住信SBI住宅ローンが注目される理由
住宅購入を検討する際、「どの金融機関が低金利なのか」「団信保障は充実しているか」と悩む方は少なくありません。
この記事では、住信SBI住宅ローンの金利プラン、スゴ団信の詳細、審査の流れ、メガバンク・他ネット銀行との比較を詳しく解説します。初めて住宅ローンを検討する方でも、自身のニーズに合った金融機関を選べるようになります。
この記事のポイント
- 2025年1月時点で変動金利は年0.448%~と業界最低水準
- 無料の全疾病保障(スゴ団信)が付帯し、50歳以下は3大疾病50も無料
- 2024年度国内行で住宅ローン新規実行額No.1を達成
- 事務手数料は借入金額の2.2%と高額だが、保証料無料・繰上返済手数料無料で総コストは有利
- オンラインで24時間申し込み可能、仮審査は3営業日以内に結果
(1) 業界最低水準の金利(変動金利0.448%~)
住信SBIネット銀行の変動金利は、2025年1月時点で年0.448%~と業界最低水準です。物件価格の80%以下の借り入れ(頭金20%以上)で、トップクラスの低金利が適用されます。
金利は毎月見直しされ、適用されるのは借入日(実行日)時点の金利です。
(2) 無料の全疾病保障(スゴ団信)
住信SBIネット銀行の独自特典「スゴ団信」は、50歳以下なら「3大疾病50+全疾病保障」、50歳超なら「全疾病保障」が無料で付帯します。
全疾病保障とは、すべての病気・ケガで就業不能状態が12ヶ月継続した場合、ローン残高が0円になる保障です。
(3) 2024年度国内行で住宅ローン新規実行額No.1
2024年度国内行において住宅ローン新規実行額No.1を達成しました。これは、低金利と無料団信が高く評価されていることを示しています。
住信SBI住宅ローンの基礎知識(金利プラン・団信)
(1) 住信SBIネット銀行とは(三井住友信託銀行とSBIホールディングスの共同出資)
住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資するインターネット銀行です。2025年5月にNTTドコモが過半数の株式を取得し、連結子会社化されました。今後のサービス連携が期待されています。
(2) 金利プラン(変動金利・固定金利)
金利プランは以下の2種類です。
- 変動金利: 市場金利の変動に応じて半年ごとに見直される金利タイプ(年0.448%~)
- 固定金利: 一定期間(2年、3年、5年、10年等)金利が固定される金利タイプ
最新の金利情報は住信SBIネット銀行 金利のご案内で確認できます。
(3) 団体信用生命保険(団信)の種類
団体信用生命保険(団信)とは、住宅ローン借入者が死亡・高度障害状態になった場合に、残債が保険金で完済される保険です。
住信SBIネット銀行では、以下の団信が選択できます。
- スゴ団信(無料): 50歳以下は「3大疾病50+全疾病保障」、50歳超は「全疾病保障」
- オプション団信(金利年0.2%~0.4%上乗せ): がん診断給付金等の追加保障
(4) 借入金額・期間(500万円~3億円、1年~50年)
借入金額は500万円以上3億円以下、借入期間は1年以上50年以内です。2023年8月より、借入期間を最長50年まで拡大しました。
金利と他行との比較(2025年最新)
(1) 変動金利(年0.448%~)の詳細
2025年1月時点の変動金利は年0.448%~です。物件価格の80%以下の借り入れで頭金を20%以上出すことで、トップクラスの低金利が適用されます。
(2) 固定金利(当初引下げプラン)の詳細
固定金利は、2年、3年、5年、10年等の期間を選択できます。当初固定金利期間終了後は、変動金利または再度固定金利を選択できます。
(3) 金利優遇条件(頭金20%以上で最低金利)
金利優遇を受けるための条件は以下の通りです。
- 物件価格の80%以下の借り入れ(頭金20%以上)
- 審査基準を満たす(借入時年齢18歳以上65歳以下、最終返済時80歳未満等)
(4) メガバンク・他ネット銀行との金利比較
住信SBIネット銀行の変動金利(年0.448%~)は業界最低水準です。他行(メガバンク、地方銀行、ネット銀行等)の金利は毎月変動するため、複数の金融機関を比較検討してください。最新情報は各金融機関の公式サイトで確認できます。
スゴ団信の詳細と無料保障の範囲
(1) スゴ団信とは(50歳以下は3大疾病50+全疾病保障、50歳超は全疾病保障)
スゴ団信は、住信SBIネット銀行の団信商品名です。50歳以下は「3大疾病50+全疾病保障」、50歳超は「全疾病保障」が無料で付帯します。
(2) 全疾病保障の適用条件(就業不能12ヶ月継続)
全疾病保障は、すべての病気・ケガで就業不能状態が12ヶ月継続した場合、ローン残高が0円になる保障です。
ただし、短期間の就業不能では適用されないため、注意が必要です。
(3) 3大疾病50の内容(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)
3大疾病50は、がん、急性心筋梗塞、脳卒中で所定の状態になった場合、ローン残高が0円になる保障です。50歳以下の場合、無料で付帯します。
(4) 他行の団信との比較
他行の団信と比較すると、住信SBIネット銀行のスゴ団信は以下の点で優れています。
- 無料で全疾病保障が付帯(他行は有料オプションが多い)
- 50歳以下は3大疾病50も無料
- 団信の種類が豊富(オプション団信で追加保障も選択可能)
ただし、全疾病保障の適用条件(就業不能12ヶ月継続)を確認し、自身のニーズに合った保障を選択してください。
審査の流れとメリット・デメリット
(1) 審査の流れ(仮審査3営業日以内、正式審査1週間~10日程度)
住宅ローンの審査は以下の流れで進みます。
- 仮審査: 申込当日から3営業日以内に結果がメールで届く
- 正式審査: 書類到着後、通常1週間から10日程度で完了
- 契約手続き: オンラインで完結可能
- 融資実行: 借入日(実行日)に資金が振り込まれる
詳細は住信SBIネット銀行 住宅ローン審査の流れで確認できます。
(2) 審査基準(借入時年齢18歳以上65歳以下、最終返済時80歳未満)
主な審査基準は以下の通りです。
- 借入時年齢:満18歳以上満65歳以下
- 最終返済時年齢:満80歳未満
- 安定した収入がある(会社員、自営業者等)
- 団体信用生命保険に加入できる健康状態
審査は標準的で、特別厳しくも甘くもないとの評価が多いです。
(3) メリット(低金利・無料団信・オンライン完結・保証料無料・繰上返済手数料無料)
住信SBI住宅ローンのメリットは以下の通りです。
- 業界最低水準の金利(変動金利年0.448%~)
- 無料の全疾病保障(スゴ団信)
- オンラインで24時間申し込み可能(忙しい人に便利)
- 保証料無料
- 一部繰上げ返済手数料無料(返済口座への資金移動も0円)
- 仮審査が迅速(3営業日以内に結果)
(4) デメリット(事務手数料2.2%、つなぎ融資なし、対面相談店舗が限定的)
住信SBI住宅ローンのデメリットは以下の通りです。
- 事務手数料が借入金額の2.2%(税込)と高額(3,000万円借入時は66万円)
- つなぎ融資の取扱いなし(注文住宅を検討している人は別の金融機関も検討が必要)
- 対面相談できる店舗(SBIマネープラザ)が大都市中心で限定的
- 全疾病保障の適用条件が厳しい(就業不能12ヶ月継続)
ただし、保証料無料・繰上返済手数料無料・低金利により、総コストでは他行より有利な場合が多いです。
まとめ:住信SBI住宅ローンが向いている人
住信SBI住宅ローンは、業界最低水準の金利(変動金利年0.448%~)と無料の全疾病保障(スゴ団信)が魅力で、2024年度国内行で住宅ローン新規実行額No.1を達成しました。
ただし、以下の注意点があります。
- 事務手数料が高額(借入金額の2.2%)
- つなぎ融資の取扱いなし(注文住宅検討者は別の金融機関も検討が必要)
- 全疾病保障の適用条件(就業不能12ヶ月継続)
住信SBI住宅ローンが向いている人:
- 低金利を重視する人
- 頭金20%以上を用意できる人
- オンラインで手続きを完結したい忙しい人
- 無料の全疾病保障を重視する人
向いていない人:
- 注文住宅でつなぎ融資が必要な人
- 対面相談を重視する人
- 事務手数料を抑えたい人(保証料が有料の金融機関もあり、総コストで比較が必要)
金利は毎月見直しされるため、最新情報は住信SBIネット銀行公式サイトで確認し、必要に応じてファイナンシャルプランナー等の専門家に相談しながら慎重に検討してください。
