だいしほくえつ銀行の住宅ローンとは
新潟県で住宅購入を検討する際、「だいしほくえつ銀行の住宅ローンはどんな特徴があるのか」「金利は安いのか」「審査は通りやすいのか」と悩む方は多いのではないでしょうか。
だいしほくえつ銀行(第四北越銀行)は、2021年に第四銀行と北越銀行が合併して誕生した新潟県トップの地方銀行で、新潟県内住宅ローンシェアNo.1を誇ります。この記事では、だいしほくえつ銀行の住宅ローンの特徴、金利、団信、審査基準を、公式サイトの最新情報をもとに解説します。
新潟県で住宅ローンを検討している方が、だいしほくえつ銀行の住宅ローンの具体的な特徴・メリット・注意点を把握できるようになります。
この記事のポイント
- だいしほくえつ銀行は新潟県内住宅ローンシェアNo.1で、県内全域に支店があり土日も相談可能
- 変動金利は最低0.6%〜1.125%(2025年現在)、基準金利3.125%から最大2.5%超の金利引き下げが可能
- がん100%保障団信が金利上乗せなしで付帯、がんと診断されただけでローン残高がゼロに
- 全国初の「認知症」「うつ病」保障付き団信を2024年12月より開始
- 融資期間は最長40年に延長、最高1億円まで融資可能
だいしほくえつ銀行の概要と住宅ローンの特徴
(1) 第四北越銀行の成り立ち(2021年合併)
第四北越銀行は、2021年1月に第四銀行と北越銀行が合併して誕生しました。両行とも新潟県内に深い歴史と実績を持つ地方銀行で、合併により新潟県内トップの地位を確立しています。
預金残高・貸出金残高ともに県内No.1で、新潟県内の住宅ローン市場でも高いシェアを誇ります。
(2) 新潟県内住宅ローンシェアNo.1
第四北越銀行は、新潟県内住宅ローンシェアNo.1を誇り、県内全域に支店ネットワークを持ちます。地域に密着した営業体制により、新潟県内の不動産事情に精通しており、物件の担保評価も適切に行われます。
(3) 地方銀行ならではのメリット(柔軟な審査・地域密着)
地方銀行のメリットは、柔軟な審査と地域密着のサポート体制です。メガバンクやネット銀行と比べて、個別の事情に応じた審査が期待でき、対面での相談がしやすい環境が整っています。
新潟県内の不動産市場に詳しいため、地域特有の物件事情にも対応可能です。
(4) コンサルティングプラザで土日相談可能
第四北越銀行は、新潟県内10箇所にコンサルティングプラザを設置しており、土日も17時まで営業しています。事前予約で待ち時間なく相談でき、住宅ローンの詳細説明・シミュレーション・審査相談が可能です。
平日仕事が忙しい方でも、土日にじっくり相談できる点は大きなメリットです。
金利タイプと最新金利(2025年)
(1) 変動金利(最低0.6%〜1.125%)
第四北越銀行の住宅ローンの変動金利は、最低0.6%〜1.125%です(2025年現在)。基準金利は3.125%で、条件を満たすことで最大2.5%超の金利引き下げが可能です。
最低金利0.6%を適用するには、以下の条件を満たす必要があります。
- 給与振込口座の指定
- クレジットカード・公共料金の自動引き落とし設定
- その他取引条件
ただし、最低金利0.6%にはがん保険が付帯しておらず、がん保障付帯で0.7%になります。
(2) 固定金利(10年・20年・35年固定)
固定金利は、10年固定・20年固定・35年固定から選択できます。金利上昇リスクを回避したい方は、固定金利を検討することをおすすめします。
固定金利期間終了後は、変動金利または固定金利を再選択できます。
(3) 金利優遇条件と引き下げ幅
金利優遇条件は、給与振込・クレジットカード・公共料金自動引き落とし・インターネットバンキングの利用等により、引き下げ幅が拡大します。
詳細は公式サイトの金利一覧で確認できます。
(4) 金利上昇リスクと動向(2025年4月に上昇)
変動金利は金利上昇リスクがあります。実際、2025年4月に変動金利が0.725%→1.125%に上昇しました。
今後も日銀の金融政策により金利が変動する可能性があるため、固定金利との比較検討が重要です。
| 金利タイプ | 金利(2025年) | 特徴 |
|---|---|---|
| 変動金利 | 0.6%〜1.125% | 金利上昇リスクあり、低金利時は有利 |
| 10年固定 | 銀行HP参照 | 固定期間中は金利変動なし |
| 35年固定 | 銀行HP参照 | 全期間固定、長期安心 |
(出典: 第四北越銀行 住宅ローン金利一覧、2025年1月時点)
団体信用生命保険(団信)の充実した保障内容
(1) がん100%保障(金利上乗せなし)
第四北越銀行の住宅ローンは、がん100%保障団信が金利上乗せなしで付帯します。がん(悪性新生物)と診断された時点で、ローン残高が全額免除されます。
通常、がん保障は金利0.1%〜0.3%の上乗せが必要ですが、第四北越銀行では金利上乗せなしで付帯できる点が大きなメリットです。
(2) 全国初:認知症・うつ病保障団信
2024年12月より、全国初の「認知症」「うつ病」保障付き団信を開始しました。認知症やうつ病と診断された場合、所定の条件でローン残高が免除されます。
高齢化社会において、認知症リスクに備えられる団信は画期的な保障内容です。
(3) 8疾病保障・全疾病保障の選択肢
がん・脳卒中・急性心筋梗塞・高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎の8疾病保障、またはすべての病気・ケガに対応する全疾病保障も選択可能です。
金利上乗せ(年0.1%〜0.3%程度)で手厚い保障を得られます。
(4) 団信の種類と金利上乗せ
団信の種類と金利上乗せは以下の通りです。
| 団信の種類 | 保障内容 | 金利上乗せ |
|---|---|---|
| がん100%保障 | がん診断で残高ゼロ | なし |
| 認知症・うつ病保障 | 認知症・うつ病診断で残高ゼロ | 要確認 |
| 8疾病保障 | 8疾病で残高ゼロ | +0.1%〜0.3% |
| 全疾病保障 | すべての病気・ケガで残高ゼロ | +0.1%〜0.3% |
(出典: 第四北越銀行 団体信用生命保険ラインアップ、2025年1月時点)
審査基準と申込の流れ
(1) 申込条件(年齢・年収等)
第四北越銀行の住宅ローンの申込条件は以下の通りです。
- 年齢: 申込時満20歳以上満71歳未満、完済時満81歳未満
- 年収: 原則として前年度年収200万円以上(給与所得者)
- 勤続年数: 原則として勤続1年以上(自営業者は営業2年以上)
- 資金使途: 新潟県内の住宅購入・建築・増改築・借換
(2) 保証料(年0.1%〜0.4%の6段階)
保証料は、審査結果により年0.1%〜0.4%の6段階で設定されます。審査によって保証料率が変わるため、総返済額に影響します。
保証料は一括前払いまたは金利上乗せから選択できます。
(3) 融資期間(最長40年)と融資限度額(最高1億円)
融資期間は最長40年に延長されており、40歳まで申込可能です。月々の返済額を抑えられる点がメリットです。
融資限度額は最高1億円までで、大型物件の購入にも対応可能です。
(4) 申込方法(Web申込・店舗相談)
申込方法は、Webから24時間365日申込可能です。口座なしでも申込でき、融資実行時に口座開設が必要です。
また、コンサルティングプラザで対面相談も可能で、土日も17時まで営業しています。
(5) 借換専用ローンの特徴
第四北越銀行は、借換専用ローンも提供しています。
- 無担保型: 最大2,000万円まで(県外物件は1,000万円まで)
- 有担保型: 最高1億円まで
他行からの借り換えで金利を下げたい方に適しています。
まとめ:だいしほくえつ銀行の住宅ローンを検討する際のポイント
だいしほくえつ銀行の住宅ローンは、新潟県内住宅ローンシェアNo.1で、変動金利最低0.6%〜1.125%、がん100%保障団信が金利上乗せなしで付帯する点が大きなメリットです。また、全国初の「認知症」「うつ病」保障団信を提供しており、高齢化社会に備えた保障内容が充実しています。
ただし、変動金利は金利上昇リスクがあり、2025年4月に0.725%→1.125%に上昇した実績があります。最低金利0.6%は複数の条件を満たす必要があり、がん保障付帯で0.7%になる点にも注意が必要です。
住宅ローンを検討する際は、以下のポイントを確認してください。
- 金利タイプ: 変動金利か固定金利か
- 金利優遇条件: 給与振込・クレジットカード等の条件を確認
- 団信の選択: がん保障・認知症保障等のニーズに応じて選択
- 保証料率: 審査により年0.1%〜0.4%の6段階で変動
- 他行との比較: メガバンク・ネット銀行との金利・手数料を比較検討
信頼できるファイナンシャルプランナーや金融機関に相談しながら、無理のない資金計画を立て、新潟県での理想の住宅購入を実現してください。
