東京建物不動産販売とは:東京建物グループの不動産仲介会社
不動産の売却・購入を検討する際、「東京建物不動産販売とはどのような会社なのか」「評判はどうか」「仲介手数料はいくらか」といった疑問を持つ方は多いでしょう。
この記事では、東京建物不動産販売の特徴、サービス内容、評判、仲介手数料、店舗エリアを解説します。大手不動産会社選びのポイント(実績、サポート体制、手数料)も提示しますので、不動産会社選びの参考にしてください。
この記事のポイント
- 東京建物不動産販売は東京建物の100%子会社、1980年設立の不動産仲介会社
- 仲介、アセットソリューション、販売代理、賃貸の4事業を展開し、不動産仲介取扱高ランキング15位の実績
- 総合評価は3.3-3.5点と平均的で、良い評判は「連絡の反応が良い」、悪い評判は「価格設定方法の説明不足」
- 仲介手数料は法定上限(物件価格×3%+6万円+税)、東京建物分譲物件は10%割引
- 関東・中部・関西エリアに店舗展開しており、大手不動産会社選びは複数社と比較検討が重要
(1) 会社概要(1980年設立、東京建物の100%子会社)
東京建物不動産販売は、1980年に設立された不動産仲介会社で、東京建物の100%子会社です。2015年に完全子会社化され、東京建物グループの一員として事業を展開しています。
2024年12月には菅谷健二氏が社長に就任し、最新の企業体制で運営されています(日本経済新聞)。
(2) 事業内容(仲介・アセットソリューション・販売代理・賃貸)
東京建物不動産販売は、以下の4つの事業を展開しています。
| 事業名 | 内容 |
|---|---|
| 仲介 | 不動産の売買・賃貸仲介 |
| アセットソリューション | 不動産の資産価値向上・活用コンサルティング |
| 販売代理 | 新築マンション等の販売代理 |
| 賃貸 | 賃貸物件の仲介・管理・運営 |
(出典: 東京建物不動産販売公式サイト)
(3) 不動産仲介取扱高ランキング15位の実績
東京建物不動産販売は、不動産仲介取扱高ランキングで15位の実績を持っています(2024年、マンション売却相談センター)。大手不動産会社として一定の実績があります。
東京建物不動産販売のサービス内容と強み
(1) 東京建物グループの総合力を活かしたワンストップサービス
東京建物不動産販売は、東京建物グループの総合力を活かしたワンストップサービスを提供しています。グループ内の開発事業者、管理会社、金融機関等と連携し、不動産売買・賃貸・資産活用を一貫してサポートします。
(2) 東京建物分譲物件(Brillia、Veil等)の売却時の優遇
東京建物が分譲したマンション(Brillia、Veil、東京建物ニューハイツ等)を売却する場合、仲介手数料が10%割引になります(note)。
東京建物分譲物件のオーナーにとっては、コスト削減のメリットがあります。
(3) アセットソリューション・資産活用コンサルティング
アセットソリューション事業では、不動産の資産価値向上・活用のためのコンサルティングサービスを提供しています。相続対策、土地活用、資産組み替え等、幅広いニーズに対応します。
東京建物不動産販売の評判と口コミ
(1) 総合評価(3.3-3.5点、平均的)
東京建物不動産販売の総合評価は以下の通りです。
- 「おうちの語り部」: 3.5点(マンション売却相談センター)
- 「エン カイシャの評判」: 3.3点(従業員評価)
評価は平均的で、特別に高いわけではありませんが、大手不動産会社として一定の信頼性があります。
(2) 良い評判:連絡の反応が良い、謙虚な姿勢
良い評判として、以下の点が挙げられています。
- 連絡の反応が良い: 問い合わせに対するレスポンスが早い
- 謙虚な姿勢: 担当者の対応が丁寧で親切
これらの点は、利用者の満足度向上につながっています。
(3) 悪い評判:価格設定方法の説明不足、担当者差
一方、悪い評判として以下の点が指摘されています。
- 価格設定方法の説明不足: 「価格設定方法がよくわからないまま値段を下げてしまった」という口コミがある
- 担当者による差: 担当者により対応の質にばらつきがある可能性
価格査定の根拠を明確に説明してもらい、納得できない場合は複数社に査定依頼することを推奨します。
東京建物不動産販売の仲介手数料と店舗エリア
(1) 仲介手数料(法定上限、東京建物分譲物件は10%割引)
仲介手数料は、法定上限(物件価格×3%+6万円+税)です。東京建物分譲物件(Brillia、Veil等)を売却する場合は10%割引になります。
仲介手数料の計算例(物件価格5,000万円の場合):
5,000万円 × 3% + 6万円 = 156万円
156万円 × 1.10(消費税) = 171.6万円
※ 東京建物分譲物件の場合: 171.6万円 × 0.9 = 154.44万円
仲介手数料は成功報酬型で、契約時に50%、引き渡し時に50%を支払います。
(2) 店舗一覧(関東・中部・関西エリア)
東京建物不動産販売は、関東・中部・関西エリアに店舗を展開しています。主な店舗は以下の通りです(店舗案内)。
- 池袋支店
- 新宿支店
- 大宮支店
- リテール営業部
- 賃貸営業部
自分の地域でサービスを受けられるかは、公式サイトで確認してください。
(3) 成功報酬型(契約時50%、引き渡し時50%)
仲介手数料は成功報酬型で、契約成立時のみ発生します。契約時に50%、引き渡し時に50%を支払う形態です。
大手不動産会社を選ぶ際の注意点
(1) 複数社で査定額・サービス内容を比較する
不動産会社選びでは、複数社で査定額・サービス内容を比較することが重要です。東京建物不動産販売の評価は平均的なため、他の大手不動産会社(三井不動産リアルティ、住友不動産販売、東急リバブル等)とも比較検討しましょう。
(2) 価格査定の根拠を明確に確認する
価格査定を受ける際は、根拠を明確に確認してください。「価格設定方法がよくわからないまま値段を下げてしまった」という口コミもあるため、以下の点を質問しましょう。
- 査定額の算出方法(取引事例比較法、収益還元法等)
- 周辺相場との比較
- 査定額の妥当性を示す根拠データ
納得できない場合は、複数社に査定依頼し、根拠を比較してください。
(3) 契約前に重要事項説明を受け、不明点は専門家に相談
契約前には、必ず宅建士による重要事項説明を受けてください。不明点は専門家(弁護士等)に相談し、契約内容を十分に理解してから署名しましょう。
まとめ:不動産会社選びで重視すべきポイント
東京建物不動産販売は、東京建物の100%子会社で、1980年設立の不動産仲介会社です。不動産仲介取扱高ランキング15位の実績を持ち、東京建物グループの総合力を活かしたワンストップサービスを提供しています。
不動産会社選びでは、以下のポイントを重視しましょう。
- 実績: 仲介取扱高ランキング、成約件数、顧客満足度
- サポート体制: 担当者の対応品質、レスポンスの速さ
- 手数料: 法定上限内か、割引制度はあるか
- 評判: 良い口コミ・悪い口コミを公平に確認
- 複数社比較: 査定額・サービス内容を比較し、納得してから選ぶ
契約前には必ず宅建士による重要事項説明を受け、不明点は専門家に相談しましょう。複数の不動産会社で比較検討し、自分のニーズに合った会社を選んでください。
