SUUMO(スーモ)の住宅ローン情報活用ガイド|金利比較・シミュレーションの使い方

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/1

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住宅ローン選びでSUUMOを活用する理由

住宅購入を検討する際、「SUUMOで物件を探しているが、住宅ローンはどう選べばいいか」「金利はどの銀行が有利か」「自分の年収でいくらまで借りられるか」といった疑問を持つ方は少なくありません。

この記事では、SUUMOの住宅ローン情報サービスの特徴、金利比較・シミュレーション機能の使い方、活用のメリット・注意点を、SUUMO公式情報や専門家のアドバイスをもとに解説します。

初めて住宅ローンを検討する方でも、必要な情報を正確に把握し、安心して住宅ローンを選べるようになります。

この記事のポイント

  • SUUMOの住宅ローンシミュレーションで「購入可能額」と「月々の支払額」を事前に計算できる
  • スゴい速い住宅ローン審査(スゴ速)を使えば、物件探し前に借入可能額を事前審査で確認できる
  • SUUMO提携住宅ローン(スルガ銀行)は自営業・フリーランス・派遣社員・シニア層でも審査対象になる
  • SUUMOだけでなく、他の比較サービス(価格.com、モゲチェック等)や金融機関の公式サイトも併用することを推奨
  • 金利は執筆時点(2025年)のものであり、日銀の金融政策により変動する可能性がある

SUUMOの住宅ローン情報サービスとは

(1) SUUMOの住宅ローン情報サービスの概要

SUUMO住宅ローンは、リクルートが運営する不動産・住宅サイト「SUUMO」内で提供される住宅ローン情報サービスです。

物件探しと住宅ローン選びを同じプラットフォームで行えるため、効率的に情報を収集できます。

(2) 提供されている情報の種類

SUUMOの住宅ローン情報サービスでは、以下のような情報が提供されています。

提供情報 内容
住宅ローンシミュレーション 購入可能額・月々の返済額を計算
金利ランキング 変動金利・固定金利の最新ランキング
金融機関比較 都市銀行・地方銀行・ネット銀行の比較
スゴ速審査 家探し前の事前審査サービス
SUUMO提携ローン スルガ銀行リクルート支店の住宅ローン
FP相談 ファイナンシャルプランナーへの無料相談

これらの情報を活用することで、住宅ローン選びの基礎知識を得られます。

(3) 無料FP相談サービス

SUUMO家とお金の相談では、ファイナンシャルプランナー(FP)への無料相談サービスを提供しています。

相談できる内容:

  • 住宅ローンの選び方(金利タイプ、金融機関の選定)
  • 購入時の諸費用(仲介手数料、登記費用等)
  • 税金(不動産取得税、住宅ローン控除等)
  • ライフプランに合わせた資金計画

専門家に無料で相談できるため、初めて住宅購入を検討する方にとって有用なサービスです。

金利比較・シミュレーション機能の使い方

(1) 住宅ローンシミュレーションの使い方

SUUMO住宅ローンシミュレーションは、以下の項目を入力して試算するツールです。

入力項目:

  • 年収
  • 借入希望額
  • 返済期間
  • 金利タイプ(変動・固定)
  • 金利(手動入力または自動取得)

入力後、「購入可能額」と「月々の返済額」が表示されます。

(2) 購入可能額・月々の支払額の計算

シミュレーション結果では、以下の情報が確認できます。

購入可能額の計算:

  • 年収から逆算した借入可能額
  • 頭金を含めた総購入可能額

月々の支払額の計算:

  • 元金と利息を含めた月々の返済額
  • 返済総額
  • 利息総額

これにより、自分の年収でどれくらいの物件が購入できるかを事前に把握できます。

重要な注意点:

シミュレーション結果はあくまで目安です。実際の審査では、以下の要素が考慮されます。

  • 個人の信用情報(クレジットカードの利用状況、過去の延滞等)
  • 勤続年数
  • 他の借入状況(自動車ローン、カードローン等)
  • 物件の担保評価

このため、シミュレーション結果を参考にしつつ、事前審査での確認を推奨します。

(3) 金利タイプ(変動・固定)の比較

住宅ローンには「変動金利」と「固定金利」の2つのタイプがあります。

項目 変動金利 固定金利
金利水準 低い(0.5%-0.6%台が相場) 高い(約2%が相場)
金利の変動 定期的に見直される 借入期間中、固定
総返済額 抑えられる可能性が高い 固定金利より高い
リスク 将来の金利上昇リスクあり 金利上昇リスクを回避
向いている人 リスク許容度が高い、短期返済予定 安定志向、長期返済予定

リクルートの住宅ローン選び方ガイドによると、ライフスタイルとリスク許容度に応じて選択することが重要です。

2024年以降、住宅ローン金利は上昇傾向にあります。変動金利を選ぶ場合は、将来的な金利上昇リスクを考慮する必要があります。

スゴ速審査・SUUMO提携ローンの特徴

(1) スゴ速審査の仕組みと活用方法

スゴい速い住宅ローン審査(スゴ速)は、物件を決める前に借入可能額を確認できる事前審査サービスです。

スゴ速審査の流れ:

  1. 申込: オンラインで必要事項を入力
  2. 審査: 金融機関が実際の審査を実施
  3. 結果通知: 借入可能額が通知される
  4. 物件探し: 予算を明確にして物件を選べる

メリット:

  • 家探し前に予算が明確になる
  • シミュレーションより正確な借入可能額がわかる
  • 効率的に物件を選べる

注意点:

事前審査を通過しても、本審査で落ちる可能性があります。物件の担保評価や健康状態(団信加入)など、本審査でのみ確認される項目があるためです。

(2) SUUMO提携住宅ローン(スルガ銀行)の特徴

SUUMO提携住宅ローンは、SUUMOとスルガ銀行リクルート支店が提携した住宅ローンです。

特徴:

項目 内容
審査対象者 自営業・フリーランス・派遣社員・シニア層も対象
リクルートポイント 借入残高に応じて最大10年間ポイント還元
融資手数料 借入金額の2.2%程度
団信 団体信用生命保険に加入可能

一般の銀行ローンでは審査が厳しい自営業・フリーランスでも審査対象になる点が特徴です。

注意点:

SUUMO提携ローンは便利ですが、他の金融機関と金利・手数料を比較せずに決めると不利になる可能性があります。複数の金融機関で比較検討することを推奨します。

(3) 地方銀行との提携事例(金利優遇等)

2024年11月、中国銀行フィナンシャルグループとリクルートが提携し、SUUMOカウンター利用者向けに変動金利を0.1%優遇するキャンペーンを開始しました(岡山・広島・香川限定、12月中旬開始予定)。

このような地方銀行との提携により、地域限定の金利優遇が提供される場合があります。お住まいの地域で提携銀行があるかを確認することをおすすめします。

活用のメリット・注意点・他サービスとの比較

(1) SUUMOで住宅ローン情報を調べるメリット

SUUMOで住宅ローン情報を調べるメリットは以下の通りです。

メリット 詳細
物件探しと一体化 物件情報と住宅ローン情報を同じプラットフォームで確認
無料シミュレーション 購入可能額・月々の返済額を無料で試算
FP無料相談 専門家に無料で相談できる
事前審査サービス スゴ速で家探し前に予算を明確化
提携ローン 自営業・フリーランスも審査対象

これらのサービスを活用することで、効率的に住宅ローン選びができます。

(2) 注意点(シミュレーション結果は目安、掲載範囲等)

SUUMOで住宅ローン情報を調べる際の注意点は以下の通りです。

シミュレーション結果は目安:

  • 実際の審査では個人の信用情報・勤続年数・他の借入状況などが影響する
  • シミュレーション結果を鵜呑みにせず、事前審査での確認が必要

掲載されていない金融機関もある:

  • SUUMOに掲載されている金融機関は一部
  • 地方銀行や信用金庫など、掲載されていない金融機関も多数ある

情報の更新頻度:

  • 金利は日々変動するため、最新情報は金融機関の公式サイトで確認

(3) 他の比較サービスとの併用推奨

SUUMOだけでなく、他の比較サービスも併用することを推奨します。

他の比較サービス:

  • 価格.com: 住宅ローン金利ランキング、口コミ情報
  • モゲチェック: AI診断による最適な住宅ローンの提案
  • 金融機関の公式サイト: 最新の金利・キャンペーン情報

複数の情報源を比較し、自分に最適な住宅ローンを選ぶことが重要です。

ファイナンシャルプランナー等の専門家への相談も推奨します。

まとめ|SUUMOの住宅ローン情報の活用と次のアクション

SUUMOの住宅ローンシミュレーションで「購入可能額」と「月々の支払額」を事前に計算でき、スゴい速い住宅ローン審査(スゴ速)で物件探し前に借入可能額を事前審査で確認できます。

SUUMO提携住宅ローン(スルガ銀行)は自営業・フリーランス・派遣社員・シニア層でも審査対象になります。ただし、他の金融機関と金利・手数料を比較せずに決めると不利になる可能性があるため、複数の金融機関で比較検討することを推奨します。

SUUMOだけでなく、他の比較サービス(価格.com、モゲチェック等)や金融機関の公式サイトも併用し、ファイナンシャルプランナー等の専門家に相談することで、安心して住宅ローンを選べます。金利は執筆時点(2025年)のものであり、日銀の金融政策により変動する可能性があるため、最新情報は金融機関の公式サイトで確認しましょう。

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よくある質問

Q1SUUMOの住宅ローンシミュレーションで、自分の年収でいくらまで借りられますか?

A1SUUMOの住宅ローンシミュレーションでは、年収・借入希望額・返済期間・金利タイプ等を入力して、購入可能額と月々の返済額を試算できます。ただし、シミュレーション結果はあくまで目安です。実際の審査では、個人の信用情報(クレジットカードの利用状況、過去の延滞等)、勤続年数、他の借入状況(自動車ローン、カードローン等)、物件の担保評価などが考慮されます。このため、シミュレーション結果を参考にしつつ、事前審査での確認を推奨します。

Q2SUUMO提携住宅ローンと一般の銀行ローンの違いは何ですか?

A2SUUMO提携住宅ローン(スルガ銀行リクルート支店)は、自営業・フリーランス・派遣社員・シニア層も審査対象になる点が特徴です。一般の銀行ローンでは審査が厳しいこれらの属性でも審査対象となります。また、借入残高に応じてリクルートポイントが最大10年間貯まります。ただし、金利・手数料は他の金融機関と比較検討することを推奨します。SUUMO提携ローンは便利ですが、他の金融機関と比較せずに決めると不利になる可能性があります。

Q3スゴ速審査で事前審査を受けるメリットは何ですか?

A3スゴい速い住宅ローン審査(スゴ速)は、家探し前に金融機関が実際の借入可能額を審査するサービスです。シミュレーションより正確な借入可能額がわかるため、予算を明確にして効率的に物件を選べます。ただし、事前審査を通過しても、本審査で落ちる可能性があります。物件の担保評価や健康状態(団信加入)など、本審査でのみ確認される項目があるためです。事前審査結果を過信せず、本審査まで慎重に進めることを推奨します。

Q4変動金利と固定金利のどちらを選ぶべきですか?

A4ライフスタイル・リスク許容度に応じて選択することが重要です。変動金利は金利水準が低く(0.5%-0.6%台が相場)、総返済額を抑えられる可能性が高いですが、将来の金利上昇リスクがあります。固定金利は金利水準が高い(約2%が相場)ですが、借入期間中、金利が変わらないため、金利上昇リスクを回避できます。2024年以降、住宅ローン金利は上昇傾向にあるため、変動金利を選ぶ場合は将来的な金利上昇リスクを考慮する必要があります。ファイナンシャルプランナー等の専門家への相談を推奨します。

Q5SUUMOだけで住宅ローンを決めて大丈夫ですか?

A5SUUMOは便利な情報源ですが、SUUMOだけで決めることはおすすめしません。他の比較サービス(価格.com、モゲチェック等)や金融機関の公式サイトも併用し、複数の情報源で比較検討することを推奨します。SUUMOに掲載されている金融機関は一部で、地方銀行や信用金庫など掲載されていない金融機関も多数あります。また、金利は日々変動するため、最新情報は金融機関の公式サイトで確認しましょう。ファイナンシャルプランナー等の専門家への相談も推奨します。

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Room Match編集部

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