固定資産税をPayPayで支払う方法とメリット|ポイント還元と注意点を解説

著者: Room Match編集部公開日: 2025/11/29

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なぜ固定資産税をPayPayで支払うのが便利なのか

固定資産税は毎年1月1日時点で土地・建物を所有する者に課される市町村税で、年4回に分けて納付します。近年、キャッシュレス決済の普及により、PayPayなどのスマホ決済アプリでの支払いが可能になりました。

この記事では、固定資産税をPayPayで支払う手順、メリット・デメリット、ポイント還元の有無、対応自治体の確認方法を解説します。

固定資産税の支払い方法を検討している方が、自分に最適な支払い方法を選択できるようになります。

この記事のポイント

  • 2023年4月からeL-QR(地方税統一QRコード)導入により、ほぼ全国の自治体でPayPay等26種類のスマホ決済アプリが利用可能
  • PayPay請求書払いは決済手数料無料(クレジットカードは1万円ごとに約75円)
  • 2022年4月以降、税金の支払いにはポイント還元なし(ただし決済回数・金額はカウント対象)
  • 支払い上限は30万円、領収書は発行されない
  • 2025年最もお得なのはau PAY・FamiPay(クレジットカードチャージで最大1.5-3%還元)

(1) eL-QR(地方税統一QRコード)の導入で全国対応

総務省の発表によると、2023年4月1日からeL-QR(地方税統一QRコード)が導入されました。

eL-QRの特徴:

  • 全国どこでも納付可能
  • 対応スマホ決済アプリ:26種類(PayPay、au PAY、楽天ペイ、FamiPay等)
  • 対応金融機関:全国の金融機関窓口・ATM
  • 2026年9月から公金収納全般に拡大予定

eL-QRの導入により、自治体による対応状況のばらつきが解消され、ほぼ全国でPayPayによる固定資産税の支払いが可能になりました。

(2) 決済手数料無料(クレジットカードは1万円ごとに75円)

PayPay請求書払いは決済手数料が一切かかりません。

手数料の比較:

支払い方法 決済手数料 10万円の場合
PayPay請求書払い 無料 0円
クレジットカード 1万円ごとに約75円 約750円
銀行振込 無料(口座振替) 0円
コンビニ払い 無料 0円

クレジットカード決済は手数料が発生するため、手数料面ではPayPayの方が有利です。

PayPayで固定資産税を支払う手順

(1) PayPayアプリで請求書払いを選択

PayPayアプリを開き、ホーム画面の「スキャン」をタップします。

手順:

  1. PayPayアプリを起動
  2. ホーム画面の「スキャン」を選択
  3. 「請求書払い」をタップ

(2) 納付書のQRコード・バーコードをスキャン

自治体から送付された固定資産税の納付書に記載されているQRコード(eL-QR)またはバーコードをスキャンします。

スキャン時の注意点:

  • QRコード・バーコードがはっきり見えるように照明を調整
  • 納付書のしわや汚れでスキャンできない場合は、自治体で再発行を依頼
  • 期限切れの納付書は使用できない

(3) 支払い内容を確認して決済

支払い内容(納付先、金額、税目等)を確認し、「支払う」ボタンをタップします。

確認事項:

  • 納付先の自治体名
  • 支払い金額
  • 納付期限
  • 税目(固定資産税・都市計画税)

重要: 支払い後の取り消しはできないため、必ず内容を確認してから決済してください。

PayPay支払いのメリット・デメリット

(1) メリット:手数料無料、24時間いつでも支払い可能、外出不要

PayPayで固定資産税を支払うメリットは以下の通りです。

主なメリット:

メリット 詳細
手数料無料 クレジットカードのような決済手数料が一切かからない
24時間利用可能 納付期限ギリギリでも、深夜・早朝を問わず支払い可能
外出不要 自宅・外出先から即座に支払える、銀行やコンビニに行く必要なし
決済履歴が残る PayPayアプリで支払い履歴を確認できる
決済回数・金額カウント 「月30回・合計10万円」達成で還元率0.5%アップの可能性

(2) デメリット:ポイント還元なし(2022年4月以降)、領収書が発行されない、支払い上限30万円

一方、PayPay支払いにはデメリットもあります。

主なデメリット:

デメリット 詳細
ポイント還元なし 2022年4月以降、税金支払いにはポイント還元がない
領収書が発行されない 納税証明書が必要な場合は自治体窓口で別途申請が必要
支払い上限30万円 高額な場合は分割納付または他の支払い方法を利用
PayPayマネー限定 PayPayポイント、PayPayマネーライトは使用不可(2023年4月以降)

オウチーノによると、2022年4月以降、税金の支払いにはポイント還元がなくなりました。

ポイント還元とお得な支払い方法(2025年版)

(1) PayPayの還元率(税金支払いは0%、ただし決済回数・金額はカウント)

PayPayで固定資産税を支払う場合、直接的なポイント還元はありませんが、決済回数と金額はPayPayステップのカウント対象です。

PayPayステップの仕組み:

  • 月30回の決済達成 → 還元率+0.5%
  • 月10万円の決済達成 → 還元率+0.5%
  • 両方達成で還元率+1.0%(翌月の買い物で適用)

固定資産税の支払い自体にはポイント還元がありませんが、決済回数・金額の達成により、翌月以降の買い物での還元率アップに貢献します。

(2) 最もお得なスマホ決済アプリ(au PAY、FamiPayが最大3%還元)

2025年の最新情報によると、au PAYとFamiPayが最もお得な選択肢です。

2025年のスマホ決済アプリ比較:

アプリ 還元率 還元方法
au PAY 最大1.5-3% クレジットカードチャージでポイント付与
FamiPay 最大1.5-3% クレジットカードチャージでポイント付与
PayPay 0% 還元なし(決済回数・金額カウントのみ)
楽天ペイ 0% 還元なし

au PAY・FamiPayは、クレジットカードからチャージした残高で支払うことで、クレジットカードのポイント還元(1.0-1.5%)を受けられます。

(3) クレジットカード・銀行振込との比較

固定資産税の主な支払い方法を比較します。

支払い方法の総合比較:

支払い方法 手数料 ポイント還元 利便性 領収書
PayPay 無料 なし 高(24時間・外出不要) なし
au PAY・FamiPay 無料 最大1.5-3% 高(24時間・外出不要) なし
クレジットカード 1万円ごとに約75円 カードポイント(0.5-1%) 高(オンライン) なし
銀行振込(口座振替) 無料 なし 中(自動引き落とし) なし
コンビニ払い 無料 なし 中(外出必要) あり
銀行窓口 無料 なし 低(平日のみ) あり

ポイント還元を重視するならau PAY・FamiPay、利便性を重視するならPayPay、確実に領収書が必要ならコンビニ払い・銀行窓口が適しています。

対応自治体の確認方法と注意点

(1) PayPay公式サイトで対応自治体を確認する方法

すべての自治体がPayPay請求書払いに対応しているわけではないため、事前確認が必要です。

確認手順:

  1. PayPay公式サイト「自治体(税金など)のPayPay請求書払い」にアクセス
  2. 都道府県を選択
  3. 市区町村を選択
  4. 対応税目(固定資産税等)を確認

eL-QR導入により、2023年4月以降はほぼ全国の自治体で対応していますが、一部未対応の自治体もあるため、必ず確認してください。

(2) 支払い時の注意点(PayPayマネー・PayPayクレジットのみ利用可)

PayPayで税金を支払う場合、利用できる残高の種類が限定されています。

利用可能な残高:

  • PayPayマネー: 銀行口座・ATMからチャージした残高
  • PayPayクレジット: PayPayカードで決済(後払い)

利用不可の残高:

  • PayPayポイント: ポイントは使用不可(2023年4月以降)
  • PayPayマネーライト: クレジットカードチャージ残高は不可

税金を支払う前に、PayPayマネーの残高を確認し、不足している場合は銀行口座から事前にチャージしてください。

(3) 領収書・納税証明書が必要な場合の対処法

PayPay請求書払いでは領収書が発行されません。

領収書が必要な場合の対処法:

  1. 自治体窓口で納税証明書を申請(手数料:数百円程度)
  2. 住宅ローン控除等で必要な場合は、事前に自治体に確認
  3. 急ぐ場合は、コンビニ払い・銀行窓口を利用(領収書が即時発行される)

納税証明書の発行には、支払い後1-2週間程度かかる場合があるため、余裕を持って申請してください。

まとめ:自分に最適な支払い方法を選ぼう

固定資産税をPayPayで支払う方法は、手数料無料、24時間いつでも支払い可能、外出不要という大きなメリットがあります。2023年4月のeL-QR導入により、ほぼ全国の自治体で利用可能になりました。

一方、2022年4月以降は税金の支払いにポイント還元がなく、領収書も発行されません。支払い上限は30万円です。

2025年最もお得なのはau PAY・FamiPay(クレジットカードチャージで最大1.5-3%還元)ですが、PayPayは決済回数・金額がカウントされ、翌月以降の還元率アップに貢献します。

利便性重視ならPayPay、ポイント還元重視ならau PAY・FamiPay、領収書が必要ならコンビニ払い・銀行窓口を選択してください。

お住まいの自治体の対応状況をPayPay公式サイトで確認し、最新の還元率情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。

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よくある質問

Q1固定資産税をPayPayで支払うとポイントは付きますか?

A12022年4月以降、税金の支払いにはポイント還元がありません。ただし、決済回数と金額はPayPayステップのカウント対象で、「月30回の決済」「月10万円の決済」を達成すると、翌月以降の買い物での還元率が+0.5%ずつ(最大+1.0%)アップする可能性があります。税金支払い自体にはポイントが付きませんが、決済回数・金額の達成に貢献します。

Q2PayPay支払い時の手数料はいくらですか?

A2PayPay請求書払いは決済手数料が一切かかりません。完全無料です。一方、クレジットカード決済では1万円ごとに約75円の手数料が発生するため、10万円の固定資産税であればクレジットカードで約750円、PayPayなら0円となります。手数料面ではPayPayの方が有利です。

Q3固定資産税をPayPayで支払える上限金額は?

A3PayPay請求書払いの支払い上限は30万円です。固定資産税が30万円を超える場合は、年4回の分割納付を利用するか、銀行振込・クレジットカード等の他の支払い方法を検討してください。分割納付であれば、1回あたりの金額が30万円以内に収まる可能性があります。

Q4PayPayで支払った場合、領収書は発行されますか?

A4PayPay請求書払いでは領収書は発行されません。住宅ローン控除等で納税証明書が必要な場合は、自治体窓口で別途申請してください。申請には手数料(数百円程度)がかかり、発行まで1-2週間程度かかる場合があります。急ぐ場合は、コンビニ払い・銀行窓口を利用すれば、領収書が即時発行されます。

Q52025年最もお得な固定資産税の支払い方法は?

A5au PAY・FamiPayのクレジットカードチャージが最大1.5-3%還元で最もお得です。クレジットカードからチャージした残高で支払うことで、クレジットカードのポイント還元を受けられます。PayPayは還元率では劣りますが、手数料無料・24時間利用可能・外出不要という利便性が高く、決済回数・金額がカウントされるメリットがあります。利便性重視ならPayPay、ポイント還元重視ならau PAY・FamiPayが適しています。

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Room Match編集部

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