ネット銀行の住宅ローン完全ガイド|メリット・デメリットと選び方

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/31

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ネット銀行の住宅ローンを検討する前に知っておきたいこと

住宅ローンを検討する中で、「ネット銀行の金利は本当に安いのか」「対面相談がなくても大丈夫なのか」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ネット銀行の住宅ローンのメリット・デメリット、金利や手数料の比較、申込の流れを2025年の最新情報をもとに解説します。店舗型銀行との違いを理解し、自分に合った住宅ローン選びに役立ててください。

この記事のポイント

  • 2025年12月時点で変動金利は0.500%〜0.590%台が主流、メガバンクより0.3%程度低い
  • 事前審査は最短即日、電子契約で印紙代0円などオンライン完結のメリット
  • 対面相談不可、つなぎ融資なし、審査が厳しい傾向などのデメリットも
  • ITリテラシーが高く、建売住宅やマンション購入を検討している方に向いている

ネット銀行の住宅ローンの特徴と仕組み

ネット銀行とは

ネット銀行とは、実店舗を持たずインターネットを中心に取引を行う銀行です。店舗運営コストを削減できるため、その分を金利の低さとして還元しています。

住宅ローンの申込から契約まで、来店不要でオンラインで完結できるのが大きな特徴です。

メガバンク・地方銀行との違い

項目 ネット銀行 メガバンク・地方銀行
金利 低め(0.5%台) やや高め(0.8%〜1%台)
対面相談 不可 可能
審査期間 事前審査は早い、本審査は長い場合も 全体的にバランス
つなぎ融資 利用不可が多い 利用可能
事務手数料 融資額の2.2%が一般的 3〜5万円程度が多い
保証料 不要が多い 必要な場合が多い

変動金利・固定金利の基礎知識

住宅ローンには変動金利と固定金利があります。

  • 変動金利: 市場金利に応じて半年ごとに見直し。金利は低いが上昇リスクあり
  • 固定金利: 一定期間または全期間、金利が変わらない。返済計画が立てやすい

ネット銀行は特に変動金利で低金利を実現している傾向があります。

ネット銀行の住宅ローン金利と手数料【2025年版】

2025年12月時点の変動金利

2025年12月時点のネット銀行の変動金利は0.500%〜0.590%台が主流です。メガバンクの変動金利(0.8%〜1%台)と比較すると、0.3%程度低い水準となっています。

金利0.1%の差でも、35年ローンで借入額4,000万円の場合、総返済額で約80万円の差が生じます。

事務手数料と保証料の比較

項目 ネット銀行 メガバンク
事務手数料 融資額の2.2%(例:4,000万円で88万円) 3〜5万円程度
保証料 不要が多い 融資額の2%程度が多い

ネット銀行は保証料不要の代わりに事務手数料が高めに設定されています。トータルコストで比較することが重要です。

団信(団体信用生命保険)の内容

多くのネット銀行では、団信(団体信用生命保険)が金利上乗せなしで充実した内容になっています。がん診断時に残債が完済される「がん団信」などが無料で付帯される銀行もあります。

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ネット銀行のメリット・デメリットを徹底比較

メリット:低金利・24時間申込・電子契約

  • 低金利: 店舗コスト削減により、メガバンクより0.3%程度低い金利を実現
  • 24時間申込可能: オンラインで24時間いつでも申込可能、来店不要
  • 電子契約で印紙代0円: 契約時の印紙代(通常2万円程度)が不要
  • 事前審査が早い: 最短即日〜翌日で結果が出る
  • 団信が充実: 金利上乗せなしで手厚い保障

デメリット:対面相談不可・つなぎ融資なし

  • 対面相談ができない: 実店舗がないため、対面でのサポートを受けられない
  • つなぎ融資が利用できない: 注文住宅や建て替えには不向き
  • 審査が厳しい傾向: 店舗型銀行と比べて審査基準が厳しい場合がある
  • 本審査に時間がかかる場合も: 郵送対応だと1カ月半かかるケースも
  • 書類不備が発生しやすい: 自分で手続きを進めるため、不備が生じやすい

向いている人・向いていない人

向いている人 向いていない人
ITリテラシーが高い 対面でじっくり相談したい
自分で手続きを進められる 手続きに不安がある
建売住宅・マンション購入 注文住宅・建て替え
低金利を最重視 サポート重視

ネット銀行の住宅ローン申込の流れと必要書類

事前審査(最短即日〜翌日)

事前審査はオンラインで完結し、最短即日〜翌日で結果が出ます。主な必要書類は以下の通りです。

  • 本人確認書類(運転免許証等)
  • 収入証明書類(源泉徴収票等)
  • 物件情報

本審査(1〜2週間、郵送は1カ月半)

事前審査通過後、本審査に進みます。審査期間は1〜2週間が目安ですが、郵送対応の場合は1カ月半かかることもあります。物件購入のスケジュールに影響する可能性があるため、早めの申込がおすすめです。

契約・借入までの手続き

本審査通過後、電子契約または郵送で契約手続きを行います。電子契約を選択すると印紙代が0円になります。

住宅ローン控除を受ける場合は、初年度に確定申告が必要です。申告を忘れると控除を受けられないため、注意してください。

まとめ:ネット銀行の住宅ローン選びで失敗しないために

ネット銀行の住宅ローンは、2025年12月時点で変動金利0.500%〜0.590%台と低金利が魅力です。オンライン完結で24時間申込可能、電子契約で印紙代0円などのメリットがあります。

一方で、対面相談ができない、つなぎ融資が利用できない、審査が厳しい傾向などのデメリットもあります。ITリテラシーが高く、建売住宅やマンション購入を検討している方に向いています。

住宅ローンは長期にわたる契約のため、複数の金融機関を比較し、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談しながら慎重に選ぶことをおすすめします。

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よくある質問

Q1ネット銀行の住宅ローン金利はどれくらいですか?

A12025年12月時点で変動金利0.500%〜0.590%台が主流で、メガバンクより0.3%程度低い傾向です。金利0.1%の差でも、35年ローン4,000万円の場合、総返済額で約80万円の差が生じるため、複数行を比較することが重要です。

Q2ネット銀行の審査は厳しいですか?

A2店舗型銀行と比べて審査基準が厳しい傾向があります。事前審査は最短即日〜翌日と早いですが、本審査は1〜2週間、郵送対応の場合は1カ月半かかることもあり、物件購入スケジュールに影響する可能性があります。

Q3ネット銀行の住宅ローンのデメリットは何ですか?

A3対面相談ができない、つなぎ融資が利用できない(注文住宅に不向き)、書類不備が発生しやすい、事務手数料が高め(融資額の2.2%)、住宅ローン控除の確定申告を自分で行う必要がある等があります。

Q4電子契約で印紙代はいくら節約できますか?

A4電子契約を利用すると契約時の印紙代が0円になります。借入額1,000万円超〜5,000万円以下の場合、印紙代は2万円のため、その分を節約できます。

Q5ネット銀行の住宅ローンは誰に向いていますか?

A5ITリテラシーが高く、自分で手続きを進められる方、建売住宅やマンション購入でつなぎ融資が不要な方、低金利を最重視する方に向いています。対面でじっくり相談したい方や注文住宅を検討中の方には店舗型銀行がおすすめです。

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