個人が土地を購入する流れを完全ガイド!手順・費用・注意点を徹底解説

著者: Room Match編集部公開日: 2026/1/10

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個人が土地を購入する流れの全体像

個人が土地を購入する際、「何から始めればいいのか」「どのような手続きが必要なのか」と不安を抱える方は多いでしょう。土地購入は、マンションや建売住宅の購入とは異なり、建築制限や地盤条件など確認すべき項目が多岐にわたります。

この記事では、個人が土地を購入する流れを時系列で詳しく解説し、各ステップでの注意点(建築条件の確認、地盤調査、境界確定、ライフライン整備状況、接道義務等)と諸費用(仲介手数料、登記費用、測量費用、造成費用等)を具体的に示します。

国土交通省の土地取引ガイドラインや総務省の税制情報を元に、専門家(宅建士、土地家屋調査士、建築士)への相談推奨も含めて詳しく説明します。

30-50代の土地購入検討者の方でも、購入の流れや手続き、諸費用の総額を正確に把握し、失敗しない土地購入を実現できるようになります。

この記事のポイント

  • 土地購入の全体プロセスは買付証明書提出から引き渡しまで2〜3ヶ月、土地探しから含めると6ヶ月程度が目安
  • 購入の流れは7ステップ:予算設定→土地探し→現地調査→売買契約→決済・登記の順に進む
  • 建ぺい率・容積率などの建築制限を事前に確認しないと、希望する建物が建てられない可能性がある
  • 地盤が弱い土地では地盤改良工事に200万円以上かかる場合があり、事前の地盤調査が必須
  • 諸費用は物件価格の5〜10%が目安で、仲介手数料、登記費用、不動産取得税、測量費用等が含まれる

(1) 土地購入の7ステップ概要

個人が土地を購入する流れは、以下の7ステップで構成されます。

ステップ 内容 期間の目安
1. 予算設定 購入予算と建築費用を含めた総予算を設定 1週間
2. 土地探し 不動産会社やポータルサイトで土地を探す 1〜3ヶ月
3. 現地調査 現地を訪問し、地盤や境界、ライフラインを確認 1日〜1週間
4. 買付証明書提出 購入意思を示す買付証明書を提出 1日
5. 売買契約 重要事項説明を受け、売買契約を締結 1日
6. 決済・登記 残代金支払いと所有権移転登記 契約後1〜2ヶ月
7. 引き渡し 土地の引き渡しを受ける 決済当日

(2) 購入期間の目安(2〜3ヶ月)

買付証明書提出から引き渡しまでは2〜3ヶ月が目安です(不動産業界の一般的な目安)。土地探しから含めると、全体で6ヶ月程度を見込む必要があります。

買付証明書提出から契約までは1週間〜10日と短期間のため、資金準備や必要書類の事前確認が重要です。

(3) 建築条件付き土地と更地の違い

土地には「建築条件付き土地」と「更地(建築条件なし)」の2種類があります。

項目 建築条件付き土地 更地(建築条件なし)
特徴 一定期間内に特定の建築会社で建物を建てる条件 自由に建築会社を選べる
メリット 住宅ローンが利用しやすい 自由度が高い
デメリット 建築会社を選べない 土地ローン(高金利)の利用が必要

注文住宅を建てる予定がある場合は、建築条件付き土地の方が住宅ローンを利用しやすく、金利面で有利です。

土地探しから現地調査まで

(1) 予算設定と土地探しの方法

土地購入の第一歩は、予算設定です。土地購入費用だけでなく、建築費用、諸費用を含めた総予算を設定します。

総予算の内訳例:

  • 土地購入費用: 2,000万円
  • 建築費用: 2,500万円
  • 諸費用(土地+建物): 500万円(10%程度)
  • 総予算: 5,000万円

土地探しの方法は、以下の3つが一般的です。

  1. 不動産ポータルサイト: SUUMO、HOME'S、アットホーム等
  2. 不動産会社: 地域密着型の不動産会社、大手不動産会社
  3. ハウスメーカー: 建築条件付き土地を紹介してもらう

(2) 現地調査のチェックポイント(地盤、境界、ライフライン)

気になる土地が見つかったら、必ず現地を訪問して以下のポイントを確認します。

地盤の確認:

  • 地盤が弱い土地では地盤改良工事に200万円以上かかる場合がある
  • ハザードマップで水害・土砂災害リスクを確認
  • 周辺の建物の基礎や擁壁にひび割れがないか確認

境界の確認:

  • 隣地との境界標(コンクリート杭等)があるか確認
  • 境界が不明確な場合は、測量費用(50〜100万円程度)が必要

ライフラインの確認:

  • 上下水道、ガス、電気が引き込まれているか確認
  • 未整備の場合、引き込み工事費用(数十万〜数百万円)が発生

セキスイハイム東海によると、インフラ未整備の土地では引き込み工事で予算オーバーの可能性があります。

(3) 建築制限の確認(建ぺい率・容積率、用途地域)

土地には、建築基準法や都市計画法により建築制限が設けられています。

建ぺい率: 敷地面積に対する建築面積の割合。用途地域ごとに上限が定められています。

容積率: 敷地面積に対する延べ床面積の割合。建ぺい率と同様、用途地域ごとに制限があります。

確認方法:

  • 自治体の都市計画課で確認
  • 不動産会社に確認してもらう
  • 重要事項説明書に記載される

建ぺい率・容積率などの法的制限により、希望する建物が建てられないリスクがあります。購入前に建築士に相談し、希望する建物が建てられるか確認することを推奨します。

(4) 接道義務とセットバックの確認

接道義務: 建築基準法により、敷地は幅員4m以上の道路に2m以上接していなければなりません。接道義務を満たさない土地では、建物を建てられません。

セットバック: 道路幅員が4m未満の場合、敷地を後退させて道路幅を確保する必要があります。セットバックした部分は建築面積に含まれないため、実質的な敷地面積が減少します。

売買契約の手続きと注意点

(1) 重要事項説明書の確認ポイント

売買契約前に、宅地建物取引士による重要事項説明が行われます。重要事項説明書には、以下の情報が記載されています。

項目 内容
物件の表示 所在地、地目、面積
法令上の制限 建ぺい率、容積率、用途地域、接道義務
インフラ整備状況 上下水道、ガス、電気の引き込み状況
私道負担 私道の持分があるか
境界の明示 境界標の有無、測量の要否

重要事項説明書は契約の重要な判断材料です。不明点があれば、契約前に宅建士に質問してください。

(2) 手付金の支払い(物件価格の5〜10%)

売買契約時に、買主は売主に手付金を支払います。手付金は物件価格の5〜10%が一般的です。

手付金の性質:

  • 契約成立の証拠
  • 契約解除時は手付金放棄となる
  • 残代金支払い時に売買代金の一部に充当される

契約例(物件価格2,000万円の場合):

  • 手付金(10%): 200万円
  • 残代金: 1,800万円(決済時に支払い)

(3) 契約締結から決済までの期間(1〜2ヶ月)

売買契約締結から決済・引き渡しまで、1〜2ヶ月の準備期間があります。この期間に行う主な準備は以下の通りです。

  • 住宅ローンの本審査: 建築条件付き土地や注文住宅の建築計画がある場合
  • 土地ローン・つなぎ融資の申し込み: 土地のみ購入の場合
  • 測量: 境界が不明確な場合(50〜100万円程度)
  • 地盤調査: 地盤の強度を確認(5〜10万円程度)

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決済・登記の流れと必要書類

(1) 決済当日の流れ

決済・引き渡しは、通常金融機関の応接室で行われます。当日の流れは以下の通りです。

  1. 書類の確認(登記済証、印鑑証明書等)
  2. 残代金の支払い(買主から売主へ)
  3. 仲介手数料の支払い(残額)
  4. 司法書士による登記手続き(所有権移転)
  5. 土地の引き渡し

(2) 所有権移転登記の手続き

所有権移転登記は、土地の所有者を売主から買主に変更する手続きです。通常、司法書士に依頼します。

登記費用の内訳:

  • 登録免許税: 固定資産税評価額×2%(土地)
  • 司法書士報酬: 5〜10万円程度

(3) 必要書類の準備(登記済証、印鑑証明書等)

決済時に必要な書類は以下の通りです。

書類名 用途 取得方法
印鑑証明書(3ヶ月以内) 本人確認 市区町村役場で取得(300円程度)
住民票(3ヶ月以内) 住所確認 市区町村役場で取得(300円程度)
本人確認書類 本人確認 運転免許証、パスポート等
銀行口座情報 融資実行 通帳またはキャッシュカード

諸費用の内訳と資金計画

(1) 仲介手数料(物件価格×3%+6万円+消費税)

不動産会社に支払う仲介手数料は、以下の計算式で求められます。

計算式(物件価格400万円超の場合):

仲介手数料 = 物件価格 × 3% + 6万円 + 消費税

計算例(物件価格2,000万円の場合):

仲介手数料 = 2,000万円 × 3% + 6万円 + 消費税
            = 60万円 + 6万円 + 消費税
            = 72.6万円(消費税込み)

(2) 登記費用(登録免許税、司法書士報酬)

登記費用は、登録免許税と司法書士報酬の合計です。

登録免許税:

  • 所有権移転登記(土地): 固定資産税評価額×2%

司法書士報酬:

  • 5〜10万円程度

計算例(固定資産税評価額1,000万円の場合):

登録免許税 = 1,000万円 × 2% = 20万円
司法書士報酬 = 7万円
合計 = 27万円

(3) 不動産取得税と軽減措置(2027年3月末まで)

不動産取得税は、土地・建物を取得した際に課される地方税です。税率は原則4%ですが、現在は土地・住宅用建物について3%の軽減税率が適用されています。

総務省によると、2027年3月31日まで住宅用地取得時の軽減措置が適用され、課税標準を固定資産税評価額の1/2で計算できます。

計算例(固定資産税評価額1,000万円の場合):

不動産取得税 = 1,000万円 × 1/2 × 3% = 15万円

(4) 測量費用・造成費用(必要な場合)

測量費用:

  • 境界が不明確な場合、測量が必須
  • 費用: 50〜100万円程度(土地の形状や周辺状況により異なる)
  • 売主負担か買主負担かは契約時に要確認

造成費用:

  • 土地の高低差が大きい場合、擁壁工事や盛土・切土が必要
  • 費用: 数百万円〜(工事内容により大きく異なる)

まとめ:失敗しないための土地購入チェックリスト

個人が土地を購入する流れは、予算設定→土地探し→現地調査→売買契約→決済・登記の7ステップです。全体で2〜3ヶ月、土地探しから含めると6ヶ月程度を見込む必要があります。

建ぺい率・容積率などの建築制限を事前に確認しないと、希望する建物が建てられない可能性があります。購入前に建築士に相談し、希望する建物が建てられるか確認することを推奨します。

地盤が弱い土地では地盤改良工事に200万円以上かかる場合があり、事前の地盤調査が必須です。ハザードマップで水害・土砂災害リスクも確認してください。

諸費用は物件価格の5〜10%が目安で、仲介手数料、登記費用、不動産取得税、測量費用等が含まれます。資金計画に余裕を持たせておくことが重要です。

個別の土地条件や法規制については、専門家(宅建士、土地家屋調査士、建築士)に相談し、失敗しない土地購入を実現しましょう。

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よくある質問

Q1個人が土地を購入する際の流れはどうなっていますか?

A1予算設定→土地探し→現地調査→買付証明書提出→売買契約→決済・登記→引き渡しの7ステップです。全体で2〜3ヶ月、土地探しから含めると6ヶ月程度が目安です。買付証明書提出から契約までは1週間〜10日と短期間のため、資金準備と必要書類の事前確認が重要です。

Q2土地購入にかかる費用(税金、手数料等)はどれくらいですか?

A2物件価格の5〜10%が目安です。仲介手数料(物件価格×3%+6万円+消費税)、登記費用(登録免許税+司法書士報酬)、不動産取得税(軽減措置で固定資産税評価額の1/2×3%)、測量費用(50〜100万円程度、必要な場合)等が含まれます。たとえば、物件価格2,000万円の場合、諸費用は100〜200万円程度となります。

Q3土地購入時にローンは使えますか?住宅ローンとの違いは何ですか?

A3土地のみの購入では住宅ローンは使えず、金利が高い土地ローンやつなぎ融資を利用します。ただし、建築条件付き土地や注文住宅の建築計画がある場合は、住宅ローンの対象となるケースがあります。建築条件付き土地の方が住宅ローンを利用しやすく、金利面で有利です。

Q4建ぺい率・容積率などの建築制限はどうやって確認しますか?

A4自治体の都市計画課で確認するか、不動産会社に確認してもらいます。重要事項説明書にも記載されますが、購入前に自分でも確認し、希望する建物が建てられるか建築士に相談することを推奨します。建ぺい率・容積率などの法的制限により、希望する建物が建てられないリスクがあります。

Q5測量は必要ですか?費用はいくらかかりますか?

A5隣地との境界が不明確な場合や、境界確定が必要な場合は測量が必須です。費用は土地の形状や周辺状況により異なりますが、50〜100万円程度が一般的です。売主負担か買主負担かは契約時に要確認です。境界が不明確な場合、将来的にトラブルになる可能性があるため、購入前の測量を推奨します。

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