住信SBIネット銀行の住宅ローン金利推移|過去データと今後の見通し

著者: Room Match編集部公開日: 2025/12/12

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住信SBIネット銀行の住宅ローン金利推移を知る重要性

住宅ローンの借入や借り換えを検討する際、「住信SBIネット銀行の金利は他行と比べてどうなのか」「過去の推移から今後どうなりそうか」と疑問に感じる方は少なくありません。

この記事では、住信SBIネット銀行の住宅ローン金利の現状、過去の推移、他行との比較、変動金利と固定金利の選び方を、公式データと業界統計を元に解説します。

住宅ローン金利は日銀の政策金利や短期プライムレートの影響を受けて変動します。過去の推移を理解することで、借入タイミングや金利タイプの判断材料を得ることができます。

この記事のポイント

  • 住信SBIネット銀行の変動金利は0.698%程度(2024年時点、WEB申込コース・通期引下げプラン)
  • 2024年5月・10月に短期プライムレートが引き上げられ、基準金利は3.025%まで上昇
  • 2025年1月に日銀が政策金利を0.50%に引き上げ、今後も上昇基調が予想される
  • 主要金融機関132行の変動金利は0.3-0.6%台が目安で、住信SBIは中位レベルの競争力
  • 変動金利と固定金利の選択は個人の状況(家計の余裕、頭金、借入額、返済期間)により異なる

住信SBIネット銀行の現在の住宅ローン金利(2024-2025年)

(1) 変動金利(WEB申込コース・通期引下げプラン)

住信SBIネット銀行の公式サイトによると、2024年時点の変動金利は以下の通りです。

金利タイプ 適用金利 条件
変動金利(通期引下げプラン) 0.698%程度 WEB申込コース
変動金利(当初引下げプラン) 条件により異なる WEB申込コース

変動金利は市場金利の変動に応じて定期的に見直される金利タイプです。住信SBIネット銀行では年2回(4月1日・10月1日)に基準金利を改定し、毎月見直しを行っています。

(2) 固定金利(10年固定・20年固定等)

固定金利は契約時の金利が返済期間中変わらない金利タイプです。

住信SBIネット銀行では、固定2年・3年・5年・7年・10年・15年・20年・30年・35年の固定金利プランを提供しています。

固定金利は変動金利よりも金利が高めですが、長期的な返済計画が立てやすい点がメリットです。

(3) 全疾病保障の無料付帯(50歳以下)

住信SBIネット銀行の住宅ローンの特徴として、全疾病保障が50歳以下の方には無料で付帯されます。

全疾病保障とは、病気やケガで働けなくなった場合に住宅ローン返済が保障される保険です。通常は別途保険料が必要ですが、住信SBIでは50歳以下であれば無料で利用できます。

(4) 金利の見直し時期(毎月見直し、年2回の基準金利改定)

住信SBIネット銀行の住宅ローン金利は以下のスケジュールで見直されます。

  • 基準金利の改定: 年2回(4月1日・10月1日)
  • 適用金利の見直し: 毎月見直し

基準金利は短期プライムレートの変動に連動して改定されます。実際の適用金利は「基準金利 - 金利引下げ幅」で計算されます。

過去の金利推移と日銀の政策金利の影響

(1) 2024年の金利改定(5月・10月の短プラ引き上げ)

住信SBIネット銀行のプレスリリースによると、2024年は以下の金利改定が行われました。

改定日 短期プライムレート 住宅ローン基準金利 変動幅
2024年5月1日 1.775% 2.875% +0.10%
2024年10月1日 1.925% 3.025% +0.15%

2024年は2回の金利引き上げが行われ、基準金利は合計で0.25%上昇しました。

(2) 短期プライムレートと住宅ローン基準金利の推移

短期プライムレート(短プラ)とは、銀行が優良企業向けの短期融資に適用する最優遇金利です。住宅ローンの基準金利は短プラに連動して設定されます。

仕組み:

  • 日銀が政策金利を引き上げ → 短プラが上昇 → 住宅ローン基準金利が上昇
  • 基準金利が上昇 → 適用金利も上昇(金利引下げ幅は変わらない)

(3) 日銀のマイナス金利政策解除の影響

2024年、日本銀行はマイナス金利政策を解除しました。これにより、住宅ローン金利は上昇基調に転じています。

マイナス金利政策とは、銀行が日銀に預ける当座預金の一部にマイナス金利を適用する政策です。この政策の解除により、金融機関の資金調達コストが上昇し、住宅ローン金利の引き上げに繋がっています。

(4) 2025年1月の政策金利引き上げ(0.50%へ)

2025年の最新金利動向によると、日本銀行は2025年1月に政策金利を0.50%に引き上げました。

これにより、今後も住宅ローン金利は上昇基調が続くと予想されています。

(5) 今後の金利上昇基調の見通し

2025年12月時点で、フラット35の最頻金利は1.970%に上昇しており、約17年半ぶりの高水準となっています。

金利上昇基調が続く中、変動金利を選択する場合は、将来的な返済額の増加に備える必要があります。

他行との金利比較(変動金利・固定金利)

(1) 主要金融機関132行の変動金利比較

住宅ローン変動金利ランキング132行比較【2025年12月】によると、主要金融機関132行の変動金利は以下の通りです。

金融機関タイプ 変動金利の範囲
都市銀行 0.345%~0.625%
ネット銀行 0.344%~0.647%

住信SBIネット銀行の変動金利0.698%は、ネット銀行の中では中位レベルに位置します。

(2) 都市銀行の変動金利(0.345%~0.625%)

都市銀行の変動金利は0.345%~0.625%の範囲で推移しています。

大手都市銀行では、店舗での対面相談やサポート体制が充実している一方、ネット銀行と比べて金利がやや高めに設定されている場合があります。

(3) ネット銀行の変動金利(0.344%~0.647%)

ネット銀行の変動金利は0.344%~0.647%の範囲で推移しています。

ネット銀行は店舗運営コストが少ないため、金利を低く設定できる傾向があります。一方、対面相談が難しい場合があるため、WEB完結に抵抗がない方に適しています。

(4) 住信SBIの競争力(0.698%の位置づけ)

住信SBIネット銀行の変動金利0.698%は、他のネット銀行と比較すると若干高めですが、全疾病保障の無料付帯(50歳以下)や一部繰上返済手数料無料などの付帯サービスを考慮すると、総合的な競争力があります。

金利だけでなく、保障内容や手数料、使いやすさも含めて比較することが重要です。

変動金利と固定金利の選び方

(1) 変動金利のメリット・デメリット(月々の支払いが少ない、金利上昇リスクあり)

変動金利と固定金利の選び方ガイドによると、変動金利には以下のメリット・デメリットがあります。

メリット:

  • 金利が低く、月々の返済額を抑えられる
  • 金利が下がれば返済額も減る
  • 繰上返済により総返済額を減らしやすい

デメリット:

  • 金利が上昇すると返済額が増える
  • 長期的な返済計画が立てにくい
  • 金利上昇リスクに備える必要がある

(2) 固定金利のメリット・デメリット(長期的な安心、金利は高め)

固定金利には以下のメリット・デメリットがあります。

メリット:

  • 金利が変わらないため、長期的な返済計画が立てやすい
  • 金利上昇リスクがない
  • 家計管理がしやすい

デメリット:

  • 変動金利より金利が高い
  • 金利が下がっても恩恵を受けられない
  • 月々の返済額が変動金利より多くなる

(3) 変動金利が向いている人(家計に余裕、頭金が多い、借入額が少ない)

以下のような方には変動金利が適しています。

  • 家計に余裕がある: 金利上昇時の返済額増加に対応できる
  • 頭金が多い: 借入額が少なく、金利上昇の影響が小さい
  • 借入額が少ない: 総返済額が少なく、金利上昇の影響が限定的
  • 繰上返済を積極的にできる: 金利上昇前に元本を減らせる

(4) 固定金利が向いている人(返済期間が長い、家計が厳しい)

以下のような方には固定金利が適しています。

  • 返済期間が長い(30-35年): 長期間の金利上昇リスクを避けたい
  • 家計が厳しい: 返済額の増加に対応できない
  • 収入が安定していない: 金利上昇時のリスクを避けたい
  • 長期的な安心を優先する: 返済計画を確実に立てたい

(5) 専門家への相談の重要性

変動金利と固定金利のどちらを選ぶかは、個人の収入・支出・返済期間・リスク許容度により異なります。

SBI新生銀行の金利タイプ選びの解説でも、専門家(ファイナンシャルプランナー等)への相談を推奨しています。

住宅ローンは数千万円規模の借入となるため、金利タイプの選択ミスは大きな損失に繋がります。無料相談を活用し、自分に最適な金利タイプを選びましょう。

まとめ:金利推移を踏まえた借入タイミングの判断

住信SBIネット銀行の変動金利は0.698%程度(2024年時点)で、主要金融機関の中では中位レベルの競争力があります。2024年には短期プライムレートが2回引き上げられ、基準金利は3.025%まで上昇しました。

2025年1月には日本銀行が政策金利を0.50%に引き上げ、今後も上昇基調が続くと予想されています。フラット35の最頻金利は1.970%と約17年半ぶりの高水準です。

変動金利と固定金利のどちらを選ぶかは、家計の余裕、頭金、借入額、返済期間により異なります。月々の支払いを抑えたいなら変動金利、長期的な安心を優先するなら固定金利が適しています。

住宅ローンの借入や借り換えを検討している方は、最新の金利情報を住信SBIネット銀行の公式サイトで確認し、専門家に相談しながら慎重に判断しましょう。

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よくある質問

Q1住信SBIネット銀行の金利は他行と比べて高いですか?

A1住信SBIネット銀行の変動金利は0.698%程度(2024年時点)で、主要金融機関132行の中では中位レベルです。都市銀行の変動金利は0.345%~0.625%、ネット銀行は0.344%~0.647%が目安です。住信SBIは金利だけ見るとやや高めですが、全疾病保障の無料付帯(50歳以下)や一部繰上返済手数料無料などの付帯サービスを含めると、総合的な競争力があります。

Q2住信SBIの金利はいつ見直されますか?

A2住信SBIネット銀行の住宅ローン金利は毎月見直されます。また、基準金利の改定は年2回(4月1日・10月1日)に行われます。基準金利は短期プライムレートの変動に連動して改定され、実際の適用金利は「基準金利 - 金利引下げ幅」で計算されます。2024年は5月と10月に基準金利が引き上げられ、3.025%まで上昇しました。

Q3変動金利と固定金利、どちらを選ぶべきですか?

A3月々の支払いを抑えたいなら変動金利、長期的な安心を優先するなら固定金利が適しています。変動金利が向いているのは、家計に余裕がある、頭金が多い、借入額が少ない、繰上返済を積極的にできる方です。固定金利が向いているのは、返済期間が長い(30-35年)、家計が厳しい、収入が安定していない、長期的な安心を優先する方です。個人の状況により異なるため、専門家への相談を推奨します。

Q42025年の住宅ローン金利の動向は?

A4日本銀行は2025年1月に政策金利を0.50%に引き上げ、今後も上昇基調が予想されています。2025年12月のフラット35の最頻金利は1.970%に上昇し、約17年半ぶりの高水準となっています。日銀のマイナス金利政策解除により、住宅ローン金利は上昇基調に転じており、変動金利を選択する場合は将来的な返済額の増加に備える必要があります。

Q5住信SBIネット銀行の住宅ローンの特徴は?

A5住信SBIネット銀行の住宅ローンの主な特徴は、変動金利0.698%程度(2024年時点)、全疾病保障が無料付帯(50歳以下)、WEB完結で来店不要、一部繰上返済手数料無料です。基準金利は年2回(4月1日・10月1日)に見直され、短期プライムレートの変動に連動します。金利だけでなく、保障内容や手数料、使いやすさも含めて総合的に評価することが重要です。

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Room Match編集部

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