住友不動産秋葉原ビルとは?立地と概要
「住友不動産 秋葉原ビル」と検索すると、秋葉原エリアにあるオフィスビルの情報を探している方が多いと思います。秋葉原でオフィス移転や賃貸を検討している企業担当者にとって、ビルの設備やアクセス、周辺環境は重要な判断材料です。
この記事では、住友不動産公式サイトの情報を元に、住友不動産秋葉原ビルの基本情報、設備、秋葉原エリアの特性、オフィス賃料相場を解説します。
オフィス選びの判断材料として、具体的な情報を提供します。
この記事のポイント
- 住友不動産秋葉原ビルは秋葉原駅徒歩3分の好立地、地上19階建ての高層オフィスビル
- 1フロア320坪超の整形無柱空間、免震構造×無停電対応(BCP対策)を完備
- 秋葉原エリアはIT企業の集積地として再開発が進むビジネスエリア
- 秋葉原エリアのオフィス賃料相場は坪単価18,000円〜24,000円程度(規模により変動)
- 住友不動産の秋葉原エリアには複数のビル(秋葉原ビル、秋葉原駅前ビル、秋葉原東ビル)がある
(1) ビルの基本情報(所在地・竣工年・規模)
住友不動産公式サイトによると、住友不動産秋葉原ビルは以下の基本情報を持つオフィスビルです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都千代田区神田花岡町1-1 |
| 竣工年 | 2009年 |
| 規模 | 地上19階、地下3階 |
| オフィスフロア | 3階〜19階 |
| 延床面積 | 約23,000平方メートル |
| 構造 | 鉄骨造・免震構造 |
(出典: 住友不動産公式サイト)
2009年竣工のため、築年数は約16年ですが、免震構造やBCP対策設備を備えた高機能ビルです。
(2) 秋葉原駅徒歩3分の好立地
JR秋葉原駅から徒歩3分という好立地で、以下の路線が利用可能です。
- JR総武線・山手線(秋葉原駅)
- 東京メトロ日比谷線(秋葉原駅)
- つくばエクスプレス(秋葉原駅)
複数路線が利用できるため、都心各所へのアクセスが良好です。東京駅まで約5分、品川駅まで約20分、新宿駅まで約15分と、主要駅への移動が便利です。
(3) 旧日本通運本社ビル跡地の歴史的背景
Wikipediaによると、住友不動産秋葉原ビルは旧日本通運本社ビル跡地に建設されました。中央通りに面したランドマーク的存在で、秋葉原エリアの再開発を象徴する建物の一つです。
日本通運本社が移転した後、2009年に住友不動産がこの地に高層オフィスビルを建設し、現在の秋葉原ビルとなりました。
ビルの基本情報と設備(免震構造・BCP対策)
住友不動産秋葉原ビルは、オフィスビルとして高水準の設備を備えています。
(1) フロア構成(地上19階・地下3階)
住友不動産公式サイトによると、フロア構成は以下の通りです。
| フロア | 用途 |
|---|---|
| 地下3階〜地下2階 | 駐車場 |
| 地下1階〜2階 | ベルサール秋葉原(イベントホール、総面積590坪) |
| 3階〜19階 | オフィスフロア |
ベルサール秋葉原は、総面積590坪のイベントホール・貸会議室で、セミナーや展示会などに利用されています。オフィステナントが入居するビル内にイベントスペースがあるため、社内イベントや顧客向けセミナーの開催にも便利です。
(2) 整形無柱空間の特徴(1フロア320坪超)
住友不動産公式サイトによると、各フロアは1フロア320坪超の整形無柱空間です。
整形無柱空間とは:柱のない正方形・長方形の執務スペースで、レイアウトの自由度が高いオフィス形式です。
この構造により、以下のメリットがあります。
- レイアウトの自由度が高い:オフィス設計を自社のニーズに合わせてカスタマイズ可能
- 視界が広く開放的:柱がないため、執務スペースが広々と感じられる
- 増員・減員に柔軟対応:組織変更時もレイアウト変更が容易
(3) 免震構造と無停電対応(UPS)
住友不動産秋葉原ビルは、免震構造と**無停電対応(UPS)**を完備しています。
免震構造:地震の揺れを吸収する装置を建物基礎部に設置し、建物への地震力を低減する構造です。震度7クラスの大地震でも、建物の揺れを抑え、室内の設備や什器の転倒リスクを軽減します。
無停電対応(UPS):停電時でも一定時間電力供給を維持する設備で、BCP(事業継続計画)対策の一環です。サーバールームや重要設備の電源を確保し、事業継続を支援します。
これらの設備は、災害時の事業継続を重視する企業にとって重要な判断材料となります。
(4) DBJ Green Building認証取得
Wikipediaによると、住友不動産秋葉原ビルはDBJ Green Building認証を取得しています。
DBJ Green Building認証:日本政策投資銀行が環境・社会配慮型不動産を評価・認証する制度です。省エネ性能、環境配慮、テナント利便性などを総合的に評価します。
この認証は、環境配慮型ビルとしての信頼性を示すもので、ESG(環境・社会・ガバナンス)を重視する企業のオフィス選びにおいて、プラス要素となります。
秋葉原エリアの特性とオフィス環境
秋葉原エリアは、IT企業の集積地として再開発が進むビジネスエリアです。
(1) IT企業集積地としての発展
オフィスターによると、秋葉原エリアは「ITのまち」を目指した大規模再開発が継続中です。
IT企業集積のメリット:
- 業界内のネットワーク形成:同業他社や取引先が近隣に集まり、商談・情報交換が容易
- 人材採用の利便性:IT業界の求職者が集まるエリアで、採用活動が効率的
- 最新技術の情報収集:展示会・セミナーが頻繁に開催され、業界動向を把握しやすい
(2) 大規模再開発の動向(秋葉原東ビル等)
三井住友建設の施工実績によると、2024年3月に住友不動産秋葉原東ビルが竣工しました。
住友不動産秋葉原東ビルの概要:
- 竣工年:2024年3月
- 規模:地上9階建て
- 構造:免震構造
- 設備:高圧6.6kV受電、72時間対応非常用発電機
この新築ビルの完成により、秋葉原エリアの最新オフィス供給が増え、企業にとって選択肢が広がっています。
(3) 複数路線利用可能な交通アクセス
秋葉原駅は、以下の路線が利用可能です。
- JR総武線:千葉方面へのアクセス
- JR山手線:都心各所へのアクセス
- 東京メトロ日比谷線:六本木・中目黒方面へのアクセス
- つくばエクスプレス:つくば方面へのアクセス
主要駅への所要時間:
- 東京駅:約5分
- 品川駅:約20分
- 新宿駅:約15分
- 渋谷駅:約25分
複数路線が利用できるため、従業員の通勤利便性が高く、全国各地からの来客にも対応しやすい立地です。
(4) 周辺の商業施設と利便性
秋葉原駅周辺には、以下の商業施設があります。
- ヨドバシカメラマルチメディアAkiba:家電・PC関連の大型店舗
- 秋葉原UDX:レストラン・カフェが充実
- アトレ秋葉原:駅直結のショッピング施設
ランチ・カフェの選択肢が豊富で、従業員の福利厚生面でもメリットがあります。
秋葉原エリアのオフィス賃料相場(2025年版)
秋葉原エリアのオフィス賃料相場は、物件規模により変動します。
(1) 規模別の坪単価(20-30坪、30-60坪、60-100坪等)
Officeeによると、秋葉原駅周辺の賃料相場は以下の通りです(2025年時点)。
| 規模 | 坪単価 |
|---|---|
| 20-30坪 | 24,289円 |
| 30-60坪 | 20,722円 |
| 60-100坪 | 20,071円 |
| 100-200坪 | 24,000円 |
| 200坪以上 | 18,131円 |
坪単価とは:オフィス賃料を1坪あたりの月額賃料で表したもの(1坪 = 約3.3平方メートル)です。
規模が大きくなるほど坪単価が下がる傾向がありますが、100-200坪では再び上昇しています。これは、中規模オフィスの需要が高く、供給が限られているためと考えられます。
(2) 賃料相場の変動要因(築年数・設備・階数)
賃料相場は、以下の要因により変動します。
- 築年数:新築・築浅物件は坪単価が高い傾向
- 設備:免震構造、BCP対策設備、省エネ性能が高い物件は賃料が高め
- 階数:高層階は眺望が良く、坪単価が高い場合がある
- 駅からの距離:駅徒歩3分以内の物件は坪単価が高め
(3) 住友不動産秋葉原ビル周辺の相場感
住友不動産秋葉原ビルは、以下の特性から、秋葉原エリアの中でも中〜上位の賃料帯に位置すると考えられます。
- 秋葉原駅徒歩3分の好立地
- 免震構造×無停電対応(BCP対策)完備
- 1フロア320坪超の整形無柱空間
- DBJ Green Building認証取得
具体的な賃料は、階数・契約条件により変動するため、詳細は住友不動産公式サイトへの問い合わせを推奨します。
オフィス選びのポイントと注意事項
秋葉原エリアでオフィスを選ぶ際は、以下のポイントに注意しましょう。
(1) 複数のビルがある注意点(秋葉原ビル・秋葉原駅前ビル・秋葉原東ビル)
住友不動産は、秋葉原エリアに以下の3棟のビルを運営しています。
| ビル名 | 竣工年 | 特徴 |
|---|---|---|
| 住友不動産秋葉原ビル | 2009年 | 地上19階、1フロア320坪超、免震構造 |
| 住友不動産秋葉原駅前ビル | - | 駅前の好立地 |
| 住友不動産秋葉原東ビル | 2024年 | 最新築、9階建て、72時間対応非常用発電機 |
物件名を正確に確認し、希望するビルの情報を調べることが重要です。
(2) テナント募集状況の確認方法
テナント募集状況は時期により異なります。最新の空室情報は、以下の方法で確認できます。
- 住友不動産公式サイト:https://office.sumitomo-rd.co.jp/
- 不動産仲介業者への問い合わせ:オフィス専門の仲介業者に相談
- オフィス検索サイト:オフィスター、Officee等のポータルサイト
(3) オフィス契約時の専門家への相談
オフィステナント契約には、以下の専門知識が必要です。
- 賃料以外のコスト:共益費、保証金、敷金、礼金、仲介手数料
- 契約条件の確認:契約期間、更新料、原状回復義務
- 設備仕様の確認:電気容量、空調設備、インターネット回線
不動産業者や専門家(宅地建物取引士)への相談を推奨します。
(4) BCP対策設備の確認ポイント
災害時の事業継続を重視する場合、以下の設備を確認しましょう。
- 免震構造・耐震構造:地震対策
- 無停電対応(UPS):停電時の電力供給
- 非常用発電機:長時間停電への対応
- 防災備蓄スペース:災害時の従業員対応
BCP対策が充実したビルを選ぶことで、災害リスクを軽減できます。
まとめ:秋葉原でオフィスを選ぶ判断材料
住友不動産秋葉原ビルは、秋葉原駅徒歩3分の好立地に位置する地上19階建ての高層オフィスビルです。1フロア320坪超の整形無柱空間、免震構造×無停電対応(BCP対策)を完備し、DBJ Green Building認証を取得しています。
秋葉原エリアは、IT企業の集積地として再開発が進み、「ITのまち」を目指した開発が継続中です。2024年3月には住友不動産秋葉原東ビルが竣工し、最新オフィス供給が増えています。
オフィス賃料相場は坪単価18,000円〜24,000円程度(規模により変動)で、秋葉原エリアは都心へのアクセスと賃料のバランスが取れたエリアといえます。
オフィス選びの際は、複数のビルを比較し、テナント募集状況を確認しながら、不動産業者や専門家に相談することをおすすめします。BCP対策設備を重視する企業にとって、住友不動産秋葉原ビルは有力な選択肢の一つとなるでしょう。
