住友不動産麻布十番ビルとは:都心の大規模免震オフィス
住友不動産麻布十番ビルは、東京都港区麻布十番に位置する2017年竣工の大規模オフィスビルです。免震構造と1フロア1,200坪超の無柱空間を特徴とし、最新のビル設備を備えています。
この記事のポイント
- 2017年竣工、地上10階建て、延床面積約46,151㎡の大規模オフィスビル
- 免震構造と1フロアあたり約1,200坪超の無柱空間を提供
- 麻布十番駅から徒歩6分、赤羽橋駅から徒歩4分の好アクセス
- DBJ Green Building認証を取得し、環境配慮型ビルとして評価
- 住友不動産は東京都心で230棟超のオフィスビルを展開するトップクラスの事業者
(1) なぜ麻布十番にオフィスビルが注目されるのか
麻布十番エリアは、都心でありながら下町の温かさと都心の洗練さが調和した独特のビジネス環境を持っています。以下の理由から、オフィス立地として注目されています。
- 交通アクセスの良さ: 東京メトロ南北線・都営大江戸線の2路線が利用可能で、六本木・新橋・赤坂・大手町など主要ビジネスエリアへのアクセスが良好
- 商業施設の充実: 麻布十番商店街を中心に飲食店・カフェが充実しており、ビジネスランチや商談に適した環境
- 高級住宅エリアとの近接性: 麻布・六本木・広尾など高級住宅エリアに近く、富裕層向けビジネスの拠点として適している
- 落ち着いたビジネス環境: 繁華街の喧騒から距離を置きつつ、都心の利便性を享受できる
(2) 2017年竣工の最新設備を備えた大型ビル
住友不動産麻布十番ビルは、2017年1月に竣工した比較的新しいオフィスビルです。住友不動産が手がける都心オフィスビル事業の一環として開発され、以下の特徴を持っています。
- 地上10階建ての大規模ビル
- 延床面積約46,151㎡
- 1フロアあたり約1,200坪超の大規模無柱空間
- 免震構造による地震対策
- 最大天井高10mのエントランス
- DBJ Green Building認証取得
ビル概要:建物スペックと設備
(1) 建物の基本スペック(規模・構造・延床面積)
住友不動産麻布十番ビルの基本スペックは以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 竣工年 | 2017年1月 |
| 構造 | 鉄骨造(免震構造) |
| 階数 | 地上10階建て |
| 延床面積 | 約46,151㎡ |
| 1フロア面積 | 約1,200坪超(最大) |
| 所在地 | 東京都港区麻布十番 |
(出典: 住友不動産麻布十番ビル 公式サイト)
(2) 免震構造と無柱空間の特徴
住友不動産麻布十番ビルは、以下の建築的特徴を持っています。
免震構造:
建物と地盤の間に免震装置を設置し、地震の揺れを吸収・軽減する構造です。大地震時でも建物への影響を最小限に抑え、オフィス内の什器や設備の損傷を防ぎます。BCP(事業継続計画)を重視する企業にとって重要な要素です。
無柱空間:
1フロアあたり約1,200坪超の大規模無柱空間を実現しています。オフィス内に柱がないため、以下のメリットがあります。
- レイアウトの自由度が高い
- デスク配置・会議室の設計が柔軟
- 部署拡大時の再配置が容易
- 開放的で効率的なオフィス環境を構築可能
(3) DBJ Green Building認証と環境配慮
DBJ Green Building認証とは、日本政策投資銀行が不動産の環境・社会への配慮を評価・認証する制度です。住友不動産麻布十番ビルはこの認証を取得しており、以下の点が評価されています。
- エネルギー効率の高い設備
- 環境負荷の低減
- テナントの快適性・生産性への配慮
- 地域・社会への貢献
ESG投資やSDGsへの取り組みを重視する企業にとって、認証取得ビルへの入居は企業価値向上につながります。
(4) エントランスとビル設備
住友不動産麻布十番ビルの主要設備は以下の通りです。
- 最大天井高10mのエントランス: 開放的で高級感のあるエントランス空間
- 無停電電源設備: 停電時でもバックアップ電源で業務継続可能
- 連続する不規則な外装デザイン: デザイン性の高い外観
- 最新のセキュリティシステム: 入退館管理、監視カメラなど
詳細は住友不動産麻布十番ビル 公式サイトで確認できます。
立地とアクセス:麻布十番・赤羽橋の好アクセス
(1) 最寄駅からの距離と利用可能な路線
住友不動産麻布十番ビルの最寄駅とアクセスは以下の通りです。
| 最寄駅 | 路線 | 距離 |
|---|---|---|
| 麻布十番駅 | 東京メトロ南北線・都営大江戸線 | 徒歩6分(3番出口) |
| 赤羽橋駅 | 都営大江戸線 | 徒歩4分 |
複数路線が利用可能なため、以下の主要エリアへのアクセスが良好です。
- 六本木: 大江戸線で1駅(約2分)
- 新橋: 南北線で約8分
- 赤坂見附: 南北線で約5分
- 大手町: 南北線で約10分
- 飯田橋: 大江戸線で約5分
(2) 周辺の主要エリアへのアクセス
麻布十番エリアは、都心の主要ビジネスエリア・商業エリアへのアクセスが良好です。
- 東京駅: 南北線で約15分
- 品川駅: 南北線で約20分
- 渋谷駅: バスまたはタクシーで約15分
- 羽田空港: リムジンバスまたは電車で約40分
クライアント訪問や出張の際の利便性が高いロケーションです。
住友不動産のオフィスビル事業:230棟超の都心展開
(1) 東京都心での事業規模とトップクラスの保有棟数
住友不動産は、東京都心で230棟超のオフィスビルを展開しており、保有棟数・保有面積ともに東京でトップクラスの事業者です(住友不動産 公式サイト)。
主な展開エリアは以下の通りです。
- 新宿エリア
- 東京駅・大手町エリア
- 港区(麻布十番、虎ノ門、赤坂など)
- 渋谷エリア
- 品川エリア
都心7区を中心に、大・中・小さまざまな規模と価格帯のビルを保有しており、「ビルの総合デパート」として幅広いニーズに対応しています。
(2) 「ビルの総合デパート」としての多様な物件展開
住友不動産のオフィスビル事業は、たった3棟のビルから始まり、50年をかけて主力事業に成長しました(住友不動産 採用サイト)。
現在は以下のような多様な物件を展開しています。
- 大規模ビル: 1フロア1,000坪超の大企業向けオフィス
- 中規模ビル: 100-500坪のミドルサイズオフィス
- 小規模ビル: スタートアップ・中小企業向けのコンパクトオフィス
- インキュベーションオフィス: スタートアップ支援のための共同オフィス
これにより、企業規模や予算に応じて最適なオフィスを選択できます。
(3) 今後の大型再開発計画とスタートアップ支援
住友不動産は、今後5〜6年で賃貸延床面積をさらに60万坪超増やす大型再開発計画を進行中です。また、2024年10月には2,637名が参加する「住友不動産ベンチャーサミット2024」を開催し、スタートアップ支援を強化しています(住友不動産 プレスリリース)。
2024年3月期決算では、売上高9,676億円、営業利益・経常利益・純利益すべてが過去最高を更新しており、事業は好調に推移しています。
麻布十番エリアのビジネス環境と特徴
(1) 下町の温かさと都心の洗練さが調和するエリア
麻布十番エリアは、以下のような独特の魅力を持っています。
- 麻布十番商店街: 約300店舗が並ぶ商店街。飲食店・カフェ・スーパー・書店など生活に必要な施設が充実
- 高級マンションとの共存: 麻布・広尾・六本木など高級住宅エリアに近く、富裕層向けビジネスの拠点として適している
- 落ち着いたビジネス環境: 繁華街の喧騒から距離を置きつつ、都心の利便性を享受できる
- 外国人居住者が多い: インターナショナルな雰囲気があり、グローバルビジネスに適している
(2) エリア内の他のオフィスビルと商業施設
麻布十番エリアには、住友不動産麻布十番ビル以外にも以下のようなオフィスビルがあります。
- 十番コアビル
- 深瀬ビル
- その他中小規模のオフィスビル
エリア全体でオフィス需要が安定しており、ビジネス環境は良好です。
まとめ:オフィス選定の判断ポイント
(1) 住友不動産麻布十番ビルの主な特徴
住友不動産麻布十番ビルは、以下の特徴を持つ都心の大規模オフィスビルです。
- 2017年竣工の最新設備
- 免震構造と1フロア1,200坪超の無柱空間
- 麻布十番駅徒歩6分、赤羽橋駅徒歩4分の好アクセス
- DBJ Green Building認証取得
- 住友不動産グループの信頼性とサポート体制
(2) オフィス移転検討時の確認事項
オフィス移転を検討する際は、以下の点を確認しましょう。
- 賃料と空室状況: 市況により変動するため、住友不動産 公式サイトまたは直接問い合わせで最新情報を確認
- 必要な面積: 従業員数・業務内容に応じた適切な広さ
- アクセス: 取引先・従業員の通勤利便性
- ビル設備: セキュリティ、BCP対応、環境性能など
- 契約条件: 敷金・保証金、契約期間、更新条件など
複数のオフィスビルを比較検討し、自社のニーズに最適な物件を選びましょう。
