マンションと戸建て徹底比較|購入・維持費用・資産価値の違いと選び方

著者: Room Match編集部公開日: 2026/1/6

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マンションと戸建て、どちらを選ぶべきか迷っている方へ

住宅購入を検討する際、「マンションと戸建て、どちらが自分に合っているのか」と悩む方は多いでしょう。購入費用、維持費、資産価値、ライフスタイルなど、比較すべきポイントは多岐にわたります。

この記事では、マンションと戸建ての購入費用・維持費・資産価値を、実際のデータを元に徹底比較します。国土交通省の住宅統計、住宅金融支援機構の調査など、信頼できる情報源を参照しながら解説します。

初めて住宅を購入する方でも、家族構成やライフスタイルに合った選択ができるようになります。

なぜマンションと戸建ての比較が重要なのか

マンションと戸建てでは、初期費用だけでなく、30年、40年と住み続ける中で発生する維持費が大きく異なります。また、将来的に売却や賃貸を考える際の資産価値にも違いがあります。

安易に「マンションが人気だから」「戸建てに憧れるから」という理由だけで決めてしまうと、後々の負担増や資産価値の下落に悩むことになりかねません。

本記事で分かること|購入費用・維持費・資産価値を徹底比較

この記事のポイント

  • 首都圏の新築マンション平均7,830万円、戸建て平均4,817万円と、マンションが約1.6倍高額
  • 30年間の維持費はマンション約1,515万円、戸建て約1,000万円で、マンションの方が年間約17万円高い
  • マンションは駅近・人気エリアで資産価値が維持されやすく、戸建ては土地の資産価値が残る
  • 共働き・駅近重視ならマンション、子育て・自由度重視なら戸建てがおすすめ
  • 2024年問題により大規模修繕工事費用が高騰、今後も修繕積立金の値上がりが予想される

マンションと戸建ての基礎知識|それぞれの特徴と違い

マンションの特徴|駅近・管理楽・セキュリティ高

マンションは、都市部の駅近エリアに多く、通勤・通学に便利な立地が魅力です。主な特徴は以下の通りです。

マンションのメリット

  • 駅近の好立地: 徒歩10分圏内の物件が多く、通勤・通学が便利
  • 管理が楽: 共用部分の清掃・修繕は管理会社が対応、管理組合が運営
  • セキュリティが高い: オートロック、防犯カメラ、管理人常駐など
  • ワンフロア完結: 生活動線がコンパクトで、高齢者にも優しい
  • 売却・賃貸しやすい: 立地が良ければ流動性が高い

マンションのデメリット

  • 管理費・修繕積立金: 月額2-3万円の固定費が発生、年々上昇傾向
  • 管理組合運営: 理事会への参加など、住民としての責任がある
  • 駐車場代: 月額1-3万円の追加費用(都市部)
  • リフォームの制限: 共用部分や構造に関わる変更は原則不可
  • 騒音問題: 上下階・隣室の生活音が気になる場合がある

戸建ての特徴|自由度・庭・駐車場がメリット

戸建ては、土地と建物の両方を所有し、自由度の高い生活が送れます。主な特徴は以下の通りです。

戸建てのメリット

  • 自由度が高い: リフォーム・増築が自由、ペットも飼いやすい
  • 庭・駐車場: 庭で家庭菜園、BBQ、駐車場代不要
  • 騒音を気にしない: 子どもが走り回っても上下階への配慮不要
  • 土地の資産価値: 建物価値は下落しても、土地の価値は維持される
  • 管理費・修繕積立金なし: 月額固定費がない

戸建てのデメリット

  • 修繕費が高額: 外壁塗装(65-150万円)、屋根修繕など、一度に数十万~数百万円が必要
  • 計画的な積立が必要: 修繕費を自分で計画的に貯める必要がある
  • 管理が大変: 外壁・屋根・庭の手入れなど、すべて自分で対応
  • 防犯対策: セキュリティは自己責任、防犯設備の設置が必要
  • 駅から遠い: 郊外に多く、通勤・通学に時間がかかる場合がある

所有形態の違い|区分所有権と所有権

マンションは「区分所有権」、戸建ては「所有権」という法的な違いがあります。

マンション(区分所有権)

  • 専有部分(住戸内)のみを所有、共用部分(廊下・階段・外壁等)は共有
  • 管理組合の規約に従う必要がある
  • リフォーム・改築には制限がある

戸建て(所有権)

  • 土地と建物の両方を所有
  • リフォーム・増築・建て替えが自由(建築基準法の範囲内)
  • 隣地との境界トラブルに注意が必要

購入費用の比較|新築・中古・諸費用の違い

新築の購入価格|首都圏マンション7,830万円 vs 戸建て4,817万円

首都圏の新築住宅の購入価格は、マンションと戸建てで大きく異なります。

項目 マンション 戸建て
平均価格 7,830万円 4,817万円
平均面積 62.60㎡ 98.2㎡
㎡単価 約125万円/㎡ 約49万円/㎡

(出典: SUUMO

マンションは駅近の好立地が多いため、㎡単価が高く、総額でも約1.6倍の価格差があります。一方、戸建ては郊外に多く、土地付きで面積が広い分、㎡単価は低めです。

中古の購入価格|築年数別の価格相場

中古住宅は、築年数によって価格が大きく下落します。

マンション

  • 築5年: 新築の約90%
  • 築10年: 新築の約75%
  • 築20年: 新築の約60%
  • 築30年: 新築の約50%

戸建て

  • 築5年: 新築の約70%
  • 築10年: 新築の約50%
  • 築20年: 新築の約15%
  • 築30年: 建物価値ほぼゼロ(土地価格のみ)

戸建ては建物価値の下落が早く、築20年を超えると建物価値がほとんどなくなります。一方、マンションは築50年程度まで建物価値が残る傾向があります。

諸費用の違い|マンション3-5% vs 戸建て6-10%

物件価格以外に、購入時の諸費用が発生します。

項目 マンション 戸建て
諸費用の割合 物件価格の3-5% 物件価格の6-10%
7,830万円の場合 約235-390万円 -
4,817万円の場合 - 約290-480万円

諸費用の内訳

  • 仲介手数料: 物件価格の3%+6万円+消費税
  • 印紙税: 売買契約書・住宅ローン契約書に必要
  • 登記費用: 所有権移転登記、抵当権設定登記
  • 火災保険・地震保険: 10年一括払いで20-30万円
  • 不動産取得税: 固定資産税評価額の3%(軽減措置あり)

戸建ては土地と建物の両方に登記が必要なため、諸費用の割合が高くなります。

初期費用総額のシミュレーション

マンション(7,830万円)

  • 物件価格: 7,830万円
  • 諸費用: 約310万円(物件価格の4%)
  • 頭金(20%): 約1,566万円
  • 初期費用総額: 約1,876万円

戸建て(4,817万円)

  • 物件価格: 4,817万円
  • 諸費用: 約385万円(物件価格の8%)
  • 頭金(20%): 約963万円
  • 初期費用総額: 約1,348万円

マンションは物件価格が高い分、初期費用総額も高額になります。

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維持費の比較|30年間の長期コストシミュレーション

マンションの維持費|管理費・修繕積立金の相場と値上がり傾向

マンションは、管理費・修繕積立金という月額固定費が発生します。

令和5年度調査の最新相場

項目 月額平均 年額
管理費 10,862円 約13万円
修繕積立金 13,054円 約16万円
合計 23,916円 約29万円

(出典: SUUMO

値上がり傾向

2023年度は前年比+2-3%上昇しており、建築資材・人件費の高騰が影響しています。2024年問題(建設業の残業規制)により、今後も大規模修繕工事の費用が高騰し、修繕積立金の値上がりが加速する見込みです。

管理費の使途

  • 管理会社への委託費
  • 共用部分の清掃・点検
  • エレベーター保守
  • 管理人の人件費
  • 共用部分の光熱費

修繕積立金の使途

  • 大規模修繕工事(12-15年ごと)
  • 外壁塗装・防水工事
  • 屋上・バルコニーの補修
  • 給排水設備の更新

戸建ての維持費|固定資産税・修繕費・保険料の内訳

戸建ては管理費・修繕積立金はありませんが、固定資産税・修繕費・保険料が必要です。

年間維持費の内訳

項目 年額
固定資産税 10-15万円
修繕費積立 20-27万円
火災保険・地震保険 3-6万円
合計 40-50万円

(出典: SUUMO

固定資産税

固定資産税は、土地・建物の固定資産税評価額に1.4%(標準税率)を乗じて計算されます。新築住宅は軽減措置があり、当初3-5年間は税額が半額になります。

修繕費の計画

戸建ては修繕費を自分で計画的に積み立てる必要があります。主な修繕費用は以下の通りです。

項目 周期 費用
外壁塗装 10-15年ごと 65-150万円
屋根修繕 20-30年ごと 50-100万円
給湯器交換 10年ごと 15-25万円
水回り設備 15-20年ごと 50-100万円

30年間の維持費総額|マンション1,515万円 vs 戸建て1,000万円

30年間の維持費を比較すると、以下のようになります。

マンション

  • 管理費: 13万円 × 30年 = 390万円
  • 修繕積立金: 16万円 × 30年 = 480万円(年々上昇を考慮すると約600万円)
  • 固定資産税: 10万円 × 30年 = 300万円
  • 火災保険: 3万円 × 30年 = 90万円
  • 合計: 約1,515万円

(出典: 住まいサーフィン

戸建て

  • 固定資産税: 12万円 × 30年 = 360万円
  • 修繕費: 25万円 × 30年 = 750万円
  • 火災保険・地震保険: 5万円 × 30年 = 150万円
  • 合計: 約1,260万円(大規模修繕を含めると約1,000-1,180万円)

(出典: SUUMO

マンションは年間約17万円高く、30年間で約515万円の差が出ます。

外壁塗装・大規模修繕などの大型支出の計画

マンション

大規模修繕工事(12-15年ごと)は修繕積立金から支出されるため、個別の追加負担は原則ありません。ただし、修繕積立金が不足している場合は、一時金の徴収や修繕積立金の値上げが発生する可能性があります。

戸建て

外壁塗装(10-15年ごと、65-150万円)、屋根修繕(20-30年ごと、50-100万円)など、一度に数十万~数百万円の支出が必要です。計画的に積立をしておかないと、家計に大きな負担がかかります。

2024年問題による修繕費高騰の影響

2024年4月から、建設業の残業時間規制が強化されました(2024年問題)。これにより、人手不足が深刻化し、人件費が高騰しています。

影響

  • 大規模修繕工事の費用が10-20%上昇
  • 修繕積立金の値上げが加速
  • 工事の遅延・長期化

マンション・戸建てともに、今後の修繕費の増加を見込んで、余裕を持った資金計画が必要です。

資産価値とライフスタイル別の選び方

建物価値の下落スピード|マンション50年 vs 戸建て30年

建物価値の下落スピードは、マンションと戸建てで大きく異なります。

マンション

  • 築10年: 新築の約75%
  • 築20年: 新築の約60%
  • 築30年: 新築の約50%
  • 築50年: 建物価値ほぼゼロ

戸建て

  • 築10年: 新築の約50%
  • 築20年: 新築の約15%
  • 築30年: 建物価値ほぼゼロ(土地価格のみ)

(出典: HOME4U

戸建ては建物価値の下落が早く、約30年で建物価値がなくなります。一方、マンションは約50年まで建物価値が維持されます。

売却・賃貸のしやすさ|駅近マンション vs 土地価値維持の戸建て

マンション

駅近・人気エリアのマンションは、資産価値が下がりにくく、売却・賃貸しやすいメリットがあります。特に、以下の条件を満たすマンションは資産価値が維持されやすいです。

  • 駅徒歩10分以内
  • 都心へのアクセスが良い
  • 商業施設・学校が近い
  • 築年数が浅い(築20年以内)
  • 管理状態が良い

戸建て

戸建ては建物価値の下落が早いものの、土地の資産価値が維持されます。ただし、立地選びを誤ると、土地価格も下落するリスクがあります。

資産価値を維持するためには、以下の条件を満たす立地を選ぶことが重要です。

  • 駅からのアクセスが良い(徒歩15分以内)
  • 人口減少が緩やかなエリア
  • 都市計画道路・再開発の予定がない
  • 地盤が強固(液状化リスクが低い)

ライフスタイル別の選び方|共働き・子育て・シニア

共働き・駅近重視

マンションがおすすめです。通勤・通学に便利な駅近立地が多く、管理が楽で、セキュリティも高いため、忙しい共働き世帯に最適です。

子育て・自由度重視

戸建てがおすすめです。上下階の物音を気にせず過ごせ、庭で遊ぶことができます。また、子どもの成長に合わせてリフォーム・増築も可能です。

シニア・バリアフリー重視

マンションがおすすめです。ワンフロア完結で段差が少なく、エレベーターがあるため、高齢者にも優しい設計です。また、管理が楽で、セキュリティも高いです。

4人家族の目安

  • マンション: 3LDK(60-75㎡前後)
  • 戸建て: 4LDK(100㎡前後)

(出典: HOMES

2025年の市場動向|価格二極化と省エネ住宅の資産価値

2025年現在、不動産価格の二極化が進行しています。購入直後から価値が下がる物件と、10年経っても高く売れる物件の差が拡大しています。

資産価値が維持される物件

  • 駅近・人気エリア
  • 省エネ・エコ住宅(ZEH、長期優良住宅等)
  • 管理状態が良い(マンション)
  • 耐震性能が高い

省エネ・エコ住宅は、住宅ローン控除などの優遇を受けやすく、資産価値の維持にもつながります。

(出典: AVANTIA

まとめ|購入前にチェックすべき5つのポイント

マンションと戸建てのどちらを選ぶべきかは、購入費用、維持費、資産価値、ライフスタイルなど、多角的な視点から判断する必要があります。

初期費用と維持費の総額を試算する

物件価格だけでなく、諸費用、管理費・修繕積立金、固定資産税など、30年間の総額を試算しましょう。マンションは年間約17万円維持費が高く、30年間で約515万円の差が出ます。

家族構成とライフスタイルに合った選択をする

共働き・駅近重視ならマンション、子育て・自由度重視なら戸建てがおすすめです。将来のライフスタイルの変化も考慮しましょう。

資産価値の維持を重視するか、自由度を重視するか

マンションは駅近・人気エリアで資産価値が維持されやすく、売却・賃貸しやすいメリットがあります。戸建ては土地の資産価値が維持される一方、建物価値の下落が早いです。

将来の売却・賃貸の可能性を考慮する

転勤や家族構成の変化により、売却・賃貸の可能性がある場合は、立地・資産価値を重視した物件選びが重要です。

専門家への相談を検討する

住宅購入は大きな決断です。宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー、税理士などの専門家に相談し、無理のない資金計画を立てましょう。

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よくある質問

Q1マンションと戸建て、購入費用はどちらが高い?

A1首都圏の新築では、マンション平均7,830万円(62.60㎡)、戸建て平均4,817万円(98.2㎡)と、マンションが約1.6倍高額です。ただし諸費用は戸建ての方が高く(6-10% vs 3-5%)、物件価格の4,817万円の戸建てで約290-480万円、7,830万円のマンションで約235-390万円となります。総額での比較が重要です。

Q2維持費はどちらが高い?

A230年間の維持費は、マンション約1,515万円(年間約50万円)、戸建て約1,000万円(年間約33万円)と、マンションの方が年間約17万円高くなります。マンションは管理費月額平均10,862円、修繕積立金月額平均13,054円(令和5年度調査)が特有の費用で、2023年度は前年比+2-3%上昇しています。2024年問題により今後も値上がりが予想されます。

Q3資産価値はどちらが高い?

A3マンションは駅近・人気エリアなら資産価値が下がりにくく、売却・賃貸しやすいメリットがあります。築50年程度まで建物価値が維持されます。戸建ては建物価値の下落が早く(約30年で価値ゼロ)、築20年で新築の約15%まで下落しますが、土地の資産価値が維持されるため、立地選びが重要です。駅徒歩15分以内、人口減少が緩やかなエリアを選びましょう。

Q4ライフスタイル別ではどちらがおすすめ?

A4共働き・駅近重視ならマンション(通勤便利・管理楽・セキュリティ高)、子育て・自由度重視なら戸建て(上下階の物音を気にせず過ごせる・庭・駐車場)がおすすめです。シニア・バリアフリー重視ならマンション(ワンフロア完結・段差少ない・エレベーター)が最適です。4人家族の目安は、マンション3LDK(60-75㎡前後)、戸建て4LDK(100㎡前後)です。将来の住み替えも考慮しましょう。

Q5管理費・修繕積立金はいくら?値上がりする?

A5令和5年度調査では、管理費月額平均10,862円、修繕積立金月額平均13,054円、合計約23,916円(年間約29万円)です。2023年度は前年比+2-3%上昇しており、建築資材・人件費の高騰が影響しています。2024年問題(建設業の残業規制)により大規模修繕工事の費用が10-20%上昇し、今後も修繕積立金の値上がりが加速する見込みです。30年間で約600万円以上の負担となる可能性があります。

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