楽天ペイで固定資産税を支払うメリットとは？
固定資産税の支払いで楽天ポイントを貯めたいとお考えの方は、楽天ペイでの支払い方法やポイント還元率が気になるのではないでしょうか。楽天ペイの請求書払い機能を使えば、自宅から固定資産税を納付でき、楽天ポイントも活用できます。
この記事では、楽天ペイで固定資産税を支払う方法、ポイント還元率、注意点、他の支払い方法との比較を解説します。2024年6月の変更点も含め、最新情報をお届けします。
固定資産税の支払いでお得にポイントを活用する方法が理解できるようになります。
この記事のポイント
- 楽天ペイの請求書払いで固定資産税を手数料無料で自宅から納付可能
- 楽天ポイント（期間限定ポイント含む）を支払いに充当できる
- 2024年6月4日以降、請求書払いはポイント付与対象外に変更（キャンペーン開催時を除く）
- 1回の決済上限は30万円だが、4期分割で支払えば上限を超えにくい
- PayPay・au PAY・ファミペイなど他のスマホ決済も手数料無料で同様に利用可能
(1) 自宅から24時間いつでも納付可能
楽天ペイの請求書払いを利用すれば、コンビニや金融機関の窓口に行く必要がなく、自宅から24時間いつでも固定資産税を納付できます。納付書のバーコード・QRコードをスマートフォンアプリで読み取るだけで完了します。
(2) 手数料無料（クレジットカード払いでは手数料がかかる）
楽天ペイ請求書払いは手数料無料です。一方、クレジットカード払いでは自治体によって手数料（納付額の0.8〜1.0%程度）がかかることが多いため、手数料面では楽天ペイが有利です。
(3) 楽天ポイント（期間限定ポイント含む）を支払いに充当可能
楽天ポイント（期間限定ポイント含む）を固定資産税の支払いに充当できます。有効期限が近い期間限定ポイントの消化に便利です。
(4) バーコード・QRコードを読み取るだけで簡単
納付書にバーコード・QRコードが印刷されていれば、楽天ペイアプリでスキャンするだけで支払いが完了します。操作は簡単で、初めての方でもスムーズに利用できます。
楽天ペイで固定資産税を支払う方法（ステップバイステップ）
楽天ペイで固定資産税を支払う手順は以下の通りです。
(1) 楽天ペイアプリをダウンロード・ログイン
スマートフォンに楽天ペイアプリをダウンロードし、楽天IDでログインします。
(2) 請求書払いを選択
楽天ペイアプリのトップ画面から「請求書払い」を選択します。
(3) 納付書のバーコード・QRコードをスキャン
自治体から送付された固定資産税の納付書に印刷されているバーコード・QRコードをアプリでスキャンします。
(4) 支払い元（楽天キャッシュ・楽天ポイント）を選択して支払い
支払い元として、楽天キャッシュ（銀行口座・クレジットカードからチャージ）または楽天ポイント（期間限定ポイント含む）を選択します。金額を確認して支払いを完了します。
(5) 支払い完了通知を確認
支払いが完了すると、アプリに完了通知が表示されます。支払い履歴は楽天ペイアプリで確認できます。
（出典: 楽天ペイ公式サイト）
ポイント還元率と2024年6月の変更点
楽天ペイで固定資産税を支払う際のポイント還元について、2024年6月に重要な変更がありました。
(1) 2024年6月4日から請求書払いはポイント付与対象外に変更
2024年6月4日以降、楽天ペイの請求書払いはポイント付与対象外となりました。これにより、固定資産税を楽天ペイで支払っても、基本的にポイントは付与されません（キャンペーン開催時を除く）。
(2) 楽天カードからのチャージでも0.5%還元がなくなった
以前は、楽天カードから楽天キャッシュにチャージすると0.5%のポイント還元がありました。しかし、請求書払いに使用した分については、このチャージポイントも付与されなくなりました。
(3) キャンペーン開催時のみポイント還元の可能性あり
楽天ペイでは、時期によってキャンペーンを開催しており、その期間中は請求書払いでもポイント還元がある場合があります。最新のキャンペーン情報は楽天ペイ公式サイトで確認してください。
(4) 2024年6月以前はポイント還元があった（過去の経緯）
2024年6月以前は、楽天ペイ請求書払いでポイント還元がありました。そのため、古い情報を参照すると「ポイントが貯まる」と記載されている場合がありますが、現在（2025年時点）は基本的にポイント付与対象外です。
注意点とデメリット
楽天ペイで固定資産税を支払う際の注意点は以下の通りです。
(1) 領収書は発行されない（必要な場合はコンビニ・金融機関で納付）
スマホ決済（楽天ペイ、PayPay等）で支払った場合、領収書は発行されません。領収書が必要な場合（確定申告、会社への提出等）は、コンビニ・金融機関の窓口で納付する必要があります。
(2) 納付書にバーコード・QRコードがない場合は利用不可
納付書にバーコード・QRコードが印刷されていない場合、楽天ペイ請求書払いは利用できません。古い納付書や一部の自治体では対応していない場合があります。
(3) 1回の決済上限は30万円（固定資産税は4期分割なので1期ずつ支払えば上限を超えにくい）
楽天ペイの請求書払いは、1回の決済上限が30万円です。固定資産税は通常4期に分割納付できるため、1期ずつ支払えば上限を超えにくいです。30万円を超える場合は、別の支払い方法（クレジットカード、銀行振込等）を検討する必要があります。
(4) 自治体によって対応状況が異なる場合がある（eL-QR導入により大半が対応済み）
2023年4月から地方税統一QRコード（eL-QR）が全国導入され、ほぼすべての自治体で楽天ペイを含むスマホ決済が利用可能になりました。ただし、一部の自治体では対応していない場合があるため、納付書で確認してください。
他の支払い方法との比較（PayPay・クレジットカード等）
固定資産税の支払い方法は、楽天ペイ以外にも複数の選択肢があります。
(1) PayPay・au PAY・ファミペイも手数料無料で同様に利用可能
PayPay、au PAY、ファミペイなど他のスマホ決済も、楽天ペイと同様に手数料無料で固定資産税を支払えます。それぞれのポイント制度や使い勝手を比較して、自分に合った方法を選ぶことができます。
| 決済方法 | 手数料 | ポイント還元 | 領収書発行 |
|---|---|---|---|
| 楽天ペイ | 無料 | ポイント付与なし（キャンペーン時のみ） | なし |
| PayPay | 無料 | ポイント付与なし（キャンペーン時のみ） | なし |
| au PAY | 無料 | ポイント付与なし（キャンペーン時のみ） | なし |
| ファミペイ | 無料 | 一部ポイント還元あり（要確認） | なし |
（出典: 各社公式サイト）
(2) クレジットカード払いは手数料がかかるが、ポイント還元で相殺できる場合も
クレジットカード払いでは、自治体によって手数料（納付額の0.8〜1.0%程度）がかかります。ただし、クレジットカードのポイント還元率が高ければ（例：1.0〜1.5%）、手数料を相殺してプラスになる場合もあります。
(3) 口座振替・コンビニ払い・金融機関窓口の特徴
他の支払い方法として、以下があります。
- 口座振替: 自動引き落としで納付忘れを防げる。手数料無料だが、領収書は発行されない
- コンビニ払い: 領収書が発行される。手数料無料で、24時間利用可能
- 金融機関窓口: 領収書が発行される。手数料無料だが、窓口の営業時間内のみ利用可能
(4) eL-QR（地方税統一QRコード）導入で選択肢が拡大（2023年4月〜）
2023年4月から、地方税お支払サイト（eLTAX）の地方税統一QRコード（eL-QR）が全国導入されました。これにより、ほぼすべての自治体でスマホ決済が利用可能になり、選択肢が大幅に拡大しました。
まとめ：お得な支払い方法の選び方
楽天ペイで固定資産税を支払う方法は、手数料無料で自宅から納付でき、楽天ポイント（期間限定ポイント含む）を充当できる便利な選択肢です。ただし、2024年6月4日以降、請求書払いはポイント付与対象外となり、キャンペーン開催時を除きポイント還元はなくなりました。
固定資産税の支払い方法を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
(1) 楽天ポイントを消化したい場合は楽天ペイが便利
有効期限が近い楽天ポイント（期間限定ポイント含む）を消化したい場合、楽天ペイ請求書払いが便利です。手数料無料で、自宅から簡単に納付できます。
(2) ポイント還元重視ならクレジットカードや他のスマホ決済も検討
ポイント還元を重視する場合、クレジットカード（還元率1.0〜1.5%）や、キャンペーン中のスマホ決済（PayPay、au PAY、ファミペイ等）も検討してください。手数料とポイント還元を比較して、最もお得な方法を選びましょう。
(3) 領収書が必要な場合はコンビニ・金融機関で納付
確定申告や会社への提出で領収書が必要な場合は、コンビニまたは金融機関の窓口で納付してください。スマホ決済では領収書が発行されません。
(4) 最新のキャンペーン情報を公式サイトで確認
楽天ペイや他のスマホ決済では、時期によってキャンペーンを開催しています。最新のキャンペーン情報は各社の公式サイトで確認し、お得なタイミングで支払うことをおすすめします。
詳細は楽天ペイ公式サイト、地方税お支払サイト（eLTAX）、各自治体の納税方法案内で確認してください。税金の支払い方法については、税理士への相談も推奨します。