渋谷区の土地相場|公示地価と主要エリアの地価動向

渋谷区の地価水準

渋谷区の公示地価は平均約544万円/平米(約1,798万円/坪)。前年比で約12.5%の上昇となっており、都内でもトップクラスの地価水準と上昇率を記録している。

渋谷駅周辺の大規模再開発が進んだこともあり、商業地を中心に地価の押し上げが続いている。ただし渋谷区は商業地と住宅地の地価差が非常に大きく、場所によって坪単価が数倍違うのが特徴だ。

エリア別の地価

渋谷区の主要エリアの地価(坪単価)は以下の通り。

  • 宇田川町: 約8,579万円/坪(区内最高水準)
  • 道玄坂: 約5,645万円/坪
  • 神宮前: 約3,916万円/坪
  • 渋谷(駅周辺): 約2,508万円/坪
  • 神南: 約1,617万円/坪

これらは主に商業地としての地価だ。渋谷駅至近の宇田川町・道玄坂は商業需要が極めて高く、住宅用地として取引されることはほぼない。

商業エリアの地価が高い理由

渋谷駅周辺は渋谷スクランブルスクエア・渋谷ストリーム・渋谷ヒカリエなどの大規模再開発が相次ぎ、IT企業のオフィス需要と商業需要が集中している。この流れが周辺の地価を大きく押し上げている。神宮前は表参道・原宿のファッション・商業エリアとしてのブランド力が地価に反映されている。

住宅地の地価事情

渋谷区で住宅用地として取引されるのは、主に以下のエリアだ。

  • 松濤・神山町: 渋谷駅から徒歩圏にありながら、閑静な邸宅街が広がる。渋谷区を代表する高級住宅地で、まとまった土地が出ること自体が稀。坪単価は住宅地としても非常に高額
  • 富ヶ谷・上原: 代々木公園に近い住宅地。松濤ほどではないが高い地価水準で、小規模な戸建て用地が時折流通する
  • 広尾・恵比寿: 広尾は各国大使館が点在する国際色豊かな住宅地。恵比寿は駅周辺の商業エリアを離れると戸建てや低層マンションが並ぶ住宅街がある
  • 笹塚・幡ヶ谷・初台: 京王線沿線の渋谷区西部。商業地に比べると地価は大幅に低く、渋谷区内で住宅用地を探す場合の現実的な選択肢になる
  • 千駄ヶ谷・代々木: JR総武線・大江戸線沿線。新宿御苑や明治神宮に近い立地で、オフィス・住宅が混在するエリア

渋谷区で土地を買う際の現実

渋谷区で住宅用の土地を購入するのは、価格面でかなりハードルが高い。松濤や広尾といった高級住宅地では、30坪程度の土地でも数億円になることが珍しくない。

現実的に住宅用地を探すなら、以下のような考え方が必要になる。

  • 笹塚・幡ヶ谷方面: 渋谷区の中では相対的に地価が落ち着いており、20〜30坪程度の狭小地なら億以下で見つかることもある
  • 旗竿地・不整形地: 正形地に比べて2〜3割安くなる傾向がある。建築プランに制約は出るが、注文住宅なら設計の工夫でカバーできるケースも
  • 古家付き土地: 解体前提の古家付き物件は、更地に比べて売出価格が抑えられることがある。解体費用(木造で坪4〜5万円程度)を加味して総コストを計算する

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周辺エリアとの比較

渋谷区の地価は23区内でも特に高い水準にある。住宅用地として比較すると、以下のような関係になる。

  • 目黒区・世田谷区: 渋谷区に隣接する住宅地で、地価は渋谷区より明確に安い。渋谷区の半額〜7割程度の水準で同規模の土地が見つかることが多い
  • 港区: 渋谷区と同等かそれ以上の地価水準。特に南青山・白金台は渋谷区の高級住宅地に匹敵する
  • 新宿区: 商業地は渋谷区と同等に高いが、住宅地は渋谷区よりやや安い傾向

渋谷区で希望の広さ・予算に合う土地が見つからない場合は、目黒区の駒場・青葉台や世田谷区の池尻・三宿といった渋谷区との区境エリアも視野に入れると、選択肢が広がる。

地価上昇が続く渋谷区の見通し

渋谷区の地価は前年比12.5%の上昇を記録しており、当面この傾向が続くと見る向きが多い。背景には渋谷駅周辺の再開発効果やIT企業のオフィス需要の集中がある。

土地の購入を検討している場合、上昇トレンドの中で「待てば安くなる」という期待は持ちにくい。条件に合う物件が出たら早めに判断する姿勢が求められるエリアだ。一方で、高値掴みを避けるためにも、周辺の取引事例との比較や、公示地価・路線価を参考にした適正価格の見極めは欠かせない。

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よくある質問

渋谷区の公示地価はいくらですか?
渋谷区の公示地価は平均約544万円/平米(約1,798万円/坪)です。前年比で約12.5%上昇しており、都内でもトップクラスの水準です。商業地と住宅地で大きな差があり、宇田川町では坪約8,579万円に達します。
渋谷区で住宅用の土地を買うことは現実的ですか?
松濤や広尾などの高級住宅地では30坪で数億円になるため、予算のハードルは高いです。笹塚・幡ヶ谷方面なら相対的に地価が落ち着いており、狭小地であれば億以下で見つかることもあります。旗竿地や古家付き土地も選択肢になります。
渋谷区の地価が高い理由は何ですか?
渋谷駅周辺の大規模再開発やIT企業のオフィス需要の集中が主な要因です。商業地としての需要が極めて高く、その影響が住宅地にも波及しています。表参道・原宿エリアのブランド力も地価を支えています。
渋谷区と周辺区ではどのくらい地価が違いますか?
目黒区・世田谷区は渋谷区の半額〜7割程度の水準で、同規模の住宅用地が見つかりやすいです。港区は渋谷区と同等かそれ以上、新宿区は住宅地に限ればやや安い傾向があります。渋谷区との区境エリアも検討する価値があります。

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