JAバンク住宅ローンの変動金利(35年)を徹底比較【金利・審査・メリット】

著者: Room Match編集部公開日: 2026/1/2

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JAバンク住宅ローンを検討すべき理由

35年の住宅ローンを検討する際、「JAバンクの金利はメガバンクと比べてどうか」「組合員でなくても利用できるのか」と気になる方は少なくありません。

この記事では、JAバンク住宅ローンの35年変動金利の特徴、他行との金利比較、審査基準、メリット・デメリットを、JAバンク公式サイトや金融機関の比較資料を元に解説します。

初めてJAバンクの住宅ローンを検討する方でも、金利水準や組合員資格の必要性を正確に把握できるようになります。

この記事のポイント

  • JAバンクの35年変動金利は地域により異なり、最大軽減後で年0.365~0.875%程度
  • 正組合員になれば金利優遇・審査優遇があるが、准組合員になるには1口1万円の出資金が必要
  • 変動金利は半年ごとに見直され、5年ルール・125%ルールが適用される
  • 豊富な団信、最長50年融資、地域での信頼がメリット、金利水準や審査スピードはデメリット

JAバンク住宅ローンの基礎知識

(1) JAバンクとは(地域ごとに条件が異なる)

JAバンクは、全国の農協(JA)と信用農業協同組合連合会(信連)、農林中央金庫で構成される金融グループです。地域ごとにJAが独立しているため、住宅ローンの金利や融資条件は各JAにより異なります。

重要: JAバンク公式サイトでは全国一律の金利は掲載されておらず、各地域のJAの金利を確認する必要があります。例えば、JAバンク埼玉とJAバンク神奈川では金利水準が異なる場合があります。

(2) 住宅ローンの種類(変動金利・固定金利・固定変動選択型)

JAバンクの住宅ローンには、以下の3タイプがあります。

タイプ 特徴 金利見直し
変動金利 半年ごとに金利見直し 短期プライムレート連動
固定金利 一定期間金利固定 長期国債利回り指標
固定変動選択型 特約期間(3・5・10年)中は固定、期間終了後に変動or固定を選択 期間終了時に選択

固定変動選択型を選べば、一定の特約期間中は金利固定で、期間終了後に変動金利か固定金利を選択できます。

(3) 団体信用生命共済(団信)のラインナップ

JAバンクは豊富な団信のラインナップがあります。団体信用生命共済(団信)とは、住宅ローン返済中に死亡・高度障害状態になった場合、残債が保険で完済される制度です。

JAバンクでは、一般団信のほか、がん保障付団信、8大疾病保障付団信などを選択できます。詳細は各JAの公式サイトでご確認ください。

35年変動金利の特徴と金利水準

(1) 変動金利の仕組み(半年ごとに見直し、短期プライムレート連動)

変動金利は、短期プライムレート(銀行が優良企業に短期〔1年以内〕で貸し出す際の最優遇金利)に連動して、半年ごとに金利が見直されるタイプです。

2024年7月に日銀がゼロ金利政策を解除し、「金利のある時代」に突入しました。2025年12月には政策金利が0.75%程度に引き上げられる見通しで、変動金利への影響が予想されます。

(2) 5年ルール・125%ルールの適用

JAバンクの変動金利では、以下のルールが適用されます。

  • 5年ルール: 変動金利でも5年間は返済額を変更しない
  • 125%ルール: 返済額変更時に変更前の返済額の1.25倍が上限

これにより、金利が急上昇しても返済額の急激な増加を抑えられます。ただし、返済額が増えない期間中も金利は上昇しているため、元金の返済が進まないリスクがあります。

(3) 金利水準(店頭金利年2.625~2.775%、最大軽減後年0.365~0.875%程度)

JAバンクの変動金利は、店頭金利年2.625~2.775%、最大軽減後で年0.365~0.875%程度です。

ただし、JAバンクの金利は地域により異なるため、執筆時点(2025年)の最新金利を各JAに確認することを推奨します。例えば、JAバンク埼玉では変動金利0.9%の例があります。

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他行との金利比較とメリット・デメリット

(1) メガバンク・ネット銀行との金利比較

JAバンクの変動金利は、メガバンクと同水準またはやや高め、ネット銀行と比べると高めです。

金融機関 変動金利(年率) 備考
JAバンク 0.365~0.875% 地域により異なる
メガバンク 0.3~0.6%程度 全国一律
ネット銀行 0.3~0.5%程度 審査が迅速

(出典: 各金融機関の公式サイト、2025年時点)

一般的にはネット銀行が最も低金利ですが、地域により低金利のJAもあります。複数の金融機関を比較検討することが重要です。

(2) JAバンクのメリット(地域での信頼、最長50年融資、豊富な団信)

JAバンク住宅ローンのメリットは以下の通りです。

  • 地域での信頼: 地元密着で相談しやすい
  • 最長50年融資: 他行より長期間の融資が可能
  • 豊富な団信: がん保障付団信、8大疾病保障付団信など選択肢が多い
  • 正組合員の優遇: 金利優遇・審査優遇あり

(3) JAバンクのデメリット(金利水準、審査スピード、地域差)

JAバンク住宅ローンのデメリットは以下の通りです。

  • 金利水準: ネット銀行と比べて高め
  • 審査スピード: 審査に時間がかかる傾向
  • 地域差: 金利・条件が地域により異なり、ネットで公開されていないJAが多い
  • 出資金: 准組合員になるには1口1万円の出資金が必要(完済後に返金可能)

審査基準と組合員資格

(1) 審査基準(年収200万円以上、農業者は150万円以上)

JAバンクの住宅ローン審査基準は、年収200万円以上(農業者は150万円以上)で申込可能です。ただし、個別の審査基準は各JAにより異なるため、事前に各JAに確認することを推奨します。

正組合員は審査優遇があるため、審査に通りやすい可能性があります。

(2) 正組合員と准組合員の違い(金利優遇、出資金1万円)

項目 正組合員 准組合員
資格 農業者や農業関連事業者 出資金を払った農業者以外
出資金 1万円~ 1万円~
メリット 金利優遇・審査優遇 正組合員と同じサービス利用可能

准組合員になるには1口1万円の出資金が必要ですが、完済後に返金されます。

(3) 組合員になるメリット・デメリット

メリット:

  • 金利優遇(店頭金利から最大2%以上引き下げ)
  • 審査優遇
  • JAの各種サービス利用可能

デメリット:

  • 出資金が必要(完済後に返金されるが一時的に資金が必要)
  • 正組合員でなければメリットが少ない場合がある

まとめ:JAバンク住宅ローンの選び方

JAバンクの35年変動金利は、地域により異なり、最大軽減後で年0.365~0.875%程度です。正組合員になれば金利優遇・審査優遇がありますが、准組合員になるには1口1万円の出資金が必要です。

変動金利は半年ごとに見直され、5年ルール・125%ルールが適用されます。2024年7月以降の利上げにより、変動金利で4,500万円借りた場合、毎月返済額が約1万4,000円増加する可能性があります。

JAバンクのメリットは、豊富な団信、最長50年融資、地域での信頼です。デメリットは、金利水準がネット銀行より高め、審査スピードが遅い、地域差が大きいことです。

管轄エリア内に複数のJAがあれば金利を比較して選べるため、複数の金融機関(メガバンク、ネット銀行、JAバンク)を比較検討し、ファイナンシャルプランナーや宅地建物取引士に相談しながら、無理のない資金計画を立てましょう。

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よくある質問

Q1JAバンクの35年変動金利はいくらですか?

A1地域により異なり、店頭金利は年2.625~2.775%、最大軽減後で年0.365~0.875%程度です。JAバンクの金利は全国一律ではなく、各地域のJAにより条件が異なるため、管轄エリア内に複数のJAがあれば比較検討できます。執筆時点(2025年)の最新金利を各JAに確認することを推奨します。

Q2組合員でなくてもJA住宅ローンは利用できますか?

A2利用可能ですが、正組合員になればお得な金利や審査優遇を受けられます。准組合員になるには1口1万円の出資金が必要ですが、完済後に返金されます。正組合員でなければメリットが少ないため、出資金を払うべきか検討が必要です。地域により出資金の額が異なる場合があるため、各JAに確認してください。

Q3JAバンクの住宅ローン審査は厳しいですか?

A3年収200万円以上(農業者は150万円以上)で申込可能で、正組合員は審査優遇があります。ただし、審査に時間がかかる傾向があり、ネット銀行のような迅速な審査は期待できません。個別の審査基準は各JAにより異なるため、事前に各JAに確認することを推奨します。

Q4変動金利と固定金利はどちらを選ぶべきですか?

A4安定した家計で貯蓄がある人は変動金利、返済額を固定したい人は固定金利が推奨されます。JAバンクの固定変動選択型を選べば、一定の特約期間(3・5・10年)中は金利固定で、期間終了後に変動金利か固定金利を選択できます。2024年7月以降の利上げにより、変動金利で4,500万円借りた場合、毎月返済額が約1万4,000円増加する可能性があるため、金利上昇リスクを考慮してください。

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