マンション南目黒苑とは?ヴィンテージマンションの魅力
東京都目黒区の南目黒エリアで中古マンション購入を検討している方にとって、「マンション南目黒苑」は特別な存在です。1967年8月竣工、築57年以上を経た11階建て88戸のヴィンテージマンションとして、今なお魅力的な選択肢となっています。
この記事では、マンション南目黒苑の物件概要、立地・交通アクセス、周辺環境、価格相場、購入検討時の確認ポイントを詳しく解説します。築年数が古い物件ならではの注意点や、ヴィンテージマンションとしての価値を正しく理解し、適切な判断ができるようになります。
この記事のポイント
- 目黒駅から徒歩4分、JR山手線・東京メトロ南北線・都営三田線・東急目黒線の4路線が利用可能な好立地
- 2015年7月に大規模修繕完了、住込み管理人が週6日(8-18時)常駐しており管理体制は良好
- 目黒区の中古マンション相場は平均8,325万円(2025年4月)、過去3年間で年率2-6%と上昇傾向
- 1967年築のため旧耐震基準で建築されており、耐震診断・耐震補強の有無を必ず確認する必要がある
立地・交通アクセス:目黒駅4分の好立地
(1) 目黒駅から徒歩4分・4路線利用可能
マンション南目黒苑の最大の魅力は、目黒駅から徒歩4分という圧倒的な交通利便性です。目黒駅では以下の4路線が利用できます。
| 路線 | 主要駅へのアクセス |
|---|---|
| JR山手線 | 渋谷6分、新宿16分、東京25分 |
| 東京メトロ南北線 | 永田町12分、飯田橋15分 |
| 都営三田線 | 大手町17分、日比谷14分 |
| 東急目黒線 | 武蔵小杉14分、横浜32分 |
都心主要部へ乗換なしでアクセスでき、通勤・通学に非常に便利な立地です。
(2) 都心各地へのアクセス
JR山手線を利用すれば、渋谷・新宿・東京といった主要ターミナル駅へ短時間で移動できます。東京メトロ南北線・都営三田線を使えば、永田町・大手町など官庁街・ビジネス街へも直通です。
また、東急目黒線で神奈川方面へもアクセスできるため、週末のレジャーにも便利な立地といえます。
(3) ドレメ通り沿いの立地特性
マンション南目黒苑はドレメ通り(杉野服飾大学前を通る道路の通称)沿いに位置します。ドレメ通りは目黒川の桜並木や杉野服飾大学のレトロキャンパスなど、文化的な雰囲気を持つエリアです。
ただし、通り沿いのため交通量による騒音・振動の影響が考えられます。内覧時に時間帯を変えて確認することをおすすめします。
周辺環境と生活利便性
(1) 商業施設・目黒川の桜並木
目黒駅周辺には、アトレ目黒、目黒セントラルスクエアなど商業施設が充実しています。日常の買い物はスーパー(東急ストア、成城石井等)で済ませることができます。
また、目黒川の桜並木は春の花見スポットとして有名で、季節ごとに豊かな自然を楽しめます。
(2) 閑静な住宅街としての魅力
目黒駅周辺は都心でありながら、閑静な住宅街としての落ち着きも兼ね備えています。南目黒エリアは、目黒川沿いの緑豊かな環境と、レトロな雰囲気を持つ街並みが魅力です。
教育施設も充実しており、子育て世帯にも適した環境といえます。
目黒区の中古マンション相場と価格動向
(1) エリア相場と価格推移
目黒区の中古マンション価格は、2025年4月時点で平均8,325万円となっています(ノムコム調査)。過去3年間で年率2.74%、6.51%、3.71%と上昇傾向が続いており、東京23区平均より高水準です。
目黒駅周辺は特に人気が高く、2025年には複数の新築分譲マンションが供給されています。エリアの不動産人気が継続している状況です。
(2) 間取り別の価格帯
目黒区内の中古マンション価格帯は以下の通りです(SUUMO調査)。
| 間取り | 価格帯 |
|---|---|
| 2LDK | 2,500〜19,500万円 |
| 3LDK | 4,000〜18,500万円 |
幅が広いのは、築年数・駅からの距離・物件の状態によって大きく価格が異なるためです。マンション南目黒苑は築57年以上のヴィンテージマンションですが、管理状態が良好であることから、資産価値を保っている可能性があります。
最新の相場は、国土交通省の不動産取引価格情報で確認できます。
購入検討時の確認ポイント
(1) 旧耐震基準と耐震診断の確認
マンション南目黒苑は1967年8月竣工のため、旧耐震基準(1981年5月以前の建築確認)で建築されています。旧耐震基準の建物は、新耐震基準(震度5〜6に耐える性能)より基準が緩いため、耐震性の確認が必要です。
確認すべき項目
- 耐震診断の実施有無と結果
- 耐震補強工事の実施有無と内容
- 耐震補強費用の見積もり(未実施の場合、数百万円かかる可能性)
購入前に、管理組合の議事録や修繕履歴を確認し、耐震診断・耐震補強の状況を把握しましょう。
(2) 管理体制・大規模修繕履歴(2015年完了)
マンション南目黒苑は2015年7月に大規模修繕が完了しており、外壁塗装・防水工事等が実施されています。また、住込み管理人が週6日(8-18時)常駐しているため、管理体制は良好です。
確認すべき項目
- 大規模修繕の内容(外壁塗装、防水工事、配管更新等)
- 次回の大規模修繕予定時期と費用見積もり
- 管理組合の財務状況(修繕積立金の残高、滞納状況)
ヴィンテージマンションは、管理状況や修繕履歴により資産価値が大きく異なります。管理組合の運営状況を詳しく確認することが重要です。
(3) 修繕積立金と管理費の確認
築57年以上が経過しているため、配管・電気設備等のインフラ老朽化の状況や、今後の大規模修繕計画を確認する必要があります。
確認すべき項目
- 現在の修繕積立金と管理費の金額
- 今後の修繕積立金値上げの予定
- 長期修繕計画(12-15年周期で大規模修繕が必要)
修繕積立金は築年数が経過すると値上がりする傾向があるため、長期的な負担増を考慮した資金計画が必要です。
まとめ:マンション南目黒苑の特徴と判断材料
マンション南目黒苑は、目黒駅徒歩4分・4路線利用可能という圧倒的な交通利便性と、ドレメ通り沿いの文化的な環境を持つヴィンテージマンションです。2015年7月に大規模修繕が完了し、住込み管理人が週6日常駐するなど、管理体制は良好です。
一方で、1967年築のため旧耐震基準で建築されており、耐震診断・耐震補強の有無を必ず確認する必要があります。築57年以上が経過しているため、配管・電気設備等のインフラ老朽化の状況や、今後の大規模修繕計画も重要な判断材料です。
購入を検討する際は、管理組合の財務状況、修繕積立金の残高、長期修繕計画を詳しく確認し、宅地建物取引士や建築士などの専門家に相談することをおすすめします。最新の物件状況・価格は、不動産業者に直接お問い合わせください。


