横浜市でマンション売却を成功させるための基礎知識
横浜市でマンション売却を検討している方の多くが、「適正価格はいくらか」「どのエリアが高く売れるのか」「どの不動産会社に依頼すべきか」と悩んでいます。
この記事では、2025年最新の横浜市マンション売却相場、エリア別の価格比較、高く売るコツ、売却の流れを解説します。国土交通省の不動産取引価格情報や大手不動産会社のデータを元に、正確な情報を提供します。
この記事のポイント
- 横浜市のマンション平均価格は2025年4月時点で38.62万円/㎡
- 西区(みなとみらい・横浜駅周辺)が最高で55.59万円/㎡、エリアにより価格差が大きい
- 売却期間は査定から引渡しまで3〜5ヶ月が目安
- 春(2〜4月)や秋(9〜11月)が売却に適した時期、8月は避けるのが無難
- 複数の一括査定サービスを利用し、横浜エリアに強い会社を3〜5社比較する
(1) 横浜市の不動産市場の特徴(2025年の動向)
2025年は建築基準法改正や金融政策変更の影響で、横浜の不動産市場が転換期を迎えています。横浜市の中古マンション価格は2024年に前年比▲1.1%下落しましたが、みなとみらい地区や横浜駅周辺は需要が堅調で、価格を維持しています。
一方、日吉や川崎市に隣接する地域で価格上昇が目立つ一方、郊外部では下落傾向が見られます。エリアによって市場動向が大きく異なるため、売却前にエリア別の相場を把握することが重要です。
(2) 仲介と買取の違い(メリット・デメリット)
マンション売却には「仲介」と「買取」の2つの方法があります。
| 項目 | 仲介 | 買取 |
|---|---|---|
| 売却価格 | 市場価格(高い) | 市場価格の7〜8割程度 |
| 売却期間 | 3〜5ヶ月 | 数日〜1ヶ月 |
| 仲介手数料 | あり(物件価格の3%+6万円+消費税) | なし |
| 向いている人 | 時間に余裕があり高く売りたい | 急いでいる、リフォームせず売りたい |
仲介は高く売れますが時間がかかります。買取は早いですが価格は低めです。状況に応じて選択してください。
(3) 売却にかかる期間の目安(3〜5ヶ月)
仲介でマンションを売却する場合、査定から引渡しまで順調でも3〜5ヶ月程度かかります。内訳は以下の通りです。
- 査定・媒介契約: 1〜2週間
- 売却活動(広告掲載・内覧対応): 2〜3ヶ月
- 売買契約〜引渡し: 1〜2ヶ月
引っ越し予定日が決まっている場合は、逆算して早めに査定を開始することが重要です。
横浜市のマンション売却相場(エリア別・築年数別・間取り別)
(1) 2025年4月時点の平均価格(38.62万円/㎡)
2025年4月時点の横浜市マンション平均価格は**38.62万円/㎡**です。70㎡のマンションであれば約2,703万円が目安となります。
ただし、エリア、築年数、間取り、管理状態により価格は大きく異なります。個別の査定が必要です。
(2) エリア別の相場価格(西区・中区・青葉区・港北区等)
横浜市18区のうち、主要エリアの相場価格は以下の通りです。
| 区 | 平均価格(万円/㎡) | 特徴 |
|---|---|---|
| 西区 | 55.59 | みなとみらい、横浜駅周辺、市内最高値 |
| 中区 | 48.20 | 関内、元町・中華街、都心部 |
| 青葉区 | 42.15 | たまプラーザ、あざみ野、高級住宅地 |
| 港北区 | 40.80 | 日吉、綱島、横浜市営地下鉄沿線 |
| 神奈川区 | 38.50 | 横浜駅北部、東白楽、反町 |
| 都筑区 | 37.90 | センター北・南、港北ニュータウン |
西区(みなとみらい・横浜駅周辺)が市内最高値で、利便性の高いエリアほど高値で売れる傾向があります。
(3) 築年数別の価格推移(築5年以内〜築30年以上)
築年数が経過するほど価格は下落します。横浜市の築年数別平均価格は以下の通りです。
| 築年数 | 平均価格(万円/㎡) |
|---|---|
| 築5年以内 | 93.68 |
| 築6〜10年 | 68.50 |
| 築11〜15年 | 52.30 |
| 築16〜20年 | 42.10 |
| 築21〜25年 | 35.80 |
| 築26〜30年 | 30.20 |
| 築30年以上 | 25.50 |
築5年以内の新しいマンションは高値で売れますが、築年数が経過すると価値が減少します。ただし、立地や管理状態が良ければ築古でも売却可能です。
(4) 間取り別・面積別の価格(70-80㎡が最高単価)
横浜市のマンションは面積70-80㎡(2LDK〜3LDK)が最も需要が高く、坪単価も高い傾向があります。
| 面積 | 平均単価(万円/㎡) | 想定間取り |
|---|---|---|
| 30-40㎡ | 48.20 | 1K、1DK |
| 40-50㎡ | 52.30 | 1LDK |
| 50-60㎡ | 58.10 | 2DK、2LDK |
| 60-70㎡ | 65.40 | 2LDK、3DK |
| 70-80㎡ | 69.25 | 3LDK(最高単価) |
| 80-90㎡ | 62.50 | 3LDK、4DK |
| 90㎡以上 | 55.80 | 4LDK以上 |
ファミリー向けの3LDK(70-80㎡)が最も人気があり、単価が高くなります。
(5) 過去10年の価格推移と今後の見通し
横浜市のマンション成約価格は2022年度に3,612万円で10年で最高値を記録しました。その後、2024年に前年比▲1.1%下落しましたが、長期的には上昇傾向が続いています。
2025年は金融政策の変更や建築基準法改正の影響を受け、市場が転換期を迎えています。今後の見通しは不透明なため、売却を検討している方は早めの査定をおすすめします。
高く売れる人気エリアと特徴(西区・中区・青葉区・港北区等)
(1) みなとみらい地区(西区)の特徴と相場
みなとみらい地区は横浜市内で最も人気の高いエリアです。駅直結のタワーマンションが多く、商業施設・レジャー施設が充実しています。相場は70万円/㎡以上と市内最高値で、需要が非常に堅調です。
(2) 横浜駅周辺(西区)の特徴と相場
横浜駅周辺は交通アクセスが抜群で、JR・私鉄・地下鉄が集結しています。商業施設も充実し、都心部へのアクセスも良好です。相場は55万円/㎡前後で、高値で売れる可能性が高いエリアです。
(3) 日吉・綱島エリア(港北区)の特徴と相場
日吉・綱島エリアは東急東横線沿線で、渋谷・横浜の両方にアクセスが良好です。慶應義塾大学があり、学生・ファミリー層に人気です。近年価格上昇が目立ち、40〜45万円/㎡で取引されています。
(4) 青葉区・都筑区の住宅地エリアの特徴
青葉区(たまプラーザ、あざみ野)や都筑区(センター北・南)は高級住宅地として人気です。緑が多く、教育環境も充実しています。ファミリー層に人気があり、40万円/㎡前後で取引されています。
(5) 需要が堅調なエリアと下落傾向のエリア
需要が堅調なエリア:
- みなとみらい、横浜駅周辺(西区)
- 日吉、綱島(港北区)
- たまプラーザ、あざみ野(青葉区)
下落傾向のエリア:
- 郊外部(戸塚区、栄区、瀬谷区等)
- 駅から遠い物件
利便性の高いエリアは需要が堅調で、高値で売れる可能性が高くなります。
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横浜市でマンションを高く売るコツと売却時期の選び方
(1) 複数の不動産一括査定サービスを活用する
複数の不動産一括査定サービスを利用し、横浜エリアに強い会社を3〜5社比較することが重要です。1社だけの査定では適正価格が分からず、安く買い叩かれる可能性があります。
複数社を比較することで、適正価格を把握でき、悪質業者を見分けることもできます。
(2) 売却に適した時期(春2〜4月、秋9〜11月)
マンション売却に適した時期は、**春(2〜4月)と秋(9〜11月)**です。
- 春(2〜4月): 新年度に向けた引っ越しシーズンで、需要が高まる
- 秋(9〜11月): 転勤シーズンで、企業の異動に伴う需要が高まる
この時期は買い手が多く、高値で売れる可能性が高くなります。
(3) 売りにくい時期(8月)を避ける
8月はマンションが売りにくい時期です。夏休みで引っ越しを控える人が多く、需要が減少します。できるだけ8月を避けて売却活動を行うことをおすすめします。
(4) 引っ越し予定日から逆算した売却計画
売却期間は3〜5ヶ月かかるため、引っ越し予定日から逆算して早めに査定を開始することが重要です。
例: 3月末に引っ越したい場合 → 遅くとも11月には査定を開始
(5) 悪質業者の見分け方(過度に安い査定・高すぎる査定に注意)
悪質な不動産会社は以下の特徴があります。
- 過度に安い査定: 必要以上に安い査定をして安く買い叩く
- 過度に高い査定: 高すぎる査定で媒介契約を取り、後から値下げを提案する
複数社の査定を比較し、極端に高い・安い査定を提示する会社は避けましょう。適正価格を把握することが重要です。
横浜市のマンション売却の流れと注意点
(1) 売却の基本的な流れ(査定→媒介契約→売却活動→売買契約→引渡し)
マンション売却の基本的な流れは以下の通りです。
- 査定: 複数の不動産会社に査定を依頼(無料)
- 媒介契約: 信頼できる会社と媒介契約を締結
- 売却活動: 広告掲載、内覧対応(2〜3ヶ月)
- 売買契約: 買主と売買契約を締結
- 引渡し: 決済・鍵の引渡し(契約から1〜2ヶ月後)
(2) 媒介契約の種類(専属専任・専任・一般)
媒介契約には3種類あります。
| 種類 | 複数社への依頼 | 自己発見取引 | 報告義務 |
|---|---|---|---|
| 専属専任 | 不可(1社のみ) | 不可 | 週1回以上 |
| 専任 | 不可(1社のみ) | 可能 | 2週に1回以上 |
| 一般 | 可能(複数社) | 可能 | なし |
専属専任・専任は1社に絞る代わりに、積極的な売却活動が期待できます。一般は複数社に依頼できますが、各社の売却意欲が低くなる可能性があります。
(3) 売却活動と内覧対応
売却活動中は、不動産会社が広告を掲載し、買主候補者の内覧対応を行います。内覧時は部屋をきれいに整理整頓し、良い印象を与えることが重要です。
(4) 売却にかかる費用(仲介手数料・税金等)
マンション売却には以下の費用がかかります。
- 仲介手数料: 物件価格の3%+6万円+消費税(上限)
- 印紙税: 売買契約書に貼る収入印紙(1〜2万円程度)
- 譲渡所得税: 売却益が出た場合(3000万円控除あり)
- 登記費用: 抵当権抹消等(数万円)
(5) 売却益が出た場合の確定申告と3000万円控除
売却益が出た場合は確定申告が必要です(翌年2月〜3月中旬)。自宅売却の場合、譲渡所得から最大3000万円を控除できる特例があります(一定要件を満たす場合)。
詳細は税理士への相談を推奨します。
(6) 土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)内の物件の注意点
土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)内の物件は、買取の難易度が上がります。建築制限があり、災害リスクが高いためです。該当する場合は、不動産会社に事前に相談してください。
まとめ:横浜市のマンション売却で成功するポイント
横浜市のマンション売却相場は2025年4月時点で平均38.62万円/㎡です。西区(みなとみらい・横浜駅周辺)が最高で55.59万円/㎡と、エリアにより価格差が大きくなっています。
高く売るコツは、複数の一括査定サービスを利用して3〜5社を比較すること、春(2〜4月)や秋(9〜11月)の売却時期を選ぶこと、8月を避けることです。
売却期間は査定から引渡しまで3〜5ヶ月かかるため、引っ越し予定日から逆算して早めに査定を開始してください。
不明点がある場合は、信頼できる宅地建物取引士や税理士への相談を推奨します。2025年時点の相場を解説していますが、不動産市場は変動するため、最新情報の確認をお願いします。
