南平台アジアマンションとは:渋谷の高級住宅街に立地
渋谷駅周辺で物件を探していると、「南平台アジアマンション」という名前を目にすることがあります。「南平台町はどんな街なのか」「アクセスや住環境はどうなのか」「築年数が古いが問題ないのか」と疑問を持つ方は少なくありません。
この記事では、南平台アジアマンションの基本情報、南平台町エリアの特徴と住環境、価格相場とアクセス、築年数の古い物件を検討する際の注意点を解説します。
渋谷エリアで高級マンションを探している方、南平台町の住環境を知りたい方にとって、物件選びの参考になる情報を提供します。
この記事のポイント
- 南平台アジアマンションは東京都渋谷区南平台町4-8に立地し、渋谷駅徒歩8分の好立地
- 1963年竣工の築60年以上の物件で、旧耐震基準(1981年以前)の可能性が高いため耐震性の確認が重要
- 南平台町は渋谷区を代表する高級住宅街で、政治家・財界人・外交官・文化人が多く住む
- 賃貸相場は27.5万円〜34.8万円/月、売買参考相場は5,522万円〜9,035万円(2024年8月時点)
- 築年数の古い物件は、設備の老朽化や大規模修繕の実施状況を確認し、専門家(宅建士、建築士等)への相談が推奨される
(1) 南平台町の位置づけ:渋谷区を代表する高級住宅街
**南平台町(なんぺいだいちょう)**は、東京都渋谷区の町名で、渋谷駅南側の台地上に位置する高級住宅街です。
南平台町は、明治半ば以降、目黒・品川方面を望む眺めの良さから高級邸宅が建設され、現在では渋谷区を代表する高級住宅街の一つとして知られています。
戦後は岸信介元首相(安倍首相の祖父)や三木武夫元首相らが移り住み、政治家・財界人・外交官・文化人が多く住むエリアとなりました。
(出典: 東京事務所探しプラス「南平台の現代までの歴史や街の特徴」)
(2) 南平台アジアマンションの立地と周辺環境
南平台アジアマンションは、渋谷区南平台町4-8に所在し、以下の駅が徒歩圏内にあります。
- 渋谷駅:徒歩8分
- 神泉駅:徒歩7分
- 代官山駅:徒歩12分
複数駅が利用でき、行き先によって使い分けが可能です。
周辺には大使館や瀟洒な高級マンションが立ち並び、ステイタス感のあるエリアです。渋谷駅近くながら閑静な住宅街であり、通りすがりの人が行き交う騒がしさとは無縁の環境です。
(出典: 中古マンションなび渋谷区「南平台町はこんな街」)
南平台アジアマンションの基本情報と特徴
南平台アジアマンションの基本情報と特徴を紹介します。
(1) 築年数・構造・戸数:1963年竣工、総戸数57戸の7階建RC造
基本情報:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都渋谷区南平台町4-8 |
| 竣工年月 | 1963年2月(築60年以上) |
| 構造 | RC造(鉄筋コンクリート造)7階建 |
| 総戸数 | 57戸 |
(出典: HOME'S「南平台アジアマンション(渋谷区)の賃貸・中古情報」)
**RC造(鉄筋コンクリート造)**とは、鉄筋とコンクリートを組み合わせた建築構造で、耐震性・耐火性に優れています。
ただし、1963年竣工の物件は築60年以上が経過しており、旧耐震基準(1981年以前)の可能性が高いため、耐震性の確認が重要です。
(2) 設備・仕様:オートロック・防犯カメラ・24時間ゴミ出し可能
南平台アジアマンションには、以下の設備が整っています。
主な設備:
- オートロック:共用エントランスに自動施錠システムを設置
- 防犯カメラ:共用部にカメラを設置し、セキュリティを確保
- 24時間ゴミ出し可能:いつでもゴミ出しができる
- 管理人日勤:平日日中に管理人が勤務(夜間・休日は不在)
基本的な設備は整っていますが、築60年以上の物件のため、給排水設備や電気設備の老朽化状況を確認することが重要です。
(3) ペット飼育:規制ありだが飼育可能
南平台アジアマンションは、ペット飼育可能(規制あり)です。
ペットを飼いたい方には適していますが、管理規約で飼育できるペットの種類・大きさ・頭数に制限がある場合があるため、詳細は管理組合または仲介業者に確認してください。
(4) 管理体制:管理人日勤
管理人は平日日中に勤務する日勤体制です。
夜間・休日は管理人が不在のため、緊急時の対応は管理会社への連絡が必要になります。24時間有人管理のマンションと比較すると、セキュリティ面で違いがあります。
南平台町エリアの特徴と住環境
南平台町エリアの特徴と住環境を詳しく見ていきます。
(1) 高級住宅街としての歴史:明治半ば以降の邸宅街
南平台町は、明治半ば以降、目黒・品川方面を望む眺めの良さから高級邸宅が建設されました。
戦後は岸信介元首相(安倍首相の祖父)や三木武夫元首相らが移り住み、政治家・財界人が多く住むエリアとなりました。
現在でも豪邸が多く見られ、高級住宅街としての地位を保っています。
(出典: 東京事務所探しプラス「南平台の現代までの歴史や街の特徴」)
(2) 住む人々の属性:政治家・財界人・外交官・文化人
南平台町には、政治家、財界人、外交官、文化人が多く住んでいます。
エリア全体がブランド化しており、住所としてのステイタスを求める人々に人気があります。
(出典: 中古マンションなび渋谷区「財界人が多く住む?ブランド化が進む南平台町ってどんな街?」)
(3) 大使館の立地:マレーシア大使館・UAE大使館等
南平台町には、マレーシア大使館、UAE大使館などの大使館が立地しています。
大使館周辺は厳重な警備が行われており、治安が良好です。
(出典: 東京事務所探しプラス「南平台の現代までの歴史や街の特徴」)
(4) 近年の開発動向:マンション等の集合住宅が増加
近年、南平台町ではマンションなど集合住宅が多数建設されています。
幹線道路沿いや渋谷駅寄りの地域にはオフィスビルも多く、住居とオフィスが混在する傾向があります。
(出典: 中古マンションなび渋谷区「財界人が多く住む?ブランド化が進む南平台町ってどんな街?」)
(5) 治安:大使館周辺の厳重な警備で良好
南平台町の治安は良好です。
大使館周辺の厳重な警備や、高級マンションの高いセキュリティシステムにより、安全な住環境が維持されています。
南平台アジアマンションの価格相場とアクセス
南平台アジアマンションの価格相場とアクセスを見ていきます。
(1) 賃貸相場:27.5万円〜34.8万円/月(2024年8月時点)
南平台アジアマンションの賃貸相場は、27.5万円〜34.8万円/月(2024年8月時点)です。
間取りや専有面積により価格が異なります。渋谷駅徒歩8分の好立地であり、高級住宅街としての住所のステイタスを考えると、相応の賃料設定となっています。
(出典: 恵比寿不動産「南平台アジアマンション【賃貸・中古・管理・売却】」)
(2) 売買参考相場:5,522万円〜9,035万円(2024年8月時点)
南平台アジアマンションの売買参考相場は、5,522万円〜9,035万円(2024年8月時点)です。
築60年以上の物件としては高額ですが、立地・住所のステイタスが価格に反映されています。
ただし、価格相場は市況により変動するため、執筆時点(2025年)の情報として参考にし、最新情報は不動産会社に確認してください。
(出典: 恵比寿不動産「南平台アジアマンション【賃貸・中古・管理・売却】」)
(3) 交通アクセス:渋谷駅徒歩8分、神泉駅徒歩7分、代官山駅徒歩12分
南平台アジアマンションの交通アクセスは以下の通りです。
| 駅名 | 路線 | 徒歩時間 |
|---|---|---|
| 渋谷駅 | JR山手線、東急東横線、東京メトロ各線 | 徒歩8分 |
| 神泉駅 | 京王井の頭線 | 徒歩7分 |
| 代官山駅 | 東急東横線 | 徒歩12分 |
渋谷駅は複数路線が乗り入れるターミナル駅であり、都内各所へのアクセスが便利です。神泉駅や代官山駅も徒歩圏内にあり、行き先によって使い分けが可能です。
注意点:
- 南平台町は坂の上の台地に位置しているため、駅からの徒歩ルートは坂道が多い
- 徒歩時間は目安であり、坂道を考慮すると実際の所要時間は長くなる可能性がある
(4) 南平台町の地価:213万円/㎡(2025年公示地価)
南平台町の地価は、213万円/㎡(2025年公示地価)と高額です。
渋谷区の中でも地価が高いエリアであり、購入時は十分な資金計画が必要です。
公示地価とは、国土交通省が毎年1月1日時点で調査・公表する土地の価格で、不動産取引の指標となります。
築年数の古い物件を検討する際の注意点
築60年以上の物件を検討する際は、以下の点に注意してください。
(1) 旧耐震基準(1981年以前)の可能性:耐震性の確認
1963年竣工の南平台アジアマンションは、**旧耐震基準(1981年6月以前)**で建てられた可能性が高いです。
旧耐震基準と新耐震基準の違い:
| 項目 | 旧耐震基準(1981年6月以前) | 新耐震基準(1981年6月以降) |
|---|---|---|
| 設計基準 | 震度5程度の地震で倒壊しない | 震度6強〜7の地震でも倒壊しない |
| 安全性 | 現行基準より耐震性が低い | より高い耐震性 |
旧耐震基準の建物は、大規模地震時に倒壊のリスクが高いため、以下の確認が重要です。
- 耐震診断の実施状況:管理組合が耐震診断を実施しているか確認
- 耐震補強工事の有無:耐震補強工事が実施されているか確認
- 専門家への相談:宅建士、建築士に相談し、耐震性を評価
(2) 設備の老朽化:給排水設備・電気設備の状態確認
築60年以上の物件は、給排水設備や電気設備の老朽化が進んでいる可能性があります。
確認すべき点:
- 給排水管の更新状況:錆びや漏水のリスクがあるため、配管の更新が実施されているか確認
- 電気設備の容量:現代の電化製品の使用に対応できる電気容量があるか確認
- 共用部の修繕状況:外壁・屋上防水・エレベーター等の修繕が適切に実施されているか確認
これらの設備が老朽化している場合、大規模な修繕費用が発生する可能性があります。
(3) 大規模修繕の実施状況:修繕積立金の確認
マンションは定期的に大規模修繕を実施する必要があります。
確認すべき点:
- 大規模修繕の実施履歴:過去に何回実施されているか、どの箇所が修繕されたか
- 修繕積立金の残高:将来の修繕に備えて十分な積立金があるか
- 今後の修繕計画:長期修繕計画が策定されているか、次回の大規模修繕の予定はいつか
修繕積立金が不足している場合、追加の費用負担(一時金の徴収等)が発生する可能性があります。
(4) 坂道の多さ:南平台町の地形的特徴
南平台町は坂の上の台地に位置しているため、徒歩での移動は坂道が多いです。
注意点:
- 駅からの徒歩ルートは坂道が多く、高齢者や小さな子どもにとって負担になる可能性がある
- 買い物や日常の外出時に、坂道を考慮した生活スタイルが必要
実際に現地を訪れて、駅からの徒歩ルートや周辺の坂道の状況を確認することが重要です。
まとめ:南平台エリアのマンション選びのポイント
南平台アジアマンションは、東京都渋谷区南平台町4-8に立地し、渋谷駅徒歩8分の好立地にあります。1963年竣工の築60年以上の物件で、旧耐震基準(1981年以前)の可能性が高いため、耐震性の確認が重要です。
南平台町は渋谷区を代表する高級住宅街で、政治家・財界人・外交官・文化人が多く住み、大使館も多く立地する治安の良いエリアです。
賃貸相場は27.5万円〜34.8万円/月、売買参考相場は5,522万円〜9,035万円(2024年8月時点)と、立地・住所のステイタスを考えると相応の価格設定となっています。
築年数の古い物件を検討する際は、耐震性、設備の老朽化、大規模修繕の実施状況を確認し、専門家(宅建士、建築士等)への相談が推奨されます。
南平台エリアでマンション選びをする際は、複数の物件を比較し、自分のライフスタイルと資金計画に合った物件を選びましょう。
