目黒区の土地相場|エリア別の地価と価格動向を解説
目黒区の地価水準と最近の動き
目黒区の公示地価は平均で約532万円/坪(約161万円/㎡)だ。前年比で11.93%の上昇となっており、都心部への根強い需要と目黒区のブランド力が地価を押し上げている。
住宅地の平均は約408万円/坪、商業地は約767万円/坪と、用途によって大きな差がある。目黒区は住宅地が大半を占め、閑静な住宅街としての評価が高いエリアだ。中目黒・自由が丘といった知名度の高い街を抱え、住みたい街ランキングでも常に上位に入る人気区である。
エリア別の地価と特徴
目黒区はエリアによって地価に大きな開きがある。最も高い自由が丘周辺と最も手頃な中町では4倍近い差がつく。
高価格帯エリア(坪700万円以上)
自由が丘エリアは坪約1,109万円と区内で突出して高い水準だ。東急東横線と大井町線が交差するターミナル駅で、おしゃれなカフェや雑貨店が集まる商業エリアとしての知名度が全国区。駅周辺は商業地としての評価が非常に高く、住宅用地の出物は少ない。
上目黒エリアは坪約1,055万円。中目黒駅を中心とした人気エリアで、目黒川沿いの桜並木で知られる。東急東横線と日比谷線の直通運転で渋谷・六本木・銀座方面へのアクセスが良く、若い世代からの人気が特に高い。代官山にも近く、感度の高い住宅エリアとして定着している。
青葉台エリアは坪約742万円。代官山と中目黒の間に位置する高級住宅地で、松濤や大山町にも近い閑静な環境。大使館や邸宅が多く、落ち着いた雰囲気がある。土地の出物は非常に限られている。
中価格帯エリア(坪400〜700万円)
下目黒エリアは坪約650万円。目黒駅からの目黒通り沿いで、目黒不動尊や林試の森公園に近い閑静な住宅街。目黒駅はJR山手線と東急目黒線が利用でき、通勤利便性が高い。目黒川沿いのマンション立地とは異なり、低層住宅が中心の落ち着いたエリアだ。
比較的手頃なエリア(坪400万円以下)
中町エリアは坪約269万円で、目黒区内では最も手頃な水準。碑文谷・柿の木坂に隣接する住宅地で、東急東横線の学芸大学駅や都立大学駅が最寄り。大通りから一歩入ると静かな住宅街が広がり、住環境は良好だ。目黒区のアドレスを得ながら相対的に地価を抑えられるエリアとして注目に値する。
目黒区で土地を探すなら
目黒区で注文住宅用の土地を探す場合、まとまった面積の出物はかなり限られる。人気エリアでは100平米以下の狭小地が多く、まれに広い土地が出ても競争が激しい。
狙い目の条件
- 中町・碑文谷・柿の木坂エリアは区内では比較的手頃で、住環境も整っている
- 学芸大学駅・都立大学駅の徒歩10〜15分圏は、駅近と比べて地価がぐっと下がる
- 旗竿地や不整形地は相場より2〜3割安く出ることがあり、設計力でカバーできる
- 洗足・八雲エリアは品川区・世田谷区との区境で、目黒区アドレスの中では探しやすい
注意点
目黒区は第一種低層住居専用地域が広く指定されており、建ぺい率40〜50%・容積率80〜100%の制限が厳しい場所が多い。土地面積が小さいと建てられる建物もかなり限定されるため、建ぺい率・容積率は必ず事前に確認しよう。また、傾斜地やがけ条例の対象となる土地もあるため、地盤の状況も要チェックだ。
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目黒区の公示地価坪532万円は、渋谷区・港区には及ばないが、世田谷区や品川区と比較すると上回る水準にある。
世田谷区は面積が広い分エリアによる地価差が大きく、目黒区との境界エリア(奥沢・等々力など)は目黒区側と近い水準になる。一方、世田谷区の郊外エリアと比べれば目黒区の方が明らかに高い。品川区とは武蔵小山・不動前周辺で隣接しており、品川区側の方がやや手頃な傾向がある。
大田区の田園調布は例外的に高いが、大田区全体で見れば目黒区よりかなり安い。目黒区は「都心すぎず郊外すぎない」ポジションで、住環境とアクセスのバランスが評価されている。
地価上昇の背景と今後の見通し
目黒区の地価が前年比11.93%も上昇している背景には、都心回帰の流れと目黒区ブランドの強さがある。
中目黒・自由が丘といった人気駅の周辺は、飲食店やショップの集積で街の魅力が増し続けており、「住みたい街」としての評価が地価に直結している。共働き世帯の増加で職住近接の需要が高まり、渋谷・恵比寿・六本木に近い目黒区の立地が改めて見直されている面もある。
住宅地としての供給余地が少なく、新規の大規模開発も限られるため、需給バランスは今後もタイトな状態が続くと見られる。急落リスクは低いが、すでに高値圏にあるため上昇ペースが鈍化する可能性はある。購入を検討しているなら、希望エリアで土地情報が出たら早めに検討を始めることが重要だ。
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よくある質問
- 目黒区の土地の平均価格はいくらですか?
- 目黒区の公示地価は平均約532万円/坪(約161万円/㎡)です。住宅地の平均は約408万円/坪、商業地は約767万円/坪。自由が丘が坪約1,109万円と最も高く、中町が坪約269万円と区内で最も手頃な水準です。
- 目黒区で比較的手頃な土地が見つかるエリアはどこですか?
- 中町エリアは坪約269万円で目黒区内では最も手頃です。碑文谷・柿の木坂・洗足・八雲エリアも比較的探しやすく、学芸大学駅・都立大学駅の徒歩10〜15分圏は駅近と比べて地価が下がります。旗竿地や不整形地なら相場より2〜3割安い出物もあります。
- 目黒区の地価は今後も上がりますか?
- 前年比11.93%の上昇が続いており、住宅地としての供給余地が少ないため需給は引き続きタイトと見られます。中目黒・自由が丘などの人気エリアは底堅い推移が予想されますが、すでに高値圏にあるため上昇ペースは鈍化する可能性もあります。
- 目黒区で土地を買うときの注意点は?
- 第一種低層住居専用地域が広く、建ぺい率40〜50%・容積率80〜100%の厳しい制限がかかる場所が多い点に注意が必要です。土地面積が小さいと建てられる建物が限定されるため、用途地域と建築制限は事前に必ず確認しましょう。
