住友不動産一番町ビルとは|千代田区一番町の賃貸オフィス
住友不動産一番町ビルは、東京都千代田区一番町8番地に位置する賃貸オフィスビルです。半蔵門駅から徒歩2分という抜群の立地に加え、2022年5月のリニューアルで最新設備を導入しており、ビジネス利用に適した環境が整っています。
この記事では、住友不動産一番町ビルの基本情報、アクセス、周辺環境、リニューアル内容、テナント情報を住友不動産公式サイトや不動産仲介会社の情報を元に解説します。
オフィス移転や訪問予定のある方が、必要な情報を正確に把握できるようになります。
この記事のポイント
- 1987年竣工、2022年5月リニューアル完了の9階建てSRC造オフィスビル
- 半蔵門駅(半蔵門線5番出口)から徒歩2分、麹町駅(有楽町線6番出口)から徒歩5分の好立地
- 基準階面積308.81坪(約1,020.84㎡)で、中規模から大規模オフィスに適している
- 2022年のリニューアルで電気容量増強、トイレ増設、最新設備に更新済み
- 2024年6月時点では満室状態、最新の空室状況は不動産仲介会社への問い合わせが必要
(1) 一番町エリアの特徴
一番町エリアは、千代田区の中でも皇居に近い閑静なオフィス街として知られています。周辺には各国大使館や官公庁が立地し、落ち着いたビジネス環境が整っています。
半蔵門駅、麹町駅、市ヶ谷駅など複数の駅が利用可能で、都心各所へのアクセスも良好です。
(2) 住友不動産一番町ビルの位置づけ
住友不動産一番町ビルは、このエリアを代表するオフィスビルの一つです。住友不動産が所有・管理しており、新耐震基準に適合した安全性の高い建物として評価されています。
過去にはダイソン、NEC等の大手企業が入居していた実績があります。
ビルの基本情報と仕様
(1) 所在地と規模(1987年竣工・9階建て)
住友不動産一番町ビルは、1987年3月に竣工した9階建てのSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)オフィスビルです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都千代田区一番町8番地 |
| 竣工年月 | 1987年3月 |
| 構造・階数 | SRC造 地上9階 |
| リニューアル | 2022年5月完了 |
| 耐震基準 | 新耐震基準適合 |
(出典: 住友不動産公式サイト)
SRC造は、鉄骨と鉄筋コンクリートを組み合わせた構造で、高い耐震性を持ちます。新耐震基準(1981年6月以降の建築基準法)に適合しており、震度6強〜7程度の地震でも倒壊しない設計です。
(2) 基準階面積と貸室構成(308.81坪)
基準階面積は308.81坪(約1,020.84㎡)で、中規模から大規模オフィスの入居に適した規模です。
基準階面積とは、各階の標準的な床面積のことで、テナントが借りられる面積の目安となります。300坪超のため、小規模オフィス(数十坪)向けではなく、ある程度の規模を持つ企業向けです。
(3) 設備・仕様(天井高・空調・OAフロア)
住友不動産一番町ビルは、現代的なオフィス環境に必要な設備を完備しています。
| 設備項目 | 仕様 |
|---|---|
| 天井高 | 2.7m(グリッドシステム) |
| 空調 | 個別空調 |
| OAフロア | あり |
| 電気容量 | 2022年リニューアルで増強 |
(出典: CBRE)
設備の特徴:
- 個別空調: テナントごとに独立した空調システム。使用時間や温度を自由に調整可能
- OAフロア: 床下に配線用の空間を設けたフロア。電源・通信ケーブルの配線が容易
- 天井高2.7m: 一般的なオフィスビルの天井高(2.5m前後)よりやや高く、開放感がある
(4) 新耐震基準への適合
1987年竣工のため、新耐震基準(1981年6月以降)に適合しています。震度6強〜7程度の地震でも倒壊しない設計で、安全性の高いビルです。
さらに、2022年のリニューアルで最新設備に更新されており、築37年(2024年時点)でも現代的なオフィス環境を維持しています。
アクセスと周辺環境
(1) 最寄り駅と所要時間(半蔵門駅徒歩2分・麹町駅徒歩5分)
住友不動産一番町ビルは、複数路線が利用可能で、アクセスが非常に良好です。
| 路線 | 駅名 | 出口 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| 半蔵門線 | 半蔵門駅 | 5番出口 | 徒歩2分 |
| 有楽町線 | 麹町駅 | 6番出口 | 徒歩5分 |
| 南北線・有楽町線 | 市ヶ谷駅 | - | 徒歩10分程度 |
(出典: 住友不動産公式サイト)
半蔵門駅から徒歩2分という立地は、ビジネス利用において大きなメリットです。雨天時の移動も容易で、取引先の訪問にも便利です。
(2) 周辺の官公庁・大使館
一番町エリアは、各国大使館や官公庁が集まるエリアです。周辺には以下のような施設があります。
- 英国大使館
- ブラジル大使館
- アイルランド大使館
- 最高裁判所
- 国立劇場
落ち着いた環境で、セキュリティも高い地域として知られています。
(3) 商業施設と利便性
一番町エリアには、飲食店やコンビニエンスストアも充実しています。半蔵門駅周辺には、カフェ、レストラン、銀行等が立地し、ビジネスに必要な利便性は確保されています。
また、皇居へも徒歩圏内で、昼休みのリフレッシュに散策することも可能です。
2022年リニューアルの内容
住友不動産一番町ビルは、2022年5月にリニューアルが完了しました。築37年(2024年時点)の建物ですが、最新設備に更新され、現代的なオフィス環境に対応しています。
(1) 電気容量の増強
IT機器の増加に対応するため、電気容量が増強されました。現代のオフィスでは、パソコン、サーバー、ネットワーク機器等の電力需要が高いため、電気容量の増強は重要な改修です。
(2) トイレの増設
テナントの利便性向上のため、トイレが増設されました。オフィスビルでは、トイレの数がテナント満足度に影響するため、この改修は評価されるポイントです。
(3) 最新設備への更新
電気容量増強、トイレ増設に加え、その他の設備も最新のものに更新されました。CBREによると、2022年のリニューアルにより、築年数を感じさせない設備環境が整っています。
テナント情報と空室状況
(1) 過去の入居企業(ダイソン・NEC等)
住友不動産一番町ビルには、過去にダイソン、NEC等の大手企業が入居していた実績があります。ただし、テナント情報はプライバシー保護の観点から最新情報が公開されていないため、現在の入居企業とは異なる可能性が高いです。
ビルバンクによると、2018年時点のテナント情報が公開されていますが、この情報は古い可能性があることに注意してください。
(2) 現在の空室情報確認方法
三鬼商事によると、2024年6月時点では満室状態と報告されています。
最新の空室状況や賃料等の詳細情報を確認したい場合は、以下の方法で問い合わせを推奨します。
- 住友不動産公式サイトへの問い合わせ
- CBRE、ケン・コーポレーション等の不動産仲介会社への相談
賃料相場は公開されていませんが、一番町エリアは都内でも賃料相場が高めの地域です。
まとめ|住友不動産一番町ビルの特徴と入居検討ポイント
住友不動産一番町ビルは、千代田区一番町の好立地に位置する賃貸オフィスビルです。1987年竣工ですが、2022年5月のリニューアルで電気容量増強、トイレ増設、最新設備への更新が完了しており、現代的なオフィス環境が整っています。
半蔵門駅から徒歩2分、麹町駅から徒歩5分という抜群のアクセスに加え、基準階面積308.81坪で中規模から大規模オフィスに適しています。
2024年6月時点では満室状態のため、入居を検討する場合は空室待ちが必要な可能性があります。最新の空室状況や賃料等の詳細情報は、住友不動産または不動産仲介会社への問い合わせを推奨します。
