大田区の土地相場|公示地価とエリア別の価格差を解説

大田区の公示地価|坪単価と前年比の概要

大田区の公示地価は1平方メートルあたり約77万円、坪単価に換算すると約255万円です。前年比は+7.5%と堅調な上昇を記録しています。

大田区は東京23区の最南部に位置し、面積は23区最大。高級住宅街の田園調布から、商業・工業が混在する蒲田、臨海部の羽田まで、エリアごとに街の性格が大きく異なります。地価もエリアによって大きな差があるため、「大田区の平均」だけで判断すると実態とかけ離れた印象になります。

エリア別の地価|田園調布と臨海部で差が歴然

大田区内の地価をエリア別に見ると、住宅地として人気の高い田園調布・雪谷エリアと、空港に近い臨海部では坪単価に大きな開きがあります。

田園調布・雪谷エリア(坪200万円超)

  • 南雪谷3丁目:約205万円/坪
  • 田園調布南:約204万円/坪
  • 雪谷大塚町:約204万円/坪
  • 南雪谷1丁目:約203万円/坪

田園調布は日本を代表する高級住宅街で、整然とした区画と緑豊かな環境が特徴です。東急東横線・目黒線の田園調布駅を中心に、建築協定による景観維持が行われているエリアもあり、地価は大田区内で最も高い水準にあります。雪谷エリアも東急池上線沿線の閑静な住宅街で、田園調布と同等の地価を維持しています。

蒲田・中央エリア(坪185〜206万円)

  • 中央3丁目:約206万円/坪
  • 蒲田4丁目:約202万円/坪
  • 新蒲田1丁目:約186万円/坪
  • 西蒲田4丁目:約185万円/坪

蒲田駅周辺はJR京浜東北線・東急池上線・東急多摩川線が集まるターミナルで、商業地の地価は区内でも突出して高い水準です。住宅地としては駅から少し離れると落ち着いた環境になり、坪185万〜200万円台で推移しています。中央エリアは大森駅と蒲田駅の中間に位置し、利便性と住環境のバランスが取れたエリアです。

馬込・矢口・千鳥エリア(坪185万円前後)

  • 東矢口1丁目:約185万円/坪
  • 千鳥2丁目:約185万円/坪
  • 南馬込4丁目:約185万円/坪

馬込は都営浅草線の西馬込駅周辺に広がる住宅街で、坂が多い地形ながら落ち着いた環境が魅力です。矢口・千鳥エリアは東急多摩川線沿線で、多摩川に近い立地。いずれも坪185万円前後と、大田区内では中間的な価格帯です。

大森・六郷・糀谷エリア(坪135〜152万円)

  • 大森東2丁目:約152万円/坪
  • 南六郷3丁目:約148万円/坪
  • 東糀谷6丁目:約136万円/坪

大森東・南六郷・東糀谷は大田区の東部から南部にかけてのエリアで、区内では最も地価が抑えめです。工場や倉庫が混在する地域もありますが、近年は住宅への転用が進んでいます。羽田空港に近いため航空機の騒音が気になるエリアもあり、現地確認が欠かせません。坪136万〜152万円という水準は、大田区で土地を購入する際の現実的な選択肢になります。

大田区で土地を探すなら|狙い目のエリア

大田区で注文住宅用の土地を探す場合、エリアによって予算感が大きく変わります。

30坪の土地を購入する場合の目安は以下の通りです。

  • 田園調布・雪谷エリア:約6,000万〜6,200万円
  • 蒲田・馬込エリア:約5,500万〜6,000万円
  • 大森東・南六郷・糀谷エリア:約4,100万〜4,600万円

予算を抑えたいなら大森東・南六郷・糀谷エリアが現実的な選択肢です。京急本線やJR京浜東北線の沿線で都心へのアクセスも確保でき、30坪で4,000万円台は23区内としてはかなり手頃な部類に入ります。

住環境を重視するなら馬込・千鳥エリアが穴場です。坪185万円前後で田園調布より2割ほど安く、閑静な住宅街の雰囲気は引けを取りません。

田園調布エリアは建築協定や最低敷地面積の制限がある区画もあるため、土地の条件を事前に確認することが重要です。

この地域の不動産、今いくら?

無料一括査定を見る

周辺区との地価比較

大田区の坪約255万円という平均地価は、23区内では中程度の水準です。

隣接する品川区や目黒区と比べると明確に安く、大田区のほうが広い土地を手に入れやすい環境です。一方、多摩川を渡った神奈川県川崎市(中原区・幸区)と比べると大田区のほうが高い水準にあります。

大田区は23区最大の面積を持つため、エリアによって地価の幅が大きいのが特徴です。田園調布エリアは目黒区や世田谷区の高級住宅街と同等の地価ですが、臨海部のエリアは23区内でも手頃な部類に入ります。

前年比+7.5%の上昇は、蒲田駅周辺の再開発や羽田空港アクセスの向上、東急沿線の住宅需要の堅調さを反映しています。特に蒲田駅前は大規模な再開発構想があり、今後の地価動向に注目が集まっています。

[PR]無料一括査定

この地域の不動産の査定を、複数の会社にまとめて依頼できます。

よくある質問

大田区の土地の坪単価はいくらですか?
大田区の公示地価は坪約255万円(㎡あたり約77万円)で、前年比+7.5%の上昇です。ただしエリアによって大きな差があり、田園調布エリアで坪200万円超、大森東・糀谷エリアでは坪136万〜152万円と幅があります。
大田区で土地が安いエリアはどこですか?
東糀谷6丁目(坪約136万円)、南六郷3丁目(坪約148万円)、大森東2丁目(坪約152万円)が区内では手頃な価格帯です。30坪で4,000万円台は23区内としてはかなり手頃な水準です。
大田区で土地を買って家を建てるといくらかかりますか?
30坪の土地で試算すると、大森東・糀谷エリアで約4,100万〜4,600万円、蒲田・馬込エリアで約5,500万〜6,000万円、田園調布エリアで約6,000万円超です。これに建築費を加えると総額の目安になります。
田園調布の土地相場はどのくらいですか?
田園調布南で坪約204万円、周辺の雪谷エリアでも坪200万円超の水準です。日本を代表する高級住宅街で、建築協定や最低敷地面積の制限がある区画もあるため、購入前の確認が重要です。
大田区の地価は上がっていますか?
前年比+7.5%と堅調に上昇しています。蒲田駅周辺の再開発構想や羽田空港アクセスの向上、東急沿線の住宅需要の堅調さが上昇要因です。特に蒲田駅前は大規模再開発の計画があり、今後も注目されています。

大田区の他の記事

大田区の不動産ガイドに戻る