セゾンの住宅ローンを徹底解説!金利・審査・メリット・デメリット

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/30

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セゾンの住宅ローンとは?商品の特徴

「セゾンの住宅ローン」を検討中の方は、「他の銀行とどう違うのか」「金利は高いのか安いのか」と疑問に感じているのではないでしょうか。

セゾンの住宅ローンは、クレディセゾンが提供するフラット35専門の住宅ローンです。この記事では、セゾンの住宅ローンの特徴、金利水準、メリット・デメリット、向いている人・向いていない人をクレディセゾン公式サイトセゾンファンデックス公式サイトの情報を元に解説します。

住宅ローン選びで迷っている方が、自分に合った商品を選べるようになります。

この記事のポイント

  • セゾンの住宅ローンはフラット35に特化(変動金利・当初固定金利の取り扱いはなし)
  • 保証料・繰上返済手数料が無料で初期費用を抑えられる
  • セゾンカード会員なら最大0.9%の金利優遇が受けられる
  • 銀行審査に通らなかった方向けに、セゾンファンデックスの不動産担保ローンという選択肢もある

セゾンの住宅ローンは、クレディセゾンが住宅金融支援機構と提携して提供する「フラット35」専門の住宅ローンです。フラット35とは、全期間固定金利の住宅ローンで、将来の金利上昇リスクを避けたい方に適しています。

主な特徴は以下の通りです。

  • 全期間固定金利のみ: 変動金利や当初固定金利の取り扱いはなし
  • 保証料・繰上返済手数料無料: 初期費用を抑えられる
  • セゾンカード会員向け優遇: 最大0.9%の金利優遇
  • つなぎ融資対応: 注文住宅の着工金・中間金に対応
  • 最短3営業日で審査回答: スピーディな対応

セゾンの住宅ローンは、銀行のような独自の住宅ローン商品ではなく、あくまでフラット35の取次窓口という位置づけです。そのため、変動金利や当初固定金利を希望する方には向いていません。

セゾンのフラット35の種類と金利

(1) 買取型と保証型の違い

セゾンのフラット35には「買取型」と「保証型」の2種類があります。

項目 買取型 保証型
金利水準 やや高め 低め
融資率 物件価格の100%まで 物件価格の90%まで(自己資金10%以上必要)
審査主体 住宅金融支援機構 クレディセゾン
債権譲渡 住宅金融支援機構に譲渡 クレディセゾンが保有

(出典: クレディセゾン公式サイト

買取型は、住宅金融支援機構が住宅ローン債権を買い取る方式です。物件価格の100%まで融資可能なため、自己資金が少ない方でも利用できます。

保証型は、住宅金融支援機構が保証人となる方式です。買取型より金利が低いですが、物件価格の10%以上の自己資金が必要です。

(2) 最新金利と他社比較

2025年7月時点のセゾンのフラット35の金利は以下の通りです。

商品 金利(年率)
フラット35(保証型) 1.63%~1.78%
フラット35(買取型) 1.84%

(出典: クレディセゾン公式サイト「金利情報」

セゾンのフラット35は業界低水準の金利を維持しています。特に保証型は、自己資金を用意できる方にとって有利な選択肢です。

セゾンの住宅ローンのメリット・デメリット

(1) 保証料・繰上返済手数料無料のメリット

一般的な銀行の住宅ローンでは、保証料として数十万円、繰上返済のたびに数千円~数万円の手数料がかかります。セゾンの住宅ローンはこれらが完全無料です。

費用例(3,000万円・35年ローンの場合):

項目 一般的な銀行 セゾン
保証料 約60万円 0円
繰上返済手数料(1回) 5,000円~33,000円 0円

初期費用を抑えたい方、繰上返済を積極的に行いたい方にとって大きなメリットです。

(2) セゾンカード会員向け優遇特典

セゾンカード・UCカード会員なら、以下の優遇が受けられます。

  • 金利優遇: 最大0.9%の引き下げ
  • SAISONライフサポート: 引っ越し代の割引、ハウスクリーニング優待など

すでにセゾンカードを持っている方は、他の金融機関よりも有利な条件で借りられる可能性があります。

(3) つなぎ融資の便利さ

注文住宅を建てる場合、着工金・中間金の支払いが必要ですが、フラット35の融資実行は物件完成後です。この間の支払いに対応するのがつなぎ融資です。

セゾンのフラット35は、低金利のつなぎ融資に対応しています。つなぎ融資の金利が高い金融機関もある中、セゾンは比較的有利な条件で利用できます。

(4) 変動金利・当初固定金利がないデメリット

セゾンの住宅ローンはフラット35のみの取り扱いです。変動金利や当初固定金利(例:当初10年固定)を希望する方は、他の金融機関を検討する必要があります。

現在の金利水準が低い場合、変動金利のほうが返済額を抑えられる可能性がありますが、将来の金利上昇リスクを許容できるかどうかは慎重に判断しましょう。

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セゾンファンデックスの住宅ローンとは?

(1) 銀行審査に通らなかった方向けの柔軟な審査

セゾングループには、クレディセゾンとは別にセゾンファンデックスという会社があり、不動産担保ローンを提供しています。

セゾンファンデックスの住宅ローンは、以下のような方でも審査対象となります。

  • 銀行やフラット35の審査に通らなかった方
  • 永住権のない外国人
  • 親族間売買
  • 個人事業主・フリーランス

(出典: セゾンファンデックス公式サイト

銀行の審査基準は厳しく、勤続年数が短い、転職したばかり、自営業などの理由で審査に通らないケースがあります。セゾンファンデックスは、こうした方向けに柔軟な審査を行っています。

(2) 金利水準と注意点

セゾンファンデックスの住宅ローン(不動産担保ローン)の金利は、**変動金利3.15%~4.95%**です。

(出典: セゾンファンデックス公式サイト

一般的な銀行の変動金利(0.4%~1.0%程度)やフラット35(1.6%~1.8%程度)と比べると、金利はかなり高めです。

注意点:

  • 金利が高い分、総返済額が大きくなる
  • 銀行審査に通らない理由を改善できるなら、まず銀行やフラット35を優先すべき
  • セゾンファンデックスは「最後の選択肢」として検討するのが賢明

セゾンの住宅ローンが向いている人・向いていない人

向いている人:

  • 全期間固定金利を希望: 将来の金利上昇リスクを避けたい
  • セゾンカード会員: 金利優遇や特典を活用したい
  • 初期費用を抑えたい: 保証料・繰上返済手数料無料のメリットを享受
  • つなぎ融資が必要: 注文住宅で着工金・中間金の支払いがある
  • 銀行審査に不安: セゾンファンデックスの柔軟な審査を検討したい

向いていない人:

  • 変動金利を希望: セゾンは全期間固定金利のみ
  • 当初固定金利を希望: 「当初10年固定」などの取り扱いなし
  • 自己資金がない: 保証型は自己資金10%以上必要(買取型なら可能)

まとめ:セゾンの住宅ローンの選び方

セゾンの住宅ローンは、フラット35に特化した商品で、保証料・繰上返済手数料が無料、セゾンカード会員向け優遇特典があるなどのメリットがあります。全期間固定金利を希望する方、初期費用を抑えたい方に適しています。

一方、変動金利や当初固定金利の取り扱いはないため、金利タイプの選択肢を広げたい方は他の金融機関も比較検討しましょう。

銀行審査に不安がある方は、セゾンファンデックスの不動産担保ローンという選択肢もありますが、金利が高めであることを理解した上で、ファイナンシャルプランナーや宅地建物取引士に相談することをおすすめします。

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よくある質問

Q1セゾンの住宅ローンはどの金融機関が提供している?

A1クレディセゾンがフラット35を提供しています。フラット35とは、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携した全期間固定金利の住宅ローンです。また、銀行審査に通らなかった方向けには、セゾングループのセゾンファンデックスが不動産担保ローンを提供しています。両者は別の商品ですので、ご自身の状況に合わせて選択してください。

Q2セゾンのフラット35の買取型と保証型の違いは?

A2買取型は住宅金融支援機構が住宅ローン債権を買い取る方式で、物件価格の100%まで融資可能です。保証型は住宅金融支援機構が保証人となる方式で、買取型より金利が低いですが、物件価格の10%以上の自己資金が必要です。自己資金に余裕がある方は保証型のほうが有利ですが、自己資金が少ない方は買取型を検討してください。

Q3銀行審査に落ちてもセゾンで住宅ローンは組める?

A3セゾンファンデックスの不動産担保ローンは、銀行やフラット35の審査に通らなかった方でも審査対象となります。永住権のない外国人、親族間売買、個人事業主なども対応しています。ただし、金利は変動金利3.15%~4.95%と一般的な銀行より高めです。他の選択肢も含めて比較検討し、ファイナンシャルプランナーや宅地建物取引士への相談を推奨します。

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