東京都内の戸建て|価格相場・エリア別特徴と購入時のポイント

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/8

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都内で戸建てを購入する重要性と本記事の目的

東京都内で戸建ての購入を検討する際、「価格相場はどれくらいか」「どのエリアを選ぶべきか」「新築と中古どちらがよいか」と迷う方は多いでしょう。

この記事では、都内の戸建て価格相場、エリア別の特徴、購入のメリット・デメリット、費用・ローン・維持管理のポイントを、国土交通省や国税庁の公式情報を元に解説します。

ファミリー層が予算内で最適な物件を選び、安心して購入を進められるようになります。

この記事のポイント

  • 都内の新築戸建て相場は23区内で6,000~8,000万円、23区外で4,000~6,000万円(2024年)
  • 23区内なら杉並区・世田谷区が人気、郊外なら吉祥寺・小平市・八王子が手頃な価格
  • 新築は設備が新しく高額、中古は選択肢が多く価格が手頃でリノベーション可能
  • 頭金は物件価格の約20%、諸費用(仲介手数料・登記費用等)も別途必要
  • 維持管理費:外壁塗装10年ごと60~100万円、固定資産税・都市計画税で年間数十万円

東京都内の戸建て価格相場(23区・郊外・新築・中古)

(1) 23区内の価格相場と高額エリア

23区内の新築戸建て相場は6,000~8,000万円(2024年時点)です。

高額エリアの例:

エリア 価格帯 特徴
港区・渋谷区・文京区 8,000万円以上 都心の一等地、利便性最高
世田谷区・目黒区 6,000~8,000万円 高級住宅地、ブランド力あり
江戸川区・葛飾区・足立区 4,000~6,000万円 23区内では比較的手頃

※価格は2024年時点の目安です。最新の相場は国土交通省の不動産取引価格情報でご確認ください。

(2) 23区外・郊外の価格相場

23区外・郊外の新築戸建て相場は4,000~6,000万円で、23区内より2,000~3,000万円安い価格帯です。

人気エリア:

  • 吉祥寺(武蔵野市):都心へのアクセス良好、商業施設充実
  • 小平市・八王子市:手頃な価格で自然環境も豊か

(3) 新築と中古の価格差

新築戸建て:

  • 設備が新しく、保証が充実
  • 価格は高額(23区内6,000~8,000万円)
  • 選択肢が限られる

中古戸建て:

  • 選択肢が多く、立地重視で選べる
  • 価格が手頃(新築より20~30%安い場合も)
  • リノベーション前提で購入可能
  • 資産価値は最初の10年で約10%下落

(4) 2024年の価格トレンドと今後の見通し

2024年11月、東京都の新築戸建て平均価格は5,517万円(前年比1.8%減)で、3ヶ月連続で下落しています。

過去10年(2015~2024年)で23区内の新築戸建て価格が40%以上上昇しており、2024年は価格調整局面に入ったと見られています。

ただし、東京都の転入超過は79,285人(2024年、前年比11,000人増)で、住宅需要は引き続き堅調です。

エリア別の特徴と選び方(23区内の人気エリア・郊外の狙い目エリア)

(1) 23区内の人気エリア(杉並区・世田谷区等)

杉並区:

  • 緑豊かで住環境が良好
  • 都心へのアクセス良好(中央線・丸ノ内線)
  • ファミリー層に人気

世田谷区:

  • 高級住宅地のブランド力
  • 閑静な住宅街
  • 価格帯は高め(6,000~8,000万円)

(2) 郊外の狙い目エリア(吉祥寺・小平市・八王子等)

吉祥寺(武蔵野市):

  • 都心通勤可能(中央線で新宿まで約15分)
  • 商業施設充実(吉祥寺駅周辺)
  • 価格帯:4,000~6,000万円

小平市・八王子市:

  • 手頃な価格(4,000~5,000万円)
  • 自然環境が豊か
  • 都心まで通勤時間約1時間

(3) エリア選びのポイント(通勤時間・住環境・資産価値)

エリア選びでは、以下のバランスを考慮しましょう。

ポイント 23区内 郊外
通勤時間 短い(30分以内) 長い(1時間程度)
価格 高額(6,000~8,000万円) 手頃(4,000~6,000万円)
住環境 利便性重視 自然環境重視
資産価値 維持されやすい 駅距離により変動

都内戸建て購入のメリット・デメリット

(1) 戸建て購入のメリット(自由度・土地所有・プライバシー)

メリット:

  • 自由度が高い: リフォーム・増改築が自由
  • 土地を所有: 資産として土地が残る
  • プライバシー: 上下階の騒音がない
  • 駐車場: 敷地内に駐車可能

(2) デメリットと留意点(維持管理・固定資産税・立地リスク)

デメリット:

  • 維持管理が必要: 外壁塗装・修繕を自己負担
  • 固定資産税・都市計画税: 年間数十万円
  • 立地リスク: 将来の資産価値が立地に依存
  • セキュリティ: 自己対策が必要

戸建て購入時のポイントと注意点(費用・ローン・維持管理)

(1) 購入時の諸費用と頭金の目安

頭金: 物件価格の約**20%**を準備

諸費用(物件価格の5~10%):

  • 仲介手数料:物件価格の3%+6万円+消費税
  • 登記費用:数十万円
  • 印紙税:数万円
  • 火災保険:10~30万円

(2) 住宅ローンの組み方と控除制度

住宅ローン控除:

  • 年末ローン残高の0.7%を所得税・住民税から控除
  • 最長13年間
  • 詳細は国税庁の公式サイトでご確認ください

変動金利と固定金利:

  • 変動金利:当初金利が低いが、市場金利に応じて変動
  • 固定金利:金利が固定され、返済額が安定

2024年7月の日銀利上げで変動金利が上昇傾向にあります。

(3) 維持管理費用の長期計画(外壁塗装・固定資産税等)

維持管理費用:

  • 外壁塗装:10年ごとに60~100万円
  • 屋根修繕:20年ごとに100~200万円
  • 固定資産税・都市計画税:年間数十万円

長期的な支出を見積もり、資金計画を立てましょう。

まとめ:状況別の最適な選び方と次のアクション

都内の戸建ては、23区内で6,000~8,000万円、23区外で4,000~6,000万円が相場です(2024年時点)。

23区内なら杉並区・世田谷区が人気、郊外なら吉祥寺・小平市・八王子が都心通勤可能で価格が手頃です。新築は設備が新しく高額、中古は選択肢が多く価格が手頃でリノベーション可能です。

購入時は頭金(物件価格の約20%)と諸費用(5~10%)を準備し、住宅ローン控除を活用しましょう。維持管理費(外壁塗装10年ごと60~100万円、固定資産税等年間数十万円)を長期的に見積もることが重要です。

最新の相場や税制は、国土交通省や国税庁の公式サイトでご確認ください。信頼できる不動産会社や金融機関に相談しながら、無理のない資金計画を立てましょう。

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よくある質問

Q1都内で戸建てを購入するには年収いくら必要ですか?

A123区内で年収800~1,000万円以上、23区外で600~800万円が目安です。物件価格の約20%程度の頭金と、諸費用(仲介手数料・登記費用・印紙税・火災保険等、物件価格の5~10%程度)の準備も必要です。住宅ローンの返済比率は年収の25~35%以内に抑えることが推奨されています。

Q2新築と中古どちらを選ぶべきですか?

A2新築は設備が新しく保証が充実していますが、価格は高額(23区内6,000~8,000万円)で選択肢が限られます。中古は選択肢が多く価格が手頃(新築より20~30%安い場合も)で、立地重視で選べます。リノベーション前提で購入するのも選択肢です。資産価値は最初の10年で約10%、15年で約20%下落する点に注意してください。

Q3都内戸建てのおすすめエリアはどこですか?

A323区内なら杉並区(緑豊か、都心アクセス良好、ファミリー層に人気)、世田谷区(高級住宅地のブランド力)が人気です。郊外なら吉祥寺(武蔵野市、都心通勤可能、商業施設充実)、小平市・八王子市(手頃な価格で自然環境豊か)が都心通勤可能で価格が手頃です。通勤時間・住環境・資産価値のバランスを考慮して選びましょう。

Q4戸建ての維持費はどれくらいかかりますか?

A4外壁塗装が10年ごとに60~100万円、屋根修繕が20年ごとに100~200万円かかります。その他、固定資産税・都市計画税で年間数十万円が目安です。戸建てはマンションのような管理組合がないため、維持管理の責任は自己負担となります。長期的な支出を見積もり、資金計画を立てることが重要です。

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Room Match編集部

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