固定資産税評価額とは?建物の評価額の調べ方と目安を解説

PR
著者: Room Match編集部公開日: 2025/11/21

PR

まどりLABO|間取り作成の無料見積もり依頼

固定資産税評価額とは:不動産の税額を決める基準

不動産を所有すると、「固定資産税評価額って何?」「どうやって調べるの?」「売買価格と何が違うの?」と疑問に感じる方は少なくありません。

この記事では、固定資産税評価額の定義、建物の評価額の計算方法、調べ方(課税明細書・ネット・証明書)、売買価格との違いを、総務省や各自治体の公式情報を元に解説します。

初めて固定資産税を納める方でも、評価額の仕組みと調べ方を理解できるようになります。

この記事のポイント

  • 固定資産税評価額は市町村が決定する税額の基準で、土地と建物で異なる評価方法を使用
  • 建物の評価額は「再建築価格×経年減点補正率」で計算され、再建築価格の約70%、工事請負契約額の50〜70%が目安
  • 調べ方は課税明細書(毎年4月頃送付)、全国地価マップ(ネット)、固定資産評価証明書(役場で取得)の3つ
  • 評価額と売買価格は全く別の基準で、評価額が高くても売却価格が低い場合がある
  • 評価替えは3年に1度実施され、直近は令和6年度(2024年度)、次回は令和9年度(2027年度)

固定資産税評価額とは:定義と役割

固定資産税評価額の定義:市町村が決定する税額の基準

総務省によると、固定資産税評価額とは、不動産の固定資産税額を求める際の基準となる土地・建物の評価額です。

固定資産税の計算式は以下の通りです。

固定資産税額 = 課税標準額 × 1.4%(標準税率)

課税標準額は、固定資産税評価額をベースに、住宅用地の特例措置などを適用した金額です。

土地と建物で異なる評価方法

固定資産税評価額の算出方法は、土地と建物で異なります。

区分 評価方法 参照基準
土地 路線価方式・標準宅地比準方式 公示価格の約70%
建物 再建築価格方式 再建築費用の約50〜70%

固定資産税評価額の用途

固定資産税評価額は、以下の税金計算に使用されます。

  • 固定資産税: 毎年1月1日時点の所有者に課税
  • 都市計画税: 市街化区域内の不動産に課税
  • 不動産取得税: 不動産取得時に課税
  • 登録免許税: 登記時に課税
  • 相続税・贈与税: 建物の評価に使用

建物の固定資産税評価額の計算方法

再建築価格×経年減点補正率

建物の固定資産税評価額は、以下の計算式で算出されます。

建物評価額 = 再建築価格 × 経年減点補正率

再建築価格とは、同じ建物を現在の建築資材・人件費で建て直した場合の費用です。

経年減点補正率とは、建物の経過年数に応じて価値が減少することを反映した補正率で、築年数が経過するほど低くなります。

構造別の経年減点補正率

総務省「固定資産評価基準」によると、構造別の経年減点補正率の目安は以下の通りです。

構造 耐用年数 10年後 20年後 最低補正率
木造 25年 約0.68 約0.36 0.20
鉄骨造(S造) 40年 約0.79 約0.58 0.20
鉄筋コンクリート造(RC造) 60年 約0.86 約0.72 0.20

鉄筋コンクリート造は耐用年数が長いため、経年減点補正率の低下が緩やかで、固定資産税が高くなる傾向があります。

建物評価額の目安

新築時の建物の固定資産税評価額は、一般的に以下の目安とされています。

  • 再建築価格の約50〜70%
  • 工事請負契約額の約50〜70%

例えば、工事請負契約額が3,000万円の場合、建物の固定資産税評価額は1,500万円〜2,100万円程度が目安です。

固定資産税評価額の調べ方

方法1:課税明細書で確認(最も簡単)

毎年4月〜6月頃に送付される「固定資産税・都市計画税 納税通知書」に同封される課税明細書で確認できます。

記載項目:

  • 評価額(固定資産税評価額)
  • 課税標準額
  • 税額

課税明細書は納税通知書に同封されているため、保管しておくと便利です。

方法2:全国地価マップで検索(ネット)

一般財団法人資産評価システム研究センターが運営する「全国地価マップ」で、路線価や固定資産税評価額を検索できます。

手順:

  1. 全国地価マップにアクセス
  2. 「固定資産税路線価等」を選択
  3. 住所を入力して検索

※建物の評価額は表示されません。土地の路線価のみ確認可能です。

方法3:固定資産評価証明書を取得(役場)

市区町村役場の税務課で「固定資産評価証明書」を取得できます。

必要書類:

  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 印鑑
  • 手数料(1通200〜400円程度)

用途: 不動産売買、相続登記、融資申込など

固定資産税評価額と売買価格の違い

評価額と売買価格は別の基準

固定資産税評価額と実際の売買価格(市場価格)は、全く別の基準で決まります。

項目 固定資産税評価額 売買価格(市場価格)
決定者 市区町村 売主・買主の合意
基準 固定資産評価基準 市場の需給バランス
更新頻度 3年に1度(評価替え) 随時変動
土地の目安 公示価格の約70% 公示価格の100〜120%

評価額が高くても売却価格が低い場合がある

固定資産税評価額が高いからといって、売却価格が高いとは限りません。

評価額が高くても売却価格が低いケース:

  • 築年数が古く、需要が少ない
  • 立地が悪く、買い手がつきにくい
  • 建物の状態が悪く、リフォーム費用がかかる

売却を検討する際は、固定資産税評価額だけでなく、不動産会社の査定を受けることが重要です。

売却を検討する際の評価額の活用法

固定資産税評価額は、売却時の参考情報として活用できます。

評価額から売却価格を推測する目安

区分 固定資産税評価額との関係
土地 評価額 ÷ 0.7 ≒ 公示価格 ≒ 売却価格の目安
建物 築年数・状態により大きく変動(参考程度)

例えば、土地の固定資産税評価額が2,100万円の場合:

売却価格の目安 = 2,100万円 ÷ 0.7 = 3,000万円

ただし、これはあくまで目安であり、実際の売却価格は立地や需給バランスで変動します。

正確な売却価格を知るには専門家の査定を

固定資産税評価額はあくまで税金計算用の基準であり、売却価格とは異なります。

正確な売却価格を知りたい場合は、不動産会社の無料査定を利用することをおすすめします。

無料査定依頼キャンペーン【ノムコム】

評価替えとは:3年に1度の評価額見直し

評価替えの概要

固定資産税評価額は、3年に1度「評価替え」が実施され、見直されます。

直近の評価替え: 令和6年度(2024年度) 次回の評価替え: 令和9年度(2027年度)

評価替えで評価額が変わる理由

  • 地価の変動: 土地の公示価格・路線価の変動を反映
  • 建築費の変動: 建築資材・人件費の変動を反映
  • 経年減価: 建物の経過年数による減価を反映

まとめ

固定資産税評価額は、市町村が決定する税額計算の基準です。

重要ポイント:

  • 建物の評価額は「再建築価格×経年減点補正率」で計算
  • 調べ方は課税明細書・全国地価マップ・評価証明書の3つ
  • 評価額と売買価格は別の基準(評価額が高くても売却価格が低い場合あり)
  • 評価替えは3年に1度(次回は令和9年度)

売却を検討する際は、固定資産税評価額だけでなく、不動産会社の査定を受けて正確な市場価格を把握しましょう。

PR

まどりLABO|間取り作成の無料見積もり依頼

よくある質問

Q1固定資産税評価額とは何ですか?

A1市町村が決定する税額計算の基準となる土地・建物の評価額です。固定資産税、都市計画税、不動産取得税などの計算に使用されます。

Q2固定資産税評価額の調べ方は?

A2①毎年届く課税明細書で確認、②全国地価マップでネット検索(土地のみ)、③市区町村役場で評価証明書を取得、の3つの方法があります。

Q3固定資産税評価額と売買価格の違いは?

A3評価額は市町村が税金計算用に決定する基準、売買価格は市場の需給で決まる実際の取引価格です。評価額が高くても売却価格が低い場合があります。

Q4評価替えとは何ですか?

A43年に1度実施される固定資産税評価額の見直しです。直近は令和6年度(2024年度)、次回は令和9年度(2027年度)に実施されます。

関連記事