住友不動産の注文住宅の評判とは?特徴や注意点を解説

著者: Room Match編集部公開日: 2025/11/17

住友不動産の注文住宅の評判を知りたい方へ

注文住宅を検討している方の中には、「住友不動産の注文住宅はやばい」という口コミを目にして、不安を感じている方もいるのではないでしょうか。「本当にやばいのか」「どんな問題があるのか」「メリット・デメリットを知りたい」といった疑問があるかと思います。

この記事では、住友不動産の注文住宅の評判、「やばい」という口コミの真偽、特徴、メリット・デメリット、坪単価を、30万人調査や実際の口コミを踏まえて解説します。

注文住宅選びに迷っている方でも、住友不動産が自分に合っているかを判断できるようになります。

この記事のポイント

  • 「やばい」と言われる理由は、営業対応のばらつき、予算オーバー、メンテナンス費用の高さ
  • 2024年度グッドデザイン賞を受賞(22年連続)し、デザイン性の高さが評価されている
  • 平均坪単価は77.7万円で全国平均95.3万円より安い(2024-2025年)
  • 10年保証更新時に外壁・屋根のメンテナンス費用として約200万円が必要
  • 複数のハウスメーカーと相見積もりを取り、価格と仕様を比較することが重要

「やばい」という口コミの真偽-住友不動産の評判を客観的に分析

「住友不動産の注文住宅はやばい」という口コミの背景を、客観的に分析しましょう。

(1) 「やばい」と言われる理由(営業対応・施工品質・メンテナンス費用)

「やばい」という口コミの主な理由は、以下の3つです。

営業対応のばらつき:

  • 営業担当者によって対応の質にばらつきがある
  • 連絡が遅い、打ち合わせ日程が組めないケースがある
  • 設計士が打ち合わせに同席しないことがあり、不安を感じる

施工品質の不具合事例:

  • 最終検査時に第三者の住宅診断士を雇ったところ、20件以上の不具合が見つかったケースがある
  • 下請け企業の2年点検時の態度が悪いケースがある

メンテナンス費用の高さ:

  • 10年保証更新時に外壁・屋根のメンテナンス費用として約200万円が必要
  • これを実施しないと保証が延長されない

(2) 30万人調査に基づく評判・口コミの実態

30万人への大規模調査によると、住友不動産の評判は賛否両論です。

良い口コミ:

  • グッドデザイン賞を受賞するデザイン性の高さ
  • 大手不動産会社の安心感とブランド力
  • 高級マンション並みの設備が標準仕様で含まれる

悪い口コミ:

  • 営業担当者の対応が遅い
  • 設計段階でオプションを多く受け入れると予算オーバーになる
  • メンテナンス費用が高額

(3) 良い口コミ・悪い口コミの両面を公平に提示

ハウスメーカーの評判は個人の体験により異なります。

住友不動産に限らず、どのハウスメーカーにも良い口コミ・悪い口コミの両方があります。重要なのは、複数の情報源を参照し、公平に判断することです。

住友不動産の注文住宅の特徴-グッドデザイン賞22年連続受賞

住友不動産の注文住宅の特徴を確認しましょう。

(1) 2024年度グッドデザイン賞受賞(22年連続)

住友不動産は、2024年度グッドデザイン賞を受賞しました(22年連続)。

グッドデザイン賞とは、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、優れたデザインを表彰する制度です。

住友不動産の注文住宅は、外観・内装ともにデザイン性の高さが評価されています。

(2) ツーバイフォー工法による高い耐震性・耐火性

住友不動産の注文住宅は、ツーバイフォー工法(木造枠組壁工法)を採用しています。

ツーバイフォー工法とは、2インチ×4インチの規格材を使用した工法で、以下のような特徴があります。

  • 高い耐震性: 壁・床・天井が一体化した箱型構造で、地震に強い
  • 高い耐火性: 石膏ボードや断熱材が火災の延焼を防ぐ
  • 高い断熱性: 壁内に断熱材を充填し、高い断熱性能を実現

(3) 高級マンション並みの設備が標準仕様

住友不動産は不動産会社として高級マンションを多数手掛けており、そのノウハウが注文住宅にも活かされています。

標準仕様の設備例:

  • システムキッチン(人気メーカーの中級~上級グレード)
  • ユニットバス(浴室乾燥機・ミストサウナ等のオプション)
  • 床暖房
  • 樹脂サッシ(高断熱仕様)

他のハウスメーカーではオプション扱いになることが多い設備が、住友不動産では標準仕様に含まれる場合があります。

メリット-デザイン性・大手の安心感・60年保証システム

住友不動産の注文住宅のメリットを確認しましょう。

(1) デザイン性の高さ(グッドデザイン賞受賞歴)

住友不動産の最大のメリットは、デザイン性の高さです。

グッドデザイン賞を22年連続で受賞しており、外観・内装ともに洗練されたデザインが特徴です。

「おしゃれな家に住みたい」「デザインにこだわりたい」という方におすすめです。

(2) 大手不動産会社の安心感とブランド力

住友不動産は、東証プライム市場に上場する大手不動産会社です。

大手ならではの安心感とブランド力があり、以下のようなメリットがあります。

  • 倒産リスクが低い
  • アフターサービスの体制が整っている
  • 施工実績が豊富

(3) 初期10年保証+有料メンテナンスで60年まで延長可能

住友不動産の注文住宅には、60年保証システムがあります。

保証の内容:

  • 初期10年保証: 構造躯体・雨水の浸入を防止する部分を10年間保証
  • 有料メンテナンス: 10年ごとに有料メンテナンスを実施することで、最長60年まで保証を延長可能

ただし、有料メンテナンスを実施しないと保証が延長されないため、10年ごとのメンテナンス費用(約200万円)を事前に把握しておくことが重要です。

デメリット-営業対応のばらつき・予算オーバー・メンテナンス費用

一方で、住友不動産の注文住宅には以下のようなデメリットもあります。

(1) 営業担当者の質にばらつき(連絡遅延・打ち合わせ調整難)

住友不動産に限らず、大手ハウスメーカーでは営業担当者の質にばらつきがあります。

よくある問題:

  • 連絡が遅い、返信がない
  • 打ち合わせ日程が組めない
  • 設計料が高額だが、設計士が打ち合わせに同席しない

営業担当者の質を見極め、必要に応じて担当変更を依頼することが重要です。

(2) 設計段階でオプションを多く受け入れると予算オーバー

住友不動産の注文住宅は、設計段階でオプションを多く提案されることがあります。

提案されるオプションを全て受け入れると、予算オーバーになりやすいです。

対策:

  • 予算の上限を明確にする
  • 必要なオプションと不要なオプションを見極める
  • 複数のハウスメーカーと相見積もりを取り、価格と仕様を比較する

(3) 10年保証更新時に外壁・屋根メンテナンス費用約200万円が必要

60年保証システムの延長には、10年ごとに有料メンテナンスが必要です。

10年後のメンテナンス費用は、外壁・屋根で約200万円が目安です。

このメンテナンス費用を事前に把握しておかないと、10年後に予期せぬ出費が発生します。

(4) 施工段階での不具合事例(第三者検査の重要性)

施工段階で不具合が見つかるケースがあります。

最終検査時に第三者の住宅診断士を雇い、施工品質を確認することをおすすめします。

第三者検査の費用は10-20万円程度ですが、数千万円の買い物に対して必要な投資と言えます。

坪単価と価格帯-規格住宅66万円からセミオーダー80万円

住友不動産の注文住宅の坪単価と価格帯を確認しましょう。

(1) 規格住宅:坪単価66万円(ローコストメーカー並み)

住友不動産の規格住宅は、坪単価66万円とローコストメーカー並みの価格で提供されています(2024-2025年)。

規格住宅とは、間取りや仕様があらかじめ決められた住宅で、注文住宅より低価格です。

「コストを抑えたい」「デザイン性も重視したい」という方におすすめです。

(2) セミオーダー:坪単価80万円前後(全国平均95.3万円より安い)

一定の制約の中で仕様を選択できるセミオーダーは、坪単価80万円前後です。

全国平均の坪単価95.3万円より安い水準です。

(3) 平均坪単価77.7万円(HOME4Uアンケート調査)

HOME4Uのアンケート調査によると、住友不動産の平均坪単価は77.7万円です。

ただし、坪単価は地域・仕様・オプションにより大きく変動するため、必ず個別見積もりを取得することをおすすめします。

坪単価の計算例:

  • 建築面積:30坪(約99㎡)
  • 坪単価:80万円
  • 建築費:30坪 × 80万円 = 2,400万円

※別途、外構工事・地盤改良・諸費用等がかかります。

まとめ:住友不動産の注文住宅を選ぶべき人・避けるべき人

住友不動産の注文住宅は、「やばい」という口コミもありますが、デザイン性の高さや大手の安心感を評価する声も多いです。

「やばい」と言われる理由は、営業対応のばらつき、予算オーバー、メンテナンス費用の高さです。営業担当者の質を見極め、必要に応じて担当変更を依頼することが重要です。

メリットは、グッドデザイン賞を22年連続で受賞するデザイン性の高さ、大手不動産会社の安心感、60年保証システムです。デメリットは、営業対応のばらつき、予算オーバーのリスク、10年ごとのメンテナンス費用約200万円です。

平均坪単価は77.7万円で全国平均95.3万円より安いですが、地域・仕様・オプションにより大きく変動します。複数のハウスメーカーと相見積もりを取り、価格と仕様を比較することが重要です。

住友不動産を選ぶべき人:

  • デザイン性にこだわりたい方
  • 大手の安心感を重視する方
  • 高級マンション並みの設備を標準仕様で取り入れたい方

住友不動産を避けるべき人:

  • 営業担当者との密なコミュニケーションを重視する方
  • 予算をできるだけ抑えたい方(規格住宅を除く)
  • メンテナンス費用を抑えたい方

注文住宅選びは、ハウスメーカーの特徴を理解し、自分のライフスタイルや予算に合った選択をすることが成功のポイントです。契約前には、宅地建物取引士による重要事項説明を受け、不明点は専門家(弁護士・建築士等)に相談しましょう。

よくある質問

Q1住友不動産の注文住宅は本当に「やばい」のか?

A1「やばい」と言われる理由は、営業対応のばらつき、予算オーバー、メンテナンス費用の高さです。営業担当者によって対応の質にばらつきがあり、連絡が遅い・打ち合わせ調整が難しいケースがあります。また、設計段階でオプションを多く受け入れると予算オーバーになりやすく、10年保証更新時に外壁・屋根のメンテナンス費用として約200万円が必要です。ただし、グッドデザイン賞を22年連続で受賞するデザイン性や大手の安心感を評価する声も多く、賛否両論です。

Q2坪単価はいくらで、他のハウスメーカーと比べて高い?

A2住友不動産の平均坪単価は77.7万円(HOME4Uアンケート調査)で、全国平均95.3万円より安い水準です。規格住宅は坪単価66万円とローコストメーカー並みの価格で、セミオーダーは80万円前後です(2024-2025年)。ただし、坪単価は地域・仕様・オプションにより大きく変動するため、必ず個別見積もりを取得してください。複数のハウスメーカーと相見積もりを取り、価格と仕様を比較することが重要です。

Q3グッドデザイン賞を受賞しているが、実際の住み心地は?

A3住友不動産は2024年度グッドデザイン賞を受賞(22年連続)し、デザイン性の高さが評価されています。ツーバイフォー工法による高い耐震性・耐火性・断熱性があり、高級マンション並みの設備が標準仕様で含まれます。一方で、施工段階で不具合が見つかったケースもあります。最終検査時に第三者の住宅診断士を雇い、施工品質を確認することをおすすめします。第三者検査の費用は10-20万円程度ですが、数千万円の買い物に対して必要な投資と言えます。

Q4営業担当者の対応に問題があるという口コミは本当?

A4住友不動産に限らず、大手ハウスメーカーでは営業担当者の質にばらつきがあります。連絡が遅い、打ち合わせ日程が組めない、設計士が打ち合わせに同席しないといった問題が報告されています。営業担当者の質を見極め、必要に応じて担当変更を依頼することが重要です。信頼できる担当者かどうかは、初期の打ち合わせでの対応スピード、提案内容の具体性、質問への回答の正確性などで判断しましょう。

Q560年保証システムの実際のメンテナンス費用は?

A5住友不動産の60年保証システムは、初期10年保証後、有料メンテナンスを実施することで最長60年まで保証を延長できる制度です。10年保証更新時に外壁・屋根のメンテナンス費用として約200万円が必要で、これを実施しないと保証が延長されません。10年後のメンテナンス費用(外壁・屋根で約200万円)を事前に把握し、予算計画に含めておくことが重要です。

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Room Match編集部

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