秋葉原エリアの住友不動産ビル群とは
秋葉原エリアでオフィス移転を検討する際、「どのビルが自社のニーズに合うのか」「立地・設備・賃料はどうか」と悩む企業担当者は少なくありません。
この記事では、住友不動産の秋葉原エリアのオフィスビル(駅前ビル、秋葉原ビル、東ビル等)の特徴、立地、設備、2025年の市場動向を詳しく解説します。初めて秋葉原でオフィス移転を検討する方でも、ビル選びの判断材料を得られるようになります。
この記事のポイント
- 住友不動産は秋葉原エリアに駅前ビル、秋葉原ビル、東ビル、北ビル等の複数のオフィスビルを展開
- 秋葉原駅前ビルは2019年竣工、秋葉原駅徒歩1分、基準階面積約340坪でエリア最大級
- 秋葉原ビルは2009年竣工、秋葉原駅徒歩3分、基準階面積約320坪
- 全てのビルがDBJグリーンビルディング認証取得済みで、環境配慮・BCP対策に優れている
- 2025年には新築オフィスビル(COLOR・US秋葉原、FTK秋葉原)が開業・竣工し、供給が続く
(1) 住友不動産の秋葉原エリア展開(駅前ビル、秋葉原ビル、東ビル、北ビル等)
住友不動産は、秋葉原エリアに複数のオフィスビルを展開しています。主要なビルは以下の通りです。
- 秋葉原駅前ビル: 2019年竣工、基準階面積約340坪(エリア最大級)
- 秋葉原ビル: 2009年竣工、基準階面積約320坪
- 秋葉原東ビル: 地上9階、基準階面積約300坪
- 秋葉原北ビル: その他の中小規模ビル
立地や規模で選択肢が豊富で、企業規模に応じたオフィス選びが可能です。
(2) 全てDBJグリーンビルディング認証取得済み
DBJグリーンビルディング認証とは、日本政策投資銀行による環境・社会配慮評価認証です。住友不動産の秋葉原エリアのビルは、全てこの認証を取得済みで、環境配慮とBCP対策に優れています。
(3) 秋葉原エリアの特徴(IT企業・スタートアップ集積地)
秋葉原エリアは、IT企業やスタートアップの集積地として知られています。電気街やアニメ・ゲーム文化の中心地でもあり、独特のビジネス環境が形成されています。
住友不動産秋葉原駅前ビルの概要(2019年竣工)
(1) ビルの基本情報(秋葉原駅徒歩1分、地上21階・地下2階)
住友不動産秋葉原駅前ビルは、東京都千代田区神田花岡町に位置するオフィスビルです。2019年竣工で、比較的新しいビルです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都千代田区神田花岡町 |
| 竣工年 | 2019年 |
| 階数 | 地上21階・地下2階 |
| 基準階面積 | 約340坪(秋葉原エリア最大級) |
| 天井高 | 3.0m |
| 柱スパン | 10.8m |
(2) 設備仕様(基準階面積約340坪、天井高3.0m、柱スパン10.8m)
基準階面積は約340坪と秋葉原エリア最大級の広さです。天井高3.0m、柱スパン10.8mで、開放感があり、レイアウトの自由度が高い設計です。
(3) 防災・BCP対策(免震構造、76台駐車場、6基エレベーター)
免震構造を採用し、地震の揺れを軽減します。76台の駐車場、6基のエレベーターを完備しており、BCP(事業継続計画)対策に適しています。
(4) 秋葉原エリア最大級の広さ
基準階面積約340坪は、秋葉原エリア最大級の広さです。大規模オフィスを検討している企業に適しています。
住友不動産秋葉原ビルの概要(2009年竣工)
(1) ビルの基本情報(秋葉原駅徒歩3分、地上19階・地下3階)
住友不動産秋葉原ビルは、東京都千代田区神田松永町に位置するオフィスビルです。2009年竣工で、旧日本通運本社ビル跡地に開発されました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都千代田区神田松永町 |
| 竣工年 | 2009年 |
| 階数 | 地上19階・地下3階 |
| 基準階面積 | 約320坪 |
(2) 設備仕様(基準階面積約320坪、免震構造、無停電電源装置)
基準階面積は約320坪で、免震構造・無停電電源装置(UPS)等の防災設備が充実しています。
(3) テナント施設(B1〜2階はベルサール秋葉原イベント・展示会場)
B1〜2階は「ベルサール秋葉原」というイベント・展示会場として利用されています。企業イベントや展示会の開催が可能です。
(4) 旧日本通運本社ビル跡地開発の経緯
秋葉原ビルは、旧日本通運本社ビル跡地に開発されました。秋葉原エリアの再開発の一環として建設されました。
住友不動産秋葉原東ビルと他のビル
(1) 秋葉原東ビルの概要(地上9階、基準階面積約300坪)
住友不動産秋葉原東ビルは、東京都台東区に位置するオフィスビルです。地上9階建、基準階面積約300坪です。
(2) 中間免震構造・無停電電源装置
中間免震構造とは、建物の中間階に免震装置を設置する構造です。無停電電源装置(UPS)も完備しており、BCP対策に優れています。
(3) 秋葉原北ビル等の他のビル
秋葉原北ビル等、その他の中小規模ビルも展開しています。企業規模や予算に応じた選択が可能です。
(4) ビル別の比較(立地・規模・設備)
秋葉原エリアの住友不動産ビルを比較すると、以下の通りです。
| ビル名 | 竣工年 | 駅徒歩 | 基準階面積 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 駅前ビル | 2019年 | 1分 | 約340坪 | エリア最大級、最新設備 |
| 秋葉原ビル | 2009年 | 3分 | 約320坪 | イベント会場併設 |
| 東ビル | - | - | 約300坪 | 中間免震構造 |
秋葉原エリアのオフィス市場動向(2025年)
(1) 2025年新築オフィスビル(COLOR・US秋葉原、FTK秋葉原)
2025年には、以下の新築オフィスビルが開業・竣工しました。
- COLOR・US秋葉原(日鉄興和不動産): 2025年3月末竣工、6月末開業。秋葉原駅徒歩3分、基準階面積約52坪。3-6階は家具付き小規模オフィス、7-10階は1フロア1テナント向け
- FTK秋葉原: 2024年8月30日竣工、秋葉原駅徒歩6分、地上10階建
(2) 家具付き小規模オフィスの供給増加
COLOR・US秋葉原のように、家具付き小規模オフィスの供給が増加しています。スタートアップや小規模事業者向けのオフィス需要に対応しています。
(3) IT企業・スタートアップの入居増加
秋葉原エリアは、IT企業やスタートアップの入居が増加傾向にあります。電気街・アニメ・ゲーム文化の中心地という特性が、関連企業を引き寄せています。
(4) 再開発の進行と周辺環境の変化
秋葉原エリアは複数の再開発が進行中で、新築オフィスビルの供給が続いています。周辺環境が変化する可能性があるため、長期契約前に周辺開発計画を確認することを推奨します。
まとめ:秋葉原でオフィス移転する際の注意点
住友不動産は、秋葉原エリアに駅前ビル(2019年竣工、基準階面積約340坪)、秋葉原ビル(2009年竣工、基準階面積約320坪)、東ビル(基準階面積約300坪)等の複数のオフィスビルを展開しています。全てのビルがDBJグリーンビルディング認証取得済みで、環境配慮・BCP対策に優れています。
ただし、以下の注意点があります。
- 築年数の確認: 2009年竣工のビルもあり、設備の古さが残る可能性。内覧時に確認が必要
- 大型フロアの過大性: 340坪超のフロアは小規模事業者には過大な可能性。事業規模に応じた適切な面積を選ぶべき
- 賃料・空室状況: 時期により変動するため、最新情報の確認が必須
- 再開発の影響: 秋葉原エリアは再開発が進行中で、周辺環境が変化する可能性。長期契約前に周辺開発計画を確認推奨
秋葉原でオフィス移転を検討する際は、立地・設備・賃料・事業規模を総合的に判断し、複数のビルを比較検討することが重要です。詳細は住友不動産の賃貸オフィス公式サイトで最新情報を確認し、不動産仲介業者や宅地建物取引士等の専門家に相談しながら慎重に検討してください。
