東京建物不動産販売とは?特徴やサービス内容を詳しく解説

著者: Room Match編集部公開日: 2025/11/17

東京建物不動産販売とは:東京建物グループの不動産仲介会社

不動産の売却・購入を検討する際、「東京建物不動産販売とはどのような会社なのか」「評判はどうか」「仲介手数料はいくらか」といった疑問を持つ方は多いでしょう。

この記事では、東京建物不動産販売の特徴、サービス内容、評判、仲介手数料、店舗エリアを解説します。大手不動産会社選びのポイント(実績、サポート体制、手数料)も提示しますので、不動産会社選びの参考にしてください。

この記事のポイント

  • 東京建物不動産販売は東京建物の100%子会社、1980年設立の不動産仲介会社
  • 仲介、アセットソリューション、販売代理、賃貸の4事業を展開し、不動産仲介取扱高ランキング15位の実績
  • 総合評価は3.3-3.5点と平均的で、良い評判は「連絡の反応が良い」、悪い評判は「価格設定方法の説明不足」
  • 仲介手数料は法定上限(物件価格×3%+6万円+税)、東京建物分譲物件は10%割引
  • 関東・中部・関西エリアに店舗展開しており、大手不動産会社選びは複数社と比較検討が重要

(1) 会社概要(1980年設立、東京建物の100%子会社)

東京建物不動産販売は、1980年に設立された不動産仲介会社で、東京建物の100%子会社です。2015年に完全子会社化され、東京建物グループの一員として事業を展開しています。

2024年12月には菅谷健二氏が社長に就任し、最新の企業体制で運営されています(日本経済新聞)。

(2) 事業内容(仲介・アセットソリューション・販売代理・賃貸)

東京建物不動産販売は、以下の4つの事業を展開しています。

事業名 内容
仲介 不動産の売買・賃貸仲介
アセットソリューション 不動産の資産価値向上・活用コンサルティング
販売代理 新築マンション等の販売代理
賃貸 賃貸物件の仲介・管理・運営

(出典: 東京建物不動産販売公式サイト

(3) 不動産仲介取扱高ランキング15位の実績

東京建物不動産販売は、不動産仲介取扱高ランキングで15位の実績を持っています(2024年、マンション売却相談センター)。大手不動産会社として一定の実績があります。

東京建物不動産販売のサービス内容と強み

(1) 東京建物グループの総合力を活かしたワンストップサービス

東京建物不動産販売は、東京建物グループの総合力を活かしたワンストップサービスを提供しています。グループ内の開発事業者、管理会社、金融機関等と連携し、不動産売買・賃貸・資産活用を一貫してサポートします。

(2) 東京建物分譲物件(Brillia、Veil等)の売却時の優遇

東京建物が分譲したマンション(Brillia、Veil、東京建物ニューハイツ等)を売却する場合、仲介手数料が10%割引になります(note)。

東京建物分譲物件のオーナーにとっては、コスト削減のメリットがあります。

(3) アセットソリューション・資産活用コンサルティング

アセットソリューション事業では、不動産の資産価値向上・活用のためのコンサルティングサービスを提供しています。相続対策、土地活用、資産組み替え等、幅広いニーズに対応します。

東京建物不動産販売の評判と口コミ

(1) 総合評価(3.3-3.5点、平均的)

東京建物不動産販売の総合評価は以下の通りです。

評価は平均的で、特別に高いわけではありませんが、大手不動産会社として一定の信頼性があります。

(2) 良い評判:連絡の反応が良い、謙虚な姿勢

良い評判として、以下の点が挙げられています。

  • 連絡の反応が良い: 問い合わせに対するレスポンスが早い
  • 謙虚な姿勢: 担当者の対応が丁寧で親切

これらの点は、利用者の満足度向上につながっています。

(3) 悪い評判:価格設定方法の説明不足、担当者差

一方、悪い評判として以下の点が指摘されています。

  • 価格設定方法の説明不足: 「価格設定方法がよくわからないまま値段を下げてしまった」という口コミがある
  • 担当者による差: 担当者により対応の質にばらつきがある可能性

価格査定の根拠を明確に説明してもらい、納得できない場合は複数社に査定依頼することを推奨します。

東京建物不動産販売の仲介手数料と店舗エリア

(1) 仲介手数料(法定上限、東京建物分譲物件は10%割引)

仲介手数料は、法定上限(物件価格×3%+6万円+税)です。東京建物分譲物件(Brillia、Veil等)を売却する場合は10%割引になります。

仲介手数料の計算例(物件価格5,000万円の場合):

5,000万円 × 3% + 6万円 = 156万円
156万円 × 1.10(消費税) = 171.6万円

※ 東京建物分譲物件の場合: 171.6万円 × 0.9 = 154.44万円

仲介手数料は成功報酬型で、契約時に50%、引き渡し時に50%を支払います。

(2) 店舗一覧(関東・中部・関西エリア)

東京建物不動産販売は、関東・中部・関西エリアに店舗を展開しています。主な店舗は以下の通りです(店舗案内)。

  • 池袋支店
  • 新宿支店
  • 大宮支店
  • リテール営業部
  • 賃貸営業部

自分の地域でサービスを受けられるかは、公式サイトで確認してください。

(3) 成功報酬型(契約時50%、引き渡し時50%)

仲介手数料は成功報酬型で、契約成立時のみ発生します。契約時に50%、引き渡し時に50%を支払う形態です。

大手不動産会社を選ぶ際の注意点

(1) 複数社で査定額・サービス内容を比較する

不動産会社選びでは、複数社で査定額・サービス内容を比較することが重要です。東京建物不動産販売の評価は平均的なため、他の大手不動産会社(三井不動産リアルティ、住友不動産販売、東急リバブル等)とも比較検討しましょう。

(2) 価格査定の根拠を明確に確認する

価格査定を受ける際は、根拠を明確に確認してください。「価格設定方法がよくわからないまま値段を下げてしまった」という口コミもあるため、以下の点を質問しましょう。

  • 査定額の算出方法(取引事例比較法、収益還元法等)
  • 周辺相場との比較
  • 査定額の妥当性を示す根拠データ

納得できない場合は、複数社に査定依頼し、根拠を比較してください。

(3) 契約前に重要事項説明を受け、不明点は専門家に相談

契約前には、必ず宅建士による重要事項説明を受けてください。不明点は専門家(弁護士等)に相談し、契約内容を十分に理解してから署名しましょう。

まとめ:不動産会社選びで重視すべきポイント

東京建物不動産販売は、東京建物の100%子会社で、1980年設立の不動産仲介会社です。不動産仲介取扱高ランキング15位の実績を持ち、東京建物グループの総合力を活かしたワンストップサービスを提供しています。

不動産会社選びでは、以下のポイントを重視しましょう。

  • 実績: 仲介取扱高ランキング、成約件数、顧客満足度
  • サポート体制: 担当者の対応品質、レスポンスの速さ
  • 手数料: 法定上限内か、割引制度はあるか
  • 評判: 良い口コミ・悪い口コミを公平に確認
  • 複数社比較: 査定額・サービス内容を比較し、納得してから選ぶ

契約前には必ず宅建士による重要事項説明を受け、不明点は専門家に相談しましょう。複数の不動産会社で比較検討し、自分のニーズに合った会社を選んでください。

よくある質問

Q1東京建物不動産販売とはどのような会社なのか?

A1東京建物の100%子会社で、1980年に設立された不動産仲介会社です。仲介、アセットソリューション、販売代理、賃貸の4事業を展開しており、不動産仲介取扱高ランキングで15位の実績を持っています(2024年)。2024年12月には菅谷健二氏が社長に就任し、東京建物グループの総合力を活かしたワンストップサービスを提供しています。

Q2評判はどうなのか?

A2総合評価は3.3-3.5点と平均的です。良い評判としては「連絡の反応が良い」「謙虚な姿勢」が挙げられています。一方、悪い評判として「価格設定方法がよくわからないまま値段を下げてしまった」という口コミや、担当者により対応の質にばらつきがある可能性が指摘されています。複数の情報源を参照し、公平に判断することを推奨します。

Q3仲介手数料はいくらなのか?

A3仲介手数料は法定上限(物件価格×3%+6万円+税)です。東京建物が分譲したマンション(Brillia、Veil、東京建物ニューハイツ等)を売却する場合は、仲介手数料が10%割引になります。成功報酬型で、契約時に50%、引き渡し時に50%を支払う形態です。例えば、物件価格5,000万円の場合、通常の仲介手数料は171.6万円、東京建物分譲物件の場合は154.44万円になります。

Q4どのエリアに店舗があるのか?

A4関東・中部・関西エリアに店舗を展開しています。主な店舗は池袋支店、新宿支店、大宮支店等で、リテール営業部、賃貸営業部等の専門部門もあります。自分の地域でサービスを受けられるかは、公式サイトの店舗案内で確認してください。最新の店舗情報は公式サイトをご確認ください。

Q5他の大手不動産会社と比べてどう?

A5東京建物不動産販売は、東京建物グループの総合力を活かしたワンストップサービスが強みです。ただし、総合評価は3.3-3.5点と平均的なため、他の大手不動産会社(三井不動産リアルティ、住友不動産販売、東急リバブル等)とも比較検討することを推奨します。複数社で査定額・サービス内容・手数料・評判を確認し、納得してから選んでください。

R

Room Match編集部

Room Matchは、不動産の購入・売却・賃貸に関する実践的な情報を提供するメディアです。住宅ローン、物件選び、不動産会社の選び方など、実務担当者に役立つ情報を分かりやすく解説しています。

関連記事