固定資産税をPayPayで支払うデメリットと注意点を解説

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/31

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固定資産税のPayPay払いを検討する前に

固定資産税のPayPay払いを検討している方の中には、「ポイントは貯まるのか」「デメリットはないのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、PayPayで固定資産税を支払う方法、5つのデメリット、他の支払い方法との比較を解説します。PayPay公式や各金融機関の情報を参照し、最もお得な支払い方法の選び方をお伝えします。

この記事のポイント

  • 2022年4月1日以降、税金支払いでPayPayポイントは付与されない
  • 30万円上限・領収書なし・キャンセル不可の3つが主なデメリット
  • 決済手数料無料・24時間支払い可能がメリット
  • 電子マネー×クレカチャージでポイント二重取りがお得な場合もある

PayPayで固定資産税を支払う方法

請求書払いの手順

PayPayで固定資産税を支払うには、「請求書払い」機能を使用します。手順は以下のとおりです。

  1. PayPayアプリを起動
  2. ホーム画面の「請求書払い」をタップ
  3. 納付書のバーコードをカメラでスキャン
  4. 支払い内容を確認し、「支払う」をタップ
  5. 支払い完了

窓口や金融機関に行く必要がなく、自宅から24時間いつでも支払いが可能です。

利用可能な残高種別の確認

固定資産税をPayPayで支払う際、利用できる残高種別は限られています。

残高種別 税金支払い
PayPayマネー ✅ 可能
PayPayクレジット(旧あと払い) ✅ 可能
PayPayマネーライト ❌ 不可
PayPayポイント ❌ 不可

支払い前に残高種別を確認し、PayPayマネーまたはPayPayクレジットにチャージしておいてください。

対応自治体の確認方法

全国すべての自治体がPayPay対応しているわけではありません。お住まいの自治体が対応しているかどうかは、以下の方法で確認できます。

  • PayPayアプリ内の「請求書払い」→「対応している請求書」で検索
  • 自治体の公式サイトで納付方法を確認
  • 納付書に記載のバーコードの有無を確認

PayPay払いの5つのデメリット

ポイント付与なし(2022年4月以降)

最も大きなデメリットは、2022年4月1日以降、税金の支払いでPayPayポイントが付与されなくなったことです。

以前は0.5%〜1.5%のポイント還元がありましたが、現在はポイント還元がありません。ただし、PayPayステップの支払い回数・金額のカウント対象にはなるため、他の還元率アップには貢献できます。

30万円上限と分割払いの手間

納付書1枚あたり30万円が上限です。固定資産税が高額な場合は1回で支払えないため、分割納付書を使って各期ごとに支払う必要があります。

例えば年間50万円の固定資産税を4期分割で支払う場合、各期12.5万円なので問題ありませんが、一括払いは不可能です。

領収書・納税証明書が発行されない

PayPay払いでは領収書が発行されません。支払い履歴はアプリで確認できますが、公式な証明書としては認められません。

以下の場面で納税証明書が必要な場合は、窓口で別途申請が必要です。

  • 車検(自動車税の場合)
  • 不動産登記
  • 住宅ローン審査
  • 入札参加資格審査

支払い後のキャンセル不可

PayPay払いは一度支払うとキャンセルや払い戻しができません。誤って二重払いしてしまうリスクがあるため、支払い前に金額と納付先を必ず確認してください。

過払いが発生した場合は、自治体の税務課に連絡して還付手続きが必要になります。

PayPayマネーライト・ポイント使用不可

前述のとおり、税金支払いにはPayPayマネーまたはPayPayクレジットしか使えません。クレジットカードからチャージした「PayPayマネーライト」や「PayPayポイント」は使用できないため注意してください。

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PayPay払いのメリットと活用法

決済手数料無料

PayPay払いの最大のメリットは決済手数料が無料であることです。

クレジットカード払いでは1万円あたり約80円の決済手数料がかかりますが、PayPayは手数料ゼロ。30万円の固定資産税を払う場合、クレカ払いなら約2,400円の手数料がかかるところ、PayPayなら無料です。

24時間自宅から支払い可能

窓口や金融機関の営業時間を気にすることなく、24時間いつでも自宅から支払いが可能です。納付期限ギリギリでも、深夜でも対応できるのは大きなメリットです。

PayPayステップのカウント対象

ポイント付与はありませんが、PayPayステップの条件達成には貢献します。

  • 支払い回数のカウント対象
  • 支払い金額のカウント対象

PayPayステップで還元率を上げている方にとっては、間接的なメリットとなります。

他の支払い方法との比較

クレジットカード払い(手数料とポイント)

クレジットカード払いは決済手数料がかかりますが、ポイント還元があります。

支払い額 決済手数料 1%還元ポイント 損益
1万円 約80円 100pt +20円
3万円 約240円 300pt +60円
10万円 約800円 1,000pt +200円

1%以上還元のクレジットカードを使えば、手数料を差し引いてもプラスになります。ただし0.5%還元のカードでは手数料負けするため注意してください。

電子マネー×クレカでポイント二重取り

最もお得な方法の一つが、電子マネー×クレカチャージのポイント二重取りです。

  1. クレジットカードで電子マネー(nanaco、WAON等)にチャージ → チャージでポイント獲得
  2. 電子マネーで固定資産税を支払い

この方法であれば決済手数料無料かつポイント獲得が可能です。ただし対応している電子マネーとチャージ可能なクレジットカードの組み合わせが限られるため、事前に確認が必要です。

口座振替・現金払いとの比較

支払い方法 手数料 ポイント 領収書 利便性
PayPay 無料 なし なし
クレカ あり あり なし
電子マネー 無料 あり なし
口座振替 無料 なし なし
現金(窓口) 無料 なし あり

まとめ:固定資産税の最適な支払い方法の選び方

PayPayで固定資産税を支払う最大のデメリットは、2022年4月以降ポイントが付与されないことです。手数料無料・24時間対応のメリットはありますが、お得さを重視するなら他の方法も検討してください。

おすすめの選び方:

  1. 利便性重視: PayPay・スマホ決済(手数料無料、24時間対応)
  2. お得さ重視: 電子マネー×クレカチャージ(ポイント二重取り)
  3. 高還元カード保有: クレジットカード払い(1%以上還元なら手数料を上回る)
  4. 領収書必要: 窓口での現金払い

納付期限を過ぎると延滞金が発生するため、どの支払い方法を選ぶにせよ期限内の納付を心がけてください。自治体によって対応状況が異なるため、お住まいの自治体の公式サイトで確認することをおすすめします。

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よくある質問

Q1PayPayで固定資産税を払うとポイントは貯まりますか?

A12022年4月1日以降、税金の支払いでPayPayポイントは付与されません。ただしPayPayステップの支払い回数・金額のカウント対象にはなるため、還元率アップには間接的に貢献します。ポイントを重視するなら電子マネー×クレカチャージがおすすめです。

Q2PayPay払いで領収書は発行されますか?

A2発行されません。支払い履歴はアプリで確認できますが、公式な証明書としては認められません。車検や不動産登記で納税証明書が必要な場合は、窓口で別途申請が必要です。支払い後は自治体に反映されるまで数日かかる場合があります。

Q3固定資産税の支払いで最もお得な方法は?

A3電子マネー(nanaco、WAON等)にクレジットカードでチャージし、電子マネーで支払う方法がお得です。チャージ時にポイントが貯まり、決済手数料もかかりません。1%以上還元のクレカ払いも手数料を上回るためお得ですが、対応自治体が限られます。

Q4PayPayマネーライトやPayPayポイントで支払えますか?

A4支払えません。税金の支払いにはPayPayマネーまたはPayPayクレジット(旧あと払い)のみ利用可能です。クレジットカードからチャージしたPayPayマネーライトは使用できないため、銀行口座からのチャージが必要です。

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