名古屋市の土地価格相場とエリア選びのポイント

著者: Room Match編集部公開日: 2026/1/5

広告

名古屋市で土地購入を検討している方へ

名古屋市内で土地の購入を検討している方の中には、「エリアごとの価格相場はどのくらいか」「どの区がおすすめか」「購入にかかる費用はいくらか」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、名古屋市の土地価格相場、区別の価格差、エリア選びのポイント、購入時の費用と注意点を、名古屋市公式データ国土交通省不動産情報ライブラリの情報を元に解説します。

名古屋市は中部圏の中核都市であり、商業地・住宅地ともに需要が堅調です。この記事を読めば、自分に合った土地選びの判断材料が得られます。

この記事のポイント

  • 2025年名古屋市の平均坪単価は77.9万円/坪(前年比-2.1%)、区により44万円〜115.8万円と約2.6倍の価格差
  • 愛知県全体では商業地+2.7%・住宅地+1.6%で5年連続上昇、名古屋市中区は+4.44%と特に高い上昇率
  • 星ヶ丘駅・覚王山駅(千種区)が人気エリア、治安が良く閑静な住宅街で家族向け
  • 諸費用は土地代金の5〜10%が目安、登録免許税の軽減税率は2026年3月31日まで

名古屋市の土地市場:中部圏の中核都市としての魅力

名古屋市は愛知県の県庁所在地であり、中部地方最大の都市です。

(1) 名古屋市の位置づけ:中部圏の経済・交通の中心

名古屋市は人口約233万人(2025年時点)を擁し、東京・大阪に次ぐ日本第3位の経済規模を持つ都市です。トヨタ自動車をはじめとする製造業の集積地であり、中部国際空港(セントレア)へのアクセスも良好です。

JR東海道新幹線・名古屋駅を中心に、東京・大阪へのアクセスも約1時間30分〜2時間と利便性が高いです。

(2) 住宅地が総面積の53.3%:17,408ヘクタール

名古屋市公式サイトによると、名古屋市の住宅地は総面積の53.3%(17,408ヘクタール)を占めています(2019年時点)。

2004年比で+1,045ヘクタール増加しており、住宅需要は堅調に推移しています。

名古屋市の地価動向:2025年の価格推移と区別ランキング

名古屋市の地価は、区によって上昇・下落が異なる二極化の傾向があります。

(1) 2025年平均坪単価:77.9万円/坪(前年比-2.1%)

名古屋市の2025年平均坪単価は77.9万円/坪で、前年比-2.1%と微減傾向です。ただし、区により大きく異なります。

(2) 愛知県全体:商業地+2.7%・住宅地+1.6%で5年連続上昇

愛知県公式サイトによると、2025年愛知県の基準地価は以下の通りです。

区分 前年比 トレンド
商業地 +2.7% 5年連続上昇
住宅地 +1.6% 5年連続上昇

愛知県全体では地価上昇が続いています。

(3) 中区の上昇率:+4.44%と特に高い

名古屋市中区は+4.44%と特に高い上昇率を記録しています。栄駅周辺の商業地としての需要が高まっていることが要因です。

(4) 栄駅周辺が最高価格帯:477万9,750円/㎡

栄駅周辺は名古屋市内で最も地価が高く、477万9,750円/㎡(坪単価約1,580万円)に達しています。商業地の中心として高い評価を受けています。

広告

区別価格相場:千種区・中区・守山区の比較

名古屋市は16区ありますが、区により価格相場は大きく異なります。

(1) 千種区:坪単価115.8万円(名古屋市内最高)

千種区は名古屋市内で最も坪単価が高く、115.8万円です。星ヶ丘駅・覚王山駅周辺の閑静な住宅街が人気で、治安が良く商業施設も充実しています。

(2) 中区:坪単価110万円前後・商業地の中心

中区は栄駅を中心とした商業地であり、坪単価は110万円前後です。商業地としての需要が高く、+4.44%の上昇率を記録しています。

(3) 守山区:坪単価44万円(千種区の約38%)

守山区は名古屋市内で坪単価が最も低く、44万円です。千種区の約38%の価格帯で、コストを抑えた土地購入が可能です。

(4) 区別の価格差:最大約2.6倍

千種区115.8万円と守山区44万円では、約2.6倍の価格差があります。エリア選定により購入費用が大きく変わるため、慎重な検討が必要です。

エリア選びのポイント:星ヶ丘・覚王山・栄の特徴

名古屋市内で特に人気が高いエリアを紹介します。

(1) 星ヶ丘駅(千種区):名古屋駅まで20分・東山動植物園徒歩圏内

ナカジツの名古屋住みたい街ランキングで1位に選ばれたエリアです。

特徴:

  • 地下鉄東山線で名古屋駅まで約20分
  • 東山動植物園が徒歩圏内で家族向け
  • 治安が良く閑静な住宅街
  • 星が丘テラス等の商業施設充実

家族で住むには最適なエリアです。

(2) 覚王山駅(千種区):名古屋駅まで14分・おしゃれなカフェ多数

覚王山駅周辺は、おしゃれなカフェ・レストランが多く、若いファミリー層に人気です。

特徴:

  • 地下鉄東山線で名古屋駅まで約14分
  • 日泰寺参道の商店街が魅力的
  • 治安が良く文化的な雰囲気
  • カフェ・雑貨店が充実

文化的な雰囲気を好む方に向いています。

(3) 栄駅周辺:商業地の中心・地価最高エリア

栄駅周辺は名古屋市の商業地の中心であり、地価最高エリアです(477万9,750円/㎡)。

特徴:

  • 名古屋駅まで地下鉄で約5分
  • 三越・PARCO等の商業施設集積
  • オフィスビル・飲食店が豊富

商業地としての利用や、都心居住を希望する方に向いています。

(4) 治安と住環境:閑静な住宅街・家族向け

千種区(星ヶ丘・覚王山)は治安が良く、閑静な住宅街として評価されています。公園・学校・商業施設が充実しており、家族向けの住環境が整っています。

名古屋市で土地購入する際の費用と注意点

土地購入にはさまざまな費用がかかります。事前に把握しておきましょう。

(1) 諸費用の目安:土地代金の5〜10%(1,000万円の土地で50〜100万円)

HOME4Uによると、土地購入時の諸費用は土地代金の5〜10%が目安です。

例:1,000万円の土地を購入した場合:

  • 仲介手数料:36万円
  • 登記費用:5〜10万円
  • 印紙税:1〜2万円
  • その他費用:数万円
  • 合計:約50〜100万円

諸費用を考慮した資金計画が重要です。

(2) 仲介手数料:土地価格の3%+6万円+消費税

仲介手数料は法律で上限が定められています。

計算式:

土地価格の3% + 6万円 + 消費税

:

  • 1,000万円の土地:(1,000万円 × 3% + 6万円) × 1.1 = 約39.6万円

(3) 登録免許税:2026年3月31日まで軽減税率

登録免許税は土地の所有権移転登記にかかる税金です。2026年3月31日まで軽減税率が適用されます。

税率:

  • 通常税率:固定資産税評価額 × 2.0%
  • 軽減税率:固定資産税評価額 × 1.5%(2026年3月31日まで)

購入時期により税負担が変わるため、検討材料の一つとなります。

(4) 不動産取得税:固定資産税評価額×3%

不動産取得税は土地を取得した際に課される地方税です。

税率:

  • 固定資産税評価額 × 3%(軽減税率適用)

:

  • 固定資産税評価額800万円の土地:800万円 × 3% = 24万円

(5) 建築条件なし土地 vs 建築条件付き土地

土地には「建築条件なし」と「建築条件付き」の2種類があります。

タイプ 特徴 メリット デメリット
建築条件なし 自由に建築会社を選べる 好みのハウスメーカーで建築可能 価格がやや高め
建築条件付き 指定の建築会社で建てる必要 土地価格が安い場合がある 建築会社を選べない

自由度を重視するなら「建築条件なし」を選びましょう。

(6) 建ぺい率・容積率の確認:用途地域による制限

土地購入前に、建ぺい率・容積率を確認しましょう。

建ぺい率: 敷地面積に対する建築面積の割合の上限(30%〜80%) 容積率: 敷地面積に対する延べ床面積の割合の上限(50%〜1,300%)

用途地域により制限が異なるため、希望の建物が建てられるか事前確認が必須です。名古屋市の都市計画課で確認できます。

(7) 不動産情報ライブラリ(国土交通省)で取引価格確認

国土交通省不動産情報ライブラリでは、全国547万件の実際の取引価格データを無料で確認できます。

2024年4月から運用開始された公的サービスで、スマホ・PC・タブレットからアクセス可能です。購入前に周辺の取引事例を調べることで、適正価格を把握できます。

まとめ:2025年名古屋市の土地市場と購入戦略

名古屋市の土地価格は2025年時点で平均坪単価77.9万円/坪(前年比-2.1%)ですが、区により44万円〜115.8万円と約2.6倍の価格差があります。愛知県全体では商業地+2.7%・住宅地+1.6%で5年連続上昇しており、名古屋市中区は+4.44%と特に高い上昇率です。

星ヶ丘駅・覚王山駅(千種区)が人気エリアで、治安が良く閑静な住宅街として家族向けに最適です。栄駅周辺は商業地の中心で地価最高エリア(477万9,750円/㎡)です。

諸費用は土地代金の5〜10%が目安(1,000万円の土地で50〜100万円)で、仲介手数料・登録免許税・不動産取得税等がかかります。登録免許税の軽減税率は2026年3月31日までなので、購入時期の検討材料となります。

建築条件なし土地を選べば自由に建築会社を選定できますが、購入前に建ぺい率・容積率(用途地域による制限)を確認し、希望の建物が建てられるか確認することが重要です。詳細は名古屋市公式サイト国土交通省不動産情報ライブラリでご確認ください。

広告

よくある質問

Q1名古屋市の土地価格はどのくらいですか?

A12025年平均は坪単価77.9万円(前年比-2.1%)ですが、区により大きく異なります。千種区115.8万円、中区110万円前後、守山区44万円と約2.6倍の価格差があります。栄駅周辺が最高価格帯で477万9,750円/㎡(坪単価約1,580万円)です(2025年基準地価)。エリア選定により購入費用が大きく変わるため、国土交通省不動産情報ライブラリで周辺の取引事例を確認することを推奨します。

Q2名古屋市でどのエリアがおすすめですか?

A2星ヶ丘駅・覚王山駅(千種区)が人気です。治安が良く閑静な住宅街で、商業施設も充実しています。星ヶ丘は名古屋駅まで約20分、東山動植物園が徒歩圏内で家族向けです。覚王山は名古屋駅まで約14分、おしゃれなカフェ・レストランが多数あります。ナカジツの名古屋住みたい街ランキングでは星ヶ丘が1位に選ばれています。栄駅周辺は商業地の中心で都心居住を希望する方に向いています。

Q3土地購入にかかる費用はどのくらいですか?

A3土地代金の5〜10%が諸費用の目安です。1,000万円の土地なら仲介手数料36万円+登記費用5〜10万円+印紙税1〜2万円等で約50〜100万円です。登録免許税は2026年3月31日まで軽減税率(固定資産税評価額×1.5%)が適用されます。不動産取得税は固定資産税評価額×3%です(軽減税率適用)。諸費用を考慮した資金計画が重要です。

Q4名古屋市の地価は上がっていますか?下がっていますか?

A42025年愛知県全体では商業地+2.7%・住宅地+1.6%で5年連続上昇しています。名古屋市全体は前年比-2.1%ですが、中区は+4.44%と上昇しています。エリアにより二極化しており、栄駅周辺など商業地は上昇傾向、住宅地は横ばい〜微減です。個別のエリア・物件調査が必須です。名古屋市公式サイトで長期推移データを確認できます。

Q5土地だけ買って後から家を建てられますか?

A5可能です。建築条件なしの土地を選べば自由に建築会社を選定できます。建築条件付き土地は指定の建築会社で建てる必要があります。購入前に建ぺい率・容積率(用途地域による制限)を確認し、希望の建物が建てられるか確認することを推奨します。建ぺい率は30%〜80%、容積率は50%〜1,300%の制限があります。名古屋市の都市計画課で確認できます。

関連記事