PayPayで固定資産税を支払う方法|手順とポイント還元を解説

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/13

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キャッシュレス決済で固定資産税を支払うメリット

固定資産税の納付書が届いたとき、「PayPayやLINE Payで支払えたら便利なのに」と思ったことはありませんか?

この記事では、PayPayで固定資産税を支払う方法、LINE Payなど他のスマホ決済での支払い、ポイント還元の仕組み、注意点まで、PayPay公式サイト・総務省の公式情報を元に解説します。

初めてキャッシュレス決済で固定資産税を支払う方でも、スムーズに手続きができるようになります。

この記事のポイント

  • PayPayで固定資産税を支払うには「PayPayマネー」または「PayPayクレジット」が必要(PayPayマネーライトは不可)
  • 2023年4月からeL-QR(地方税統一QRコード)導入で全国の自治体で利用可能になった
  • PayPayでの支払いは決済手数料が無料で24時間365日いつでもどこでも納税できる
  • PayPayボーナス付与は2022年4月1日以降廃止されたが、au PAY・FamiPayでクレジットカードチャージすると0.5%還元が可能
  • 領収書は発行されないため、支払い証明が必要な場合は画面キャプチャで保存するか従来の方法で納付する

(1) 24時間365日いつでもどこでも納税可能

キャッシュレス決済の最大のメリットは、24時間365日いつでもどこでも納税できることです。

従来の納付方法では、以下のような手間がありました。

  • 金融機関・コンビニ窓口: 営業時間内に出向く必要がある
  • 口座振替: 事前の登録が必要で、変更手続きに時間がかかる

PayPayなどのキャッシュレス決済であれば、自宅からスマホ1つで納税が完了します。仕事が忙しい方や、納付期限ギリギリになってしまった方にとって非常に便利です。

(2) 決済手数料が無料(PayPay等のQRコード決済)

PayPay・LINE Pay・au PAY・FamiPayなどのQRコード決済は、決済手数料が一切かかりません。

一方、クレジットカード払いは決済手数料が0.8-1.0%かかります。例えば、10万円の固定資産税をクレジットカードで支払うと、800-1,000円の手数料が発生します。

支払い方法 決済手数料 10万円の場合の手数料
PayPay等のQRコード決済 無料 0円
クレジットカード払い 0.8-1.0% 800-1,000円

QRコード決済であれば、手数料を気にせずに納税できます。

(3) eL-QR導入で全国の自治体で利用可能(2023年4月〜)

2023年4月から、eL-QR(地方税統一QRコード)が導入されました。これにより、全国の自治体でPayPay・au PAY・FamiPay等のスマホ決済が利用可能になりました。

これまでは自治体ごとに対応状況が異なっていましたが、eL-QR導入により統一規格で納税できるようになり、利便性が大幅に向上しています。

PayPayで固定資産税を支払う方法

PayPayで固定資産税を支払う手順を詳しく解説します。

(1) 支払いの準備(PayPayマネーまたはPayPayクレジット)

PayPayで固定資産税を支払うには、以下のいずれかの方法で支払いが必要です。

  • PayPayマネー: 銀行口座やATMからチャージしたPayPay残高(本人確認が必要)
  • PayPayクレジット(旧あと払い): クレジットカードのように後払いで利用できるPayPayの支払い方法

注意: PayPayマネーライト(Yahoo!カードからチャージしたPayPay残高)では税金支払いができません。

事前に以下を確認してください。

  • PayPayマネーに十分な残高があるか
  • PayPayクレジットの設定が完了しているか

(2) 支払い手順(①アプリを開く→②「請求書払い」→③バーコードスキャン→④支払い)

PayPayで固定資産税を支払う手順は以下の通りです。

ステップ1: PayPayアプリを開く

スマホでPayPayアプリを起動します。

ステップ2: 「スキャン」または「請求書払い」をタップ

ホーム画面の「スキャン」または「請求書払い」をタップします。

ステップ3: 納付書のバーコードをスキャン

固定資産税の納付書に印刷されているバーコードをカメラでスキャンします。eL-QR対応の納付書であれば、QRコードをスキャンすることも可能です。

ステップ4: 支払い内容を確認して「支払う」

支払い金額・納付先を確認し、「支払う」をタップします。これで支払い完了です。

支払い履歴はPayPayアプリの「取引履歴」で確認できます。

(3) 支払い上限額(請求書1枚につき30万円まで)

PayPay請求書払いの支払い上限額は、請求書1枚につき30万円までです。

固定資産税が30万円を超える場合は、以下のいずれかの方法で対応してください。

  • 分割納付書で複数回に分けて支払う: 自治体により年4回の分割納付が可能
  • 別の方法で納付: 口座振替・クレジットカード払い・金融機関窓口等

(4) 対応自治体の確認方法

2023年4月からeL-QR対応で全国の自治体で利用可能になりましたが、一部の自治体では対応していない場合があります。

対応自治体は、PayPay公式サイト「自治体(税金など)のPayPay請求書払い」で確認できます。また、納付書にeL-QRまたはバーコードが印刷されているか確認してください。

LINE Payとその他のスマホ決済での支払い

PayPay以外のスマホ決済でも固定資産税を支払えます。

(1) LINE Pay請求書支払い(2025年4月サービス終了予定)

LINE Pay請求書支払いは、LINE Payアプリで納付書のバーコードをスキャンして税金を支払う機能です。

重要: LINE Pay請求書支払いは2025年4月にサービス終了予定です(2024年時点)。それまでは利用可能ですが、今後使えなくなるため、別の支払い方法を検討することをおすすめします。

(2) au PAY・FamiPayでの支払い(クレジットカードチャージで0.5%還元可能)

au PAY・FamiPayでも固定資産税を支払えます。これらのサービスは、クレジットカードチャージで0.5%のポイント還元が受けられるため、PayPayよりもお得です。

還元例:

  • 10万円の固定資産税を支払う場合: 500ポイント還元
  • 20万円の固定資産税を支払う場合: 1,000ポイント還元

対応クレジットカード:

  • au PAY: au PAYカード等
  • FamiPay: ファミマTカード等

クレジットカードチャージの設定方法は、各サービスの公式サイトでご確認ください。

(3) その他のスマホ決済の対応状況

以下のスマホ決済も一部自治体で利用可能です。

  • 楽天Pay: 一部自治体で対応
  • d払い: 一部自治体で対応
  • メルペイ: 一部自治体で対応

詳細は各サービスの公式サイトまたは自治体の公式サイトでご確認ください。

ポイント還元の仕組みと最もお得な支払い方法

スマホ決済でのポイント還元の仕組みを解説します。

(1) PayPayでの支払いはポイント付与なし(2022年4月以降)

2022年4月1日以降、PayPayでの税金支払いにはPayPayボーナス付与がなくなりました。以前は0.5-1.5%のPayPayボーナスが付与されていましたが、現在はポイント還元を受けることはできません。

PayPayのメリットは、ポイント還元ではなく「手数料無料」「24時間納税可能」という利便性にあります。

(2) au PAY・FamiPayでクレジットカードチャージすると0.5%還元(10万円で500ポイント)

最もお得な方法は、au PAY・FamiPayでクレジットカードチャージして支払うことです。

還元の仕組み:

  1. クレジットカードからau PAY・FamiPayにチャージ
  2. チャージ時にクレジットカードのポイントが0.5%還元される
  3. au PAY・FamiPayで固定資産税を支払う

還元例:

固定資産税額 0.5%還元 年間還元額
10万円 500ポイント 500円
15万円 750ポイント 750円
20万円 1,000ポイント 1,000円

少額ですが、手数料無料でポイント還元を受けられるため、最もお得な方法と言えます。

(3) クレジットカード払いは決済手数料0.8-1.0%がかかる点に注意

クレジットカード払いは、ポイント還元率が1.0%以上であれば実質的にお得ですが、決済手数料0.8-1.0%がかかります。

損益分岐点:

  • ポイント還元率1.0%のカード: ±0(ほぼ損得なし)
  • ポイント還元率0.5%のカード: -0.3-0.5%(損をする)
  • ポイント還元率1.5%のカード: +0.5-0.7%(得をする)

クレジットカード払いを検討する場合は、ポイント還元率が1.0%以上のカードを使用することをおすすめします。

キャッシュレス決済の注意点とデメリット

キャッシュレス決済で固定資産税を支払う際の注意点を解説します。

(1) 領収書が発行されない(支払い履歴はアプリで確認可能)

PayPay請求書払いでは領収書が発行されません。支払い履歴はPayPayアプリの「取引履歴」で確認できます。

支払い証明が必要な場合は、以下のいずれかの方法で対応してください。

  • 画面キャプチャで保存: PayPayアプリの取引履歴画面をスクリーンショットで保存
  • 従来の方法で納付: 金融機関窓口・コンビニ窓口で領収書を発行してもらう

(2) PayPayマネーライトでは支払い不可(PayPayマネー・PayPayクレジットのみ)

2023年4月1日から、PayPayマネー・PayPayクレジット(旧あと払い)でのみ支払い可能になりました。PayPayマネーライト(Yahoo!カードからチャージしたPayPay残高)では支払いできません。

事前にPayPayマネーに十分な残高があるか、またはPayPayクレジットの設定が完了しているか確認してください。

(3) 自治体により対応状況が異なる場合がある

2023年4月からeL-QR導入で全国の自治体で利用可能になりましたが、一部の自治体では対応していない場合があります。

支払い前に、納付書にeL-QRまたはバーコードが印刷されているか確認してください。不明な場合は、自治体の公式サイトまたは税務課に問い合わせることをおすすめします。

まとめ:自分に合った支払い方法の選び方

PayPayで固定資産税を支払うには、PayPayマネーまたはPayPayクレジットが必要です。2023年4月からeL-QR導入で全国の自治体で利用可能になり、24時間365日いつでもどこでも納税できるようになりました。

PayPayでの支払いは決済手数料が無料ですが、ポイント還元はありません(2022年4月1日以降)。ポイント還元を受けたい場合は、au PAY・FamiPayでクレジットカードチャージすると0.5%還元が可能です(10万円の支払いで500ポイント)。

領収書が発行されない点に注意が必要です。支払い証明が必要な場合は、画面キャプチャで保存するか、従来の方法で納付することをおすすめします。

自分の利用状況に合わせて、「手軽さ重視ならPayPay」「ポイント還元重視ならau PAY・FamiPay」を選ぶと良いでしょう。

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よくある質問

Q1PayPayで固定資産税を払うとポイントは付くのか?

A12022年4月1日以降、税金支払いにはPayPayボーナス付与がなくなりました。以前は0.5-1.5%のPayPayボーナスが付与されていましたが、現在はポイント還元を受けることはできません。ポイント還元を受けたい場合は、au PAY・FamiPayでクレジットカードチャージすると0.5%還元が可能です。10万円の支払いで500ポイント還元されます。

Q2LINE Payは使えるのか?

A2LINE Pay請求書支払いは2025年4月にサービス終了予定です(2024年時点)。それまでは利用可能ですが、今後使えなくなるため、PayPay・au PAY・FamiPay等の別の支払い方法を検討することをおすすめします。

Q3領収書は発行されるのか?

A3PayPay請求書払いでは領収書は発行されません。支払い履歴はPayPayアプリの「取引履歴」で確認できます。支払い証明が必要な場合は、取引履歴画面をスクリーンショットで保存するか、金融機関窓口・コンビニ窓口で領収書を発行してもらう必要があります。

Q4PayPayの支払い上限額は?

A4PayPay請求書払いの支払い上限額は、請求書1枚につき30万円までです。固定資産税が30万円を超える場合は、分割納付書で複数回に分けて支払うか、口座振替・クレジットカード払い・金融機関窓口等の別の方法で納付する必要があります。

Q5どのスマホ決済が一番お得なのか?

A5au PAY・FamiPayでクレジットカードチャージすると0.5%還元が可能です(10万円の支払いで500ポイント)。PayPayはポイント還元なしですが、決済手数料無料で24時間納税できる利便性があります。ポイント還元を重視するならau PAY・FamiPay、手軽さを重視するならPayPayがおすすめです。

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Room Match編集部

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