日土地ビルの特徴とテナント情報|オフィスビル選びのポイント

著者: Room Match編集部公開日: 2025/11/21

オフィスビル選びの重要性と日土地ビルの位置づけ

オフィス移転や新規開設を検討する際、「立地」「設備」「管理品質」の3点は企業の生産性や採用力を左右する重要な要素です。

日土地ビルは、東京都千代田区霞が関に位置する中央日本土地建物グループが運営するオフィスビルです。虎ノ門駅から徒歩1分という好立地と、ワンフロア400坪規模の大型オフィスを提供しています。

この記事では、日土地ビルの基本情報、設備仕様、中央日本土地建物グループの事業展開、オフィスビル選びのポイントを、中央日本土地建物グループ公式サイトの情報を元に解説します。

この記事のポイント

  • 日土地ビルは虎ノ門駅徒歩1分、霞ヶ関駅徒歩3分の好立地で複数路線が利用可能
  • ワンフロア400坪規模の大型オフィス、天井高2550mm、OAフロア50mm、床荷重300kg/㎡の仕様
  • 24時間常駐警備と機械警備、個別空調とセントラル空調を併用したセキュリティと快適性
  • 1974年竣工の築50年の建物のため、最新の耐震基準や設備との比較検討が必要
  • 中央日本土地建物グループは全国約110棟のオフィスビルを運営し、再開発プロジェクトも展開中

日土地ビルの概要と特徴|霞が関の好立地

(1) 所在地と基本情報(1974年竣工、地上17階・地下2階)

日土地ビルは、東京都千代田区霞が関1丁目に位置する地上17階・地下2階建てのオフィスビルです。1974年8月に竣工したSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)の建物で、中央日本土地建物グループが所有・運営しています。

項目 内容
所在地 東京都千代田区霞が関1丁目
竣工年月 1974年8月
構造 SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)
規模 地上17階・地下2階建て
運営会社 中央日本土地建物グループ

(出典: 中央日本土地建物グループ公式サイト

(2) アクセス(虎ノ門駅徒歩1分、霞ヶ関駅徒歩3分)

日土地ビルは、複数の地下鉄路線が利用可能な好立地です。虎ノ門駅7番出口から徒歩1分、霞ヶ関駅から徒歩3分、内幸町駅から徒歩5分と、主要駅から至近距離にあります。

利用可能な路線:

  • 東京メトロ銀座線(虎ノ門駅)
  • 東京メトロ日比谷線(霞ヶ関駅、虎ノ門ヒルズ駅)
  • 東京メトロ千代田線(霞ヶ関駅)
  • 東京メトロ丸ノ内線(霞ヶ関駅)
  • 都営三田線(内幸町駅)

複数路線が利用できるため、通勤アクセスに優れており、従業員の通勤利便性を重視する企業に適しています。

(3) 周辺環境(日本郵便本社、文部科学省庁舎)

日土地ビルは霞が関エリアに立地しており、日本郵便本社や文部科学省庁舎と向かい合う位置にあります。官公庁や大手企業の本社が集まるエリアのため、ビジネス上の信頼性や視認性に優れた立地です。

(4) 建物外観と視認性

白い外観が特徴的で、霞が関エリアでの視認性が高い建物です。企業のブランドイメージを重視する場合、立地とビルの外観も検討材料の一つとなります。

主要設備とオフィス仕様|天井高・OAフロア・セキュリティ

(1) オフィス仕様(天井高2550mm、OAフロア50mm、床荷重300kg/㎡)

日土地ビルのオフィスフロアは、以下の仕様を備えています。

項目 仕様
天井高 2550mm
OAフロア 50mm
床荷重 300kg/㎡

OAフロアとは、床下に配線スペースを設けた構造で、レイアウト変更に柔軟に対応できます。天井高2550mmは標準的な仕様で、開放感のあるオフィス環境を提供します。

**床荷重300kg/㎡**は、オフィスビルとして一般的な荷重で、書棚やサーバーラックなどの重量物にも対応可能です。

(2) ワンフロア400坪規模の大型オフィス

日土地ビルは、ワンフロアあたり約400坪(約1,320平方メートル)の大型オフィススペースを提供しています。中規模から大規模企業のフロア単位の入居に適した規模です。

(3) 24時間常駐警備と機械警備

日土地ビルは、24時間常駐警備と機械警備を併用しており、セキュリティ面での安心感があります。夜間や休日の勤務が発生する企業にとっては重要な要素です。

(4) 個別空調とセントラル空調の併用

個別空調とセントラル空調を併用しており、快適なオフィス環境を実現しています。個別空調は、フロア内のエリアごとに温度調整が可能なため、執務環境の柔軟性が高まります。

中央日本土地建物グループの事業展開と再開発プロジェクト

(1) 中央日本土地建物グループの概要

中央日本土地建物グループは、2020年4月に日本土地建物と中央不動産が株式移転により合併して設立されました。都市開発、不動産ソリューション、住宅事業(BAUSブランド)、アセットマネジメントを事業展開しています。

2024年3月時点で、単体従業員数は338名、主要グループ会社合計では868名です。

(出典: 中央日本土地建物グループ公式サイト

(2) 全国約110棟のオフィスビル運営

日本土地建物は、全国に約110棟の賃貸オフィスビルを運営しており、オフィスビル事業で長年の実績があります。日土地ビルはその中の1棟です。

(3) 日土地淀屋橋ビル再開発プロジェクト

中央日本土地建物グループは、日土地淀屋橋ビルを京阪ホールディングスと共同で再開発し、高さ約150mのランドマークビルを建設中です(2024年時点)。こうした再開発プロジェクトは、同グループの今後の事業展開や物件価値に影響を与える可能性があります。

(4) オフィス移転サービス

中央日本土地建物グループは、オフィス移転サービスとして、面積拡大・縮小、エリア改善、採用強化、BCP対応等に対応しています。オフィス移転を検討する企業は、こうしたサービスを活用することで、スムーズな移転計画を立てられます。

オフィスビル選びのポイント|立地・設備・管理品質の比較

(1) 立地とアクセスの重要性

オフィスビルを選ぶ際、立地とアクセスは最も重要な要素の一つです。日土地ビルのように複数路線が利用可能で、主要駅から徒歩数分の立地は、従業員の通勤利便性を高め、採用活動にもプラスに働きます。

(2) 建物仕様と設備の確認ポイント

オフィスビルの仕様は、業務効率や快適性に直結します。以下の項目を確認することを推奨します。

  • 天井高: 2500mm以上が標準的
  • OAフロア: レイアウト変更の柔軟性
  • 床荷重: 書棚やサーバーラックの設置計画に応じて確認
  • 空調方式: 個別空調か集中空調か
  • セキュリティ: 常駐警備の有無、入退館管理システム

(3) 築年数と耐震基準

日土地ビルは1974年竣工で築50年の建物です。最新の耐震基準や省エネ基準と比較すると古い可能性があるため、具体的な耐震性能や改修履歴については、中央日本土地建物グループに直接確認することを推奨します。

1981年以前の建物は旧耐震基準で建設されている場合があり、耐震診断や耐震補強の実施状況を確認することが重要です。

(4) 賃料相場と契約条件の確認

オフィス賃料や空室状況は、時期や需給により変動します。日土地ビルの具体的な賃料相場や契約条件については、中央日本土地建物グループまたは不動産業者に問い合わせることを推奨します。

一般的に、霞が関エリアのオフィスビルは、都心の主要エリアとして賃料水準が高めに設定されていますが、築年数や設備により差があります。

まとめ:日土地ビルが向いている企業・向いていない企業

日土地ビルは、虎ノ門駅徒歩1分の好立地と、ワンフロア400坪規模の大型オフィスを提供する中央日本土地建物グループ運営のオフィスビルです。複数路線が利用可能で、24時間常駐警備とセキュリティ体制が整っています。

日土地ビルが向いている企業:

  • 霞が関・虎ノ門エリアでオフィスを構えたい企業
  • 400坪規模のフロア単位の入居を検討する中規模〜大規模企業
  • 複数路線のアクセスを重視する企業
  • 官公庁や大手企業が集まるエリアでのブランドイメージを重視する企業

検討が必要な点:

  • 築50年の建物のため、最新の耐震基準や設備と比較して古い可能性がある
  • 駐車場は機械式のため、利用に制約がある場合がある
  • 具体的な賃料相場や空室状況は最新情報の確認が必要

詳細な契約条件や内見については、中央日本土地建物グループに直接お問い合わせください。

よくある質問

Q1日土地ビルはどこにある?最寄り駅は?

A1日土地ビルは東京都千代田区霞が関1丁目に位置し、虎ノ門駅7番出口から徒歩1分、霞ヶ関駅から徒歩3分、内幸町駅から徒歩5分の好立地です。複数路線(東京メトロ銀座線、日比谷線、千代田線、丸ノ内線、都営三田線)が利用可能で、通勤アクセスに優れています。

Q2日土地ビルの建物仕様やオフィス設備は?

A2日土地ビルは1974年竣工のSRC造、地上17階・地下2階建てです。ワンフロア約400坪規模の大型オフィスで、天井高2550mm、OAフロア50mm、床荷重300kg/㎡の仕様を備えています。24時間常駐警備と機械警備、個別空調とセントラル空調を併用しており、セキュリティと快適性を確保しています。

Q3日土地ビルを所有・運営する会社は?

A3日土地ビルは中央日本土地建物グループが所有・運営しています。同グループは2020年に日本土地建物と中央不動産が合併して設立され、都市開発、不動産ソリューション、住宅事業、アセットマネジメントを事業展開しています。全国に約110棟のオフィスビルを運営しており、オフィスビル事業で長年の実績があります。

Q4築50年の建物だが、耐震基準は大丈夫?

A4日土地ビルは1974年竣工で築50年のため、最新の耐震基準や省エネ基準と比較すると古い可能性があります。1981年以前の建物は旧耐震基準で建設されている場合があるため、具体的な耐震性能や改修履歴については、中央日本土地建物グループに直接確認することを推奨します。耐震診断や耐震補強の実施状況を確認することが重要です。

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Room Match編集部

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