住宅ローン本審査は最短何日?審査期間の目安と早める方法

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/10

広告

無料査定依頼キャンペーン 【ノムコム】

住宅ローンの本審査は最短で何日かかる?

住宅購入を進めている方にとって、「住宅ローンの本審査はいつ終わるのか」「最短で何日かかるのか」「どうすれば早く通過できるのか」といった疑問は切実です。

この記事では、住宅ローン本審査の期間の目安、金融機関別の違い、審査を早める方法を、SBI新生銀行auじぶん銀行などの金融機関公式情報を元に解説します。

物件の契約期限が迫っている方や、できるだけ早く融資実行までたどり着きたい方に向けて、具体的なスピードアップのコツをご紹介します。

この記事のポイント

  • 本審査の一般的な期間は1〜3週間程度。最短で1週間程度で完了するケースもある
  • ネット銀行(住信SBI、auじぶん銀行など)は1週間〜10日程度と比較的早い
  • 必要書類を事前に完璧に揃えておくこと、金融機関からの連絡に迅速対応することで審査期間を短縮できる
  • 繁忙期(3月〜4月)は通常より2〜3週間長引く場合がある
  • 本審査期間中の転職・大きな借入れは審査やり直しの原因となるため避けるべき

1. 住宅ローン本審査の一般的な期間と目安

(1) 本審査の標準期間(1〜3週間)

住宅ローンの本審査は、一般的に1〜3週間程度かかります。これは、収入証明書類、物件関連書類、団体信用生命保険(団信)の告知書など、多岐にわたる書類を詳細に審査するためです。

SBI新生銀行によると、メガバンクでは1〜3週間が標準的な期間とされています。

(2) 最短での審査完了日数(1週間程度)

最短では1週間程度で完了するケースもあります。これは、必要書類が完璧に揃っており、追加確認が不要な場合です。

ネット銀行では、Web完結型の住宅ローンが増え、書類のアップロードで手続きが効率化されているため、1週間〜10日程度で完了することが多くなっています。

(3) 審査期間中の流れ

本審査期間中は、以下の流れで審査が進みます。

  1. 必要書類の提出
  2. 金融機関による書類審査
  3. 保証会社による審査(多くの銀行で実施)
  4. 団体信用生命保険(団信)の審査
  5. 審査結果の通知

この間、金融機関から追加書類の提出や内容確認の連絡が入る場合があります。

2. 金融機関別の本審査期間の違い

(1) メガバンクの審査期間(1〜3週間)

メガバンク(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行など)の本審査は、1〜3週間程度が一般的です。

店舗での対面相談が可能で、担当者と直接やり取りできる点がメリットですが、審査に時間がかかる傾向にあります。

(2) ネット銀行の審査期間(1週間〜10日程度)

ネット銀行(住信SBIネット銀行、auじぶん銀行、楽天銀行など)は、本審査が1週間〜10日程度と比較的早い傾向にあります。

auじぶん銀行によると、事前審査は最短翌日、本審査は1〜2週間で完了するケースが多いとされています。

(3) フラット35・その他金融機関の期間

フラット35は、住宅金融支援機構と提携金融機関による審査のため、2〜3週間程度かかることが多いです。ただし、ARUHI(アルヒ)などフラット35の専門業者では、審査が早いケースもあります。

3. 本審査が長引くケースと原因

(1) 書類不備による再提出

書類に不備があると、審査が中断し、再提出を求められます。これにより、審査期間が大幅に延びる可能性があります。

必要書類は20種類近くに及ぶこともあるため、事前に金融機関のチェックリストを確認し、漏れなく準備することが重要です。

詳細は三井住友銀行の必要書類一覧でご確認ください。

(2) 繁忙期(3月〜4月)の影響

住宅購入が集中する繁忙期(年度末の3月〜年度初めの4月)は、審査が混み合い、通常より2〜3週間長引く場合があります。

可能であれば、繁忙期を避けて申し込むことで、審査期間を短縮できます。

(3) 追加確認・個別事情の精査

以下のような個別事情がある場合、追加確認が入り、審査期間が延びることがあります。

  • 転職歴が多い
  • 自営業・フリーランス
  • 借入れが複数ある
  • 健康状態に関する団信の告知事項

これらは必ずしも審査に落ちるわけではなく、丁寧に確認されているだけの場合が多いため、審査結果が出るまで待つことが重要です。

4. 本審査を早めるための具体的な方法

(1) 必要書類を事前に完璧に揃える

本審査を早めるための最も効果的な方法は、必要書類を事前に完璧に揃えておくことです。

主な必要書類:

  • 本人確認書類: 運転免許証、健康保険証、住民票など
  • 収入証明書類: 源泉徴収票、確定申告書、課税証明書など
  • 物件関連書類: 売買契約書、重要事項説明書、登記簿謄本、建築確認済証など
  • 団体信用生命保険(団信)の告知書

詳細は三井住友銀行三菱UFJ銀行の公式サイトでご確認ください。

(2) 金融機関からの連絡に迅速対応する

審査期間中、金融機関から追加書類の提出や内容確認の連絡が入る場合があります。この連絡に迅速に対応することで、審査期間を短縮できます。

電話やメールは毎日チェックし、すぐに対応できる体制を整えておきましょう。

(3) 繁忙期を避けて申し込む

年度末の3月〜年度初めの4月は住宅購入が集中するため、審査が混み合います。可能であれば、この時期を避けて申し込むことをおすすめします。

(4) 本審査中の転職・大きな借入れを避ける

本審査期間中に転職したり、大きな借入れ(車のローンなど)をすると、審査がやり直しになる可能性があります。

融資実行までは、現状維持を心がけましょう。

5. 事前審査から融資実行までの全体像

(1) 事前審査(仮審査)の期間と内容

事前審査(仮審査)は、本申込前に行う簡易的な審査です。年収、勤続年数、借入状況などを確認し、最短即日〜1週間程度で結果が出ます。

ネット銀行では、事前審査が最短翌日で完了するケースもあります。

(2) 本審査の流れと必要書類

事前審査通過後、売買契約を締結し、本審査に進みます。

本審査では、収入証明書類、物件関連書類、団体信用生命保険(団信)の告知書など、詳細な書類を提出します。

(3) 金銭消費貸借契約と融資実行までの期間

本審査通過後、金銭消費貸借契約(金消契約)を締結します。契約後、数日〜1週間程度で融資が実行されます。

事前審査から融資実行までの全体期間:

  • 事前審査: 3〜7日
  • 本審査: 1〜3週間
  • 金銭消費貸借契約: 数日〜1週間
  • 融資実行

合計で1〜2ヶ月程度が目安です。余裕を持ったスケジュール設定が重要です。

6. まとめ:本審査をスムーズに進めるポイント

住宅ローンの本審査は、一般的に1〜3週間程度かかり、最短で1週間程度で完了するケースもあります。ネット銀行では1週間〜10日程度と比較的早い傾向にあります。

審査を早めるには、必要書類を事前に完璧に揃えること、金融機関からの連絡に迅速対応すること、繁忙期を避けて申し込むことが有効です。本審査期間中の転職・大きな借入れは審査やり直しの原因となるため避けましょう。

事前審査から融資実行までは1〜2ヶ月程度が目安です。余裕を持ったスケジュール設定と、信頼できる金融機関への相談を通じて、スムーズな住宅購入を実現しましょう。

広告

無料査定依頼キャンペーン 【ノムコム】

広告

よくある質問

Q1住宅ローンの本審査は最短で何日かかりますか?

A1最短で1週間程度です。ネット銀行(住信SBIネット銀行、auじぶん銀行、楽天銀行など)では1週間〜10日程度で完了するケースが多くなっています。ただし、一般的には1〜3週間程度かかることが標準的です。メガバンクでは1〜3週間が目安とされており、書類の準備状況や繁忙期の影響により期間は変動します。

Q2本審査の期間が長いと落ちた可能性が高いですか?

A2必ずしもそうではありません。繁忙期(3月〜4月)の影響、書類の追加確認、個別事情の精査(転職歴が多い、自営業、借入れが複数あるなど)により時間がかかることはよくあります。これらは丁寧に確認されているだけの場合が多いため、審査結果が出るまで待つことが重要です。審査期間の長さと結果の良し悪しは直接関係しません。

Q3本審査を早める方法はありますか?

A3以下の方法が有効です。(1)必要書類を事前に完璧に揃える(本人確認書類、収入証明書類、物件関連書類、団信の告知書など)、(2)金融機関からの連絡に迅速に対応する(追加書類や確認事項へ即座に対応)、(3)繁忙期(3月〜4月)を避けて申し込む、(4)本審査中の転職・大きな借入れを避ける(審査やり直しの原因となる)。

Q4事前審査と本審査の違いは何ですか?

A4事前審査(仮審査)は、本申込前に行う簡易的な審査で、年収、勤続年数、借入状況などを確認します。最短即日〜1週間程度で結果が出ます。一方、本審査は正式な審査で、収入証明書類、物件関連書類、団体信用生命保険(団信)の告知書など、詳細な書類を提出し、1〜3週間程度かかります。本審査通過後に金銭消費貸借契約を締結します。

Q5仮審査から融資実行までの全体期間はどれくらいですか?

A5一般的には1〜2ヶ月程度が目安です。内訳は、事前審査(3〜7日)→ 本審査(1〜3週間)→ 金銭消費貸借契約(数日〜1週間)→ 融資実行という流れになります。繁忙期や個別事情により期間は変動するため、余裕を持ったスケジュール設定が重要です。物件の契約期限を考慮し、早めに動き始めることをおすすめします。

R

Room Match編集部

Room Matchは、不動産の購入・売却・賃貸に関する実践的な情報を提供するメディアです。住宅ローン、物件選び、不動産会社の選び方など、実務担当者に役立つ情報を分かりやすく解説しています。

関連記事