東建第2上町マンションの特徴と周辺環境|購入・賃貸の判断ポイント

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/11

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東建第2上町マンションとは?物件の基本情報

「東建第2上町マンション」は、東京都世田谷区上町に位置する歴史あるマンションで、購入・賃貸を検討する際の詳細情報を求めている方が多い物件です。

この記事では、東建第2上町マンションの物件概要、立地と周辺環境、設備・管理状況、価格相場と資産価値の推移、購入・賃貸判断のポイントを、不動産情報サイトの公開データを元に解説します。

客観的な情報を把握することで、自分に合った判断ができるようになります。

この記事のポイント

  • 1972年築・総戸数158戸の大規模マンションで、東京建物(創業120年以上)旧分譲
  • 東急世田谷線「世田谷」駅徒歩3分・「上町」駅徒歩4分の好立地
  • 平成27年に大規模修繕工事、平成26年に窓サッシ交換工事実施済みで管理状態良好
  • 2DK/44㎡で約3,780万円、2SLDK/55㎡で約4,980万円程度(2024年時点)
  • 旧耐震基準(1981年以前)のため、耐震診断・補強工事の実施状況を確認する必要がある

立地と周辺環境:世田谷区上町の魅力

東建第2上町マンションは、世田谷区上町の住環境と利便性を兼ね備えた立地にあります。

(1) 東急世田谷線「世田谷」駅徒歩3分・「上町」駅徒歩4分

東急世田谷線の「世田谷」駅まで徒歩3分、「上町」駅まで徒歩4分と、2つの駅を利用できる好立地です。世田谷線は三軒茶屋駅まで直通で、渋谷方面へのアクセスも良好です。

(2) コンビニ徒歩2分、スーパー徒歩4分の生活利便性

徒歩2分圏内にコンビニ、徒歩4分圏内にスーパーがあり、日常の買い物に便利です。駅前には飲食店や商店街もあり、生活に必要な施設が揃っています。

(3) 世田谷ボロ市(日本最大級のフリーマーケット)が徒歩圏内

毎年12月・1月に世田谷区上町で開催される「世田谷ボロ市」は、400年以上の歴史を持つ日本最大級のフリーマーケットです。徒歩圏内でこの文化的イベントを楽しめるのは、このエリアならではの魅力です。

(4) 駅前バス停徒歩3分で交通アクセス良好

駅前のバス停まで徒歩3分で、渋谷駅や目黒駅方面へのバス路線も利用できます。電車とバスの両方でアクセスできる利便性があります。

設備・管理状況と大規模修繕の履歴

東建第2上町マンションは、築年数の割に管理状態が良好です。

(1) 常駐管理、エレベーター2基、宅配ボックス完備

管理形態は常駐管理で、管理人がマンションに常時駐在しています。エレベーター2基、宅配ボックス完備で、生活の利便性が確保されています。

設備 内容
管理形態 常駐管理
エレベーター 2基
宅配ボックス 完備
オートロック 未設置

(2) 平成27年に大規模修繕工事実施済み

平成27年(2015年)に大規模修繕工事が実施されており、外壁・屋上防水・共用部の補修が行われています。築年数の割に建物の状態が保たれている理由の一つです。

(3) 平成26年に窓サッシ交換工事実施済み

平成26年(2014年)には窓サッシ交換工事が実施されており、断熱性能や防音性能が向上しています。

(4) オートロック未設置(セキュリティ面の注意点)

オートロックは未設置のため、セキュリティ面を重視する場合は注意が必要です。常駐管理により一定の防犯対策はされていますが、最新のマンションと比べるとセキュリティ設備は限定的です。

価格相場と資産価値の推移

東建第2上町マンションの価格相場と資産価値について見ていきます。

(1) 2DK/44㎡で約3,780万円、2SLDK/55㎡で約4,980万円程度(2024年時点)

2024年時点の参考価格は以下の通りです。

間取り 専有面積 参考価格
2DK 44㎡ 約3,780万円
2SLDK 55㎡ 約4,980万円
3LDK 65㎡ 約5,800万円

(出典: 三井のリハウス

※価格は執筆時点(2025年)の参考値であり、不動産市場の変動により変わる可能性があります。最新情報は不動産会社で確認してください。

(2) 世田谷区の中古マンション価格は直近3年間で約8%上昇

世田谷区全体の中古マンション価格は、2021年から2024年の3年間で約8%上昇しています(LIFULL HOME'Sのデータによると)。エリア全体の資産価値が高まっており、東建第2上町マンションも恩恵を受けている可能性があります。

(3) 築50年超でも管理状態が良好なため資産価値を維持

1972年築で築50年を超えていますが、大規模修繕工事の実施や常駐管理により、管理状態が良好に保たれています。この管理状態の良さが、築年数の割に資産価値を維持している要因と考えられます。

(4) 東京建物ブランドの評価

東建第2上町マンションは、東京建物(1896年創業、日本最古の不動産会社)の旧分譲物件です。東京建物は現在「Brillia(ブリリア)」ブランドでマンション分譲を展開しており、旧分譲物件も「東京建物ブランド」として一定の評価を受けています。

購入・賃貸を判断する際のポイント

東建第2上町マンションの購入・賃貸を判断する際は、以下のポイントを確認しましょう。

(1) 旧耐震基準(1981年以前)のため耐震診断・補強工事の実施状況を確認

1972年築のため、旧耐震基準(1981年5月以前の建築基準法)で建てられています。購入検討時は、耐震診断の実施有無、耐震補強工事の実施有無を管理組合または不動産会社で必ず確認してください。

旧耐震基準とは、新耐震基準(1981年6月以降)より耐震性が低い場合がある基準です。大地震時のリスクを把握した上で判断することが重要です。

(2) 今後の大規模修繕費用や建替え検討の可能性を確認

築50年を超えているため、今後の大規模修繕費用が増加する可能性があります。また、将来的に建替え検討が必要になる可能性もあります。管理組合の長期修繕計画や建替え検討の方針を確認することを推奨します。

(3) 管理費・修繕積立金の最新情報を確認

管理費・修繕積立金は変更される場合があります。購入時は、最新の管理費・修繕積立金の金額と、今後の値上げ予定を管理組合または不動産会社で確認してください。

(4) オートロック未設置のためセキュリティ重視の場合は要検討

オートロックが未設置のため、セキュリティ面を重視する場合は注意が必要です。常駐管理により一定の防犯対策はされていますが、最新のマンションと比べるとセキュリティ設備は限定的です。

まとめ:東建第2上町マンションの評価

東建第2上町マンションは、1972年築・総戸数158戸の大規模マンションで、東京建物(創業120年以上)旧分譲、東急世田谷線「世田谷」駅徒歩3分・「上町」駅徒歩4分の好立地です。

平成27年に大規模修繕工事、平成26年に窓サッシ交換工事が実施済みで、築年数の割に管理状態は良好です。世田谷区の中古マンション価格は直近3年間で約8%上昇しており、エリア全体の資産価値が高まっています。

一方で、旧耐震基準(1981年以前)のため、購入検討時は耐震診断・補強工事の実施状況を必ず確認する必要があります。築50年超のため、今後の大規模修繕費用や建替え検討の可能性も考慮しましょう。

購入・賃貸判断のポイントは以下の通りです。

  • 耐震診断・補強工事の実施状況を確認: 旧耐震基準のため必須
  • 管理組合の長期修繕計画を確認: 今後の修繕費用・建替え方針を把握
  • 管理費・修繕積立金の最新情報を確認: 値上げ予定も含めて確認
  • セキュリティ重視の場合は要検討: オートロック未設置

不動産会社や管理組合に詳細を確認し、自分に合った判断をしましょう。

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よくある質問

Q1築年数が古いが耐震性は大丈夫?

A1東建第2上町マンションは1972年築で、旧耐震基準(1981年5月以前の建築基準法)で建てられています。購入検討時は、耐震診断の実施有無、耐震補強工事の実施有無を管理組合または不動産会社で必ず確認してください。平成27年に大規模修繕工事が実施されていますが、耐震補強の有無は個別に確認が必要です。旧耐震基準の建物は新耐震基準より耐震性が低い場合があるため、リスクを把握した上で判断することが重要です。

Q2管理組合の状況はどうなっている?

A2常駐管理で管理体制は充実しています。平成27年(2015年)に大規模修繕工事、平成26年(2014年)に窓サッシ交換工事が実施されており、築年数の割に管理状態は良好です。詳細な長期修繕計画、修繕積立金の残高、今後の建替え検討の方針については、管理組合または不動産会社で確認することを推奨します。築50年を超えているため、今後の大規模修繕費用が増加する可能性もあります。

Q3周辺に利便施設は充実している?

A3東急世田谷線「世田谷」駅まで徒歩3分、「上町」駅まで徒歩4分で、2つの駅を利用できます。コンビニまで徒歩2分、スーパーまで徒歩4分で、日常の買い物に便利です。駅前バス停まで徒歩3分で、渋谷駅や目黒駅方面へのバス路線も利用できます。また、毎年12月・1月に開催される世田谷ボロ市(日本最大級のフリーマーケット、400年以上の歴史)が徒歩圏内にあり、地域の文化も楽しめます。

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Room Match編集部

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