住友不動産勝どきビルとは
東京都中央区勝どきエリアでオフィス移転を検討している企業の担当者にとって、「住友不動産勝どきビルはどのようなビルなのか」「アクセスや設備はどうなのか」という疑問は少なくありません。
この記事では、住友不動産勝どきビルの基本情報、立地・アクセス、建物の特徴、賃料相場、エリアの再開発状況を、住友不動産公式サイトや東京都都市整備局等の公式情報を元に解説します。
オフィス移転先として勝どきエリアを検討している方が、物件選びの判断材料を得られるようになります。
この記事のポイント
- 住友不動産勝どきビルは中央区勝どき3-8-9に位置し、都営大江戸線勝どき駅から徒歩3分のアクセス
- 本館は2002年竣工の地上8階建て、総賃貸可能面積10,307.94㎡、免震構造でIT対応可能
- 勝どきエリアのオフィス賃料相場は規模により14,250円〜17,000円/坪(2025年時点)
- 勝どきエリアは総事業費約1,806億円の大規模再開発が進行中で、今後の発展が期待されている
- 賃料や契約条件は個別に異なるため、宅地建物取引士等の専門家への相談が推奨される
住友不動産勝どきビルの基本情報
住友不動産勝どきビルは、東京都中央区勝どきエリアに立地する賃貸オフィスビルです。住友不動産が運営する東京都心のオフィスビルの一つで、本館と南館の2棟があります。
本館と南館の違い
本館と南館は別の建物です。
| 項目 | 本館 | 南館 |
|---|---|---|
| 所在地 | 中央区勝どき3-8-9 | 中央区勝どき6-1-15 |
| 竣工 | 2002年2月 | 記載なし |
| 階数 | 地上8階建て | 地下1階・地上10階建て |
| 賃貸面積 | 10,307.94㎡ | 記載なし |
| 外装 | 記載なし | アルミカーテンウォール |
(出典: 住友不動産勝どきビル公式ページ、住友不動産勝どきビル南館公式ページ)
本館と南館は所在地・規模・設備が異なるため、問い合わせ時には希望する建物を明確に伝える必要があります。
竣工年月と建物規模
本館は2002年2月に竣工した地上8階建ての賃貸オフィスビルです。総賃貸可能面積は10,307.94㎡(約3,119坪)で、中規模のオフィステナントに対応できる規模です。
所在地と周辺環境
本館は東京都中央区勝どき3-8-9に所在し、勝どきエリアは隅田川に近い再開発エリアです。周辺にはタワーマンションや商業施設が増加しており、オフィスワーカー向けの飲食店・カフェも充実しつつあります。
立地とアクセス
住友不動産勝どきビルは、都心主要エリアへのアクセスが良好な立地です。
最寄り駅と徒歩時間
都営大江戸線「勝どき駅」から徒歩3分です。駅から近く、通勤の利便性が高い立地です。
また、東京メトロ有楽町線も利用可能で、銀座・有楽町方面へのアクセスもスムーズです。
都心主要エリアへのアクセス
勝どき駅から主要エリアへの移動時間(目安):
| 目的地 | 路線 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 新橋 | 大江戸線 | 約5分 |
| 六本木 | 大江戸線 | 約10分 |
| 銀座一丁目 | 有楽町線 | 約2分 |
| 東京 | 有楽町線→JR | 約15分 |
都心の主要ビジネスエリアへ短時間で移動できるため、クライアント訪問や会議が多い企業にとって利便性の高い立地です。
周辺の商業施設・飲食店
勝どきエリアは大規模再開発に伴い、商業施設・飲食店が増加しています。ランチや夕食、カフェでの打ち合わせ等、オフィスワーカーの日常業務に必要な施設が揃いつつあります。
建物の特徴と設備
住友不動産勝どきビル本館は、免震構造やIT対応等、現代のオフィスニーズに対応した設備を備えています。
免震構造とIT対応
免震構造とは、地震の揺れを建物に伝えにくくする構造で、地震時の被害を軽減します。オフィス内の機器やサーバーへの影響を抑えられるため、BCP(事業継続計画)を重視する企業にとって重要な要素です。
また、IT対応可能な設備が整っており、高速インターネット回線やセキュリティシステムの導入がスムーズに行えます。
総賃貸可能面積
本館の総賃貸可能面積は10,307.94㎡(約3,119坪)です。1フロアあたりの面積は約1,288㎡(約390坪)で、中規模〜大規模オフィスの入居に対応できます。
外装・内装の特徴
南館はアルミカーテンウォールを採用しており、外観の美しさと採光性を両立しています。カーテンウォールとは、建物の外壁を覆うガラスやアルミ等の非耐力壁で、自然光を取り入れやすく、エネルギー効率の向上にも貢献します。
勝どきエリアのオフィス市場と賃料相場
勝どきエリアのオフィス賃料は、規模や築年数により異なります。
規模別の賃料相場(2025年)
2025年時点の勝どきエリアのオフィス賃料相場は以下の通りです。
| 規模 | 賃料相場(坪単価) |
|---|---|
| 30坪〜60坪 | 17,000円/坪 |
| 100坪〜200坪 | 14,250円/坪 |
(出典: オフィスター「勝どきの賃貸オフィスの賃料相場・目安」)
規模が大きくなるほど坪単価は下がる傾向があります。ただし、賃料は築年数・設備・階数等により変動するため、個別の確認が必要です。
東京オフィス市場全体の動向
2025年8月時点の東京オフィス市場の平均空室率は2.85%と回復基調を維持しており、賃料も上昇傾向にあります。特にAグレードオフィス(最高水準の設備・立地を持つオフィスビル)の月額坪当たり平均賃料は37,042円で、前年比7.5%増となっています。
(出典: ビズキューブ・コンサルティング「オフィス賃料推移と相場比較(2025年9月版)」)
勝どきエリアは都心と比較すると賃料が抑えられており、コストパフォーマンスの高い立地と言えます。
賃料設定の考え方
オフィス賃料は以下の要素で決まります:
- 立地: 駅からの距離、周辺環境
- 築年数: 新しいほど賃料は高い傾向
- 設備: 免震構造、IT対応、セキュリティ等
- 規模: 専有面積、フロア構成
- 契約条件: 契約期間、敷金・礼金、共益費等
具体的な賃料や契約条件は個別に異なるため、住友不動産の公式サイトまたは宅地建物取引士(宅建士)への相談が推奨されます。
勝どきエリアの再開発と将来性
勝どきエリアは大規模再開発が進行中で、今後のエリア発展が期待されています。
勝どき東地区の大規模再開発
東京都都市整備局によると、勝どき東地区では総事業費約1,806億円の大規模再開発事業が進められています。
再開発の概要:
- 住宅約3,250戸
- 商業・業務・公共施設の整備
- A1棟: 地上58階、高さ194.53m
この再開発により、勝どきエリアは居住・商業・業務が一体化した複合エリアへと変貌します。オフィスワーカーにとっての利便性が向上し、エリアの賃料相場にも影響を与える可能性があります。
住友不動産のオフィスビル戦略
住友不動産は東京都心に230棟超のオフィスビルを展開しており、保有棟数・面積ともに東京でトップクラスです。
PRESIDENT Onlineによると、住友不動産は「立地のいい物件の需要は減っていない」として、都心集中戦略を継続しています。8期連続で最高益を更新しており、テレワーク普及後も満室御礼の状況が続いています。
住友不動産の戦略の特徴:
- 都心集中: 東京都心7区を中心に展開
- 選択と集中: 好立地の物件に絞った投資
- テナント満足度: ビジネスサポートをトータルに提供
住友不動産勝どきビルも、この戦略の一環として運営されており、安定したオフィス環境の提供が期待できます。
エリアの今後の発展見通し
勝どきエリアは以下の要因により、今後の発展が見込まれます:
- 再開発の進行: 大規模プロジェクトによる居住・商業・業務の一体化
- 交通利便性: 大江戸線・有楽町線による都心アクセス
- 周辺環境の充実: 商業施設・飲食店の増加
- 企業の需要: 都心と比較してコストパフォーマンスが高い立地
ただし、再開発に伴い周辺環境や賃料相場が変動する可能性があるため、最新の情報を確認することが重要です。
まとめ:住友不動産勝どきビルでのオフィス開設検討のポイント
住友不動産勝どきビルは、都営大江戸線勝どき駅から徒歩3分の好立地にあり、免震構造やIT対応等の設備を備えた賃貸オフィスビルです。勝どきエリアのオフィス賃料相場は規模により14,250円〜17,000円/坪(2025年時点)で、都心と比較してコストパフォーマンスが高い立地です。
また、総事業費約1,806億円の大規模再開発が進行中で、今後のエリア発展が期待されています。住友不動産は東京都心に230棟超のオフィスビルを展開する業界大手であり、安定したオフィス環境の提供が期待できます。
ただし、賃料や契約条件は個別に異なるため、住友不動産公式サイトでの確認や、宅地建物取引士等の専門家への相談が推奨されます。複数の物件を比較検討し、自社のニーズに最適なオフィスを選びましょう。
