ファーストビルを選ぶ意義(仙台・田町エリアのオフィスビル選び)
オフィスビルを選ぶ際、立地・設備・BCP対策を総合的に比較することが重要です。
この記事では、東日本不動産が管理する「仙台ファーストビル」と、住友不動産が管理する「田町ファーストビル」の概要、立地条件、設備、賃料相場を公開情報ベースで解説します。
オフィス選びの判断材料として、各ビルの特徴を理解しておくことで、適切な選択ができます。
この記事のポイント
- 東日本不動産仙台ファーストビルは1988年竣工、基準階面積約227坪、五橋駅から徒歩1分
- 住友不動産田町ファーストビルは2012年竣工、基準階面積約460坪の無柱空間、BCP対策充実
- 仙台市のオフィス賃料は2024年時点で平均9,356円/坪、空室率6.48%
- オフィスビル選びはセキュリティ・BCP対策・基準階面積・駐車場台数を総合的に確認
東日本不動産仙台ファーストビルの概要
(1) 建物仕様(1988年2月竣工、地下1階・地上13階建て)
CBREによると、東日本不動産仙台ファーストビルは1988年2月に竣工した地下1階・地上13階建てのオフィスビルです。
(2) 基準階面積(約227坪・約751㎡)
基準階面積は約227坪(約751㎡)で、中規模オフィスに適した広さです。企業のレイアウト計画に応じて、柔軟なオフィス設計が可能です。
(3) アクセス・立地(五橋駅から徒歩1分、JR仙台駅から徒歩10分)
地下鉄五橋駅から徒歩1分、JR仙台駅から徒歩10分の立地で、通勤利便性が高い物件です。仙台市中心部に位置し、周辺には商業施設や飲食店が充実しています。
(4) 設備(機械警備、駐車場91台、エレベーター4基)
機械警備、駐車場91台、エレベーター4基を備えています。セキュリティと駐車場の充実度は、企業のオフィス選びにおいて重要なポイントです。
住友不動産田町ファーストビルの概要
(1) 建物仕様(2012年1月竣工、地下1階・地上11階建て)
住友不動産公式サイトによると、住友不動産田町ファーストビルは2012年1月に竣工した地下1階・地上11階建てのオフィスビルです。
(2) 基準階面積(約460坪・約1,520㎡の無柱空間)
基準階面積は約460坪(約1,520㎡)の無柱空間で、大規模オフィスに適しています。無柱空間により、自由度の高いレイアウトが可能です。
(3) BCP対策(免震構造、2系統受電、停電時も照明・空調供給可能)
免震構造を採用し、2系統受電により停電時も照明・空調供給が可能です。BCP(事業継続計画)対策として、災害時の事業継続性を重視する企業に適しています。
(4) 設備(50ゾーン空調制御)
50ゾーン空調制御により、フロア内の細かな温度調整が可能です。オフィス環境の快適性を高める機能です。
仙台市のオフィス賃貸市場(空室率・賃料相場・再開発動向)
(1) 空室率と賃料相場(2024年4月時点:空室率6.48%、平均賃料9,356円/坪)
三菱地所リアルエステートサービスによると、2024年4月時点の仙台市のオフィスビル平均空室率は6.48%(前期比-0.21pt、前年同期比+1.02pt)、平均賃料は9,356円/坪(前年同期比+1.25%上昇)です。
(2) 商業地の地価推移(2024年前年比約5%上昇)
2024年、仙台市の商業地地価は前年比約5%上昇しました。特に青葉区や宮城野区で顕著です。地価上昇はオフィス賃料にも影響する可能性があります。
(3) せんだい都心再構築プロジェクトと新築ビルの竣工
せんだい都心再構築プロジェクトにより、NTT都市開発「アーバンネット仙台中央ビル」等の新築オフィスビルが相次いで竣工しています。新築ビルの供給により、空室率が一時的に変動する可能性があります。
| 項目 | 2024年4月時点 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 空室率 | 6.48% | +1.02pt |
| 平均賃料 | 9,356円/坪 | +1.25% |
| 商業地地価 | 前年比約5%上昇 | - |
(出典: 三菱地所リアルエステートサービス、国土交通省)
オフィスビル選びのポイント(セキュリティ・BCP対策・基準階面積)
(1) セキュリティ(機械警備)
機械警備システムを備えた物件を選ぶことで、オフィスのセキュリティレベルを確保できます。
(2) BCP対策(免震構造、非常用電源)
免震構造、非常用電源(2系統受電)等のBCP対策を備えた物件を選ぶことで、災害時の事業継続性を確保できます。
(3) 基準階面積とレイアウト適合性
基準階面積を確認し、自社の必要面積とレイアウトに適合するか検証してください。無柱空間の有無も重要なポイントです。
(4) 駐車場台数・エレベーター数
駐車場台数とエレベーター数は、従業員や来客の利便性に直結します。
(5) 築年数と設備の老朽化リスク
築年数の古いビルは設備の老朽化リスクがあります。内覧時に空調・電気設備の更新状況を確認することをおすすめします。
まとめ:仙台・田町のファーストビルの特徴と選択のポイント
東日本不動産仙台ファーストビルは1988年竣工、基準階面積約227坪、五橋駅から徒歩1分の好立地です。住友不動産田町ファーストビルは2012年竣工、基準階面積約460坪の無柱空間で、免震構造・2系統受電等のBCP対策が充実しています。
仙台市のオフィス賃料は2024年時点で平均9,356円/坪、空室率6.48%です。商業地地価は前年比約5%上昇しており、今後の賃料動向に注意が必要です。
オフィスビル選びは、セキュリティ・BCP対策・基準階面積・駐車場台数・築年数を総合的に確認してください。複数の不動産仲介会社(CBRE、三井不動産リアルティ、三鬼商事等)に相談し、空室情報と賃料相場を比較することをおすすめします。
