三菱UFJ銀行の住宅ローンを徹底解説(2025年12月最新)
「三菱東京UFJ銀行の住宅ローンはどうなのか」と検索している方へ。2018年に銀行名が「三菱UFJ銀行」に改称されましたが、メガバンクとしての信頼性と充実したサービスは変わりません。
この記事では、三菱UFJ銀行の住宅ローンの金利水準、審査基準、メリット・デメリット、他行との比較を、三菱UFJ銀行公式サイト・住宅金融支援機構・金融庁のデータを元に解説します。
ネット銀行との金利差も気になるが、メガバンクの安心感・店舗での相談も重視している方にとって、判断材料になります。
この記事のポイント
- 三菱UFJ銀行は2018年に「三菱東京UFJ銀行」から改称、メガバンクとしての信頼性と店舗網が強み
- 変動金利0.670%(2025年12月時点)で、ネット銀行より0.2〜0.4%程度高めだが、店舗相談や団信充実などのサービス面で差別化
- 団信保険料は銀行負担、オンライン完結の申込手続き、女性向け出産時金利優遇サービスなど特典が充実
- 審査基準は完済年齢、返済負担率、担保価値を総合的に審査、対面相談で不安を解消できる
三菱UFJ銀行とは(旧:三菱東京UFJ銀行)
2018年の改称について
「三菱東京UFJ銀行」は2018年4月1日に「三菱UFJ銀行」へ改称しました。検索キーワードには旧名が残っていますが、現在の正式名称は「三菱UFJ銀行」です。
改称後も、住宅ローンのサービス内容や審査基準に大きな変更はありません。
メガバンクとしての信頼性と店舗網
三菱UFJ銀行は、日本を代表するメガバンクの一つです。全国に多数の店舗を持ち、対面での相談がしやすい点が強みです。
住宅ローンは長期にわたる契約のため、何か困ったときに相談できる窓口があることは大きな安心感につながります。
三菱UFJ銀行住宅ローンの特徴とサービス内容
オンライン完結の申込手続き
三菱UFJ銀行の住宅ローンは、事前審査から契約締結まで全手続きがオンラインで完結できます(三菱UFJ銀行)。
来店不要で住宅ローン申込が可能なため、忙しい方や近くに店舗がない方でも利用しやすい仕組みです。
もちろん、店舗での相談も可能ですので、オンラインと対面の両方を選べる柔軟性があります。
団体信用生命保険(団信)は保険料無料
三菱UFJ銀行では、団体信用生命保険(団信)の保険料を銀行が負担します。団信とは、住宅ローン契約者が死亡・高度障害時にローン残高がゼロになる保険です。
一般団信に加え、有料で7大疾病保障付住宅ローンも選択できます。7大疾病保障は、がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病・高血圧性疾患・肝硬変・慢性膵炎の診断確定または就業不能状態が一定期間続いた場合に、ローン残高がゼロになる保障です。
女性向け出産時金利優遇サービス
女性向け特典として、出産前から出産後6ヵ月以内の申出で1年間金利を0.2%優遇するサービスがあります。
この特典により、出産による家計負担が増える時期に、返済額を抑えることができます。
Pontaポイントサービス
スーパー普通預金(メインバンク プラス)との併用で、毎月50Pontaポイントが貯まります。
年間600ポイントの還元は、住宅ローンの諸費用の一部として活用できます。
金利タイプと最新金利(2025年12月)
変動金利の仕組みと最新金利
三菱UFJ銀行の変動金利は、毎月1日に基準金利を見直します(三菱UFJ銀行)。
2025年12月時点の変動金利:
- 適用金利: 0.670%(最優遇金利適用時)
- 基準金利: 2.475%
2024年10月に基準金利を17年ぶりに0.15%引き上げましたが、最優遇金利0.345%は維持しており、メガバンク中で最低水準の金利を実現しています。
固定金利の種類と適用金利
固定金利は、一定期間または全期間、金利が変わらないタイプです。
2025年12月時点の固定金利(三菱UFJ銀行):
- 固定3年: 1.730%
- 固定10年: 2.540%
- 全期間固定: 個別見積もり
固定金利は、金利上昇リスクを避けたい方、長期的な返済計画を立てたい方に適しています。
2024年10月の基準金利引き上げと影響
2024年10月、日銀のマイナス金利政策解除を受けて、三菱UFJ銀行は基準金利を17年ぶりに0.15%引き上げました。
ただし、最優遇金利は0.345%を維持しており、実質的な返済額への影響は限定的です。
今後も金利動向に注意が必要ですが、変動金利は月次で見直しされるため、最新情報は公式サイトで確認してください。
審査基準と必要書類
事前審査(仮審査)の流れ
事前審査(仮審査)は、本審査前に行う簡易的な審査です(三菱UFJ銀行)。
事前審査の流れ:
- オンラインまたは店舗で申込
- 必要書類(本人確認書類、収入証明書等)を提出
- 数日〜1週間程度で審査結果通知
事前審査では、本人確認書類と収入証明書のみで申込可能です。
本審査の審査基準(完済年齢、返済負担率、担保価値)
本審査では、以下の基準を総合的に審査します。
- 完済年齢: 完済時年齢が原則80歳未満
- 返済負担率: 年収に対する年間返済額の割合(一般的に30〜35%以内が目安)
- 担保価値: 購入物件の評価額
- 勤続年数: 安定した収入があるか
- 健康状態: 団信加入の可否
個人の状況により審査結果は異なるため、詳細は事前に相談することをおすすめします。
必要書類一覧
本審査に必要な書類:
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード等)
- 収入証明書(源泉徴収票、確定申告書等)
- 物件関連書類(売買契約書、重要事項説明書、登記簿謄本等)
- 借入中のローンがある場合は返済予定表
書類の不備があると審査が遅れるため、事前に確認しておくことが重要です。
審査期間の目安
- 事前審査: 数日〜1週間程度
- 本審査: 1〜2週間程度
提出書類の不備や追加確認が必要な場合は、さらに時間がかかることがあります。
メリット・デメリットと他行との比較
メリット(店舗相談、安心感、団信充実)
三菱UFJ銀行のメリット:
- 全国に多数の店舗: 対面での相談がしやすい
- メガバンクの信頼性: 長期にわたる契約でも安心
- 団信保険料無料: 追加負担なし
- オンライン完結: 来店不要で申込可能
- 女性向け特典: 出産時金利優遇サービス
デメリット(ネット銀行より金利高め)
三菱UFJ銀行のデメリット:
- 金利がネット銀行より高め: 変動金利0.670%(ネット銀行は0.3〜0.5%)
- 事務手数料: 借入額の2.2%(税込)
- 窓口での繰上返済手数料: 1回あたり33,000円(税込)
ネット銀行と比べると金利は高めですが、店舗相談や充実した団信などのサービス面で差別化されています。
他のメガバンクとの比較
| 項目 | 三菱UFJ銀行 | 三井住友銀行 | みずほ銀行 |
|---|---|---|---|
| 変動金利 | 0.670% | 約0.5〜0.7% | 約0.4〜0.6% |
| 団信保険料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 店舗数 | 多数 | 多数 | 多数 |
| 特典 | 女性向け出産時優遇、Pontaポイント | ポイント還元 | マイレージプログラム |
金利水準はほぼ同等ですが、特典内容に違いがあります。
ネット銀行との比較
ネット銀行(住信SBIネット銀行、auじぶん銀行等)は、変動金利0.3〜0.5%程度と、三菱UFJ銀行より0.2〜0.4%低い水準です。
ただし、ネット銀行は店舗相談ができない点、審査基準が厳しい場合がある点がデメリットです。
選び方のポイント:
- 金利を最優先するならネット銀行
- 対面相談を重視するならメガバンク
まとめ:三菱UFJ銀行が向いている人・いない人
三菱UFJ銀行の住宅ローンは、メガバンクとしての信頼性と充実したサービスが特徴です。変動金利0.670%(2025年12月時点)で、ネット銀行より0.2〜0.4%程度高めですが、店舗相談や団信保険料無料などのサービス面で差別化されています。
団信保険料は銀行負担、オンライン完結の申込手続き、女性向け出産時金利優遇サービスなど特典が充実しており、長期的な安心感を重視する方に適しています。
三菱UFJ銀行が向いている人:
- 対面での相談を重視する方
- メガバンクの信頼性を重視する方
- 女性で出産予定がある方(金利優遇特典)
向いていない人:
- 金利を最優先する方(ネット銀行のほうが低金利)
- 店舗相談が不要な方
住宅ローンは長期にわたる契約のため、金利だけでなくサービス内容や相談しやすさも考慮して選ぶことが大切です。複数の金融機関を比較検討し、自分の状況に合ったローンを選びましょう。
