たまプラーザエリアの特徴:なぜ人気なのか
たまプラーザは、神奈川県横浜市青葉区にある東急田園都市線の急行停車駅で、都心へのアクセスの良さと充実した住環境が両立したエリアです。2022年には住宅ローン専門金融機関による「本当に住みやすい街大賞」で6位にランクインするなど、高い評価を得ています。
ここでは、たまプラーザがなぜ多くの人に選ばれているのか、その特徴を解説します。
この記事のポイント
- たまプラーザの中古マンション価格は平米単価89万円/㎡で、3年前と比べて坪単価が+11%上昇している
- 渋谷まで急行で約20分、駅直結の大型商業施設「たまプラーザテラス」があり、買い物・交通の利便性が高い
- 2025年公示地価は前年比+3.98%上昇し、資産価値が維持されやすいエリアとして評価されている
- マンション乱立によるインフラ不足、急な坂が多い地形、価格の高さといった課題もある
(1) 渋谷まで急行で約20分、都心へのアクセス良好
たまプラーザ駅は東急田園都市線の急行停車駅で、渋谷まで約20分、大手町まで約40分と都心へのアクセスが良好です。東京メトロ半蔵門線と直通運転を実施しており、通勤・通学の利便性が高いことから、都内で働くビジネスパーソンやファミリー層に人気があります。
ただし、朝の通勤時間帯は混雑が激しいことで知られており、通勤ルートと時間帯を事前に確認することをおすすめします。
(2) 2022年「本当に住みやすい街大賞」6位
2022年、住宅ローン専門金融機関による「本当に住みやすい街大賞」で6位にランクインしました。この評価は、交通利便性、買い物環境、治安の良さ、教育環境など、総合的な住みやすさが評価された結果です。
(3) ファミリー層に人気の理由
たまプラーザは、きれいな街並みと治安の良さで知られています。警察や自治体によるパトロールが盛んで、ファミリー層が安心して暮らせる環境が整っています。駅直結の「たまプラーザテラス」には、ファッション、雑貨、グルメ、フィットネスなど多様な店舗が入居しており、買い物環境も充実しています。
たまプラーザのマンション価格相場
たまプラーザのマンション価格は、神奈川県内でも高水準です。ここでは、2024年時点の中古マンション価格相場を詳しく見ていきます。
(1) 中古マンション相場:1LDK・2K(40〜60㎡)で3,298万円
イエシルのデータによると、2024年時点で1LDK・2K(40〜60㎡)の中古マンション平均価格は3,298万円です。一人暮らし向き(1K〜1LDK)の場合、平均価格は2,229万円となっています。
(2) 3LDK(80〜100㎡)で6,830万円
ファミリー向きの3LDK(80〜100㎡)の中古マンション平均価格は6,830万円です。3K〜3LDK全体の平均価格は3,825万円となっており、物件の築年数や立地により価格帯に幅があります。
マンションバリューによると、2LDKで約1,000万〜5,500万円、3LDK・4LDKで約1,000万〜8,500万円と、幅広い価格レンジの物件があります。
(3) 平米単価89万円/㎡、坪単価が3年前と比べて+11%上昇
マンションバリューによると、たまプラーザ駅周辺の中古マンション平米単価は89万円/㎡です。また、イエシルのデータでは、坪単価が3年前と比べて+11%上昇しており、資産価値が維持・向上しているエリアであることがわかります。
| 間取り | 平均価格 | 備考 |
|---|---|---|
| 1K〜1LDK | 2,229万円 | 一人暮らし向き |
| 1LDK・2K(40〜60㎡) | 3,298万円 | - |
| 3K〜3LDK | 3,825万円 | ファミリー向き |
| 3LDK(80〜100㎡) | 6,830万円 | - |
(出典: イエシル)
たまプラーザの住環境:買い物・交通・治安
たまプラーザは、駅周辺の利便性の高さと治安の良さが評価されているエリアです。ここでは、日常生活に直結する買い物環境、交通アクセス、治安について詳しく見ていきます。
(1) たまプラーザテラス(駅直結)で買い物環境が充実
駅直結の大型商業施設「たまプラーザテラス」には、ファッション、雑貨、グルメ、フィットネスなど多様な店舗が入居しています。食品スーパーやドラッグストアも充実しており、日常の買い物に困ることはありません。
東急リバブルによると、駅前の買い物環境の良さが、たまプラーザの住みやすさを支える重要な要素となっています。
(2) 東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線で都心アクセス
東急田園都市線は、渋谷駅から中央林間駅を結ぶ鉄道路線で、東京メトロ半蔵門線と直通運転を実施しています。たまプラーザ駅は急行停車駅のため、渋谷まで約20分、大手町まで約40分と、都心へのアクセスが良好です。
ただし、朝の通勤時間帯は混雑が激しいことで知られており、通勤ルートと時間帯を事前に確認することを推奨します。
(3) 治安の良さ:警察・自治体によるパトロール
マンションレビューによると、たまプラーザは治安が良く、警察や自治体によるパトロールが盛んに行われています。ファミリー層にも人気のエリアで、子育て環境としても高い評価を得ています。
たまプラーザマンション購入のメリットとデメリット
たまプラーザでのマンション購入を検討する際には、メリットとデメリットの両方を理解しておくことが重要です。
(1) メリット:資産価値の維持(地価+3.98%上昇)、住環境の良さ
土地代データによると、2025年の公示地価平均は482,687円/㎡(前年比+3.98%)で、資産価値が低下しにくいエリアです。駅徒歩5分以内の物件を選べば、将来的に資産価値が維持されやすい傾向があります。
また、駅直結の商業施設、都心へのアクセス、治安の良さなど、住環境の質が高いこともメリットです。
(2) デメリット:マンション乱立でインフラ不足、急な坂が多い
そこに住むならによると、マンションの乱立により人口が増加している一方で、電車や学校等のインフラが追いついていないという課題があります。特に、朝の通勤時間帯の電車の混雑は、今後も継続する可能性があります。
また、たまプラーザは急な坂が多いエリアであり、高齢者や小さな子供がいる世帯には移動が負担になる可能性があります。物件を選ぶ際には、坂道の有無や駅からの経路を確認することをおすすめします。
(3) 朝の通勤時間帯の混雑、価格の高さ
東急田園都市線は朝の通勤時間帯に混雑が激しいことで知られており、通勤ルートと時間帯を事前に確認することが重要です。また、たまプラーザは神奈川県内でも高水準の価格帯であり、家賃や土地が高いというデメリットもあります。
資産価値と将来性:地価の推移と今後の見通し
不動産購入において、資産価値の維持・向上は重要な判断材料です。ここでは、たまプラーザの地価推移と今後の見通しを見ていきます。
(1) 2025年公示地価:482,687円/㎡(前年比+3.98%)
土地代データによると、2025年の公示地価平均は482,687円/㎡(坪単価1,595,661円)で、前年比+3.98%上昇しています。また、2024年の基準地価平均は573,200円/㎡(前年比+5.13%)で、継続的に上昇傾向にあります。
公示地価とは、国土交通省が毎年1月1日時点で公表する土地の標準価格で、不動産取引の目安となります。
(2) 駅徒歩5分以内の物件は資産価値が維持されやすい
駅徒歩5分以内の物件を優先すると、資産価値が維持されやすい傾向があります。たまプラーザは急行停車駅で都心アクセスが良好なため、駅近物件の需要は今後も高い水準で推移すると考えられます。
築年数が経過した物件でも、立地条件が良ければ資産価値が維持されやすいという特徴があります。
(3) 神奈川県内での高評価と将来の開発計画
たまプラーザは神奈川県内でも高評価のエリアで、2024年も複数の新築物件が供給されています。マンションレビューによると、「ドレッセたまプラーザ ラベニュー」など、駅徒歩6分以内の新築物件が販売されています。
今後も新規開発が進行する可能性があり、エリア全体の魅力が維持・向上することが期待されます。
まとめ:たまプラーザでマンション購入を検討する際の判断基準
たまプラーザは、都心へのアクセスの良さ、充実した買い物環境、治安の良さが評価されるエリアです。2025年の公示地価は前年比+3.98%上昇し、資産価値が維持されやすい特徴があります。
一方で、マンション乱立によるインフラ不足、急な坂が多い地形、神奈川県内でも高水準の価格帯といった課題もあります。購入前に複数の物件を比較し、立地条件(坂道の有無、駅距離)を慎重に確認することを推奨します。
国土交通省の不動産取引価格情報で横浜市青葉区の実際の取引価格を確認したり、不動産鑑定士やファイナンシャルプランナーに相談したりすることで、より正確な判断材料を得ることができます。
