SUUMOの仲介手数料を徹底解説:相場・計算方法・割引交渉のコツ

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/16

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SUUMOの仲介手数料とは?基礎知識を解説

「SUUMOで見つけた物件の仲介手数料はいくらかかるのか」と気になる方は多いでしょう。

この記事では、SUUMOで物件を探す際の仲介手数料の仕組み、相場、計算方法、交渉のポイントを国土交通省の公式情報を元に解説します。

物件探しの前に仲介手数料の正しい知識を身につけることで、無駄な出費を防ぐことができます。

この記事のポイント

  • SUUMOはポータルサイトであり、仲介手数料は掲載している各不動産会社により異なる
  • 賃貸の仲介手数料は家賃1ヶ月分+消費税が上限
  • 売買の仲介手数料は400万円超なら「(売買価格×3%+6万円)×1.1」で計算
  • 2024年7月の法改正で800万円以下の物件は上限33万円(税込)に引き上げ
  • 仲介手数料無料物件は別名目の費用に注意が必要

SUUMOで物件を探すときの仲介手数料とは

SUUMOはポータルサイトであり仲介業者ではない

SUUMOは不動産ポータルサイトであり、SUUMOが直接物件を仲介しているわけではありません。SUUMOは全国の不動産会社が物件情報を掲載するプラットフォームの役割を担っています。

そのため、SUUMOで見つけた物件の仲介手数料は、その物件を掲載している不動産会社ごとに異なります。同じ物件でも、複数の不動産会社が掲載していれば、仲介手数料が異なる場合があります。

仲介手数料は掲載不動産会社により異なる

仲介手数料は宅地建物取引業法(宅建業法)第46条により上限が定められていますが、下限は設定されていません。不動産会社によっては、上限より低い手数料を設定している場合もあります。

物件を問い合わせる際は、必ず仲介手数料の金額を確認するようにしましょう。

仲介手数料の相場と計算方法

賃貸の仲介手数料(家賃1ヶ月分+消費税が上限)

賃貸物件の仲介手数料は、家賃1ヶ月分+消費税が上限です。たとえば、家賃8万円の物件であれば、仲介手数料の上限は8万8,000円(税込)となります。

多くの不動産会社がこの上限額を請求しますが、半額や無料としている会社もあります。

売買の仲介手数料(速算式での計算)

売買物件の仲介手数料は、取引価格に応じて以下の計算式で上限が決まります。

取引価格 計算式(税込)
200万円以下 取引価格×5.5%
200万円超〜400万円以下 取引価格×4.4%+2万2,000円
400万円超 取引価格×3.3%+6万6,000円

400万円超の物件は、速算式「(取引価格×3%+6万円)×1.1」を使うと計算が簡単です。

価格帯別の仲介手数料早見表

売買物件の仲介手数料(上限)の目安は以下のとおりです。

取引価格 仲介手数料(税込)
1,000万円 39万6,000円
2,000万円 72万6,000円
3,000万円 105万6,000円
5,000万円 171万6,000円

仲介手数料の値引き交渉のコツ

交渉可能なタイミング

仲介手数料は法律で上限が定められているだけで、値引き交渉自体は可能です。交渉するタイミングは、契約を決める前がベストです。

交渉のポイントとして、複数の不動産会社に問い合わせて比較検討していることを伝えると、交渉に応じてもらえる可能性が高まります。

サービス品質とのバランスを考慮

仲介手数料が安いことだけを重視すると、サービス品質に影響が出る場合があります。内覧の同行回数、契約書類の説明、引渡し後のサポートなど、不動産会社のサービス内容と手数料のバランスを考慮することが重要です。

仲介手数料無料物件の仕組みと注意点

片手取引と両手取引の違い

仲介手数料無料物件は、不動産会社が「片手取引」を行っているケースが多いです。

  • 両手取引: 売主と買主(または貸主と借主)の双方から仲介手数料を受け取る
  • 片手取引: 一方のみから仲介手数料を受け取る

片手取引の場合、買主(借主)側の仲介手数料が無料になることがあります。

別名目の費用請求に注意

仲介手数料無料を謳う物件でも、以下のような別名目で費用を請求されるケースがあります。

  • 広告料・事務手数料
  • 書類作成費
  • コンサルティング料

これらの費用は本来、仲介手数料に含まれるべき業務の対価である可能性があります。契約前に総額を確認することが重要です。

家賃・敷金礼金の総額で判断

賃貸物件で仲介手数料が無料でも、家賃が相場より高く設定されていたり、敷金・礼金が多かったりする場合があります。仲介手数料だけでなく、初期費用の総額で比較検討しましょう。

2024年の法改正による変更点

800万円以下の物件の上限引き上げ

2024年7月1日より、宅建業法の報酬規定が改正され、800万円以下の低廉な空き家等の売買における仲介手数料の上限が引き上げられました。

改正前は取引価格に応じた計算式で算出していましたが、改正後は800万円以下の物件について、売主・買主それぞれから最大30万円(税込33万円)まで受け取れるようになりました。

空き家流通促進の目的

この法改正は、全国で約820万戸(全住宅の約14%)に達する空き家問題への対策として行われました。低価格物件は仲介手数料が低くなるため、不動産会社が取り扱いを敬遠する傾向がありました。

上限の引き上げにより、不動産会社が低価格物件の仲介に取り組みやすくなり、空き家の流通促進が期待されています。

まとめ:SUUMOで物件を探す際の仲介手数料チェックポイント

SUUMOは不動産ポータルサイトであり、仲介手数料は掲載している各不動産会社により異なります。賃貸は家賃1ヶ月分+消費税、売買は取引価格の3%+6万円+消費税が上限の目安です。

仲介手数料無料の物件は一見お得に見えますが、別名目の費用や家賃設定にも注意が必要です。総額で比較検討することが、賢い物件選びのポイントです。

気になる物件が見つかったら、複数の不動産会社に問い合わせて、仲介手数料やサービス内容を比較してみましょう。

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よくある質問

Q1SUUMOで見つけた物件の仲介手数料はいくらですか?

A1SUUMOは不動産ポータルサイトであり、SUUMOが直接仲介するわけではありません。仲介手数料は掲載している各不動産会社により異なります。同じ物件でも複数の不動産会社が掲載していれば、手数料が異なる場合があります。物件を問い合わせる際に、仲介手数料の金額を必ず確認しましょう。

Q2仲介手数料無料の物件は本当にお得ですか?

A2必ずしもお得とは限りません。仲介手数料無料の物件では、広告料・事務手数料など別名目で費用を請求されたり、家賃が相場より高く設定されていたりする場合があります。仲介手数料だけでなく、初期費用の総額や月々の家賃で比較検討することが重要です。

Q3仲介手数料の値引き交渉は可能ですか?

A3法律で定められているのは上限額のみなので、値引き交渉自体は可能です。契約を決める前のタイミングで相談するのがベストです。ただし、過度な値引きはサービス品質に影響する可能性もあるため、手数料とサービス内容のバランスを考慮して判断しましょう。

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Room Match編集部

Room Matchは、不動産の購入・売却・賃貸に関する実践的な情報を提供するメディアです。住宅ローン、物件選び、不動産会社の選び方など、実務担当者に役立つ情報を分かりやすく解説しています。

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