築50年一戸建ての売却相場と高値売却のポイント

著者: Room Match編集部公開日: 2026/1/2

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築50年の一戸建て売却を検討している方へ

築50年前後の一戸建てを所有している方の中には、「築50年でも売却できるのか」「相場はいくらなのか」「リフォームや解体をしてから売るべきか」と悩む方も多いのではないでしょうか。

この記事では、築50年一戸建ての売却相場、売却方法の比較、高値売却のコツを、国土交通省国税庁の公式情報を元に解説します。

築50年の一戸建ては、建物の価値はゼロと評価されますが、土地の価値で売却することが可能です。適切な売却戦略を立てることで、満足のいく売却が実現できます。

この記事のポイント

  • 築50年の木造一戸建ては法定耐用年数22年を超えるため建物価値ゼロ、土地価格のみで評価される
  • 売却相場は立地により大きく異なり、都市部で1,000万円台、地方で数十万円〜数百万円
  • 古家付き土地として売却が主流で、解体費用を買主負担とすることで売りやすくなる
  • 売却益には譲渡所得税がかかるが、マイホーム売却なら3,000万円特別控除が適用可能

築50年一戸建ての売却相場:地域別の価格目安

(1) 土地価格のみで評価される仕組み

築50年の木造一戸建ては、法定耐用年数22年を超えるため、建物の資産価値はゼロと評価されます。売却価格は土地の価格がそのまま反映されます。

(2) 都市部の売却事例

HOME4Uによると、都市部の築50年一戸建ての売却事例は以下の通りです。

エリア 売却価格
東京都葛飾区 1,550万円
埼玉県飯能市 1,800万円

駅からの距離、土地面積、接道状況により価格は大きく変動します。

(3) 地方の売却事例

地方では、以下のような価格帯が一般的です。

エリア 売却価格
兵庫県姫路市 120万円

地方では都市部と比較して土地価格が低いため、売却価格も低くなる傾向があります。

(4) 不動産情報ライブラリ(国土交通省)で相場確認

国土交通省不動産情報ライブラリでは、全国約547万件の実際の取引価格データを確認できます。築年数、土地面積、最寄り駅等の条件を指定して、自分の物件に近い取引事例を検索しましょう。

売却方法の比較:現状売却・リフォーム・解体のメリット・デメリット

(1) 古家付き土地として売却:解体費用を買主負担

古家付き土地として売却する方法が最も一般的です。

メリット:

  • 解体費用(数百万円)を買主負担とできる
  • 売主の初期費用負担が少ない
  • 買主が自由にリノベーションできる

デメリット:

  • 建物が残っているため、見栄えが悪い
  • 買主が見つかるまで時間がかかる場合がある

(2) リフォーム後売却:費用対効果の検証

リフォームしてから売却する方法は、費用対効果を慎重に検証する必要があります。

注意点:

  • 多額のリフォーム費用をかけても回収できないケースが多い
  • 買主が自分好みにリノベーションすることを前提に、現状のまま売却する方が効率的
  • 明らかな瑕疵(雨漏り・床の傾き等)のみ修繕を検討

(3) 解体後売却(更地):解体費用数百万円のリスク

解体してから更地として売却する方法は、リスクが伴います。

注意点:

  • 解体費用は木造30坪で150〜200万円程度
  • 更地にしても必ず売れるとは限らない
  • 固定資産税の住宅用地特例が適用されなくなり、税金が最大6倍に増加

(4) 再建築不可物件の確認:接道義務と建築制限

売却前に必ず確認すべき重要事項があります。

再建築不可物件とは:

  • 幅4m以上の道路に2m以上接していない土地
  • 解体後に新しい建物を建てられない
  • 売却価格が著しく低下する

売却前に自治体の建築指導課で接道状況を確認しましょう。

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高値売却のコツ:査定依頼から契約まで

(1) 複数の不動産会社に査定依頼

1社だけでなく、複数の不動産会社に査定を依頼しましょう。

理由:

  • 査定価格に1〜2百万円の差が出る場合がある
  • 不動産会社により得意エリアが異なる
  • 複数社を比較することで適正価格を把握できる

(2) 耐震基準適合証明書・リフォーム履歴の提示

以下の書類を提示すると、買主の信頼が高まり売却しやすくなります。

  • 耐震基準適合証明書(1981年5月以前の建物の場合)
  • リフォーム履歴・修繕履歴
  • 建築確認済証・検査済証

(3) 売却期間に余裕を持つ:平均6ヶ月〜1年

築古物件は買い手が見つかるまで時間がかかります。

売却期間の目安:

  • 平均6ヶ月〜1年
  • 立地が良い物件は3〜6ヶ月
  • 地方や再建築不可物件は1年以上かかる場合も

焦って安値で売却せず、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

(4) 適切な不動産会社の選び方

以下の点を確認して不動産会社を選びましょう。

  • 築古物件の売却実績があるか
  • 地域の相場に詳しいか
  • 担当者の対応が丁寧で誠実か
  • 査定価格の根拠を明確に説明してくれるか

売却時の注意点と税金

(1) 契約不適合責任:契約書での免責事項の明記

契約不適合責任とは、引き渡し後に契約書に記載されていない不具合が発見された場合、売主が負う責任です。

対策:

  • 契約書に「現状有姿」「瑕疵担保責任免責」等を明記
  • 重要な瑕疵(雨漏り・シロアリ被害・床の傾き等)は告知義務がある
  • 宅建士と相談して契約書を作成

(2) 3,000万円特別控除:マイホーム売却時の税制優遇

マイホーム(居住用財産)を売却した場合、譲渡所得から最大3,000万円を控除できます。

要件国税庁参照):

  • 売却した年の1月1日時点で所有期間が不問
  • 売却した家屋に自己が居住していた(または居住しなくなってから3年以内に売却)
  • 前年・前々年に同特例を使用していない

(3) 譲渡所得税の計算

譲渡所得税は以下の式で計算します。

譲渡所得 = 売却価格 - (取得費 + 譲渡費用)

税率:

所有期間 税率
5年以下(短期) 39.63%(所得税30.63% + 住民税9%)
5年超(長期) 20.315%(所得税15.315% + 住民税5%)

3,000万円特別控除を適用すれば、多くの場合は税金がかかりません。

(4) 確定申告の手続きと必要書類

売却した翌年の2月16日〜3月15日に確定申告を行います。

必要書類:

  • 売買契約書のコピー
  • 取得費がわかる資料(購入時の契約書等)
  • 譲渡費用の領収書(仲介手数料等)
  • 登記簿謄本

詳細は税理士への相談を推奨します。

まとめ:築50年一戸建て売却の最適解

築50年の一戸建ては、建物価値はゼロですが土地の価値で売却可能です。売却相場は立地により大きく異なり、都市部で1,000万円台、地方で数十万円〜数百万円が目安です。

古家付き土地として売却するのが主流で、解体費用を買主負担とすることで売主の負担を抑えられます。リフォームや解体は費用対効果を慎重に検証し、過剰な投資を避けましょう。

複数の不動産会社に査定を依頼し、適正価格を把握することが重要です。売却期間には余裕を持ち(6ヶ月〜1年)、焦らず納得のいく条件で売却しましょう。

売却益には譲渡所得税がかかりますが、マイホーム売却なら3,000万円特別控除が適用できる場合があります。詳細は国税庁や税理士にご相談ください。

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よくある質問

Q1築50年の一戸建てでも売却できますか?相場はいくらですか?

A1売却可能です。築50年は建物価値ゼロで土地価格のみで評価されます(法定耐用年数22年のため)。相場は立地により大きく異なり、都市部で1,000万円台(東京都葛飾区1,550万円等)、地方で数十万円〜数百万円(兵庫県姫路市120万円等)が目安です。国土交通省の不動産情報ライブラリで実際の取引価格を確認できます。駅からの距離、土地面積、接道状況により価格は変動します。

Q2解体してから売るべきですか?それとも古家付き土地として売るべきですか?

A2古家付き土地として売却が一般的です。解体費用は木造30坪で150〜200万円かかり、更地にしても必ず売れるとは限りません。買主が解体費用を負担する形で売却する方が売主の負担は少ないです。ただし再建築不可物件(幅4m以上の道路に2m以上接していない土地)は事前に自治体で確認が必須です。更地にすると固定資産税の住宅用地特例が適用されなくなり、税金が最大6倍に増加する点にも注意が必要です。

Q3築50年の一戸建てをリフォームしてから売却すべきですか?

A3原則不要です。多額のリフォーム費用をかけても回収できないケースが多いです。買主が自分好みにリノベーションすることを前提に、現状のまま売却する方が費用対効果が高いです。ただし、明らかな瑕疵(雨漏り・床の傾き・シロアリ被害等)がある場合は修繕を検討しましょう。修繕しない場合は契約書に瑕疵の内容を明記し、契約不適合責任を免責する必要があります。宅建士に相談することをお勧めします。

Q4築50年の一戸建て売却時にかかる税金はいくらですか?

A4譲渡所得税は売却益(売却価格 - 取得費 - 譲渡費用)にかかります。所有期間5年以下は39.63%、5年超は20.315%です。マイホーム売却なら3,000万円特別控除が適用可能で、多くの場合は税金がかかりません。例えば1,500万円で売却し、取得費・譲渡費用が200万円なら、譲渡所得は1,300万円ですが、3,000万円控除により税金はゼロです。詳細は税理士へ相談を推奨します。

Q5契約不適合責任とは何ですか?免責できますか?

A5引き渡し後に契約書に記載されていない不具合が発見された場合、売主が負う責任です。契約書に「現状有姿」「瑕疵担保責任免責」等を明記すれば免責可能ですが、重要な瑕疵(雨漏り・シロアリ被害・床の傾き等)は告知義務があります。売主が知っていて告知しなかった瑕疵については、免責条項があっても責任を問われる場合があります。宅建士と相談して契約書を作成し、重要な瑕疵は必ず告知することを推奨します。

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