日土地内幸町ビルとは?注目される理由
日土地内幸町ビルは、東京都千代田区内幸町1-2-1に所在する、都営三田線内幸町駅直結のオフィスビルです。「内幸町のオフィスビルを探している」「駅直結の利便性を重視したい」という方にとって、選択肢の一つとなる物件です。
この記事では、日土地内幸町ビルの基本情報、立地・アクセス、設備スペック、内幸町エリアの特性を、不動産情報サイトの公式データをもとに解説します。
オフィス移転や新規開設を検討している事業者の方が、物件選定の判断材料を得られる内容となっています。
(1) 内幸町駅直結の好立地オフィスビル
日土地内幸町ビルは、都営三田線内幸町駅に直結しており、雨天時でも濡れずにアクセスできる利便性があります。さらに、新橋駅(JR・東京メトロ・ゆりかもめ)徒歩8分、霞ヶ関駅(東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・千代田線)徒歩9分、日比谷駅(東京メトロ日比谷線・千代田線)徒歩9分と、複数路線を利用できる立地です。
都心の主要ターミナル駅からのアクセスが良く、取引先訪問や従業員の通勤にも便利なエリアと言えます。
(2) 霞ヶ関・日比谷エリアの中枢に位置
内幸町は、霞ヶ関の官公庁街と日比谷のビジネス街に隣接するエリアです。行政・司法・金融機関が集中する日本の中枢エリアであり、重厚感のある大型オフィスビルが建ち並ぶ典型的なオフィス街です。
金融機関、法律事務所、コンサルティング会社など、多様な業種の企業がこのエリアに拠点を構えています。
この記事のポイント
- 日土地内幸町ビルは都営三田線内幸町駅直結、新橋駅・霞ヶ関駅・日比谷駅から徒歩圏内の好立地オフィスビル
- 1974年竣工、2001年耐震補強工事実施済みの鉄骨鉄筋コンクリート造・地上11階建て(地下2階)
- 基準階面積約221坪、天井高2,500mm、OAフロア50mm、床荷重300kg/m²の標準的なスペック
- 内幸町エリアは霞ヶ関・日比谷に隣接する行政・司法・金融の中枢で、大型オフィスビルが集積
- オフィス選定時は、基準階面積・築年数・設備バランス・通信環境を確認し、専門家(不動産仲介業者)への相談を推奨
日土地内幸町ビルの基本情報
(1) 建築概要:1974年竣工・地上11階建て(地下2階)
日土地内幸町ビルは、中央日本土地建物グループが所有・管理する賃貸オフィスビルです。
主な建築概要は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 竣工年月 | 1974年7月 |
| 構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
| 階数 | 地上11階、地下2階 |
| 基準階面積 | 約221坪(約730平米) |
(出典: officee「日土地内幸町ビル(内幸町、新橋)の賃貸オフィス空室情報」、中央日本土地建物グループ「日土地内幸町ビル|オフィスビル情報」)
基準階面積は約221坪で、長方形のレイアウトが特徴です。フロア全体を一社で使用する場合も、複数区画に分割してシェアする場合も、比較的柔軟なレイアウトが可能です。
(2) 耐震補強工事(2001年実施済み)と構造の信頼性
日土地内幸町ビルは1974年竣工の築50年超の建物ですが、2001年に耐震補強工事を実施しています。この工事は、1995年の阪神淡路大震災後に強化された耐震基準を反映したもので、既存建物に耐震壁や制震装置を追加し、地震に対する安全性を向上させています。
鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄骨と鉄筋コンクリートの両方を組み合わせた構造で、耐久性と耐震性に優れた建築方式です。
最新設備を求める場合は他のビルとの比較検討が必要ですが、構造的な信頼性は高いと言えます。
(3) 設備スペック:天井高・OAフロア・床荷重
オフィスビルを選定する際、設備スペックは重要な判断材料です。日土地内幸町ビルの主要スペックは以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 天井高 | 2,500mm |
| OAフロア | 50mm |
| 床荷重 | 300kg/m² |
| 空調 | 中央方式(12ゾーン制御可能) |
| 通信 | 光ファイバー対応 |
(出典: officee「日土地内幸町ビル(内幸町、新橋)の賃貸オフィス空室情報」)
- 天井高2,500mm: オフィスとして標準的な高さで、開放感があります。
- OAフロア50mm: 配線を床下に収納できる二重床構造。パソコンやネットワーク機器の配線を整理しやすく、レイアウト変更時の柔軟性が高まります。
- 床荷重300kg/m²: 標準的なオフィス用途に十分なスペックです。書類や什器の配置に制約が少なく、一般的な業務に対応できます。
空調は中央方式ですが、フロアごとに12ゾーン制御が可能なため、部分的な温度調整ができる仕組みになっています。ただし、個別空調ではないため、テナントによっては柔軟性に制約がある可能性があります。
(4) エレベーター・駐車場・セキュリティ
日土地内幸町ビルには、以下の共用設備があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エレベーター | 計5基(乗用4基・荷物用1基) |
| 駐車場 | 27台 |
| セキュリティ | 機械・有人警備併用 |
(出典: officee「日土地内幸町ビル(内幸町、新橋)の賃貸オフィス空室情報」、ビルディングバンク「日土地内幸町ビル」)
エレベーターは5基あり、地上11階建てのビルとしては標準的な台数です。荷物用エレベーターがあるため、大型の什器や機材の搬入にも対応しています。
駐車場は27台分あり、車での来客が多い企業にとっても一定の利便性があります。
セキュリティは、セキュリティカードや監視カメラなどの機械警備と、警備員による巡回・常駐警備を組み合わせた体制です。
立地とアクセスの詳細
(1) 都営三田線内幸町駅直結
日土地内幸町ビルは、都営三田線内幸町駅に直結しており、駅改札から数分でビルエントランスに到達できます。雨天時でも濡れずにアクセスできる点は、従業員や来客にとって大きなメリットです。
都営三田線は、目黒駅から西高島平駅を結ぶ路線で、大手町・神保町・水道橋・巣鴨などの主要駅を経由します。
(2) 複数駅利用可能:新橋駅徒歩8分、霞ヶ関駅徒歩9分、日比谷駅徒歩9分
日土地内幸町ビルは、内幸町駅以外にも複数の駅から徒歩圏内です。
| 駅名 | 路線 | 徒歩時間 |
|---|---|---|
| 内幸町駅 | 都営三田線 | 直結 |
| 新橋駅 | JR・東京メトロ・ゆりかもめ | 徒歩8分 |
| 霞ヶ関駅 | 東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・千代田線 | 徒歩9分 |
| 日比谷駅 | 東京メトロ日比谷線・千代田線 | 徒歩9分 |
(出典: officee「日土地内幸町ビル(内幸町、新橋)の賃貸オフィス空室情報」、ビルディングバンク「日土地内幸町ビル」)
新橋駅はJR山手線・東海道線・京浜東北線、東京メトロ銀座線、ゆりかもめが乗り入れる主要ターミナル駅です。霞ヶ関駅と日比谷駅は、東京メトロの複数路線が利用できます。
複数路線を利用できることで、通勤ルートの選択肢が広がり、従業員の採用・通勤満足度にもプラスの影響があります。
(3) 日比谷通り沿いの視認性と存在感
日土地内幸町ビルは、日比谷通り沿いに位置し、ガラス張りのファサードで視認性が高い建物です。角地に位置するため、通りからの存在感もあります。
来客がビルを見つけやすく、企業のブランドイメージにも一定の効果があると考えられます。
内幸町エリアの特徴とオフィス市場
(1) 霞ヶ関・内幸町エリアの位置づけ(行政・司法・金融の中枢)
内幸町は、霞ヶ関の官公庁街に隣接するエリアです。このエリアには、国会議事堂、最高裁判所、金融庁、国土交通省、財務省など、日本の行政・司法・金融の中枢機関が集中しています。
オフィスター「霞が関・内幸町の賃貸オフィスのオフィスター」によると、霞ヶ関・内幸町エリアは「行政・司法・金融機関が集まる日本の中枢」であり、大規模賃貸オフィスが建ち並ぶオフィス街です。
金融機関、法律事務所、政府系機関、シンクタンク、コンサルティング会社など、多様な業種の企業がこのエリアに拠点を構えています。
(2) エリア内の主要オフィスビル(物産ビル、霞が関ビルディング等)
内幸町エリアには、日土地内幸町ビル以外にも、以下のような主要オフィスビルが集積しています。
- 物産ビル: 内幸町駅直結の大型オフィスビル
- 日比谷セントラルビル: 日比谷駅直結の複合ビル
- 霞が関ビルディング: 1968年竣工、36階建て、基準階面積767.61坪の大型オフィスビル
- 霞が関東急ビル: 2010年竣工、17階建ての比較的新しいビル
(出典: officee「【12/03更新】内幸町駅の賃貸オフィス・貸事務所」、オフィスター「霞が関・内幸町の賃貸オフィスのオフィスター」)
これらのビルは、基準階面積が60~290坪以上と幅広く、企業規模や業種に応じて選択肢があります。
(3) 大型オフィスビルが集積する市場特性
内幸町エリアは、重厚感のある大型オフィスビルが多数建ち並ぶエリアです。officee「【12/03更新】内幸町駅の賃貸オフィス・貸事務所」によると、「物産ビル、日比谷セントラルビル、日土地内幸町ビルなどの賃貸オフィスがひしめく典型的なオフィス街」です。
このエリアは、以下のような企業に適していると考えられます。
- 官公庁との取引が多い企業(金融機関、シンクタンク、コンサルティング等)
- 法律事務所・会計事務所(司法・行政との近接性が重要)
- 大手企業の本社機能・管理部門(霞ヶ関・日比谷の一等地に拠点を置く価値がある)
一方で、ベンチャー企業やクリエイティブ系企業にとっては、賃料水準や街の雰囲気が合わない可能性もあります。エリア選定は、事業の性質や企業文化に応じて判断することが重要です。
オフィスビル選定時の確認ポイント
(1) 基準階面積とレイアウトの柔軟性
オフィスビルを選定する際は、基準階面積が企業の規模や業務内容に合っているかを確認する必要があります。
日土地内幸町ビルの基準階面積は約221坪(約730平米)です。この広さは、従業員数50~100名程度の企業がフロア全体を使用する場合に適しています。また、複数区画に分割してシェアする場合も、比較的柔軟なレイアウトが可能です。
レイアウトの柔軟性は、OAフロアの有無、柱の配置、電源・通信設備の位置などに影響されます。詳細は不動産仲介業者に相談し、実際の図面を確認することを推奨します。
(2) 築年数と設備のバランス(最新設備 vs 実績ある建物)
築年数と設備のバランスは、オフィスビル選定の重要な判断材料です。
日土地内幸町ビルは1974年竣工の築50年超の建物ですが、2001年に耐震補強工事を実施しており、構造的な信頼性は高いと言えます。一方で、最新の設備(個別空調、高速エレベーター、最新の通信設備等)を求める企業には、他のビルとの比較検討が必要です。
築年数が古いビルのメリットは、以下の点です。
- 賃料が比較的抑えられる場合がある
- 長年の実績があり、管理体制が安定している
- 立地が良いことが多い(古くから評価されているエリア)
最新ビルのメリットは、以下の点です。
- 設備が最新で快適性が高い(個別空調、高速エレベーター等)
- セキュリティ・省エネ性能が高い
- デザイン性が高く、企業イメージに貢献する
企業のニーズ(コスト重視 vs 快適性重視)に応じて、築年数と設備のバランスを判断することが重要です。
(3) 通信環境・空調方式・電源容量の確認
オフィスビルの通信環境、空調方式、電源容量は、業務効率に直結する要素です。
- 通信環境: 日土地内幸町ビルは光ファイバー対応です。ただし、専用回線の引き込みや通信速度については、通信事業者に確認する必要があります。
- 空調方式: 中央方式(12ゾーン制御可能)です。個別空調ではないため、24時間稼働やフロア内の細かい温度調整を求める場合は、事前に確認が必要です。
- 電源容量: フロアごとの電源容量は、不動産仲介業者や管理会社に確認してください。サーバールームや大型機器を設置する場合は、電源容量が十分か確認することが重要です。
(4) 専門家(不動産仲介業者)への相談の重要性
オフィスビルの選定は、企業の業務効率・従業員満足度・コストに長期的な影響を与える重要な意思決定です。
不動産仲介業者(オフィステナント専門の仲介会社)に相談することで、以下のメリットがあります。
- 複数の候補物件を比較検討できる
- 賃料交渉や契約条件の調整をサポートしてもらえる
- 設備スペックや契約条件の詳細を確認できる
- 内見・図面確認を通じて、実際のレイアウトをイメージできる
オフィス移転や新規開設を検討している場合は、早めに専門家に相談することを推奨します。
まとめ:日土地内幸町ビルの評価と次のアクション
日土地内幸町ビルは、都営三田線内幸町駅直結、新橋駅・霞ヶ関駅・日比谷駅から徒歩圏内の好立地オフィスビルです。1974年竣工の築50年超の建物ですが、2001年に耐震補強工事を実施しており、構造的な信頼性は高いと言えます。
基準階面積約221坪、天井高2,500mm、OAフロア50mm、床荷重300kg/m²という標準的なスペックで、一般的なオフィス業務に対応できます。
内幸町エリアは、霞ヶ関・日比谷に隣接する行政・司法・金融の中枢で、大型オフィスビルが集積しています。官公庁との取引が多い企業、法律事務所、大手企業の本社機能などに適したエリアです。
オフィスビルを選定する際は、基準階面積、築年数と設備のバランス、通信環境・空調方式・電源容量を確認し、専門家(不動産仲介業者)に相談することを推奨します。
空室情報や賃料相場は時期により変動するため、最新情報は不動産仲介業者にご確認ください。
