東京建物不動産販売とは:東京建物グループの総合不動産会社
不動産売却や購入を検討する際、どの不動産会社に依頼するかは重要な判断です。
この記事では、東京建物不動産販売の会社概要、サービス内容、売却特典、利用者の評判、不動産会社選びのポイントを詳しく解説します。
企業公式サイトや宅地建物取引業者検索システム、信頼できる不動産メディアの情報を元に、客観的な情報を提供します。
この記事のポイント
- 東京建物不動産販売は1980年設立の東京建物100%子会社で、不動産仲介・販売受託・賃貸管理を行う総合不動産会社
- Brilliaなど高知名度のマンションブランドとの連携により「マンション住みかえサポート」が強み
- 東京建物分譲物件(Brillia等)は仲介手数料10%割引、Brillia認定中古マンション制度で最長5年間無料保証
- 取扱高ランキング15位(1,700億円超)の実績があり、城南4区の高価格帯中古マンション仲介に強い
- 担当者の対応が丁寧という口コミがある一方、営業の電話が多いという声もあり、複数社の比較検討が重要
(1) 会社概要:1980年設立、東京建物の完全子会社
東京建物不動産販売株式会社は、1980年に設立された東京建物の完全子会社です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社名 | 東京建物不動産販売株式会社 |
| 設立 | 1980年 |
| 親会社 | 東京建物株式会社(100%子会社) |
| 従業員数 | 426名 |
| 平均年齢 | 42.0歳 |
| 事業内容 | 不動産仲介・アセットソリューション・販売受託・賃貸管理 |
(出典: 東京建物不動産販売公式サイト)
東京建物グループの一員として、Brillia(ブリリア)など高知名度のマンションブランドとの連携が特徴です。
(2) 事業内容:仲介・アセットソリューション・販売受託・賃貸の4事業
東京建物不動産販売は、4つの事業を展開しています。
事業内容:
- 仲介事業: 不動産の売買仲介(マンション、一戸建て、土地等)
- アセットソリューション事業: 不動産の資産価値を最大化するコンサルティング・提案
- 販売受託事業: 新築マンション・分譲住宅の販売代理
- 賃貸事業: 賃貸物件の管理・仲介
これら4つの事業が連携し、不動産に関わる複合的なニーズにワンストップで対応可能です。
(3) 東京建物グループの特徴:Brilliaブランドとの連携
東京建物グループの一員であることにより、Brilliaブランドとの連携が強みです。
Brillia(ブリリア)は、東京建物が展開する高知名度のマンションブランドで、首都圏を中心に多数の物件を供給しています。
Brillia物件の売却を検討する場合、東京建物不動産販売を利用することで、仲介手数料10%割引やBrillia認定中古マンション制度などの特典が受けられます。
東京建物不動産販売のサービス内容と強み
東京建物不動産販売は、以下の4つの強みを持っています。
(1) マンション住みかえサポート:Brilliaなど高知名度マンションとの連携
東京建物不動産販売の最大の強みは、Brilliaなど高知名度のマンションブランドとの連携です。
Brilliaブランドは首都圏を中心に高い認知度を持ち、購入検討者からの信頼が厚いため、売却時にスムーズな取引が期待できます。
マンション住みかえサポートの特徴:
- Brillia物件の購入者に対する継続的なサポート
- 売却から新居の購入まで一貫したサポート
- グループ総合力を活かした最適な提案
(2) 総合コンサルティング力:3つの事業が連携したワンストップサービス
仲介・アセットソリューション・賃貸の3つの事業が連携し、総合的なコンサルティングを提供します。
ワンストップサービスの例:
- 売却と賃貸の同時検討(売却すべきか賃貸に出すべきか)
- 資産価値を最大化する提案(リフォーム、リノベーション等)
- 売却後の住み替え先の紹介
複数の選択肢を提示してもらえるため、自分の状況に最適な判断がしやすくなります。
(3) 専門スタッフ:多くが宅地建物取引士資格を所持
多くのスタッフが宅地建物取引士の資格を所持しており、不動産取引に精通した専門家に相談できます。
宅地建物取引士は、不動産取引の専門家資格で、契約時の重要事項説明などを行える国家資格です。
資格保有者が多いことで、法的知識や取引実務に関する信頼性が高まります。
(4) 城南4区の高価格帯中古マンション仲介に強み
東京建物不動産販売は、城南4区(港区・品川区・目黒区・世田谷区)の高価格帯中古マンション仲介に強みがあります。
城南4区は東京都内でも高価格帯の不動産が多いエリアで、取扱高ランキングでは15位、取扱高1,700億円超の実績があります。
このエリアで不動産売却を検討している場合、選択肢の一つとして検討する価値があります。
売却特典とサポート:Brillia物件の仲介手数料10%割引
東京建物分譲物件を売却する場合、特典やサポートが受けられます。
(1) 仲介手数料10%割引:東京建物分譲物件(Brillia・ヴェール等)が対象
東京建物分譲物件(Brillia・ヴェール・東建ニューハイツ等)を売却する場合、仲介手数料が一律10%割引されます。
仲介手数料の計算方法:
| 物件価格 | 仲介手数料(法定上限額) | 10%割引後 |
|---|---|---|
| 3,000万円 | 105.6万円(税込) | 95.04万円(税込) |
| 5,000万円 | 171.6万円(税込) | 154.44万円(税込) |
| 7,000万円 | 237.6万円(税込) | 213.84万円(税込) |
※法定上限額:「物件価格×3%+6万円+消費税」
(出典: 東京建物 Brillia くらしサイト)
注意点:
- 対象は東京建物分譲物件のみ(他社物件は通常料金)
- 10%割引は仲介手数料の法定上限額からの割引
(2) Brillia認定中古マンション制度:最長5年間無料保証
Brillia認定中古マンション制度は、住宅設備機器の事前検査を実施し、引渡し後の不具合を最長5年間無料保証するサービスです。
保証内容:
- 住宅設備機器(給湯器、キッチン、浴室、トイレ等)の事前検査
- 引渡し後の不具合を最長5年間無料保証
- 購入者の安心感を高め、売却がスムーズに進む可能性がある
この制度により、中古マンションでも新築同様の安心感を提供でき、購入検討者の信頼を得やすくなります。
(3) ハウスクリーニング等のサポート:5つのメニューから1つ提供
売却物件の付加価値を高めるため、5つのメニューから最適なものを1つ提供するサポートがあります。
サポートメニュー:
- ハウスクリーニング
- リペア(壁紙の補修、フローリングの傷補修等)
- 不用品回収
- ホームステージング(家具の配置変更等)
- その他(個別相談で決定)
売却前に物件の見栄えを良くすることで、内覧時の印象が向上し、早期売却や高値売却につながる可能性があります。
東京建物不動産販売の評判:利用者の口コミと注意点
実際の利用者の口コミから、東京建物不動産販売の評判を見てみましょう。
(1) 良い口コミ:担当者の対応が丁寧、返信が早い
良い口コミとして、担当者の対応が丁寧で返信が早いという声が多く見られます。
具体的な口コミ例:
- 「担当者の対応が丁寧で、疑問点にすぐに答えてくれた」
- 「返信が早く、スムーズに取引が進んだ」
- 「専門知識が豊富で、安心して任せられた」
総合評価は3.5点(5点満点)で、一定の評価を得ています。
(2) 悪い口コミ:営業の電話が多い、売却を急がされた
一方で、営業の電話が多い、売却を急がされたという否定的な口コミも存在します。
具体的な口コミ例:
- 「営業の電話が多く、プレッシャーを感じた」
- 「売却目標期間ギリギリで契約を急がされ、相場より安く売ってしまった」
- 「アポなし訪問された」
担当者によって対応にバラツキがあるため、自分に合った担当者かどうかを見極めることが重要です。
(3) 取扱高ランキング:15位で1,700億円超の実績
東京建物不動産販売は、取扱高ランキングで15位、取扱高1,700億円超の実績があります。
大手不動産会社として一定の実績を持ち、特に城南4区の高価格帯中古マンション仲介に強みがあります。
ただし、ランキングが高いからといって必ずしも自分に最適な不動産会社とは限りません。複数社の査定を比較し、自分の状況に合った会社を選ぶことが重要です。
不動産会社選びのポイント:複数社の比較検討が重要
不動産会社を選ぶ際は、以下の3つのポイントを押さえましょう。
(1) 複数社の査定を比較する
不動産売却を検討する際は、必ず複数社(3社以上)の査定を比較してください。
査定を比較する理由:
- 査定額は会社によって数百万円単位で異なる場合がある
- 適正価格の相場を把握できる
- 各社の提案内容やサービスを比較できる
査定を依頼する際のポイント:
- 大手不動産会社2社 + 地域密着型不動産会社1社の組み合わせが理想
- 査定額だけでなく、査定の根拠や販売戦略も確認
- 査定時の担当者の対応も評価ポイント
(2) 担当者との相性を確認する
不動産売却は数ヶ月から1年以上かかることもあるため、担当者との相性が重要です。
相性を確認するポイント:
- 質問に対して丁寧に答えてくれるか
- 専門知識が豊富で信頼できるか
- こちらの希望や懸念を理解しようとしているか
- プレッシャーをかけずに提案してくれるか
担当者が信頼できないと感じた場合は、担当者変更を依頼するか、他社を検討することも選択肢です。
(3) 仲介手数料と付帯サービスを比較する
仲介手数料は法定上限額(物件価格×3%+6万円+消費税)が一般的ですが、会社によって割引や付帯サービスがある場合があります。
比較ポイント:
- 仲介手数料の割引制度があるか
- ハウスクリーニング等の付帯サービスがあるか
- 保証制度(設備保証等)があるか
東京建物不動産販売の場合、東京建物分譲物件であれば仲介手数料10%割引やBrillia認定中古マンション制度などの特典があります。
他社でも独自の割引制度やサービスがある場合があるため、総合的に判断してください。
まとめ:東京建物不動産販売を利用する際のチェックリスト
東京建物不動産販売は、1980年設立の東京建物100%子会社で、不動産仲介・販売受託・賃貸管理を行う総合不動産会社です。
Brilliaなど高知名度のマンションブランドとの連携により「マンション住みかえサポート」が強みで、東京建物分譲物件は仲介手数料10%割引やBrillia認定中古マンション制度などの特典があります。
取扱高ランキング15位(1,700億円超)の実績があり、城南4区の高価格帯中古マンション仲介に強い一方、担当者によって対応にバラツキがあるため、複数社の比較検討が重要です。
東京建物不動産販売を利用する際のチェックリスト:
- 対象物件の確認:東京建物分譲物件(Brillia・ヴェール等)かどうか
- 複数社の査定比較:3社以上の査定を比較(大手2社 + 地域密着型1社)
- 担当者との相性:質問に丁寧に答えてくれるか、信頼できるか
- 仲介手数料と特典:10%割引や付帯サービスの適用条件を確認
- 契約前の確認:売却目標期間、販売戦略、広告方法を確認
不動産売却は大きな決断です。東京建物不動産販売を含む複数社を比較し、信頼できる担当者と納得のいく条件で契約を進めましょう。
