豊島区の土地相場|公示地価とエリア別の価格動向

豊島区の地価水準と最近の動き

豊島区の公示地価は平均で約647万円/坪(約196万円/㎡)です。ただしこの数値は池袋駅前の超高額な商業地を含んだ平均であり、住宅地に限ると約268万円/坪、商業地は約907万円/坪と大きく分かれます。

前年比で11.6%の上昇と、都内でも高い伸び率を示しています。池袋駅周辺の再開発や、副都心線・有楽町線沿線の利便性向上が地価を押し上げています。

豊島区は面積が23区で4番目に小さいコンパクトな区ですが、池袋という巨大ターミナルを抱え、JR・東京メトロ・西武線・東武線が集まる交通の要衝です。この利便性の高さが不動産需要を支えています。

エリア別の地価と特徴

豊島区は池袋駅を中心とした商業地と、その周囲に広がる住宅地で地価が大きく異なります。

超高価格帯(坪1,000万円以上)

**東池袋1丁目(池袋駅東口)**は坪約5,620万円と区内最高値です。池袋駅の東口に面する商業一等地で、百貨店や商業ビルが並ぶエリアです。住宅用地としての出物はまずありません。

南池袋1丁目は坪約3,008万円で、池袋駅南口の商業地です。サンシャイン60通り方面に向かうエリアで、こちらも商業利用が中心です。

南池袋2丁目は坪約1,613万円で、サンシャインシティに近い商業・業務エリアです。近年はハレザ池袋(旧豊島区役所跡地)の再開発が完了し、街の魅力が向上しています。

住宅地の中価格帯(坪250〜310万円)

南長崎5丁目は坪約301万円で、西武池袋線の東長崎駅に近い住宅地です。商店街が残る下町の雰囲気があり、池袋まで数分のアクセスの良さが評価されています。

南大塚1丁目は坪約297万円で、JR大塚駅の南側に広がる住宅地です。都電荒川線(東京さくらトラム)も通る味わいのあるエリアで、巣鴨や池袋へのアクセスも良好です。

北大塚1丁目は坪約292万円で、大塚駅の北側エリアです。再開発が進む大塚駅周辺は商業施設が増え、住環境が向上しています。

住宅地の手頃な価格帯(坪225〜230万円)

高田1丁目は坪約225万円で、区内の住宅地では最も手頃な水準です。東京メトロ副都心線の雑司が谷駅や都電荒川線の学習院下停留場が最寄りで、目白駅にも徒歩圏内。落ち着いた住環境が魅力です。

南長崎2丁目も坪約225万円と同水準で、西武池袋線の椎名町駅周辺の住宅地です。池袋まで1駅の利便性がありながら、住宅街としては静かな環境です。

千早2丁目は坪約228万円で、東京メトロ有楽町線・副都心線の要町駅に近い住宅地です。池袋へ1駅、有楽町線で有楽町方面にも直結するアクセスの良さがポイントです。

豊島区で土地を探すなら

豊島区で住宅用の土地を探す場合、商業地と住宅地の境界を意識することが重要です。

住宅地として現実的な候補は坪225〜310万円の範囲です。高田・南長崎・千早あたりが最も手頃で、大塚・南大塚が中間的な水準、池袋駅に近づくほど高くなります。

用途地域の確認は必須です。 豊島区は商業地域と住居地域が入り組んでおり、同じ町名でも道を一本挟んで用途地域が変わることがあります。商業地域では周囲にビルや商業施設が建つ可能性があるため、日当たりや騒音を考慮する必要があります。

敷地面積は小さめが主流です。 豊島区は面積が小さく人口密度が高いため、住宅用の土地は30〜50坪程度の小区画が一般的です。3階建ての設計で延床面積を確保するケースが多くなります。

接道条件にも注意が必要です。 古い住宅街では前面道路が4m未満の物件も存在し、セットバックが必要な場合は有効な敷地面積が公簿面積より狭くなります。

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周辺区との比較

豊島区の住宅地の地価(坪268万円)を周辺区と比較してみます。

南側の新宿区や文京区は豊島区より高い水準にあり、特に文京区は教育環境の評価も加わって住宅地の坪単価が高めです。一方、北側の北区や板橋区は豊島区より1〜2割安い傾向があります。

西側の練馬区も豊島区より手頃な水準ですが、池袋までの所要時間はそれほど変わらないため、利便性と価格のバランスで判断することになります。

豊島区は「池袋という巨大ターミナルを日常使いできる」利便性が最大の強みで、この点で新宿区・渋谷区と比べると住宅地の地価は抑えめです。ターミナル駅の恩恵を受けつつ、住宅地としての価格は比較的現実的な水準にあるのが豊島区の特徴です。

地価上昇の背景と今後

豊島区の地価が前年比11.6%上昇している要因は、池袋駅周辺の大規模な再開発です。

ハレザ池袋(旧豊島区役所跡地)の開業、サンシャイン60通りの整備、池袋西口の再開発計画など、池袋は街として大きく変わりつつあります。かつての「若者の街」から「文化・アートの街」への転換を区が積極的に推進しており、街のイメージ向上が地価に反映されています。

住宅地についても、副都心線・有楽町線の沿線エリアは横浜方面や有楽町・豊洲方面へ直結する利便性が再評価されています。豊島区はコンパクトな区ゆえに土地の供給が限られており、需要が続く限り地価は底堅く推移すると見られます。

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よくある質問

豊島区の住宅地の公示地価はいくらですか?
豊島区の住宅地の公示地価は平均で約268万円/坪です。区全体の平均は約647万円/坪ですが、池袋駅前の超高額な商業地が含まれるため、住宅用地として参考にする場合は住宅地の数値を目安にしてください。
豊島区で地価が最も高いエリアはどこですか?
東池袋1丁目(池袋駅東口)が坪約5,620万円と区内最高値です。ただしこれは商業一等地の価格で、住宅用地としての出物はほとんどありません。住宅地としては南大塚・北大塚の坪290万円台が上位です。
豊島区で住宅用地が手頃なエリアはどこですか?
高田1丁目(坪約225万円)、南長崎2丁目(坪約225万円)、千早2丁目(坪約228万円)が区内の住宅地では最も手頃な水準です。いずれも池袋へ1〜2駅の距離にあり、利便性と価格のバランスに優れています。
豊島区の地価は上がっていますか?
前年比11.6%の上昇と、都内でも高い伸び率です。池袋駅周辺のハレザ池袋開業や西口再開発計画など、大規模な都市整備が地価上昇を牽引しています。住宅地も副都心線・有楽町線沿線の利便性が再評価されています。
豊島区と周辺区の地価はどう違いますか?
住宅地の坪単価で比較すると、新宿区・文京区は豊島区より高く、北区・板橋区・練馬区は1〜2割安い傾向です。豊島区は池袋ターミナルの利便性を考慮すると、新宿区・渋谷区に比べて住宅地の地価は抑えめなポジションにあります。

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