戸建ての費用を徹底解説!土地・建物・諸費用の内訳と総額の目安

著者: Room Match編集部公開日: 2026/1/8

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戸建て購入・建築にかかる費用の全体像

戸建てを購入または建築する際、「総額でいくらかかるのか」を把握することが、資金計画の第一歩です。物件価格だけでなく、諸費用や購入後の維持費も含めた総額を理解することで、無理のない資金計画を立てられます。

この記事では、土地代・建物代・諸費用の内訳、エリア別・建物タイプ別の総額目安、費用を抑えるポイントを、LIFULL HOME'SSUUMO等のデータを元に解説します。

この記事のポイント

  • 戸建ての総費用は「土地代+建物代+諸費用」の3つで構成される
  • 建売住宅は平均3,603万円、注文住宅は平均5,007万円(2024年データ)
  • 諸費用(物件価格の3-10%)は住宅ローンに含められないため、現金で準備が必要
  • 購入後の年間維持費は30-55万円が目安(固定資産税・保険・修繕費)
  • 2024年問題(建設業の残業規制)により建築費が上昇傾向にある

総費用の構成(土地代+建物代+諸費用)

戸建ての総費用は、以下の3つで構成されます。

項目 内容 割合
土地代 土地の購入費用(土地なしの場合のみ) 地域により大きく変動
建物代 建物の建築費用(本体工事費+付帯工事費) 総費用の50-70%
諸費用 不動産取得税・登記費用・仲介手数料等 物件価格の3-10%

土地なしの場合、土地代が総費用の30-50%を占めるため、地域選びが総額に大きく影響します。

建売住宅と注文住宅の費用比較(平均3,603万円 vs 5,007万円)

LIFULL HOME'Sのデータ(2024年)によると、建売住宅と注文住宅の平均費用は以下の通りです。

種類 平均費用 特徴
建売住宅 3,603万円 すでに完成済み、土地+建物セット
注文住宅(土地代含む) 5,007万円 自由設計、土地購入+建築

建売住宅は注文住宅より平均1,400万円ほど安く、初期費用を抑えられます。ただし、間取りや仕様の自由度は低くなります。

注文住宅は、前年(2023年)比で104万円増の5,007万円となっており、原材料費高騰や人手不足の影響で価格が上昇傾向にあります。

予算別の間取り例(1,000万円台、2,000万円台等)

予算によって実現できる間取りが異なります。以下は一例です。

  • 1,000万円台: ローコスト住宅、延床面積80-100m²、2LDK-3LDK
  • 2,000万円台: 標準的な仕様、延床面積100-120m²、3LDK-4LDK
  • 3,000万円台以上: 高仕様・自由設計、延床面積120m²以上、4LDK以上

予算と希望のバランスを取るには、ハウスメーカーやFP(ファイナンシャルプランナー)への相談が推奨されます。

土地取得費用の内訳と地域別相場

土地なしで戸建てを建てる場合、土地代が総費用の大きな割合を占めます。地域差が非常に大きいため、エリア選びが重要です。

土地代の全国平均と地域差

土地代は地域により大きく異なります。一般的な傾向は以下の通りです。

  • 都市部(東京・大阪・名古屋等): 坪単価100-300万円、総額2,000-5,000万円以上
  • 地方都市: 坪単価30-80万円、総額1,000-2,000万円程度
  • 郊外・地方: 坪単価10-30万円、総額500-1,000万円程度

土地代の相場は、国土交通省の不動産情報ライブラリで公示地価・取引価格を確認できます。

土地購入時の諸費用(仲介手数料・登記費用等)

土地購入時にも諸費用が発生します。主な内訳は以下の通りです。

項目 内容 目安額
仲介手数料 不動産会社への手数料(土地代の3%+6万円+消費税) 50-150万円程度
登記費用 所有権移転登記・表示登記の費用 10-30万円程度
不動産取得税 固定資産税評価額の3%(軽減措置あり) 0-50万円程度

軽減措置により、新築住宅用の土地の場合は不動産取得税が大幅に減額される場合があります。詳細は各自治体にご確認ください。

土地なし vs 土地ありの費用差(+1,500万円前後)

土地を既に所有している場合と、購入する場合では、総費用に大きな差が生まれます。

  • 土地あり: 建物代+諸費用のみ(2,500-4,000万円程度)
  • 土地なし: 土地代+建物代+諸費用(4,000-6,500万円程度)

地方では土地代が安いため差は小さくなりますが、都市部では土地代が総費用の50%以上を占める場合もあります。

建物建築費用の内訳(本体工事費・付帯工事費・諸費用)

建物の建築費用は、本体工事費・付帯工事費・諸費用の3つに分けられます。

本体工事費(建築費全体の70-80%)

本体工事費は、建物本体の建築にかかる費用で、建築費全体の70-80%を占めます。

  • 構造体: 基礎・柱・梁・壁・屋根等
  • 内装: 床・壁・天井の仕上げ材
  • 設備: キッチン・浴室・トイレ・電気・給排水等

坪単価50-80万円が標準的な仕様の目安です。ローコスト住宅では坪単価30-50万円、高仕様では坪単価80万円以上になることもあります。

付帯工事費(外構工事・給排水工事等、15-20%)

付帯工事費は、建物本体以外の工事費用で、建築費の15-20%を占めます。

項目 内容 目安額
外構工事 駐車場・フェンス・門扉・植栽等 100-300万円
給排水工事 上下水道の引込工事 50-100万円
電気・ガス引込工事 電気・ガスの引込工事 30-80万円

外構工事は、デザインや広さにより費用が大きく変動します。予算に合わせて一部をDIYで行う選択肢もありますが、安全性や耐久性を考慮して専門業者への依頼を検討してください。

諸費用(不動産取得税・登記費用等、5-10%)

建築時の諸費用には、税金・手数料・保険等が含まれます。

項目 内容 目安額
不動産取得税 固定資産税評価額の3%(軽減措置あり) 0-50万円
登記費用 表示登記・保存登記・抵当権設定登記 15-30万円
印紙税 建築請負契約書・住宅ローン契約書 2-6万円
住宅ローン手数料 融資事務手数料・保証料等 借入額の2-3%
火災保険 10年一括払い 20-40万円

諸費用は、物件価格の5-10%が目安です。

2024年問題による建築費上昇の影響

2024年4月から、建設業の残業規制(働き方改革関連法)が施行されました。これにより人手不足が深刻化し、建築費が上昇傾向にあります。

住まいの情報館の調査によると、2024年の注文住宅費用は前年比104万円増となっています。原材料費高騰と合わせて、今後も価格変動が続く可能性があります。

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購入時の諸費用の詳細と節約ポイント

購入時の諸費用は、物件価格の3-10%が目安ですが、住宅ローンに含められないため、現金で準備する必要があります。

諸費用の内訳(物件価格の3-10%、現金で準備が必要)

SUUMOによると、諸費用の内訳は以下の通りです。

項目 内容 目安額(3,000万円の物件の場合)
仲介手数料 物件価格の3%+6万円+消費税 約105万円
不動産取得税 固定資産税評価額の3%(軽減措置あり) 0-50万円
登記費用 所有権移転・抵当権設定登記 20-40万円
住宅ローン手数料 融資事務手数料(借入額の2%程度) 60万円前後
火災保険 10年一括払い 20-40万円
印紙税 売買契約書・ローン契約書 2-6万円

合計で200-300万円程度を現金で準備する必要があります。

不動産取得税・印紙税・登記費用

不動産取得税は、固定資産税評価額の3%が原則ですが、新築住宅の場合は軽減措置により大幅に減額される場合があります。

  • 新築住宅の軽減措置: 固定資産税評価額から1,200万円(長期優良住宅は1,300万円)を控除
  • 土地の軽減措置: 新築住宅用の土地の場合、特例により減額される場合がある

印紙税は、契約金額により異なります。

  • 1,000万円超5,000万円以下: 2万円
  • 5,000万円超1億円以下: 6万円

登記費用は、司法書士への報酬が含まれます。自分で登記手続きを行うことで5-10万円節約できますが、専門知識が必要です。

住宅ローン関連費用(融資事務手数料・保証料等)

住宅ローン関連費用には、以下が含まれます。

  • 融資事務手数料: 借入額の2%程度(3,000万円の借入で60万円前後)
  • 保証料: 借入額の2%程度(金利上乗せ型もあり)
  • 団体信用生命保険: 金利に含まれる場合が多い

金融機関により手数料体系が異なるため、複数の金融機関を比較検討してください。

外構費用・引越し費用・家具家電費用

見落としがちな費用として、以下があります。

項目 目安額
外構費用 100-300万円
引越し費用 10-30万円
家具家電費用 50-150万円

これらを含めると、諸費用の総額は物件価格の10-15%程度になることもあります。

購入後の維持費と長期的な費用計画

戸建ては購入後も維持費がかかります。年間の維持費を把握し、長期的な費用計画を立てることが重要です。

年間維持費の目安(30-55万円)

SUUMOによると、戸建ての年間維持費は30-55万円が目安です。

項目 目安額
固定資産税・都市計画税 10-20万円
火災保険 1-3万円(年換算)
修繕費 10-30万円
その他(水道光熱費等) 適宜

マンションと異なり、管理費・修繕積立金はかかりませんが、修繕費は自分で計画的に積み立てる必要があります。

固定資産税・都市計画税・火災保険

固定資産税は、固定資産税評価額の1.4%が標準税率です。新築住宅の場合、3年間(長期優良住宅は5年間)は税額が1/2に軽減されます。

都市計画税は、市街化区域内の土地・建物に課税され、税率は最大0.3%です。

火災保険は、10年一括払いで20-40万円程度です。地震保険を付帯する場合、追加で10-20万円程度かかります。

修繕費の計画的な積み立て(30年で500-800万円)

FUJIKENの試算によると、30年間の修繕費は500-800万円が目安です。

  • 10-15年: 外壁・屋根の塗装(100-200万円)
  • 15-20年: 給湯器・エアコンの交換(50-100万円)
  • 20-30年: 外壁・屋根の大規模修繕(200-400万円)

年間10-30万円を積み立てることで、大規模修繕時に資金不足になるリスクを軽減できます。

マンションとの維持費比較

戸建てとマンションの維持費を比較すると、以下の通りです。

項目 戸建て マンション
固定資産税・都市計画税 10-20万円 10-20万円
火災保険 1-3万円 1-3万円
管理費 なし 10-20万円
修繕積立金 なし(自分で積立) 10-20万円
修繕費 10-30万円(自分で計画) 管理組合が計画
合計 30-55万円 40-65万円

マンションは管理費・修繕積立金が固定費としてかかりますが、修繕は管理組合が計画します。戸建ては自分で計画的に積み立てる必要がありますが、修繕内容・タイミングを自由に決められます。

まとめ:戸建ての費用で押さえるべきポイント

戸建ての総費用は、土地代・建物代・諸費用の3つで構成されます。建売住宅は平均3,603万円、注文住宅は平均5,007万円(2024年データ)です。

諸費用(物件価格の3-10%)は住宅ローンに含められないため、現金で準備する必要があります。また、購入後の年間維持費(30-55万円)も見込んで、長期的な資金計画を立てることが重要です。

2024年問題(建設業の残業規制)により建築費が上昇傾向にあるため、最新の相場を確認しながら、FPやハウスメーカーへの相談をおすすめします。

信頼できる専門家と相談しながら、無理のない資金計画で理想の戸建てを実現しましょう。

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よくある質問

Q1戸建ての総費用はいくらかかりますか?

A1建売住宅は平均3,603万円、注文住宅は平均5,007万円(2024年データ)です。諸費用(物件価格の3-10%)を含めた総額で資金計画を立ててください。地域差が大きく、都市部では土地代が総費用の50%以上を占める場合もあります。最新の相場は各自治体や不動産ポータルサイトで確認することを推奨します。

Q2購入時の諸費用はいくら準備すべきですか?

A2物件価格の3-10%が目安です。諸費用は住宅ローンに含められないため、現金で準備する必要があります。3,000万円の物件なら90-300万円程度を見込んでください。内訳は仲介手数料、不動産取得税、登記費用、住宅ローン手数料、火災保険等です。軽減措置により不動産取得税が減額される場合もあるため、詳細は各自治体にご確認ください。

Q3維持費は年間いくらかかりますか?

A3年間30-55万円が目安です。内訳は固定資産税・都市計画税(10-20万円)、火災保険(1-3万円)、修繕費(10-30万円)等です。マンションと異なり、管理費・修繕積立金はかかりませんが、修繕費は自分で計画的に積み立てる必要があります。30年間で500-800万円の修繕費を見込み、年間10-30万円を積み立てることを推奨します。

Q4建売住宅と注文住宅はどちらが費用を抑えられますか?

A4建売住宅の方が平均1,400万円ほど安く、初期費用を抑えられます。注文住宅は自由設計が可能ですが、費用が高くなる傾向があります。建売住宅はすでに完成しているため、入居までの期間も短縮できます。ただし、間取りや仕様の自由度は低くなるため、優先順位を明確にして選択してください。

Q5費用を抑えるコツはありますか?

A5ローン事務手数料の交渉、火災保険の複数社見積もり、外構工事の一部DIY等の方法があります。ただし、安全性や耐久性を考慮して専門家への依頼を検討してください。また、不動産取得税の軽減措置や住宅ローン控除等の制度を活用することで、税負担を軽減できる場合があります。詳細はFPや税理士にご相談ください。

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