タイプの違い

金利タイプ 説明 適している人
変動金利型 半年ごとに金利が見直される 金利上昇リスクを許容できる人
固定金利特約型 一定期間(3年・5年など)金利を固定 一定期間は返済額を安定させたい人
全期間固定金利型 借入時に全期間の金利・返済額が確定(フラット35) 返済計画を確実に立てたい人

(出典: 北陸銀行金利・手数料ページ

変動金利型は金融情勢の変化に伴い返済途中でも定期的に金利が変動するため、金利上昇リスクがあります。一方、全期間固定金利型は借入時に全期間の金利が確定するため、返済計画が立てやすいメリットがあります。

(3) 金利適用のタイミング(申込み時の金利が適用、適用期間は6か月)

北陸銀行の住宅ローンでは、フラット35を除き、申込み時の金利が適用されます。適用期間は申込みから6か月のため、期間を超えると再申込みが必要になります。

また、提示されている金利は最優遇金利であり、審査結果次第で金利が上がる可能性がある点に注意が必要です。詳細は北陸銀行への確認を推奨します。

最優遇金利とは、金融機関が提示する最も低い金利で、審査結果により適用されない場合があります。

(出典: 北陸銀行金利・手数料ページ

住宅ローン審査の流れと基準

(1) 審査期間(事前審査3〜5日、本審査約2週間)

北陸銀行の住宅ローン審査は、事前審査が約3〜5日、本審査が約2週間です。他の大手銀行と同程度の期間で、特別に時間がかかるわけではありません。

(2) 利用条件(年収・勤続年数の明確な条件なし、安定的かつ継続的な収入が見込まれる方)

北陸銀行の住宅ローンでは、年収や勤続年数の明確な条件を設けていません。「安定的かつ継続的な収入が見込まれる方」が対象となっているため、条件面ではハードルが低いと言えます。

ただし、信用情報は厳しくチェックされます。過去の延滞や債務整理の履歴がある場合は審査に影響する可能性があります。

(3) 審査基準(信用情報を厳しくチェック、審査結果次第で金利が変動)

審査では年収や勤続年数に加えて、信用情報が厳しくチェックされます。クレジットカードやローンの延滞履歴がある場合、審査に通りにくくなる可能性があります。

また、審査結果次第で金利が変動するため、最優遇金利が必ず適用されるわけではありません。詳細は北陸銀行に確認することを推奨します。

北陸銀行の住宅ローンのメリット・デメリット

(1) メリット(8大疾病団信の金利上乗せ0%、保証料・繰上返済手数料0円、ポイントサービス)

北陸銀行の住宅ローンには、以下のメリットがあります。

北陸銀行住宅ローンのメリット

  • 8大疾病団信の金利上乗せ0%: がん・脳卒中・急性心筋梗塞など8つの重大疾病をカバーする団体信用生命保険が金利上乗せなしで利用可能
  • 保証料・一部繰上返済手数料0円: 保証会社に支払う保証料と、一部繰上返済時の手数料が不要
  • ポイントサービス: 住宅ローン利用で銀行独自のポイントを貯められ、ポイントで各種手数料が無料になる
  • 電子契約対応: 契約書を電子データで交わすことで印紙代(5千万円の借り入れで6万円)が不要

(出典: 北陸銀行公式サイト

**団体信用生命保険(団信)**とは、住宅ローン契約者が死亡・高度障害状態になった場合に残債務が保険金で返済される保険です。8大疾病団信は一般的な団信よりも保障範囲が広く、通常は金利が0.2〜0.3%上乗せされますが、北陸銀行では金利上乗せなしで利用できます。

保証料とは、住宅ローンの連帯保証人を立てる代わりに保証会社に支払う費用です。

(2) デメリット(給与振込が新規借入金利適用の条件、地域限定商品、金利変動リスク)

一方で、以下のデメリットも理解しておく必要があります。

北陸銀行住宅ローンのデメリット

  • 給与振込が新規借入金利適用の条件: 北陸銀行の口座で給与を受け取る必要があり、給与振込口座を変更できない場合は最優遇金利が適用されない
  • ほくぎん手数料定率型住宅ローンは地域限定: 富山県・石川県・福井県などの北陸地方を中心とした地域限定商品のため、対象エリア外の居住者は利用できない
  • 金利変動リスク: 変動金利型では金利上昇により返済額が増える可能性がある

給与振込口座の設定が条件となっているため、現在の勤務先で給与振込口座を変更できない場合は、最優遇金利が適用されない点に注意が必要です。

(3) 電子契約による印紙代節約(5千万円の借り入れで6万円不要)

北陸銀行では電子契約に対応しており、契約書を紙ではなく電子データでやり取りします。これにより、印紙代が不要になります。

印紙代の節約額(借入額別)

借入額 印紙代(従来) 電子契約(節約額)
3,000万円 2万円 0円(2万円節約)
5,000万円 6万円 0円(6万円節約)

(出典: 北陸銀行公式サイト

電子契約とは、契約書を紙ではなく電子データでやり取りする契約方法で、印紙代が不要になります。

北陸銀行と他行の比較(メガバンク・ネット銀行)

(1) メガバンクとの違い(地域密着vs全国展開、柔軟審査vs厳格審査)

北陸銀行とメガバンクの主な違いは以下の通りです。

| 項目 | 北陸銀行(地方銀行) | メガバンク | |------|---------------------|-----------|| | 審査 | 地域密着型の柔軟審査 | 全国統一の厳格審査 | | 相談 | 対面相談、土日祝日営業 | 店舗数は多いが対面相談は限定的 | | 金利 | やや高め | やや低め | | 対象エリア | 限定的(北陸三県中心) | 全国対応 |

メガバンクは全国統一の審査基準を適用するため、年収や勤続年数の条件が厳しい傾向があります。一方、北陸銀行は地域密着型のため、普通預金の長期利用や地元勤務などの背景を考慮した審査が期待できます。

(2) ネット銀行との違い(対面相談vs低金利、地域密着vs全国対応)

ネット銀行は店舗を持たないため金利が低い傾向がありますが、対面相談ができません。一方、北陸銀行は土日祝日営業のローンプラザで対面相談が可能です。

| 項目 | 北陸銀行 | ネット銀行 | |------|---------|-----------|| | 金利 | やや高め | 低め | | 相談 | 対面相談可能(土日祝日営業) | 対面相談なし | | 審査 | 柔軟 | 厳格(全国統一基準) | | 対象エリア | 限定的 | 全国対応 |

住宅ローンは長期間の契約であり、金利だけでなく相談しやすさや審査の柔軟性も重要です。対面で丁寧に相談したい方には北陸銀行が向いています。

(3) 他の地方銀行との比較

北陸銀行は他の地方銀行と比較して、以下の点が特徴的です。

  • 8大疾病団信の金利上乗せ0%: 一般的な地方銀行では0.2〜0.3%上乗せされることが多い
  • 保証料・繰上返済手数料0円: 一般的な地方銀行では保証料が発生する
  • 電子契約対応: 印紙代が不要

他の地方銀行と比較しても、手数料面での優遇が目立ちます。

まとめ|北陸銀行の住宅ローンが向いている人

北陸銀行の住宅ローンは、8大疾病団信の金利上乗せ0%、保証料・一部繰上返済手数料0円という優遇条件が魅力です。土日祝日営業のローンプラザで対面相談ができる点も、初めて住宅ローンを組む方には安心材料となります。

ただし、新規借入金利の適用には給与振込口座の設定が条件となっており、ほくぎん手数料定率型住宅ローンは地域限定商品です。対象エリアや条件を満たしているか確認することが重要です。

金利や審査基準は金融情勢により変動するため、最新情報は北陸銀行公式サイトで確認するか、ローンプラザで直接相談することを推奨します。ファイナンシャルプランナー等の専門家に相談することも検討してください。

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よくある質問

Q1北陸銀行の住宅ローン金利はどのくらい?

A1変動金利型、固定金利特約型(3年・5年など)、全期間固定金利型の3タイプから選択可能です。提示されている金利は最優遇金利であり、審査結果次第で金利が上がる可能性があります。最新金利は北陸銀行公式サイト(https://www.hokugin.co.jp/kinri/jyutaku_loan.html)で確認を推奨します。

Q2北陸銀行の住宅ローン審査は厳しい?

A2他の大手銀行と同様の基準で、特別厳しいわけではありません。ただし信用情報は厳しくチェックされます。事前審査は約3〜5日、本審査は約2週間です。年収・勤続年数の明確な条件はなく、安定的かつ継続的な収入が見込まれる方が対象となっています。地域密着型のため、普通預金の長期利用や地元勤務などの背景を考慮した柔軟な審査が期待できます。

Q3団体信用生命保険(団信)の内容は?

A3ほくぎん手数料定率型住宅ローンでは、8大疾病団信の金利上乗せが0%と非常に優遇されています。一般的な団信(死亡・高度障害)に加えて、がん・脳卒中・急性心筋梗塞・高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎の8つの重大疾病をカバーします。通常は金利が0.2〜0.3%上乗せされることが多いですが、北陸銀行では金利上乗せなしで利用できます。

Q4繰上返済手数料はかかる?

A4ほくぎん手数料定率型住宅ローンでは、一部繰上返済手数料が0円です。ただし選べる金利タイプは3年固定と5年固定のみに限定されます。他の商品タイプでは繰上返済手数料が発生する場合があるため、北陸銀行公式サイト(https://www.hokugin.co.jp/loan/jyutaku/)で確認を推奨します。

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Room Match編集部

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