両国エリアでのオフィス移転を検討する際、「住友不動産両国ビルはどのようなビルなのか」「アクセスや周辺環境はどうか」と気になっていませんか?
この記事では、住友不動産両国ビルの基本情報、オフィススペック、アクセス、周辺環境、賃料相場を、公式情報と不動産業界のデータを元に解説します。
両国エリアでのオフィス探しを検討している方に、ビル選びの判断材料を提供します。
この記事のポイント
- 住友不動産両国ビルは1991年竣工、地上13階・地下2階のSRC造オフィスビル
- 基準階面積約190坪の広いフロアで、大規模オフィスに適している
- JR総武線「両国」駅西口から徒歩3分、都営大江戸線「両国」駅から徒歩8-9分と2路線利用可能
- 新耐震基準適合、天井高2.6m、OAフロア8-10cm、床荷重300kg/㎡とオフィスとして十分なスペック
- 2024年10月時点の墨田区・江東区エリア平均賃料は17,050円/坪(共益費込)
1. 住友不動産両国ビルとは:1991年竣工のオフィスビル
(1) ビルの基本情報(竣工年、構造、階数)
住友不動産両国ビルの公式ページによると、基本情報は以下の通りです。
ビルの基本情報:
- 竣工年: 1991年
- 構造: SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)
- 階数: 地上13階・地下2階
- 所在地: 東京都墨田区両国
1991年竣工のため築30年以上経過していますが、新耐震基準に適合しています。
(2) 住友不動産のオフィスビル事業
住友不動産は、東京都心部を中心にオフィスビル事業を展開する大手不動産会社です。
住友不動産の特徴:
- オフィスビル: 都心部に多数のビルを保有
- 管理体制: 自社管理による一貫したサービス
- ブランド力: 大手不動産会社としての信頼性
住友不動産のビルは、管理体制とブランド力が評価されています。
(3) 両国エリアの位置づけ
両国は、東京都墨田区に位置する歴史的なエリアです。
両国の特徴:
- 歴史: 江戸時代からの相撲の街
- 交通: JR総武線・都営大江戸線の2路線
- 再開発: 両国シティコアなどの複合施設が稼働
都心部へのアクセスと歴史的環境を両立したエリアです。
2. ビルの概要とオフィススペック
(1) 基準階面積約190坪の広いフロア
CBRE「住友不動産両国ビル」によると、基準階面積は192.63坪(636.79㎡)です。
基準階面積の特徴:
- 約190坪: 大規模なオフィスレイアウトが可能
- ワンフロア利用: 部署を一つのフロアに集約できる
- レイアウトの自由度: 広いスペースで柔軟なレイアウト
基準階面積が広いため、大規模なオフィスに適しています。
(2) オフィススペック(天井高2.6m、OAフロア8-10cm、床荷重300kg/㎡)
オフィスビルとしてのスペックは以下の通りです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 天井高 | 2.6m |
| OAフロア | 8-10cm |
| 床荷重 | 300kg/㎡(一部500kg/㎡) |
| 電気容量 | 標準的なオフィス仕様 |
| エレベーター | 4基 |
天井高2.6mは標準的なオフィスビルの仕様で、OAフロア8-10cmは配線の自由度が高い点がメリットです。
(3) 新耐震基準適合・機械警備対応
国土交通省「耐震基準の概要」によると、新耐震基準は1981年6月以降の建築確認で適用される基準です。
新耐震基準の特徴:
- 震度6強~7の地震でも倒壊しない設計
- 1991年竣工のため新耐震基準に適合
- 旧耐震基準のビルより安全性が高い
また、機械警備対応により24時間のセキュリティ監視が行われています。
3. アクセス・交通利便性(JR総武線・都営大江戸線)
(1) JR総武線「両国」駅西口から徒歩3分
JR総武線のアクセス:
- 両国駅西口: 徒歩3分
- 秋葉原駅: 総武線で5分
- 東京駅: 秋葉原乗り換えで約15分
JR総武線は都心部へのアクセスが良好で、秋葉原や東京駅への通勤が便利です。
(2) 都営大江戸線「両国」駅から徒歩8-9分
都営大江戸線のアクセス:
- 両国駅: 徒歩8-9分
- 新宿駅: 大江戸線で約25分
- 六本木駅: 大江戸線で約20分
都営大江戸線を利用することで、新宿や六本木へのアクセスも可能です。
(3) 秋葉原・新宿・六本木へのアクセス
ホームズ「両国駅の賃貸オフィス情報」によると、両国駅は2路線利用可能で、以下のエリアへのアクセスが良好です。
| 目的地 | 路線 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 秋葉原 | JR総武線 | 約5分 |
| 新宿 | 都営大江戸線 | 約25分 |
| 六本木 | 都営大江戸線 | 約20分 |
| 東京 | JR総武線→秋葉原乗り換え | 約15分 |
都心部の主要エリアへのアクセスが良好な立地です。
4. 両国エリアの特徴と周辺環境
(1) 相撲の街としての歴史(両国国技館)
両国エリアは、江戸時代から続く相撲の街として知られています。
両国の歴史的施設:
- 両国国技館: 大相撲の本拠地
- 江戸東京博物館: 江戸時代の歴史展示
- 隅田川: 歴史的な河川
両国国技館では年6場所のうち3場所(1月、5月、9月)が開催され、観光客で賑わいます。
(2) 再開発進行中(両国シティコア等の複合施設)
officee「両国駅の賃貸オフィス情報」によると、両国エリアは再開発が進行中です。
再開発の例:
- 両国シティコア: 商業施設・オフィス・住宅の複合施設
- NTTドコモのオフィスビル: 高層オフィスビル
- 商業施設の充実: スーパー、飲食店、医療施設等
再開発により、オフィスエリアとしての利便性が向上しています。
(3) 周辺の商業施設・飲食店・観光スポット
両国駅周辺には、商業施設や飲食店が充実しています。
周辺施設の例:
- 飲食店: ちゃんこ料理店、和食、カフェ等
- コンビニ: 駅周辺に複数店舗
- 銀行・郵便局: ビジネスに必要な施設
ランチや打ち合わせに便利な飲食店が多い点が特徴です。
5. 賃料相場とオフィス選びのポイント
(1) 2024年10月時点の墨田区・江東区エリア相場(17,050円/坪)
ケン・コーポレーション「住友不動産両国ビル」によると、2024年10月時点の墨田区・江東区エリアの平均賃料は17,050円/坪(共益費込)です。
賃料の目安:
- 墨田区・江東区エリア平均: 17,050円/坪
- 都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷): 25,000-35,000円/坪
- 副都心エリア: 15,000-20,000円/坪
両国エリアは都心5区より賃料が抑えられている点が特徴です。
(2) 築30年以上経過しているため設備の古さに注意
1991年竣工のため、築30年以上が経過しています。
築年数に関する注意点:
- 設備の更新状況: エレベーター、空調等の更新履歴を確認
- 最新オフィスとの比較: 2010年代以降のビルと比較すると設備が古い
- 内装工事: テナント側で内装を刷新する必要がある場合もある
オフィス見学時に、設備の状態を確認することが推奨されます。
(3) 基準階面積が広いため大規模オフィス向け
基準階面積約190坪は、大規模なオフィスに適しています。
向いている企業:
- 50名以上のオフィス: 大規模なレイアウトが可能
- ワンフロア集約希望: 部署を一つのフロアに配置
- 将来的な拡張予定: フロア追加が可能
小規模なオフィス(10-20名程度)には、基準階面積が広すぎる可能性があります。
6. まとめ:住友不動産両国ビルが向いている企業・次のアクション
(1) 向いている企業(大規模オフィス・総武線沿線希望)
住友不動産両国ビルが向いているのは、以下のような企業です:
- 大規模オフィス: 50名以上のオフィスを構える企業
- 総武線沿線希望: 秋葉原・東京方面へのアクセス重視
- 賃料を抑えたい: 都心5区より賃料が低いエリア
基準階面積約190坪の広いフロアを活用できる企業に適しています。
(2) オフィス選びのチェックリスト(アクセス・賃料・設備)
オフィスビルを選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
| チェック項目 | 確認方法 |
|---|---|
| アクセス | 最寄り駅からの徒歩時間、路線数 |
| 賃料相場 | 坪単価、共益費、駐車場料金 |
| オフィススペック | 天井高、OAフロア、床荷重、電気容量 |
| 設備の新しさ | 築年数、設備更新履歴 |
| 周辺環境 | 飲食店、商業施設、銀行等 |
複数のビルを比較することで、最適なオフィスを見つけられます。
(3) 次のアクション:不動産仲介業者への相談
住友不動産両国ビルに関心を持った方は、以下のアクションを検討しましょう:
- 不動産仲介業者への相談: 最新の空室情報・賃料を確認
- ビルの見学: 実際にオフィススペースを確認
- 周辺環境の視察: 駅からの徒歩ルート、飲食店等を確認
- 複数ビルの比較: 両国エリアの他のオフィスビルと比較
信頼できる不動産仲介業者に相談して、納得のいくオフィス選びを進めましょう。
